2009年05月18日

パキスタン夏時間

すでに4月15日から夏時間を採用しているパキスタンは、一部海外向け放送も一時間早く放送されている。

本来海外向け放送は、相手国に合わせて放送するのが当たり前、しかし中にはそんなことお構いなしに全てを早めて放送している国も多い。

昨年は6月から夏時間になったパキスタン、今年は4月15日から10月31日まで実施される予定だ。

Radio Pakistanで一時間早く出ているのは聞いた限りではUrduだけのようだ。WRTH5月版では、なぜか東アジア向けだけ夏時間(2345-0115)で記載されている。しかし実際には、他エリア向けも一時間早く出ている。

日本でも時々、夏時間を採用してはどうかということが、話題になる。一年前にも、日本だけ採用してないのはおかしいといった馬鹿な官僚もいた。そんな理由だけで採用されたらとんでもないことだが、例によってマスコミは、欧米で何故夏時間なのか、本当のことを書かない。

すぐにでも採用されるかと勘違いした一部家電メーカーは、今は殆んど使われなくなったVHSデッキの時刻合わせに夏時間の設定も組み込んでいる。今はデジタル機器になり送り手で何とでも操作できるから必要のないことだが。
地域性、時間にうるさい国民性を無視した夏時間は、日本人には受け入れられない。ところが変な国の政党が出来ると日本人以外のことを優先することから油断も出来ない。  
Posted by Hiroshi at 13:48Comments(0)Asia/Oceania

2009年05月18日

しおかぜ・ふるさとの風

毎日放送されている拉致被害者向けの短波放送、日本国内に居る多くのBCLといわれる人たちも、何人かは聞いているらしい。
このところ受信状態もかなりよい。特に政府広報放送「ふるさとの風」は台湾送信の9585kHzもジャミングを完全に抑えて、よく聞こえている。

17日までの放送では拉致問題解説の中で横田めぐみさんに関するDNA鑑定の結果が放送されていた。これらの放送を一人でも多くの人が聴き、関心を持ち、問題解決への一助にしたい。

17日の1400からの5910kHz、「しおかぜ」も良好に聞こえている。ジャミングは出ているが殆んど分からない。日曜日は日本語番組である。「日本海にかける橋」で放送された番組後半から終了までの録音
この中では、拉致問題解決の思いを込めた「あなたを忘れない」という曲が流された。作詞作曲はしおかぜネットワークに加盟する「映像教育研究会」代表の稲川和男氏、歌は家族会事務局長の増元照明夫妻と横田夫妻並びに支援者たちである。

それに引き換え、VOH、6003kHzに対するジャミングがここ数日前から出てない。出し忘れと言うことはあり得ない事から、ジャミング送信機がトラぶっているのかも。スプリアスを撒き散らす不良送信機はこのまま止まっていてほしい。

いまだに、これら日本からの北朝鮮向け放送を「地下放送」だとして情報を出している日本人もいる。拉致された日本人を救出するための放送を、同じ日本人が地下放送扱いにする根拠は何か。WRTHも地下放送扱いはしていない。  more
Posted by Hiroshi at 00:00Comments(2)Shiokaze/Furusato no Kaze

2009年05月17日

SOH on 9400kHz

ここ最近、FEBCの出ている9400kHzで別の中国語が出ている、というより混信していることがある。

16日はFEBCの出ている同じ時間帯に、SOHが出ていることが確認できた。ジャミングはない、しかし17日はFEBCの開始前の0808に例の火竜ジャミングが出てきた。下の受信画面は16日のジャミングのないときの様子。

これだけ聞いてしまうと、FEBCの中国語が妨害を受けていると勘違いしそうである。決してそうではない、9400kHzのジャミングは、そこに出ているSOHの中国語をつぶすために出ている。

5月17日、0910現在、SOHの出ている周波数とそのジャミングは:
18320、17500、15600、15150、13970、11760、9540、9400、9000、8400kHz

  
Posted by Hiroshi at 18:39Comments(0)Taiwan/China

2009年05月17日

Cheetah Radio11885kHz

土曜日のみの放送ということで、待ち構えていたが、16日は電波が出てこなかった。

WRTH5月版に新局としても載っている。MediaBroadcastによれば、4月25日から11885kHzで、はじめているようだが、5月2日には受信できている。9日は聞いていないので分からない。

11885kHzは新疆放送が1800まで出ており、これが強力に聞こえている。1500からは、R.Libertyが聞こえるがこれが終了した後、16日は何も出てこない。

また1700からはWYFRのアラビア語が聞こえてきた。このCheetah Radioなる局、週一の放送で、すでに終わってしまったのか、あるいは周波数でも変更したのか、行方不明である。

と書いたが、その後、この日の録音ファイルを聞きなおしたところ、ちゃんと放送されていた。
1558にR.Libertyの電波が止まり、同波の新疆の時報の約5秒前にキャリアーON,1600から女声アナウンスで英語放送が始まっている。1659にキャリアーoff。

  
Posted by Hiroshi at 09:31Comments(0)Americas

2009年05月16日

LIVING THE BIBLE

日本語番組でおなじみのミエ子女史、日本語以外にも、同じ土曜日、1200から30分間英語で聖書の朗読をやっている。KAAY局でも放送している番組。

パラオ送信の9930kHzは土・日の放送が主となり、平日は1100あるいは1200に終了してしまう。16日、土曜日はこの聞き覚えのある声が1200からも聞くことができる

16日、アラスカからのKNLSが9780kHzで0900から出てきた。11765kHzから移って来たようだ。1100からは台湾との混信がきつい。1200からは今までどおり9780kHzが使われている。  
Posted by Hiroshi at 22:09Comments(0)宗教局

2009年05月16日

Radyoya 'Dengê Mezopotamya'


いつも良好に聞こえているのがこのRadyoya 'Dengê Mezopotamya'とアナウンスの出るクルドゥ語放送、ペルシャ語と同じように聞こえる。

昨年2月からはウクライナ送信になり以前にも増してよく聞こえている。CISからの送信は例年通り5月と9月の第一週に周波数変更がる。

このメソポタミヤの声も5月3日から全時間11530kHzで聞こえるようになった。5月2日は11530kHzは1800に終了、しばらくキャリアーが出たり止ったりしたが、1802に7540kHzへ出てきた。

5月3日からは1800に切れることもなく強力に聞こえていた。2000に終了している。9月6日からはまた1800-2000の2時間は7540kHzへ戻る予定。

この変更はCRI北京放送も同様だ。たとえば、1800-1827のペルシャ語7245kHzも、5月3日から7425kHzへQSYしている。
  
Posted by Hiroshi at 10:52Comments(0)Russia/CIS

2009年05月16日

新疆放送の開始アナ

2300UTC、0700北京時間、0500新疆時間に開始する「新疆人民广播電台」。

開始から中国語に11770kHzが使われるようになり、普段あまり聴くことの出来ない開始アナウンスが良好に入感している。
ここもいろいろ問題のあるところ、西蔵同様、局名の頭に「中国」を付けてアナウンスしている。ところが時報の後、北京時間とは言わずに、ただ単に「5時です」と北京抜きである。

勿論北京時間が出ているときもある。中央と違い、国歌が出ないだけ、まだましかも。開始時は7260kHzも聞こえるが、同時刻、モンゴル放送も始まり、ほぼ完全につぶされている。

ウイグル語も2300に開始するが、この時間7MHzの信号は弱い。11885kHzはCNR1のジャミングにかき消されている。0000からもCRIの英語が強い。これ以降は台湾が出ていない時間、良好に聞こえている。  
Posted by Hiroshi at 09:07Comments(0)Taiwan/China

2009年05月16日

RFI、ストライキ中?

なんか、いつもストばかりやっているような感じのRFI、14・15日とロシア中継などの中国語も一切アナウンスはなく、音楽だけが流れていた。

15日の0930からの台湾中継波は中国語が出ていた。しかし2200からの12045kHz、ロシア中継波はこれまた音楽だけ。ロシア語はちゃんと出ていたが、いやいや放送をしているような感じがしてならない。

ストで放送ができないなんて、およそ日本では考えられないこと。でも、つまらん放送ばかりの日本ではストもすることはないでしょう。
  
Posted by Hiroshi at 08:12Comments(0)Europe

2009年05月15日

依佐美送信所80年

世界遺産登録はならなかったが、今も送信所は記念館として生き残っている。

今年もスウェーデン長波局からの定期送信が行われるが、依佐美送信所80年の記念の年にも当たり、5月20日の0700と0730に特別送信を行う。当初19日と発表されたが、機器の都合により20日に変更された。

長波局Grimeton Radio/SAQは火花送信機Alexanderson alternatorで、周波数は17.2kHzの超長波、CWで送信される。いくらなんでもまず日本では受信できないが、毎年6月と12月の送信にはQSLも発行されている。

今年の送信予定は:
5月20日、0700と0730、依佐美送信所の開局80周年を記念、かつ米国電気電子学会(IEEE)歴史的記念物として認定されたため特別送信。
5月24日、1055、スウェーデン海岸局100周年記念送信。
6月28日、0900と1200、恒例の「Alexander Day」特別送信。
10月24日、0900、2009年最後の国連の日記念送信。
12月24日、0800、クリスマス特別送信ならびに交信もできる、局の公開も実施される。  
Posted by Hiroshi at 22:21Comments(0)Japan

2009年05月15日

しおかぜ・ふるさとの風

毎日放送されている拉致被害者向けの放送、いまひとつ代わり映えがしない内容である。
それでも当事者にしてみれば何とか早く帰ってきてほしい。政府に大きな影響力を与えない人たちが拉致され、それをいいことに外務省も動かない。変な国へ取材に出かけた人がゲリラに拉致されれば邦人保護とか言ってあらゆる努力をする。

それが30年も経っても尚やろうとしない、税金で飯を食っている連中たち。そんなことを端的に物語っている記事があったので転載する。

北朝鮮拉致被害者についての発言の真意 田原総一朗
 もう一つ、今日は申し上げたいことがある。
 12日、拉致被害者の家族会が私に抗議をしているという記事が、全紙に出ている。この問題について、私なりの考え方をお話ししたい。
 拉致された横田めぐみさんら8人が、生きている、生きていない、ということが記事では問題にされているが、私が提起したかったことは、まず、日本の政府がだらしないということだ。
 なぜか。日本政府は、拉致問題について北朝鮮と本格的交渉がまだやれていない。このことをだらしない、と言いたい。
 去年の10月、米ブッシュ政権が北朝鮮に対するテロ支援国家指定を解除したが、私は、このとき、外務省幹部に、「これはアメリカの日本に対する裏切りではないのか」と問うた。拉致問題は、横田めぐみさんをはじめとする被害者が多数いる重大な問題で、北朝鮮と交渉をしているが非常に難航している。そんな状況にもかかわらず、アメリカが指定を解除したのは日本に対する裏切りではないのか、という意味で尋ねた。
 これに対し外務省幹部は、アメリカは日本には交渉の時間を十分に与えたと答えた。

 では、「十分に時間を与えた」とはどういうことなのかと聞いた。
 当時、米ブッシュ政権のライス国務長官の下にいたヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が北朝鮮との交渉をしており、ベルリンで北朝鮮代表と会談をした。そして、この時からアメリカは対北朝鮮政策を、圧力から対話に変えた。そして、バンコ・デルタ・アジアの口座を封鎖していたが、結果的にこれを解除した。これは、アメリカが圧力から対話に変えたことを具体的に示す出来事だ。
 外務省幹部が言うには、そのベルリン会談以後、アメリカは日本に1年、時間をくれたのだと。
 それは何のための1年なのか聞くと、それは拉致問題について日本が北朝鮮と交渉をする時間であったが、日本は北朝鮮と本格的な交渉をしなかった。このことでアメリカは見込みなしと判断して指定解除を行ったと、外務省幹部は話した。
 なぜ、日本は北朝鮮と本格的交渉ができなかったのか。
 この質問に対し、外務省幹部は「世論」だと答えた。
 拉致被害者家族をはじめとして日本の世論は、8人の拉致被害者が生きていることを前提にする交渉しか認めない。これでは本格的交渉はできないというのだ。

 実際に、北朝鮮側が日本に「8人の被害者は生きていないけれども、それ以外に複数の日本人被害者が生きていて、彼らを帰国させたい。もし、それをやれば、日本の北朝鮮に対する感情は良くなるのか。もし良くなるのならやりたい。良くなるのかどうかを外務省で調べてほしい」と依頼してきたという。そして外務省は調査を行ったが、「良くはならない、むしろ悪くなる」という結果が出て、北朝鮮にそれを伝えたら、帰国させたいという申し出が沙汰止み(さたやみ)になったというのだ。
 このことを踏まえて私は、日本の外務省、また日本の政府に対し、なぜ、本気の交渉をしないのかということを言いたかった。世論が怖いから本気の交渉ができないとはだらしない限りだ。生きているのか、生きていないのかわからない中で、生きていることだけを前提にしなければ交渉にならないとか、だから本格的交渉ができなかったというのでは、拉致被害者の家族の方々に対しても、国民に対しても、無責任極まりない。もっと本気の交渉をやるべきだと、そう主張したかった。
 そうしたことを申し上げたかった。
 私の言葉が足りなかったのかもしれない。
 「被害者が生きていない」と私が発言したということだけが大きく取り上げられているが、私の主張は、北朝鮮と本格的な、本気の交渉することが政府の責任であり、それが被害者家族の方々に対しても責任を果たすことになる、ということだ。
 しかし、私の言葉が足らなかったために、被害者家族の方を傷つけ、あるいは怒らせてしまったことは申しわけなく、それについてはお詫びしたい。

  
Posted by Hiroshi at 19:04Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze