2009年10月19日

ふるさとの風120週

10月も早や19日、この政府広報放送が2007年7月に始まって以来、120週目となる。

その120週目の放送、1333からの9585kHzは至って良好に聞こえている。近隣のジャミングも全く感じない。
まず拉致問題インフォメーション、続いて例のニュース解説、ここで特に目新しい情報が語られる事は無い。一般新聞報道の域
を出ることは無い。
拉致問題解説は、拉致被害者ここの状況を詳しく説明するコーナー。今週の一曲は、拉致問題の解決を願って、南こうせつさんが歌っている「国境の風」、拉致問題を考える「みんなの集い」では、必ず歌われる局だ。
このふるさとの風でも過去何回となく放送されている。

拉致被害者たちの無事を祈って、被害者たちが帰国する直前に作られた曲「国境の風」は、シングル版で日本クラウンからCRCP-510、2003年2月21日発売されている。

遥か海を越え遠き母の大地(とち)
水鳥(とり)たちはこの青空(そら)を自由に飛び交うよ
せめてこの魂(こころ)せめてこの慕(おも)い
悲しみを伝えてよ 愛する人へと

時代(とき)は何も言わずに 悲しげな微笑み投げるけど
この大空(そら)に国境の壁はないから

風よ風よ祖国(くに)の歌聞かせて
風よ風よ母の歌聞かせて

やがて陽が沈み赤い地平線
水鳥たちもより添ってどこかで眠るなら
熱いこの涙熱いこの慕(おも)い
夢の中で逢わせてよ愛する人へと

星座(ほし)は何も知らずにおだやかに季節を変えるけど
この夜空(そら)を奪うこと誰も出来ない

風よ風よ祖国(くに)の歌聞かせて
風よ風よ母の歌聞かせて

時代(とき)は何も言わずに悲しげな微笑み投げるけど
この大空(そら)に国境の壁はないから

風よ風よ祖国(くに)の歌聞かせて
風よ風よ母の歌聞かせて


1430の11825kHzも強力に入感している。1333からの放送とは番組内容が全く異なっている。この時間は日替わり構成で、6日前と同じ番組が出てくる。まず、懐かしい日本の歌は「埴生の宿」から。
続いてふるさとの声、松本京子さんと曽我みよしさんへのメッセージ。ということで、9月25日、10月1日、7日、13日と同じもの。

B09 JCI
Furusato no kaze in Japanese
1333-1357 9810kHz
1430-1500 9880kHz
1600-1630 9780kHz

Nipponn no Kaze in Korean
1500-1530 9690kHz
1530-1600 9965kHz
1700-1730 9820kHz

1400からの「しおかぜ」は日本語番組、5910kHzに出ているジャミングよりも、5890と6003kHzのジャミングの影響のほうが大きい。  more
Posted by Hiroshi at 23:43Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze

2009年10月19日

ポーランド放送

現在、短波放送をドイツから出しているRadio Polonia、一時は存続なるかとも取りざたされた。

しかし、新しくドイツに変わりイギリスなどからの送信が、向こう半年間とりあえず可能となり、10月25日以降も今まで通りの規模で、放送が続けられる事になった。

送信所は、イギリス、オーストリア、アラブ首長国連邦の3国から。10月25日からの全スケジュールは:

Polish Radio secures new shortwave provider
  
Posted by Hiroshi at 22:16Comments(0)Europe

2009年10月19日

RFA B09新スケジュール

中国が最も嫌っている放送がこの「自由アジア放送」

一日の放送時間は、中国語12時間、西蔵語10時間、ウイグル語2時間、この放送に中国は全てジャミングをかけ、それだけでは物足りなく、送信所への工作活動も行っている。

RFAのスケジュールは公開されているが、そのうち2ヶ所のサイトは表向き非公開となっている。この3言語に使われる周波数は、中国語に100波、西蔵語に40波、ウイグル語に9波が、毎日休むことなく出ている。

これに対して中国は、放送波一波に対して、3波のジャミングを出していることから、これだけに450台もの送信機が動いていることになる。小生の知識では送信機一台で、一波しか出せないと思われるので、こういった数になる。

勿論ジャミングはこれ以外の放送、VOAやBBC、SOHなどにもかけていることから、ジャミングだけでもゆうに4桁の数が出ていることになる。これは旧ソ連時代に出されていたジャミングをはるかにしのぐものだ。

RFAの放送時間の変更などは無い。ほぼ例年通りに出るようだ。一つだけ違うのは、2200からの西蔵語放送の周波数。今でもこの時間CNR1が聞こえているが、実際にRFAが出ているわけではない。しかし、モンゴル送信の7470kHzが2300から使われるが、これがいつも30分ほども前から出てくるので、これにジャミングをかけているわけだ。

ところがこの冬スケジュールから、2200から7470kHzが使われるようになる。現在7500kHzに出ているテニアン送信が7470kHzへ動く。2300からの7470kHzは今と同じモンゴルから。  
Posted by Hiroshi at 09:27Comments(4)Asia/Oceania