中国が最も嫌っている放送がこの「自由アジア放送」
一日の放送時間は、中国語12時間、西蔵語10時間、ウイグル語2時間、この放送に中国は全てジャミングをかけ、それだけでは物足りなく、送信所への工作活動も行っている。
RFAのスケジュールは公開されているが、そのうち2ヶ所のサイトは表向き非公開となっている。この3言語に使われる周波数は、中国語に100波、西蔵語に40波、ウイグル語に9波が、毎日休むことなく出ている。
これに対して中国は、放送波一波に対して、3波のジャミングを出していることから、これだけに450台もの送信機が動いていることになる。小生の知識では送信機一台で、一波しか出せないと思われるので、こういった数になる。
勿論ジャミングはこれ以外の放送、VOAやBBC、SOHなどにもかけていることから、ジャミングだけでもゆうに4桁の数が出ていることになる。これは旧ソ連時代に出されていたジャミングをはるかにしのぐものだ。
RFAの放送時間の変更などは無い。ほぼ例年通りに出るようだ。一つだけ違うのは、2200からの西蔵語放送の周波数。今でもこの時間CNR1が聞こえているが、実際にRFAが出ているわけではない。しかし、モンゴル送信の7470kHzが2300から使われるが、これがいつも30分ほども前から出てくるので、これにジャミングをかけているわけだ。
ところがこの冬スケジュールから、2200から7470kHzが使われるようになる。現在7500kHzに出ているテニアン送信が7470kHzへ動く。2300からの7470kHzは今と同じモンゴルから。