2009年10月20日

ベルギー短波放送撤退

ベルギーがこの10月24日の放送を最後に、短波放送から撤退することを10月19日正式に発表した。

既にフランス語放送を2004年に廃止しており、現在一日2時間のオランダ語放送Radio Vlaanderen は短波から姿を消すことになった。もともと国内向け番組を出していたことから、インターネット放送は今までどおり続けられる。

RVIのウェブサイトにオランダ語で告知された放送終了の案内。

  
Posted by Hiroshi at 17:56Comments(0)Europe

2009年10月20日

SOH on 7525kHz

日替わりのSOH「希望之声国際广播電台」は受信状態が悪く、19日は15MHz、12MHz共にどの周波数へ出てきたのか不明。

2200からのSOHは7525kHzで良好に聞こえていた。放送が終わってからジャミングが出てきた。中国はいまだにこの放送が一時間続いているものと思っているようだ。こんな現場を見るに付け、中国の情報収集能力はたいしたことは無いな。
7525kHzへのジャミングは6分ほど、バンド外のジャミングとずれている。2305からはパラで出てきた、2323'40"に終了。

ついでに、この時間の火竜ジャミングの出ている周波数をチェックした。19日2200~2300UTCの様子。
17470kHzは中国語だけが聞こえる、信号は2240頃から上昇。2315、火竜ジャミングが出てきた。
14970kHzはジャミングを完全に抑えて中国語が聞こえている。2245頃からジャミングに消された。
14430kHz、ジャミングが津洋画、低いビートを伴いながら、約70Hz低いSOHが聞こえる。
13970kHzは火竜だけが聞こえるが、SOHと思われるキャリアーは50Hz低い。
10210kHz、最近は24時間聞こえるみたい。SOHは60Hz低いところにいる。ジャミングは最も強力に聞こえる。
9000kHzも火竜が強い、SOHは分からない。
8400kHz、火竜が強い、約20Hz下にキャリアーがある。

2300からのSOHは7415kHzに出現。信号は強い、17470kHzと同じ番組が出ている。こちらのほうが3秒ほど早く聞こえている。2323に火竜ジャミングが出現、2357に終了した。
7425kHzのR.Tiranaも強い。7435kHzのVOV1がチョッと弱いような。この3波、ALA1530の向きによってSが3~5程度変化する。7420kHzの新疆は強すぎてあまり変化しない。
  
Posted by Hiroshi at 08:05Comments(0)Taiwan/China

2009年10月19日

ふるさとの風120週

10月も早や19日、この政府広報放送が2007年7月に始まって以来、120週目となる。

その120週目の放送、1333からの9585kHzは至って良好に聞こえている。近隣のジャミングも全く感じない。
まず拉致問題インフォメーション、続いて例のニュース解説、ここで特に目新しい情報が語られる事は無い。一般新聞報道の域
を出ることは無い。
拉致問題解説は、拉致被害者ここの状況を詳しく説明するコーナー。今週の一曲は、拉致問題の解決を願って、南こうせつさんが歌っている「国境の風」、拉致問題を考える「みんなの集い」では、必ず歌われる局だ。
このふるさとの風でも過去何回となく放送されている。

拉致被害者たちの無事を祈って、被害者たちが帰国する直前に作られた曲「国境の風」は、シングル版で日本クラウンからCRCP-510、2003年2月21日発売されている。

遥か海を越え遠き母の大地(とち)
水鳥(とり)たちはこの青空(そら)を自由に飛び交うよ
せめてこの魂(こころ)せめてこの慕(おも)い
悲しみを伝えてよ 愛する人へと

時代(とき)は何も言わずに 悲しげな微笑み投げるけど
この大空(そら)に国境の壁はないから

風よ風よ祖国(くに)の歌聞かせて
風よ風よ母の歌聞かせて

やがて陽が沈み赤い地平線
水鳥たちもより添ってどこかで眠るなら
熱いこの涙熱いこの慕(おも)い
夢の中で逢わせてよ愛する人へと

星座(ほし)は何も知らずにおだやかに季節を変えるけど
この夜空(そら)を奪うこと誰も出来ない

風よ風よ祖国(くに)の歌聞かせて
風よ風よ母の歌聞かせて

時代(とき)は何も言わずに悲しげな微笑み投げるけど
この大空(そら)に国境の壁はないから

風よ風よ祖国(くに)の歌聞かせて
風よ風よ母の歌聞かせて


1430の11825kHzも強力に入感している。1333からの放送とは番組内容が全く異なっている。この時間は日替わり構成で、6日前と同じ番組が出てくる。まず、懐かしい日本の歌は「埴生の宿」から。
続いてふるさとの声、松本京子さんと曽我みよしさんへのメッセージ。ということで、9月25日、10月1日、7日、13日と同じもの。

B09 JCI
Furusato no kaze in Japanese
1333-1357 9810kHz
1430-1500 9880kHz
1600-1630 9780kHz

Nipponn no Kaze in Korean
1500-1530 9690kHz
1530-1600 9965kHz
1700-1730 9820kHz

1400からの「しおかぜ」は日本語番組、5910kHzに出ているジャミングよりも、5890と6003kHzのジャミングの影響のほうが大きい。  more
Posted by Hiroshi at 23:43Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze

2009年10月19日

ポーランド放送

現在、短波放送をドイツから出しているRadio Polonia、一時は存続なるかとも取りざたされた。

しかし、新しくドイツに変わりイギリスなどからの送信が、向こう半年間とりあえず可能となり、10月25日以降も今まで通りの規模で、放送が続けられる事になった。

送信所は、イギリス、オーストリア、アラブ首長国連邦の3国から。10月25日からの全スケジュールは:

Polish Radio secures new shortwave provider
  
Posted by Hiroshi at 22:16Comments(0)Europe

2009年10月19日

RFA B09新スケジュール

中国が最も嫌っている放送がこの「自由アジア放送」

一日の放送時間は、中国語12時間、西蔵語10時間、ウイグル語2時間、この放送に中国は全てジャミングをかけ、それだけでは物足りなく、送信所への工作活動も行っている。

RFAのスケジュールは公開されているが、そのうち2ヶ所のサイトは表向き非公開となっている。この3言語に使われる周波数は、中国語に100波、西蔵語に40波、ウイグル語に9波が、毎日休むことなく出ている。

これに対して中国は、放送波一波に対して、3波のジャミングを出していることから、これだけに450台もの送信機が動いていることになる。小生の知識では送信機一台で、一波しか出せないと思われるので、こういった数になる。

勿論ジャミングはこれ以外の放送、VOAやBBC、SOHなどにもかけていることから、ジャミングだけでもゆうに4桁の数が出ていることになる。これは旧ソ連時代に出されていたジャミングをはるかにしのぐものだ。

RFAの放送時間の変更などは無い。ほぼ例年通りに出るようだ。一つだけ違うのは、2200からの西蔵語放送の周波数。今でもこの時間CNR1が聞こえているが、実際にRFAが出ているわけではない。しかし、モンゴル送信の7470kHzが2300から使われるが、これがいつも30分ほども前から出てくるので、これにジャミングをかけているわけだ。

ところがこの冬スケジュールから、2200から7470kHzが使われるようになる。現在7500kHzに出ているテニアン送信が7470kHzへ動く。2300からの7470kHzは今と同じモンゴルから。  
Posted by Hiroshi at 09:27Comments(4)Asia/Oceania

2009年10月18日

Chinese on 7485kHz

10月17日の中継はかなり強かったが、時々電波が止まったりもしていた。

今日の試合は、日本時間では日付も変わり19日午前0時のキックオフ。ウィガンアスレティック - マンチェスターシティの試合が7485kHzで生中継される。

18日、7485kHzの放送時間は、1455-1700の予定だ。このスコアにさてどれだけゴールが決まるか。



18日の19mbは、即死状態ではなく、息も絶え絶えといったところか。日替わり周波数のSOHは1230の放送が15725kHzで八キルと音になって聞こえている。
その後も何とか分かる程度だが信号が着ている。1530の12100kHzは強かった。放送時間のアナウンスをしていたが、周波数は無し。

Daily special
October 18 SOH via CIS
1230-1300 15725kHz
1400-1430 15740kHz
1530-1600 12100kHz
2200-2230 7520kHz
2300-2330 7420kHz

18日2300UTCの放送は前日と同じ7420kHzに出てきたが、2200同様ジャミングはでなかった。

  
Posted by Hiroshi at 18:46Comments(0)Russia/CIS

2009年10月18日

SOH on 7420kHz

日替わり周波数で出ているSOHは、15MHzの周波数が、受信状態の悪化から確認できない。

2200からの放送は、17日は7515kHzに出現。2209まで、7510kHzを中心とした、北のジャミングが垂れ流しで状態は悪かったが、それ以降は強かった。2230まで火竜ジャミングは出なかった。

2300からの周波数は、内蒙古の中国語の周波数7420kHzへお出ましだ。途中から火竜ジャミングが出てきた。これでは内蒙古にジャミングが出ているように聞こえてしまう。SOHが2330に止まっても、ジャミングは2400まで垂れ流しだ。

Daily special
October 17 SOH
2200-2230 7515kHz
2300-2330 7420kHz

2300台、バンド内外のSOHに対する火竜ジャミングは:
17470、15140、14970、13970、9000、8400kHz

なぜか10210kHzだけはCNR1が出ている。

2350現在も、ジャミングなしで、14430kHzでSOHがきこえている。  
Posted by Hiroshi at 09:01Comments(0)Taiwan/China

2009年10月18日

10月17日ふるさとの風

「ふじの山」から始まった。拉致被害者へのメッセージは、横田めぐみさんへ、父母のメッセージ、いずれも一年以上前に録音されたもの。

全くジャミングも感じられず、最高の受信状態である。17日は今週の一曲ではなく、「拉致問題の解決を願って歌われている歌」、「コスモスのように」。
番組は、10月11日、3日、9月28日などに放送された内容と同じ。最後の新しい周波数アナウンス部分が差し替えられている。

拉致対策本部の音声ファイル、今年度第38回目は、実際には10月15日に放送された番組がアップされている。

B09 JCI
Furusato no kaze in Japanese
1333-1357 9810kHz
1430-1500 9880kHz
1600-1630 9780kHz

Nipponn no Kaze in Korean
1500-1530 9690kHz
1530-1600 9965kHz
1700-1730 9820kHz   
Posted by Hiroshi at 07:32Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze

2009年10月17日

Family Radio test

EU各国が、この冬スケから短波放送の縮小、廃止になるところが出てきた。

予算削減、いまどき短波放送なんてというのが表向きの理由だ。放送中止まで行かなくとも、ベリカード発行を止めたり、カードの代行発送をしたりと、短波放送をめぐる環境は厳しいものがある。

しかしルーマニアのように、放送拡充、とりわけDRM放送をEU向けではあるが増強したりするところもある。相互乗り入れで経営の効率化を図ろうとする局もある。
半世紀以上続けられている短波放送をすべて廃止するにはかなりの抵抗があることも事実。短波放送存続を局側へ要望することが何よりも大切なことである。
ベリカードよこせのレポートはいまや必要ない。短波放送の必要性と、リスナーは何を望んでいるのか、局側へきちんと伝えるべきだろう。

やがて短波放送は宗教局と、イデオロギーの主張ばかりになりかねない。日本人の宗教観は、また別のイメージで伝えられている。仏壇と神棚が同じ屋根の下に同居する姿は日本独特の風情でもある。これを否定する、カルト宗教が大手を振っている日本では、海外の宗教放送を理解するのは困難かもしれない。

RNW MedianetworkにFamily Radioが試験放送を始めるという記事があった。昔懐かしい21480kHz、しかもマダガスカル送信である。
南アジア向けと西アフリカ向けに、いずれまた新しい言語が追加される可能性が出てきた。
Family Radio plans some test transmissions from the RNW relay station in Madagascar starting Tuesday 27 October 2009. The duration (in days) isn’t known yet. The following transmissions in English are planned:

1200-1300 21480 kHz (azimuth 55 degrees) 250 kW
1700-1800 9515 kHz (azimuth 265 degrees) 50 kW  
Posted by Hiroshi at 18:12Comments(0)Americas

2009年10月17日

Chinese on 7485kHz

2週間ぶりのフットボール試合が短波中継される。
17日は少し早めのキックオフ。イングランド プレミアリーグ: アストンヴィラ vs チェルシーの試合が、中国語で中継される。
7485kHzで1145に始まる予定だ。

中国語のサイトでも試合の模様は逐一伝えられているが、さすがにこの模様が短波放送でも生中継されているという情報はまだ気が付かない。
あるいは何処かに載っているのかも知れないが。



この試合は、スカパー308chでも生中継されている。短波放送のほうが、会場の歓声などが、早く聞こえている。後半戦に入ったが、今のところ2:1。受信状態は今までになくよろしい様で。
試合終了です。
  
Posted by Hiroshi at 17:38Comments(0)Russia/CIS