2024年10月30日

10月29日ふるさとの風

B24スケジュールになり、また短波放送が静かになってきた。7月のVOAなどの大幅な放送時間削減に続き、今回はAWRがグアム島送信(KSDA)を除きすべて中止となった。規模からいえばVOA、RFA以上に大きく、放送時間、使用言語、周波数、送信所とこれまでにない大規模な削減となっている。
一部の言語はKSDAからの送信に変更されている。

1300代の朝鮮語と日本語放送は7295kHzにジャミングが確認できる。9705と12045kHzは強力に入感している。タシケント送信がこれだけ強いのは珍しい。
昨日から新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」は10月17日総理官邸において、石破総理と拉致被害者家族らと面会した。石破総理の発言が出ている。
「ニュース解説」は10月23日米国オースチン長官が、ウクライナ戦争において北朝鮮軍が参加していることを確認したと発表したことなど。今週の一曲は日本語放送のみで、1977年のヒット曲、狩人の「あずさ2号」である。

1405の7260kHzは混信で受信状態は悪い。6085kHzは強力に入感している。この時間は毎日同じ番組が出ている。開始と終了に「しおかぜ」のアナウンスが出ている。

1430の「ふるさとの風」は9560kHzがベスト、7290kHzは若干CNR1の混信がある。7520kHzはこの時間も強い。懐かしい日本の歌は「ドレミの歌」である。
「拉致問題解説」は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。当時24才であった。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日心臓マヒで死亡したとされる。しかし結婚した事実もなく、何の前触れもなく死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年9月に北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。死亡を確認する客観的事実は何もない。
「ふるさとの声」は増元るみ子さんへ。弟さん増元照明さんから2023年10月鹿児島県で開催された共同公開収録のメッセージである。続いて、お姉さん平野文子さんからのメッセージは2024年6月の電話収録から。同じく2020年6月に電話収録したメッセージである。そして2019年12月熊本県での国民の集いで収録したメッセージである。
「今日の一曲」は1976年のヒット曲沢田研二の「コバルトの季節の中で」、この曲は1978年秋から約一年間、拉致被害者の蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。この番組は2024年7月17日、27日、8月6日、17日、28日、9月7日、17日、28日、10月8日、19日と同じ内容である。



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