11月9日土曜日1300の「しおかぜ」は5935kHzが良好である。7305kHzは混信で受信状態は悪い。きのうと同じ番組である。特定失踪者問題調査会が10月16日に行った記者会見「北朝鮮における証言・情報について」で発表した資料が読み上げられている。
救出への道コーナーは増元輝明さんから、2023年作文コンクール中学生部門優秀賞「自分ごと」として考えること、沖縄県南大東村立南大東中学校3年池田七星さんの佐久本が読まれている。
八月十日に開催された「拉致問題に関する中学生サミット」に県の代表として参加しました。私はその中で拉致被害者、横田めぐみさんの弟である横田拓也さんの講話を受け、改めて、問題を解決する為に必要なことについて考えさせられました。
横田拓也さんは当時のお話をする前に、 「自分ごと」として考える、受け止めることの重要性をお話していました。横田めぐみさんは、十三歳の時に拉致されています。中学一年生の冬、ごく当たり前に学校に行き、部活で汗を流し、その後、帰宅途中に拉致されました。海岸沿いから徒歩で五分の所に自宅、そこから更に十分の所に学校。実際の地理も交えた、めぐみさんが拉致されてから、拉致が発覚するまでのお話。アニメや文献などを見るよりもずっと、あの時その場にいたような気持ちになり、鳥肌が立ちました。
横田拓也さんの講話が終わり、次の制作の説明を受けながら、先ほどの話をぼんやりと考えていました。ふと、私は私自身がめぐみさんや拓也さんに対して「かわいそう」ではなく、ただ純粋に「辛い」と感じていたことに気が付きました。それはアニメを見た時、拉致問題に関する本を読んだ時とは明らかに違う感情でした。その時、初めて私はこの問題を「自分ごと」として真正面から考えられていたのです。
普段、私は日頃起きている問題を「自分ごと」として捉えられているだろうか。同性婚が未だ認められていないことや、悲惨な事件のニュースを見ても「かわいそうだな」 「大変そう」と感ても、自分ごととしては捉えられていない。それは、自分自身がそのことについて表面的な事しか知らないからではないだろうか。では「自分ごと」として捉えられるにはどうしたら良いのだろうか?本当の心情は当事者にしか解らない。しかし、 「知る」ことは出来ます。私が拉致問題について当時の話を聞いたり調べたりしたことで自分ごととして考えることが出来た様に。
カラーバス効果、というものがあります。関心を持ったものが日頃の生活の中で自然と目に入る、というものです。こんな問題がある、と心に留めておく。もし、ネットやニュースでそのことに関することがあればきっと貴方の目に留まるはずです。そうやって日々、ちょっとずつ問題に触れていく事でより問題が身近になっていくとおもいます。
次は、誰かにそれを伝える番です。友達や家族と話したり、インターネットで発信してみたり。そうやって関心の輪を広げていく事で、 より多くの人が 「自分ごと」 として考えるきっかけになり、問題の解決につながっていくのではないでしょうか。
「日本政府からご家族の声」は田口八重子さんへ、長男飯塚耕一郎さんから、2022年12月国際シンポジウムでのメッセージが出ている。あとはいつものように日本へ船での脱出に際しての注意喚起が出ている。
1430の「ふるさとの風」は9560kHzがベスト、7290kHzは若干CNR1とジャミングの混信がある。7520kHzはこの時間も強い。懐かしい日本の歌は「ドレミの歌」である。
「拉致問題解説」は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。当時24才であった。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日心臓マヒで死亡したとされる。しかし結婚した事実もなく、何の前触れもなく死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年9月に北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。死亡を確認する客観的事実は何もない。
「ふるさとの声」は増元るみ子さんへ。弟さん増元照明さんから2023年10月鹿児島県で開催された共同公開収録のメッセージである。続いて、お姉さん平野文子さんからのメッセージは2024年6月の電話収録から。同じく2020年6月に電話収録したメッセージである。そして2019年12月熊本県での国民の集いで収録したメッセージである。
「今日の一曲」は1976年のヒット曲沢田研二の「コバルトの季節の中で」、この曲は1978年秋から約一年間、拉致被害者の蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。この番組は2024年7月17日、27日、8月6日、17日、28日、9月7日、17日、28日、10月8日、19日、29日と同じ内容である。