2009年11月29日

Mongolian on 4830kHz

11月下旬から4830kHzの放送開始が一時間早く2200になっている。
他の4895と7260kHzは、29日現在も2300開始が確認できている。そして4830kHzだけが別番組で、4895と7260kHzが同じ番組を出している。
放送終了は全て1500で変化は無い。そして毎日1230-1300に放送されているVORのモンゴル語は、短波では4830kHzだけが聞こえる。4895kHzは別番組、これ以外は長波3波でVORが出ている。
ニュースなど一部番組は3波ともパラで出ている時間があることは今までと同じ。ラジオ番組の編成替えがあったのかもしれない。ということで、4895kHzは7260と同じ番組が出ていることに、すなわち4830kHzだけVORの番組を出しているということになる。

7260kHzは2006年から大相撲中継を始めている、NHKBS放送を見ながらの実況中継をやっている。2007年には3場所が中継されないこともあったが、その年の大相撲秋場所(九州場所)14日目から再開されている。
相撲中継が始まったころは、Voice of Mongoliaの海外向けアナウンスで始まる英語、ロシア語のニュースもあったが、モンゴルのロシア語が、今のようにVORから出るようになって、7260kHzで出ていたニュースはなくなった。

28日に続き、29日も大相撲九州場所千秋楽は、全ての周波数で生中継された。

Mongol Radio
4830 2200-1500 MR1
4895 2300-1500 MR2
7260 2300-0500, 0655-1500 MR2
LW: 164, 209, 227 2200-1500 MR1  
Posted by Hiroshi at 23:04Comments(0)Asia/Oceania

2009年11月29日

Voice of Tibet

ノルウェーに本部を置く西蔵亡命政府の代弁放送局「西蔵之声」、これもジャミング攻勢から逃れるために、1~2kHzずらして放送している。

ところがジャミングは5kHzステップでしか出ないため、結構よく聞こえている。しかしこの時期高い周波数は殆んど聞こえないが、7460と7510kHz付近に出没する中国語と西蔵語放送が短時間ではあるが確実に聞こえている。

半端な周波数で聞こえるのは多分DushanbeかTashkent送信と思われる。UAEとマダガスカル送信は放送中に周波数を変えることは無い。

時間別の周波数を調べてみた。
Voice of Tibet
1100-1230 Tibetan 15420 (15407-15438)
1230-1245 Chinese 15420 (15407-15438)
1230-1245 Chinese 13700 (13692-13708)
1245-1300 Tibetan 13700 (13692-13708)
1300-1315 Chinese 13700 (13692-13708)
1300-1330 Chinese 7460 (7462-7468)
1315-1330 Chinese 7510 (7503-7517)
1330-1400 Tibetan 13695uae, 17550mdg
1400-1430 Tibetan 17550mdg  
Posted by Hiroshi at 17:37Comments(0)Taiwan/China

2009年11月29日

Firedrake 12.7MHz

29日は、また12.7MHz帯が騒々しい。

頻繁に周波数の切り替え訓練をしている。27日と同じように、12700から12790kHzの間をうろちょろ、10kHz間隔で動いている。毎正時の5分間のブレーキングタイムもない、連続して出ている。9730kHzに出ているのと同じ種類になる。ということで、この12.7MHz帯にSOHの出ている兆候は見当たらない。

まるで、SARFT(the State Administration of Radio, Film, and Television)のジャミング送信所に配属された新人実地訓練みたいだ。

12MHZ以外で聞こえる火竜ジャミングには、全てSOHが出ていることが確認できている。引き続き9730と9740kHzでは火竜ジャミングとCNR1が出ている、今のところ何を妨害しているのか、目的不明である。

SOHといえば、土日は放送時間が追加されている。0900-1100には9540と11760kHzでも放送されている。当然これにもCNR1ジャミング放送が出ており、通常はこれしか聞こえないが、29日は、時々SOHのニューステーマ曲などが聞こえていた。

29日の12.7MHzの火竜ジャミングの変化を調べた。
0220 12790
0340 12700
0352 12720
0417 12760
0436 12710
0457 12790
0511 12700
0536 12750
0612 12780
0627 12740
0710 12700
0727 12710
0744 12760
0755 12740
0820 12760
0841 12790
0853 12760
0946-1038'40" 12790
これは一体何の目的でしょう、送信機のエージング?、ジャミングの出し方の実地訓練?

Daily special SOH
November 29
1530-1600 7560kHz
2200-2230 7530kHz (2208-firedrake)
2300-2330 7510kHz  
Posted by Hiroshi at 14:59Comments(0)Taiwan/China

2009年11月29日

11月28日ふるさとの風

毎週土曜日には、拉致対策本部の朝鮮語番組{日本の風」がFNK「自由北朝鮮放送」からも放送されている。
「自由北朝鮮放送」は毎日3回放送されており、いつも強力に聞くことができる。
このうち、第二部の放送1400台(7490kHz)と2000台(7530kHz)にその番組の一部が流されている。

28日1330の9950kHzは入感せず。
1400の「しおかぜ」5985kHzはジャミングの影響は無いものの信号が弱く聞き取りが困難である、土曜日は朝鮮語番組。尚報告が遅れたが、日本時間朝、2030UTCの放送は11月17日から6045kHzに変更されている。混信もなくかなりよく聞こえている。

1430の「ふるさとの風」9880kHzは感度良好、混信も全くない。番組はいつものように、日本の歌「ふるさと」から、続いて田口八重子さんへのメッセージ、拉致問題を解決するために歌われている歌は、藤井ひでりょうさんの「翼」、10月10、16、22、28日、11月3日、9日、15日、22日の放送と同じ内容である。

もしも・・・ もしも悲願(ねがい)が叶うなら
この腕を 翼に変えて
力の限り飛んでいきたい あの子のもとへ
幾年も 季節は巡り
咲く花も 川の流れも変わらねど
父も母も 老いて小さくなりました

だけど 瞼に焼き付く幼いあなたは
あの日のままで 微笑んでいる
寂しかろう辛かろう 北の彼の地は
戻れ戻れこの胸に 母の胸に

もしも・・・ もしも思慕(おもい)が届くなら
この魂(こころ)カモメに託し
絆の糸を届けて欲しい あの子のもとへ
今日もまた 星空仰ぎ
いつの日か 会えるその日を祈りつつ
合わす両手 皺もいつしか増えました

けれど 健気に生きているあなたを思えば
どんな苦労も 厭いはしない
ひもじかろう寒かろう 北の彼の地は
帰れ帰れこの腕に 父の腕に

いつか 戻る日信じて耐え抜いてるあなたを
片時だって 忘れはしない
泣きたかろう切なかろう 北の彼の地は
帰れ戻れ故郷に 家族のもとに
帰れ戻れ故郷に 家族のもとに


この曲は2007年に作られた。CDのジャケットにはこう書かれている。
  1986年4月、私は北朝鮮平壌の地を踏んだ。
 
   演奏会を終えてホテルに戻る車中からデパートが目に飛び込んできた。通訳に言った。 
 『貴国の楽器を見たいので案内して欲しい』と。帰ってきた言葉は『先生、二時間待ってください』だった。
 私は彼が忙しくて時間がとれないのであろうと思っていたが、それは大きな間違いであった。
 実はその間“お客様集め、人集め”をしていたのである。
 車中から見たデパートは確かに明かりがなく、人影もなかったはずだが、二時間後訪れた時は人の波!
 そしていつの間にか電気がついて照明が煌々と光っていた。
 何か違和感を感じた一瞬である。
 帰国後10年、発覚したのは非人道的な行為、拉致であった。
 多くの拉致被害者家族の悲痛な叫びを、私は直接この耳で聞いた。
 私は動く決心をした!その家族の方々の思いを歌に乗せて、北の地まで必ずや届けと!
 北の行為は、百万言説明しようが、弁明しようが、ゆるせない!
 許してはいけない!
 断じて許さない!
 
  北からの1日も早い帰国の実現を願って 
          藤井ひでりょう



  
Posted by Hiroshi at 00:01Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze