海外からのラジオ放送

引き続き6165kHzの英語放送を聴いていたところ、VOAのAfrican Serviceが出ていることが分かった。中継されているのは1930まで、しばらく無音状態、1934にRadio Twoのアナウンスが聞き取れた。
やはりクロアチアが強く受信状態はいまひとつ。５日1900台、フランス語も時々浮いてくる程度で三つ巴には変わりない。1955にNHKが開始、完全にブロックされた。
ザンビアの放送と言えば、5915kHzがいつも良好に聞こえているが、当然これとは別番組である。  

9月3日から国連事務総長らがスーダンなど訪問開始したことからダルフール問題についてのニュースが珍しくNHKでも流されていた。
ダルフール地方では2003年からアラブ系民兵組織が黒人住民を無差別に襲い、約２０万人が死亡、約２００万人が国内避難民になっている。スーダン政府が支持するジャンジャウィードと呼ばれるアラブ系民族民兵による民族浄化が行われている。
この民兵に中国が武器を与えていることから問題をよりこじらせている。西蔵民族、ウイグル民族を浄化しようとしている中国と同じことをやっている。これらのことから北京五輪を中止せよと立ち上がった組織がいくつも出てきている。
一方日本では、「北京五輪を支援する議員の会」と言う組織があり、国際社会では北京五輪に対して中国の人権問題から反対する声が激しい中で恥さらしの国会議員もおられるようです。

BBCは早くからダルフール地方の国内避難民キャンプ地へ向けて特別放送を一日2回行っていることは7月にも書いたところだ。この放送は今も続けられている。WRTHではCOTBのところに記載されている。
Darfur Salaam　in Arabic:
0500-0530　12015、9735
1700-1730　15515、17585  

かつてないほど混雑しているのが今のウランバートルらしい、日本のマスコミが大挙押しかけているからだ。5日からは日朝作業部会も開かれる。
日本側は植民地支配など「過去の清算」に関する協議に積極的に応じる方針を示し、拉致問題で北朝鮮側の譲歩を引き出したい考えだと言うが、戦争をしたこともない北朝鮮に一体何の過去を清算するのか見ものである。

モンゴルからの短波放送で最もよく聞こえるのが、日本語放送、もちろんこれ以外にも自由アジア放送の中継も行っている。これが意外によく聞こえている。
R.Ulanbator以外にモンゴルから出ている放送はRFA：
5855　1400-1500　Vietnamese
7460　2030-2230　Korean
7470　1100-1400　Tibetan
7470　2330-0030　Vietnamese
11580　2330-0030　Vietnamese
17730　0100-0300　Tibetan
これらの放送全てに当該国からのジャミングがかけられている。RFAはモンゴルから送信していることは公表していません。
これらの周波数は一般公開のHFCCにも登録がなく、IBB管理以外のところから出ていることが分かっている。一部は台湾でもう一つがここモンゴルからとなる。  

今日も７波体制でにぎやかなこと、0900台は7300が聞こえなかったが、1420現在は元気を取り戻している。
4日1400台に聞こえるSOHへのジャミングは：
7300、9200、9450、9930、10300、13970、14420、14450、16550kHzの9波。
1300台に6030kHzのジャミングは、明慧广播電台(法輪功番組)に対するもの。  

「救国の声｣無き後、同じ周波数で今は朝鮮民族民主戦線Korean National Democratic Frontが朝鮮中央放送を流している。多分1053kHzも出ているのだろうが、CBCラジオのために全く聞こえない。放送時間も0800-1400と2200-0400と言うことで短波4450と4557kHzが強力に入感している。3480kHzは出てないようだ。
全てKCBSの中継で、2850、3220、3960kHzなどとパラである。この放送に対して韓国がジャミングを出していると言うことが過去にあったが、今では聞く限りそのようなことはない、DXLD7107には1053kHzで聞こえる｢火竜ジャミング｣とこれとを混同しているようで、中国が北朝鮮の放送を妨害することは絶対ありえない。しかも中国のジャミングが出ている時間帯はKCBSは出ていない。
中国のジャミングは必ず大陸向け放送に対するものである。中波1053kHzで聞こえる｢中国之声｣以外に中国語放送が出ていることは間違いない。九州・沖縄以南の方、ぜひチェックをお願いしたい。  

台湾から出ている復興广播電台はジャミングがない、しかしパワーも小さいせいか、受信状態はイマイチよくない。
ここ最近では0800に開始する9410kHzがわりと聞こえている。｢中華之声｣が開始する0955までは5995kHzとパラになっているのが分かる。5995kHzはR.Australiaのほうが強い。
復興广播電台の送信所が台湾のどこから出ているのか今もって確認が出来ていない。台湾へ行かれる方ぜひこの周波数のチェックをお願いしたい。

復興广播電台のスケジュール：
各時間とも9410、5995kHzを使用。
2300-0100、0400-0600、0800-1000、1100-1300

かなり以前から同局のウェブサイトが行方不明、と言うより接続できない。ストリーミング放送はいつも聞くことが出来る。  more

いつもより信号はやや弱い、早いものでもう九週目を迎えた。台湾からのこの放送、トラブルはつき物だが、3日1600からの放送、開始まもなく1611から1615まで送信が止まってしまった。
1623’20”から今週の一曲は昔懐かしい｢みかんの花咲く丘｣、子供のころよく耳にした曲である。この曲についてのちょっとしたエピソードは名古屋出身の方が書いて見える。

１，みかんの花が咲いている
　　思い出の道　丘の道
　　はるかに見える　青い海
　　お船がとおく　霞んでる
２，黒い煙を　はきながら
　　お船はどこへ　行くのでしょう
　　波に揺られて　島のかげ
　　汽笛がぼうと　鳴りました
３，何時か来た丘　母さんと
　　一緒に眺めた　あの島よ
　　今日もひとりで　見ていると
　　やさしい母さん　思われる
  

9月2日1600過ぎから1557kHzでWYFRの英語番組を確認、1659にIS、1700から中国語番組になった。｢中国之声｣が混信している。1735に火龍ジャミングが出てきた。先週よりもかなり強い。
1800以降も聞こえる中国語はFamily Radioの番組だ。この中国語を妨害しているのだろうか、短波帯は妨害してないようだが・・・。

一方1053kHzは1700以降｢中国之声｣に混信する別の中国語が聞こえる。1735以降ここにもジャミングが、1557kHzとは完全なパラではなく微妙にズレがある。1053ｋHzのほうが遅く聞こえている。1629に’Xi Wang Zhi Sheng’のアナウンスが聞こえたが、’Guoji’が出てない。以前短波で聞こえた第二放送のパターンに似ている。
やはり1053kHzは｢希望之声｣が出ている可能性が高い。そして火龍ジャミングは｢中国之声｣終了後に引き続き出てくる。1845'56"にCBCがキャリアーON、万事休す。  

DRM放送の常連局である。Radio Kuwaitのアラビア語放送は早い時間17885kHzはよく聞かれているが、DRMではこの周波数が割と長時間安定して聞こえている。

そういえば、RNZIが1608まで7145と6095kHzでAM放送を出していたが、その後止まってしまった。DRMは6095kHzで1700に始まった。  

9月2日、1400台はこの9930kHzは英語番組が出ている。にもかかわらず今日はジャミングが出ている。ジャミング担当者は日時を間違えたか。途中気が付いたようで、1645までかけっぱなしになっていた。
一方バンド外のジャミングは、２日0650には7300、10300、13970、16530/9200、14470/14450の７波が強力に聞こえていた。この時期さすがにスキップするのかあるいは出てないのかよく分からないが、1405には9200、14470と13970が入感、1630には9200kHzしか確認できない。