エコポイントのおかげでバカ売れしているテレビ、その多くは液晶テレビ。
まもなくプラズマテレビも姿を消すだろうが、今も市場では引っ張りだこである。これからはプラズマを追放して、液晶テレビを買うべきでしょう。
しかし中には、大画面は圧倒的にプラズマテレビのほうが画質が鮮明で、ということから売れているのも事実。この省エネが叫ばれているのに、CRT時代の大画面並みの大消費電力(42型で500W未満)のテレビが存在すること自体、おかしなことだ。
ところが問題はそれから発生するノイズ、PLCが発売された当初、テレビのネット接続にPLCが簡単最適とうたったパナソニックが、テレビの出すノイズでインターネット接続が出来ず、LANケーブルを推奨する始末だ。
プラズマテレビは文字通りプラズマを発生させているわけだから、ノイズが出て当たり前。回路的に見ても、スイッチング電源のノイズ対策は十分されており、電源からのノイズはまず短波帯には影響ない。一部がラインを伝って出ているが、これはフィルターなどである程度は軽減が出来る。
ノイズはテレビ本体から直接、電波として出ているわけで、テレビの電源を切らない限りノイズは消えない。実に厄介なプラズマテレビだ。
CRTテレビも結構ノイズは出しているが、これはフライバックトランス(高圧発生回路)からのノイズのみ。一方プラズマテレビの場合、映像処理から最後のプラズマディスプレイ部までデジタル処理回路とデジタルダイレクト駆動の為、この部分の電流の変化が大きく、これがノイズとなって直接空間に発射されている。
解決策は唯一つ、ノイズを出すために余分な電気を食うプラズマテレビを使わないこと。買って間もない人は、液晶テレビに交換しましょう!。