2009年10月19日

RFA B09新スケジュール

中国が最も嫌っている放送がこの「自由アジア放送」

一日の放送時間は、中国語12時間、西蔵語10時間、ウイグル語2時間、この放送に中国は全てジャミングをかけ、それだけでは物足りなく、送信所への工作活動も行っている。

RFAのスケジュールは公開されているが、そのうち2ヶ所のサイトは表向き非公開となっている。この3言語に使われる周波数は、中国語に100波、西蔵語に40波、ウイグル語に9波が、毎日休むことなく出ている。

これに対して中国は、放送波一波に対して、3波のジャミングを出していることから、これだけに450台もの送信機が動いていることになる。小生の知識では送信機一台で、一波しか出せないと思われるので、こういった数になる。

勿論ジャミングはこれ以外の放送、VOAやBBC、SOHなどにもかけていることから、ジャミングだけでもゆうに4桁の数が出ていることになる。これは旧ソ連時代に出されていたジャミングをはるかにしのぐものだ。

RFAの放送時間の変更などは無い。ほぼ例年通りに出るようだ。一つだけ違うのは、2200からの西蔵語放送の周波数。今でもこの時間CNR1が聞こえているが、実際にRFAが出ているわけではない。しかし、モンゴル送信の7470kHzが2300から使われるが、これがいつも30分ほども前から出てくるので、これにジャミングをかけているわけだ。

ところがこの冬スケジュールから、2200から7470kHzが使われるようになる。現在7500kHzに出ているテニアン送信が7470kHzへ動く。2300からの7470kHzは今と同じモンゴルから。
Posted by Hiroshi at 09:27│Comments(4)Asia/Oceania
この記事へのコメント
hiroshiさん
現在の送信機は周波数動かせるはずですよ。
一台のの送信機で同時に二波は出せませんが時間差であればどこへでも出られるはずです。
一番ジャミングの多い時間に同時に何波出ているかですね。
このほかにも放送波もあるわけですからいったい中国にはどれだけ送信機があるのでしょうね。
Posted by 化石 at 2009年10月19日 11:41
言葉足らずでしたね。勿論一台の送信機で同時に複数波は出せないということです。
Posted by HiroshiHiroshi at 2009年10月19日 13:49
hiroshiさん
Med-net blogに中国の発展余剰国向けの放送設備、技術援助協力の新華社電が転載されていますが、Andy Sennitt がソ連が30年前に歩んだ道というコメントをつけています。
Posted by 化石 at 2009年10月19日 18:16
以前から途上国向けにジャミングのノウハウを伝授する国ですから。

確かに今の中国がやっていることは30年前のことでしょう。
Posted by Hirishi at 2009年10月19日 19:05
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