日本時間ではことに2回目の放送となる。1300UTCの7280と7335kHzは八俣の電波が優勢である。この時間も君が代で開始、新年のあいさつが出ている。続いて12月14日のシンポジウムにおける横田早紀江さんのあいさつが出ている。
救出への道コーナーは増元輝明sンから、今回も2023年作文コンクール高校生部門優秀賞、「私の強みで」敬愛学園高等学校2年木越美望さんの作品が朗読されている。
「日本政府からご家族の声」はめぐみさんの弟、横田哲也さんからのメッセージである。新潟県民集会での収録。あとは日本への脱出に際しての注意喚起が告知されている。
後半1330からは朝鮮語放送、同じく君が代から始まっている。これらの番組は12月31日1600UTCと同じ内容である。
1300代の日本政府制作番組は元旦だからと言って変化があるわけではない。一週間同じ番組が出ている。台湾送信の7295と9705kHz、そしてタシケント送信の12045kHzも今日は強力である。1300兆戦後、1330日本語放送である。
1430の「ふるさとの風」は7290、9560、7520kHzが聞こえている。7290kHzは若干CNR1の混信が確認できるが弱く影響はない。7520kHzもこの時間強力である。
懐かしい日本の歌は「シャボン玉」である。「拉致問題解説」は、田口八重子さんについて。1978年6月ごろ、東京高田馬場のベビーホテルに二才と一才の子供を預けたまま行方不明に。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは2002年に帰国した別の拉致被害者に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない。
「ふるさとの声」は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2021年12月18日に逝去された。これは2021年11月に開催された国民大集会で収録されたメッセージである。続いてお兄さん本間勝さんからは2020年1月拉致問題を考える川口の集いで収録したメッセージ。そして長男、拉致被害者連絡協議会理事長でもある飯塚耕一郎さんからは2024年2月に大分市で開催された「拉致問題を考える国民の集い」で収録したメッセージが出ている。
この番組は2024年4月24日、5月5日、15日、26日、6月6日、16日、26日、7月6日、18日、28日、8月7日、18日、28日、9月8日、29日、10月9日、20日、31日、11月10日、30日、12月12日と同じ内容である。