海外からのラジオ放送

旧ソ連がまだ生き続けているかと言われているような、もめている地域からの放送、ドニエストル川に沿った国と言うことから日本語では「沿ドニエストル共和国」と言うことになる。ソ連時代の送信設備がそのまま使えることから電波を出すには事欠かない。
モルドバの独立はOKだが、ロシアはここからの分離独立を認めていない。
現在短波5965kHzでは平日のみの放送が行われている。とりあえず延長されるのは中波549kHzで一日16時間にするという。1600から1640まで出ているが、マレーシアの混信が激しい。
報道発表では短波6235kHzで1700からとされているが、これは多分冬スケ、のはず。今年1月に受信した音声がYouTubeで聞くことが出来る。
旧ソ連時代の送信機の殆どがここグリゴリオポリスキー地区にあるが、どこも承認してないことからモルドバ(MDA)送信としてリストされている。当然郵便のあて先はモルドバである。
The QSL address for Radio PMR is: Radio DMR, Rosa Luxembourg Str 10,
Tiraspol 3300, Pridnestrovskaia Moldavskaia Respublica  

1日、1600からの9780kHz、いつもより台湾方面の状態が悪く、この放送も幾分ジャミングがうっとしい。5kHz上にはVoice of Koreaのスプリアスと思われる英語番組が強い。9785kHzは正規の周波数ではなくオバケ。
更に上の9795kHzはVoice of Russiaのドイツ語。9810kHzのCNR1がやたら弱い、よく聞けばデジタルノイズが気になる。Voice of RussiaのDRM放送だ。かろうじて局名が出る程度で、音声復調には程遠い。
  

18180kHzが0200に終了、以降14MHz帯が2波になっている。また0800過ぎにチェックしたところ16MHz帯も復活、再び７波体制でにぎやかなこと。
1日、1230現在放送バンド外のジャミングは：
1.　7300、10300、13970、16530
2.　9200、14420
3.　14450  more

1805に｢神州之声｣が終了した後英語ニュースが聞こえている。これはかなり強くすぐにクロアチア放送と分かるが、1815にクロアチア語になり、それ以降にも別局の英語が聞こえている。
更にもう一局言葉は良く分からないが時々浮いてくる、この時間帯少なくとも3局が混戦している。どの局も周波数精度は高くビートは全くない。R.Japanの始まる1955までは何とか聞こえているがクロアチア放送以外はまだ局名が分からない。
クロアチア放送は1800-1815に英語、1900-1903頃にドイツ語ニュースが出ている。  more

8月20日ごろから本来ここで聞こえるべき｢海峡之声｣が出てない。当然1200以降の4940kHzもいない。11590kHzで1000からの中国語はKTWR、ところがこれに別の中国語が混信している。ジャミング用の｢中国之声｣だ。別系統の7280と6115kHzは聞こえている。
原則中国はKTWRを妨害してないが、この周波数だけはなぜか早くからジャミングを出している。1100に番組が終わっても出し続けているが、これは1200からのRFA西蔵語に対する前触れである。冬スケでは1100からこの周波数を使っている。
この11590kHzで4時間もCNR1｢中国之声｣が出ていることになるが、このジャミング波は広西壮族自治区南宁(Nanning)から出ており、正規の放送波でないことは明らか。13610/9810kHzが正規の放送波。  more