2024年12月24日

12月23日ふるさとの風

1300の「しおかぜ」は7280kHzがかろうじて聞こえている。7335kHzは混信でつぶされており聞こえない。月曜日は日本語放送から。先週金土と同じ番組である。
12月14日、政府主催「拉致問題に関するシンポジウム~全ての拉致被害者の一日も早い帰国の実現に向けて~」を開催した。当日参加された特定失踪者家族会幹事、山本美保さんの妹、森本美砂さんの「生の声」の訴えが出ている。
救出への道コーナーは増元輝明さんから、2023年作文コンクール中学生部門特別賞の朗読である。あとはいつものように日本への脱出に際しての注意喚起が出ている。

1300の「にっぽんの風」と1330の「ふるさとの風」は7295と9705kHzが良好である。12045kHzは弱く時々音になる程度。
「ふるさとの風ニュース」は12月14日政府主催「拉致問題に関するシンポジウム~全ての拉致被害者の一日も早い帰国の実現に向けて~」を開催した。
 本シンポジウムは、毎年12月10日から16日の「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」の行事の一環として、拉致被害者等御家族の方々の声を直接お聞きするとともに、有識者による北朝鮮を巡る情勢等についての講演や、若い世代の取組の紹介を通じ、多くの方々に拉致問題に対する理解を深めていただき、一日も早い拉致被害者の帰国実現への後押しとすることを目的として開催した。
林芳正 内閣官房長官兼拉致問題担当大臣による挨拶が出ている。
内閣官房長官・拉致問題担当大臣の林芳正でございます。
本日は、この「北朝鮮 人権侵害問題 啓発週間 政府主催 拉致問題に関するシンポジウム」への御来場、また、インターネット配信でも御視聴いただいている方々も大勢いらっしゃるかと思います。誠にありがとうございます。
このシンポジウムには、御家族の皆様、そして国会議員の皆様、有識者の皆様、そして第一部・第二部に御登壇された若い世代の皆様をはじめとして全国からたくさんの皆様にお出でいただいております。改めて主催者として厚く御礼申し上げます。
昨年12月、政府主催シンポジウムの直前、今日、実は私は1年目でございますが、官房長官兼拉致問題担当大臣を拝命いたしました。御家族の皆様からそれ以来、お一人お一人の切実な思い、痛切な声を直接伺ってまいりました。この後、御家族から皆様に対しましても「生の声」を発信していただくことになっております。2002年に5人の被害者が御帰国されて以来、一人の拉致被害者の帰国も実現できていないということ、痛恨の極みであり、誠に申し訳なく思っておるところでございます。
日本政府の北朝鮮に対する基本方針、これは、日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝国交正常化を実現すると、変わらずにこういう姿勢で来ております。とりわけその中でも拉致問題、これは、拉致被害者やその御家族の皆様が御高齢となる中で、時間的制約のある、ひとときもゆるがせにできない人道問題であるとともに、本質は国家主権の侵害であります。石破政権の最重要課題であります。
石破総理は、国会の所信表明演説等、多くの機会に、国家として、そして、自身の断固たる決意の下、拉致問題の解決に取り組んでいくと度々申されております。私自身も、その総理の下で全身全霊でこの問題の解決に向けて取り組んでまいります。この決意を今年の5月でありますが、北朝鮮向けラジオ放送「ふるさとの風」、そして「しおかぜ」におきまして、私自身のメッセージとして、拉致被害者の皆様に直接向けてお伝えさせていただきましたが、改めてこの場でお誓い申し上げたいと思います。この後、伊豆見教授には、北朝鮮の内外情勢をめぐる現状や今後の展望につき御講演をいただきます。もうかれこれ40年にわたって御指導をいただいている本当に素晴らしい専門家の先生であります。このお話もあると思いますけれども、最近の北朝鮮の核・ミサイル活動の進展、そして更にはロシアとの軍事協力を進めるという動き、顕在化しておりまして、深刻に憂慮すべきものであると考えております。拉致問題を含む北朝鮮との諸問題の解決には、国際社会との連携が不可欠でありまして、先月石破総理も米国のバイデン大統領との日米首脳会談におきまして、拉致問題を含む北朝鮮への対応について、引き続き日米で緊密に連携していくことで一致したところでございます。来月、米国ではトランプ新政権が誕生するわけでございます。今後とも、拉致問題を含む北朝鮮への対応について、米国をはじめとする国際社会への働きかけ、これを引き続き推進してまいりたいと考えております。
国際社会への働きかけと同時に、我が国が主体的に行動するということが必要であります。石破総理は、相互不信の連鎖によって状況が大変複雑化している中で、もう一度日朝平壌宣言の原点に立ち戻って、22年前に思い描いた思いを、大局観を持って実現すべく、機会を逃さず金正恩委員長に対して呼び掛けていくとこういうふうに述べておるところでございます。
この拉致問題の解決のためには、世代を問わず、日本国民の皆様が心を一つにして、全ての拉致被害者の一日も早い帰国実現への強い意思、これを示すことが重要であると考えております。さきほど、福留豪希さん、小原逢瑠さんの作文、大変心に感じるものがありましたけれども、こうした若い世代の人たちが自分で関心を持ってもらって、そして自分で考え、調べ、さらには大人を巻き込んで行動する、このことに大変大きな意味があると私も思っております。
さきほど披露されたましたけれども、「中学生サミット」で熱い議論を交わしてこの全国の中学生達、それぞれの地元に帰って関心の輪を広げてくれると思います。私も先日、鳥取県に拉致のシンポジウムで参りましたけれども、中学生サミットに出た、そして優秀作品の作成に携わった、当時中学生の子が今度は高校生としてやはり意見表明をその場でして引き続き関心を持っているということを言っていただいた、大変印象深かったわけでございます。そして、皆様のアイデアを元に作られた動画、非常によくできておりました。昨年のものはキャッチボールをしていて会話をしながらある時ふと相手方がいなくなるというこういうCMでありました。今年も大変楽しみにしてまいりましたけれども、まさに「自分が消える」というフレーズ、これは端的に一言でこの拉致問題のことを自分事として気付かせる力がある強いメッセージだというふうに思います。そして映像の最後に出てくる、しわくちゃになった「希望」、これをしっかりと元の形に戻して、この力強い目力で見据えていただく、これが非常に心を打つものでございました。私自身も含めて、YouTube や SNS を通じて、しっかり多くの人に見ていただくように取り組んでまいりたいと思います。
このシンポジウムに先立ちまして、岡山大学で拉致問題を中学生に教えるための研修をされておられる若い皆さんとお話しをする機会をいただきました。去年に続いてでございますけれども、2002年には生まれていなかった皆様が、それからさらにさらに若い中学生の皆様にこのことをどう伝えていくかということを真剣に考えていただいている、その姿に心を打たれたわけでございます。周りの人にどうやって理解してもらえるのか、熱量をどうやって持
ってもらえるのかと、このことをしっかりと若い世代に自ら考えていただく、こうした方々に大変示唆に富む御意見も賜ったわけでございまして、こうした地道な活動も今後も続けてまいりたいと考えております。
拉致問題は皆様御理解いただいているように、決して過去の歴史上の事件ではございません。現在進行中の、この今でも被害者の皆様が自由を奪われて御帰国ができないという事態が続いている、現在進行形の問題であります。こうした御理解をより多くの国民の皆様にいただいていくということが非常に大事であるというふうに考えております。こうしたシンポジウム等を通じまして、皆様の声が更に広がって、より一層大きな声になっていくということが、この拉致問題を解決していくための大変力強い後押しになるわけでございます。皆様に一層の御支援と御協力をお願いし、そして認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の一日も早い御帰国の実現に向けて、政府一丸となって、全力で取り組んでまいる、そのことをお約束いたしまして私からの御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

「ニュース解説」はアメリカ専門家の見方について。北朝鮮は全面戦争は望まないが、黄海の4島を奪還する試みをするのではないか。
「今週の一曲」は日本語放送のみに出ている。1973年のヒット曲、かぐや姫の「神田川」である。1357放送終了。

1405の6070と5935kHzは若干弱いものの聞こえている。5935kHzの混信もほとんどない。この時間は開始と終了に「しおかぜ」のアナウンスがあり、番組は先週1330に放送された「ふるさとの風」である。この番組は1705の前半にも放送されている。

1430の「ふるさとの風」は3波とも良好である。7290kHzもCNR1もほとんど聞こえない。この番組だけ最初の懐かしい日本の歌がカットされている。
「ふるさとの声」は横田めぐみさんへ、横田早紀江さんのメッセージから始まっている。2024年5月11日家族会、救う会、拉致議連等主催の「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」で収録したメッセージである。続いて2024年6月5日付の産経新聞に掲載された、めぐみさんへあてた手紙が読まれている。
そして2020年6月5日逝去された、お父さん横田滋さんから、2015年2月に収録のメッセージ、この時はまだ元気そのもの、はっきりと聞き取れる。モンゴルで孫と会ったことも述べている。続いて弟さん横田拓也さんから、2024年5月11日国民大集会でのでの収録メッセージから。同じく横田哲也さんから2024年6月7日参議院特別委員会での発言から。終了アナウンスの途中1458に停波している。この番組は2024年8月9日、19日、29日、9月9日、20日、30日、10月10日、21日、11月1日、11日、12月2日、13日と同じ内容である。


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