2009年10月17日

Family Radio test

EU各国が、この冬スケから短波放送の縮小、廃止になるところが出てきた。

予算削減、いまどき短波放送なんてというのが表向きの理由だ。放送中止まで行かなくとも、ベリカード発行を止めたり、カードの代行発送をしたりと、短波放送をめぐる環境は厳しいものがある。

しかしルーマニアのように、放送拡充、とりわけDRM放送をEU向けではあるが増強したりするところもある。相互乗り入れで経営の効率化を図ろうとする局もある。
半世紀以上続けられている短波放送をすべて廃止するにはかなりの抵抗があることも事実。短波放送存続を局側へ要望することが何よりも大切なことである。
ベリカードよこせのレポートはいまや必要ない。短波放送の必要性と、リスナーは何を望んでいるのか、局側へきちんと伝えるべきだろう。

やがて短波放送は宗教局と、イデオロギーの主張ばかりになりかねない。日本人の宗教観は、また別のイメージで伝えられている。仏壇と神棚が同じ屋根の下に同居する姿は日本独特の風情でもある。これを否定する、カルト宗教が大手を振っている日本では、海外の宗教放送を理解するのは困難かもしれない。

RNW MedianetworkにFamily Radioが試験放送を始めるという記事があった。昔懐かしい21480kHz、しかもマダガスカル送信である。
南アジア向けと西アフリカ向けに、いずれまた新しい言語が追加される可能性が出てきた。
Family Radio plans some test transmissions from the RNW relay station in Madagascar starting Tuesday 27 October 2009. The duration (in days) isn’t known yet. The following transmissions in English are planned:

1200-1300 21480 kHz (azimuth 55 degrees) 250 kW
1700-1800 9515 kHz (azimuth 265 degrees) 50 kW  
Posted by Hiroshi at 18:12Comments(0)Americas

2009年10月17日

Chinese on 7485kHz

2週間ぶりのフットボール試合が短波中継される。
17日は少し早めのキックオフ。イングランド プレミアリーグ: アストンヴィラ vs チェルシーの試合が、中国語で中継される。
7485kHzで1145に始まる予定だ。

中国語のサイトでも試合の模様は逐一伝えられているが、さすがにこの模様が短波放送でも生中継されているという情報はまだ気が付かない。
あるいは何処かに載っているのかも知れないが。



この試合は、スカパー308chでも生中継されている。短波放送のほうが、会場の歓声などが、早く聞こえている。後半戦に入ったが、今のところ2:1。受信状態は今までになくよろしい様で。
試合終了です。
  
Posted by Hiroshi at 17:38Comments(0)Russia/CIS

2009年10月17日

R.Japan B09

Radio Japanのスケジュールは特に大きな変化は無い。

短波放送は夏スケとまったく同じ時間で、一部例年通りの周波数変更だけである。
インドネシアからのFM中継、モスクワ中継も継続されている。

一つだけ増えた放送がある。ヨルダン川西岸地区West Bank、パレスチナ自治区の2ヶ所からFM中継が開始される。
今までアルメニアの中波1377kHzと同じ時間、2115-2145(標準時間に戻る)の30分間アラビア語が放送される。

Ramallah 107.2MHz
Jenin 89.3MHz

Ramallahは「神の丘」を意味するアラビア語で、日本では「ラマラ」とか「ラマッラ」などと表記されているようだ。   
Posted by Hiroshi at 12:44Comments(0)Japan

2009年10月17日

German on 17820kHz

RNZIはしょっちゅう周波数を変更している。
既に16日から7440kHzも使っている。2100台、何も聞こえない16mbで17675kHzだけが聞こえている。2258までAM放送、その後DRM放送となった。

特に状態が言い訳ではなく、DRMは時々音が出るといったほうが適切かも。
その中で、2200から17820kHzでドイツ語が聞こえている。DWである、WRHIからの送信のようだ。
16mbも2300を過ぎると相当にぎやかだ。中国や、R.Japanも聞こえ出す。

17470kHzのSOHに対するジャミングが一番強い。17510kHzではスペイン語が聞こえている。チョッと弱いかな。ちょっといつもとは違った伝播状態のように思える。
17810kHzのR.Japanにエコーがかかって聞こえている。  
Posted by Hiroshi at 08:41Comments(0)Americas

2009年10月17日

10月16日ふるさとの風

16日も11825kHzは、昨日と、ほぼ同じ状態で聞こえている。
懐かしい日本の歌「ふるさと」で番組は始まった。~うさぎ追いしかの山~、いつ聞いても心にしみる歌である。

ふるさとからのメッセージは、田口八重子さんへのメッセージ。今までにこの呼びかけが何回繰り返されたことだろう。
この放送は冬スケジュールでも引き続き行われる。世界にも類の無い拉致被害者向けの放送が毎日放送されている。
現状を見ていると、この放送がなくなることは無いだろう、予算カットも現実には出来ない。

16日の番組は10日と同じものだが、この中で拉致被害者救出のために作られた歌、「翼」、本当に翼があったら飛んで行きたい気持ちが良くにじみ出ている。
拉致被害者を今尚拘束している国へのこのこ出かけるマスコミ、一体何のために行くのか、土産持参で行き、帰りは手ぶら、一体何の弱みを握られているのか。SOS

もしも・・・ もしも悲願(ねがい)が叶うなら
この腕を 翼に変えて
力の限り飛んでいきたい あの子のもとへ
幾年も 季節は巡り
咲く花も 川の流れも変わらねど
父も母も 老いて小さくなりました
だけど 瞼に焼き付く幼いあなたは
あの日のままで 微笑んでいる
寂しかろう辛かろう 北の彼の地は
戻れ戻れこの胸に
もしも・・・ もしも思慕(おもい)が届くなら
この魂(こころ)カモメに託し
絆の意図を届けて欲しい あの子のもとへ
今日もまた 星空仰ぎ
いつの日か 会えるその日を祈りつつ
合わす両手 皺もいつしか増えました
けれど 健気に生きているあなたを思えば
どんな苦労も 厭いはしない
ひもじかろう寒かろう 北の彼の地は
帰れ帰れこの腕に 父の腕に
いつか 戻る日信じて耐え抜いてるあなたを
片時だって 忘れはしない
泣きたかろう切なかろう 北の彼の地は
帰れ戻れ故郷に 家族のもとに
帰れ戻れ故郷に 家族のもとに


この曲は2007年に作られた。CDのジャケットにはこう書かれている。
  1986年4月、私は北朝鮮平壌の地を踏んだ。
 
   演奏会を終えてホテルに戻る車中からデパートが目に飛び込んできた。通訳に言った。 
 『貴国の楽器を見たいので案内して欲しい』と。帰ってきた言葉は『先生、二時間待ってください』だった。
 私は彼が忙しくて時間がとれないのであろうと思っていたが、それは大きな間違いであった。
 実はその間“お客様集め、人集め”をしていたのである。
 車中から見たデパートは確かに明かりがなく、人影もなかったはずだが、二時間後訪れた時は人の波!
 そしていつの間にか電気がついて照明が煌々と光っていた。
 何か違和感を感じた一瞬である。
 帰国後10年、発覚したのは非人道的な行為、拉致であった。
 多くの拉致被害者家族の悲痛な叫びを、私は直接この耳で聞いた。
 私は動く決心をした!その家族の方々の思いを歌に乗せて、北の地まで必ずや届けと!
 北の行為は、百万言説明しようが、弁明しようが、ゆるせない!
 許してはいけない!
 断じて許さない!
 
  北からの1日も早い帰国の実現を願って 
          藤井ひでりょう



定点観測ができなくった19mbを除いて、SOHの動向を。
Daily special
October 16 SOH
1530-1600 12120kHz
2200-2230 7550kHz

結局16日は5回の放送のうち、この2回しか確認できなかった。
  
Posted by Hiroshi at 00:06Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze