1300の「しおかぜ」は7280と7335kHzが聞こえるが混信で受信状態は芳しくない。7280kHzにはCNR1の混信が出てきた。おそらくこれは同波に出ていると思われるSOHへのジャミング放送と思われる。むしろ7335kHzのほうがCNR2の混信が弱く聞きやすい。
金曜日は日本語放送「日本海にかける橋」から、12月14日、政府主催「拉致問題に関するシンポジウム~全ての拉致被害者の一日も早い帰国の実現に向けて~」を開催した。
本シンポジウムは、毎年12月10日から16日の「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」の行事の一環として、拉致被害者等御家族の方々の声を直接お聞きするとともに、有識者による北朝鮮を巡る情勢等についての講演や、若い世代の取組の紹介を通じ、多くの方々に拉致問題に対する理解を深めて、一日も早い拉致被害者の帰国実現への後押しとすることを目的として開催された。ニュースから。林芳正 内閣官房長官兼拉致問題担当大臣による挨拶のいい部が出ている。
内閣官房長官・拉致問題担当大臣の林芳正でございます。
本日は、この「北朝鮮 人権侵害問題 啓発週間 政府主催 拉致問題に関するシンポジウム」への御来場、また、インターネット配信でも御視聴いただいている方々も大勢いらっしゃるかと思います。誠にありがとうございます。
このシンポジウムには、御家族の皆様、そして国会議員の皆様、有識者の皆様、そして第一部・第二部に御登壇された若い世代の皆様をはじめとして全国からたくさんの皆様にお出でいただいております。改めて主催者として厚く御礼申し上げます。
昨年12月、政府主催シンポジウムの直前、今日、実は私は1年目でございますが、官房長官兼拉致問題担当大臣を拝命いたしました。御家族の皆様からそれ以来、お一人お一人の切実な思い、痛切な声を直接伺ってまいりました。この後、御家族から皆様に対しましても「生の声」を発信していただくことになっております。2002年に5人の被害者が御帰国されて以来、一人の拉致被害者の帰国も実現できていないということ、痛恨の極みであり、誠に申し訳なく思っておるところでございます。
日本政府の北朝鮮に対する基本方針、これは、日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝国交正常化を実現すると、変わらずにこういう姿勢で来ております。とりわけその中でも拉致問題、これは、拉致被害者やその御家族の皆様が御高齢となる中で、時間的制約のある、ひとときもゆるがせにできない人道問題であるとともに、本質は国家主権の侵害であります。石破政権の最重要課題であります。
石破総理は、国会の所信表明演説等、多くの機会に、国家として、そして、自身の断固たる決意の下、拉致問題の解決に取り組んでいくと度々申されております。私自身も、その総理の下で全身全霊でこの問題の解決に向けて取り組んでまいります。この決意を今年の5月でありますが、北朝鮮向けラジオ放送「ふるさとの風」、そして「しおかぜ」におきまして、私自身のメッセージとして、拉致被害者の皆様に直接向けてお伝えさせていただきましたが、改めてこの場でお誓い申し上げたいと思います。この後、伊豆見教授には、北朝鮮の内外情勢をめぐる現状や今後の展望につき御講演をいただきます。もうかれこれ40年にわたって御指導をいただいている本当に素晴らしい専門家の先生であります。このお話もあると思いますけれども、最近の北朝鮮の核・ミサイル活動の進展、そして更にはロシアとの軍事協力を進めるという動き、顕在化しておりまして、深刻に憂慮すべきものであると考えております。拉致問題を含む北朝鮮との諸問題の解決には、国際社会との連携が不可欠でありまして、先月石破総理も米国のバイデン大統領との日米首脳会談におきまして、拉致問題を含む北朝鮮への対応について、引き続き日米で緊密に連携していくことで一致したところでございます。来月、米国ではトランプ新政権が誕生するわけでございます。今後とも、拉致問題を含む北朝鮮への対応について、米国をはじめとする国際社会への働きかけ、これを引き続き推進してまいりたいと考えております。
続いて、森本美砂さん特定失踪者家族会幹事、山本美保さん(北朝鮮による拉致の可能性を排除できない方)の妹さんの発言が出ている。
救出への道コーナーは2023年度作文コンクール最優秀作品の朗読である。
日本政府からご家族の声」は横田拓哉さんからのメッセージが出ている。これは2021年12月国際シンポジウムにおける収録である。
あとはいつものように日本への脱出に際しての注意喚起が告知されている。後半1330の朝鮮語放送「富士山は知っている」もほぼ同じ受信状態である。
1300代の日本政府制作番組は、台湾送信が強力に入感している。タシケント送信の12045kHzは弱くほとんど音にならない。この時間は毎日同じ番組が出ている。
1430の「ふるさとの風」は9560。7520、7290kHzが強力である。CNR1の混信もほとんどわからない。台湾送信、タシケント送信いずれもクリアーに入感している。
懐かしい日本の歌は「めだかの学校」である。続いて拉致問題解説は松本京子さんについて。2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま拉致され行方不明に、2002年の日朝首脳会議や2006年の日朝実務者協議で北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。地元での支援活動や29才で拉致された経緯などが紹介されている。
「ふるさとの声」は松本京子さんへ、2023年12月に収録されたお兄さん松本肇さんからのメッセージが出ている。続いて、2020年6月に電話収録されたメッセージが出ている。そして2020年1月島根県で開催されたふるさとの風・しおかぜ共同公開収録でのメッセージ。最後に2019年5月に東京で開催された国民大集会での収録メッセージから。今日の一曲は1973年のヒット曲、小柳ルミ子の「春の訪れ」である。この番組は2024年3月27日、4月2日、8日、19日、29日、5月9日、21日、31日、6月10日、20日、7月1日、11日、22日、8月2日、12日、22日、9月3日、13日、23日、10月3日、15日、25日、11月4日、14日、21日、12月5日と同じ内容である。