2008年11月20日

中国の放送は妨害用

いまさら始まったことではないが、短波帯で数多く出ている中央人民广播電台の国内向け中国語放送はジャミングのために放送されているようなもの。

正規の放送波だけならこれだけあちこちで聞こえるわけが無い。通常ジャミング用にはCNR1「中国之声」が使われている。放送波は1735に全て番組の途中で終了する。ところがこれ以降も多くの周波数で「中国之声」が聞こえている。これらは全てジャミングとして放送されていることになる。

CNR2「経済之声」はジャミング放送として使われることは無い。しかしある特定の時間だけ電波を止めている周波数がある。それはなぜか?、止まっている時間はチベット語などが出ている時間に限られているということ。これらのことから推測に過ぎないが、チベット語の妨害用に送信機を使っていると言う事だ。

止まっている時間が1100以降であることから「西蔵之声」のジャミング用に使われている可能性が高い。RFAやVOAに対するジャミングは強烈であるが、西蔵之声に対しては受信した限りでは放送波も弱いが、ジャミングも同程度弱い。

正規の放送葉を止めている時間は:
6010kHz 1100-1600
7335kHz 1200-1400
9480kHz 1100-1400  
Posted by Hiroshi at 23:19Comments(0)Taiwan/China

2008年11月20日

Africa No 1

アフリカの常連局。いつも9580kHzでよう聞こえてます。

今までは2300の終了が確認できなかったが、BBCが9465kHzへQSY、その後も垂れ流しになっていたジャミング放送も止まりクリアーとなった。その結果短波中継が終了する2300まで受信が出来る。

17日にはジャミングが止まっており、最近ではこの時間のほうが受信状態がいいようだ。無駄なジャミングは即刻止めてほしい。いやジャミングそのものを止めろ!

ジャミングの垂れ流しは1500からの9930kHzでも続いているが、今は一時間早く1600に止まっている。出てないこと分かっているんだからもっと早く止めたら。  
Posted by Hiroshi at 17:24Comments(0)Africa/ME

2008年11月19日

拉致・調査会ニュースから

19日の特定失踪者問題調査会の記者会見でまた新たに拉致の可能性が高い失踪者が発表された。

続いて「しおかぜプロジェクトについての報告」が行われた。

 調査会の財政悪化に伴う短波放送の放送時間短縮等、しおかぜプロジェクトの縮小問題につき、関係各方面のご協力で現在状況は改善されつつあります。まだ予断は許せませんが、当面の活動継続にはめどがたちました。関係各位に心より御礼を申し上げるとともに、活動が安定して行われるよう、今後ともご協力をよろしくお願い申し上げます。

<短波放送「しおかぜ」>「JSRしおかぜ」新周波数へ妨害電波

 11月6日付けで総務省は、「JSRしおかぜ」と同一周波数への妨害電波が北朝鮮から発射された物と確認し、国際電気通信連合(ITU)の定める無線通信規則に違反していると認められることから、ITUを通じて北朝鮮に対して規則違反を通報しました。

 今回の妨害電波発射確認は、10月26日に新周波数へ変更後11日目となりますが、すでに一部のしおかぜリスナーからは周波数変更後2日目には妨害電波らしき不穏な雑音を捉えており、その後も断続的に妨害電波は「ON」「OFF」を繰り返している事も確認されています。その状況は北朝鮮当局が「しおかぜ」を傍受し、こちらの周波数を確認しながら妨害電波を発射している事を裏付けていると理解できます。

 また、周波数変更の翌日には調査会事務所へ若い女性から周波数についての問い合わせがあり、その話し方の語尾には、かすかな朝鮮なまりがありました。正体は不明ですが、周波数変更に関連し、探りを入れてきた可能性もあると思われます。これらの反応から考えれば、「しおかぜ」の存在と猫の目作戦はますます効果を上げていると証明し判断できます。

 また、今回夜の放送に割り当てられている5910kHzの周波数はWARC-92拡張バンドであり、デジタル技術を含む新たな変調技術の進展を考慮し追加分配された周波数帯域です。「しおかぜ」は無線局という性格から、国内法では通信という扱いとなるため、拡張バンドの周波数帯も使用可能という事が生かされています。受信する側から見れば、同じ短波帯の周波数ですからなんら変わる物ではありませんが、密集する周波数帯域での周囲との混信を避け、出来るだけ受信しやすくする効果としては非常に有効であると考えられます。総務省側も「しおかぜ」についてかなり考えた上の周波数割り当てであり、努力されている事がよく分かる選定です。関係者の皆様のご尽力に感謝申し上げます。

放送時間(11月19日現在)
夜 11:00~11:30 周波数5910kHz
朝  5:30~ 6:00 周波数6045kHz

 なお、現在、北朝鮮近隣地域での伝搬状況を判断し、一般リスナーからの受信報告も考慮した上で、新たな周波数への移行時期を検討中です。

<バルーンプロジェクト>

 さる10月17日、バルーンプロジェクトでご協力をいただいている基督北韓人連合の李ミンボク代表から以下のメールがとどきました。李代表によればこれまで日本側で作成したビラ約22万枚は今回すべて北朝鮮に飛ばし終わったとのことでした。

 このビラは内容はほとんど同じですが12万枚が調査会、10万枚が家族会及び調査会の名前で作られています。また、基督北韓人連合のビラにも日本人拉致・帰国者問題などが記されています。北朝鮮が激しい抗議をしてくるのはそれだけ効果がある証拠であり、韓国政府の対応も厳しくなる可能性がありますが、今後も慎重かつ大胆に取り組んでいく予定です。

(李ミンボク・基督北韓人連合代表からのメール)

さる10月と11月は北朝鮮の相次ぐ抗議(22回目)でこれまでになく緊張した雰囲気となり、少し利口に対応しなければならないことを勘案し事業報告をのばしていました。

 秋に入ると北朝鮮向きの風の吹く回数が少なくなります。したがって風向きが北に向かえば明け方でも飛んでいって風船を飛ばしています。

 10月中は3回、鉄原・白馬・金化・華川などで54個の大型風船を飛ばしました(うち3個は失敗)。これは標準のビラ基準で約300万枚にあたります。11月は現在16日まで4回、金化・白馬・大馬・鉄原などであわせて51個の大型風船で306万枚を飛ばしました。北朝鮮の強い抗議に対し、刺激してはならないという政府と一部の有識者の方々の自制要請を慎重に考慮して、さらに「左手がすることを右手が知らない」という原則を守っていくつもりです。

 世の中の雰囲気より神の仕事を優先し、霊的に終末を迎えた国、人間偶像化の唯一の国、閉鎖された北朝鮮に自由の穴をあけるダビデの石、福音と自由の風船を飛ばします。皆様の祈りとご支援に感謝しながら。

基督北韓人連合・対北風船団長 李ミンボク
  
Posted by Hiroshi at 22:17Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze

2008年11月19日

日本が日本でない

痛ましい事件が毎日のように起きている。残念でならない。
でもメディアの伝え方はいつもおかしい。役人が殺されるとテロ、そうでない人は殺人。こういう考えがまかり通っているから事件は起きる。

何十人、いや何百人かもしれない人が拉致されていてもテロとは書かない言えない、全て自己保身のために言えない。警備を税金でしてもらうのも結構、でもその前に責任をとるということをしなけりゃ。

納めた年金をある期間抜き出し、着服する、あるいは他人の分にまわす、違法行為をし続けていながら何の責任も取らない役人に怒りの声が上がっている。

なにも特別扱いするような事件ではないでしょう。毎日のように飛び込み自殺で何万人にも迷惑をかけている列車事故のほうも大きく扱われるべきだと思うのだが。  
Posted by Hiroshi at 19:38Comments(0)番外編

2008年11月19日

Radio Dabanga

15日0430から始まったRadio Dabanga、その後も13800kHzをチェックしているが、キャリアーが分かるのみで中身までは・・。
同波のIRIBは0530に開始していることが確認できた。

したがって0430から出ている電波がこの放送と思われるが、時々音が浮いてくる程度でよく分からない。0530からのアラビア語はよく聞こえている。

衛星ラジオを聞いている限り、15日以降同じお皿を回しているだけで、まだテスト放送の段階である。周波数は2波がアナウンスされている。

Radio Dabanga
0430-0527 13800, 7315  
Posted by Hiroshi at 14:35Comments(0)Africa/ME

2008年11月19日

Star Radio & CTN


いつもマアマア聞えている放送だが、11月10から9525kHzでは聞こえなくなっていた。周波数が変更されており、11875kHzでよう聞こえとる。アセンション島からの中継。

今まで通り0700にStar Radioのニュースが出ている。英語アナウンスに続いてローカル言語でなにやらゴソゴソ。この放送はリベリア向けで米国民間団体のニュース情報放送局。一般からの寄付金などで運営している。

リベリア内戦が一応収まったと言うものの、インフラの整備は全く進んでおらず、国内には一部宗教局がある程度。モンロビアのFM番組の一部をこの短波で放送をしている。

後半0730のCTNも同様で、こちらはシエラレオネ向けの放送。停戦合意がされているが国際援助機関等に頼らざるを得ない状況に変わりは無い。番組もニュースではなく、精神面のサポートをするいわば情報心理作戦放送である。

CTNのウェブサイトはIE6や7では表示されないことがある。IE以外は問題なし。ちゃんと表示してくれる。欠陥IEは使わないようにしましょう。  
Posted by Hiroshi at 12:47Comments(0)Africa/ME

2008年11月19日

にっぽんの風・パラオ送信

17日から始まった政府広報番組朝鮮語のパラオ送信は極めて強力に入感している。

18日、1500開始の英語番組は弱かったが、「にっぽんの風」が始まる前から急に強くなってきた。1530T8WHのコールをアナウンス、続いて朝鮮語番組となった。

18日のパラオ送信はこんな具合に出ていた。
Today's T8WH Palau
0400-0500 15680kHz English
0800-1100 9930kHz English
1200-1230 12130kHz Vietnamese Hao Mai Radio
1230-1300 12130kHz English
1300-1400 11880kHz Burmese Democratic Voice of Burma
1200-1500 9930kHz Chinese Sound of Hope
1500-1530 9965kHz English
1530-1600 9965kHz Ilbone Baram Korean  
Posted by Hiroshi at 01:26Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze

2008年11月18日

KBS日本語放送

17日の KBS「玄海灘に立つ虹」 で12月17日をBCLの日にしようという動きに合わせこんな予告をしていました。

個人的には先生でも、神様でもありませんが、BCLという言葉を日本に定着させた大御所であることは確かでしょう。そして彼の意思をついでまた海外放送を聞く人たちが増えてきていることは喜ばしいことです。

時代は変わり、短波ラジオが無くてもBCLができるようになりました。趣味の世界ですからどんな楽しみ方も個人の自由でしょう。しかしベリカード集めのためにBCLをするというのはどうも趣旨が違うような気がするのですが・・。

そういえば、オークションに出すためにベリカードをもらうんだという人がどこかにいました。まあそういう時代なんでしょうね。遺品をオークションで整理できたという人の話を聞いたこともありますから。  
Posted by Hiroshi at 16:09Comments(0)日本語放送

2008年11月18日

TRTトルコ放送

EUに加盟するとかさせないとか、話題になることもしばしば、放送にはことのほか力を入れている。トルコって中東?ヨーロッパ?どちらでもいいですけど仲良くやって。

世界的に短波放送を縮小する中にあって、増える事はあっても減らないのがトルコとイランぐらいではないか。イランにはある日本語放送がないのが不思議なくらいだ。トルコの海外向け放送Voice of Turkeyはトルコ語を含め30言語で放送している。

インターネット放送にも力を入れており、TRTのウェブサイトでは以前からテレビ・ラジオ放送全てがストリーミングで見聞きできる。衛星テレビ・ラジオ放送がそのままネット上でも見られるわけだ。今の日本では考えられないことである。

TRT放送では日本のニュースはいつも詳しく報道されている。17日の放送でも、「日本景気後退へ」と大きく伝えていた。
ストリーミングだけでなく、各言語ともトルコ音楽、ニュースサマリーなどオンデマンドでも聞くことができる。

中国語1200 1750kHz、ウズベク語1300 11865kHz、ウイグル語0100 6000kHz、キルギス語1430 9655kHz、カザフ語1430 9785kHzの放送にジャミングはかかっていない。


  
Posted by Hiroshi at 10:09Comments(0)Europe

2008年11月18日

ふるさとの風72週・しおかぜ

この一週間9965kHzは全く聞こえない。
MUFが下がりっぱなしで近隣からの電波はことごとく入感状態が悪い。
それに引き換え、アルメニア送信などの対北放送は少なくともここではよく聞こえている。

今週から放送時間がちょっぴり増えた。1333からの放送は毎日日本語に、そして朝鮮語は1530から9965kHzになった。ところがこの朝鮮語何とパラオから出ていることが受信の結果判明した。以前テスト送信も出ていたことから、17日1530から正式に使用を始めたことになる。

9965kHzは1500にT8WHのアナウンスの後英語番組が、この後引き続き1530に朝鮮語番組「日本の風」が開始された。9690kHzの今週の一曲から9965kHz、パラオ送信の開始部分の録音。番組終了に新周波数と時間のアナウンスがある。

9965kHzは1530の開始時はよいが、1545から5kHz上の9970kHzに自由朝鮮放送が出てくるためガサガサとうるさい、5kHz並んで北へ向けての放送が並んでしまった。

ジャミングにもめげず、しおかぜはそこそこ聞こえる。17日1400からの5910kHzは日本語番組だ。そしてこの後のふるさとの風9880kHzはいつものように強力である。ジャミングは全く感じられない。

拉致問題インフォメーションは札幌映画祭の模様を、そしていつものあまりパッとしないニュース解説、今週の一曲は「村祭り」と「もみじ」の2曲が放送された。

対北放送の周波数がまた一部変更されているので再掲載する。FNKはウェブサイトのURLも変更、台湾送信の1000の放送が1100からに変更されている。

B08 Broadcast to the North Korea 北朝鮮向け放送一覧 as of 17th November, 2008

Furusato no Kaze ふるさとの風
1333-1357 9965(Japanese) via TWN
1430-1500 9880(Japanese) via DRW
1600-1630 9780(Japanese) via TWN

Nippon no Kaze 日本の風
1500-1530 9690(Korean) via DRW
1530-1557 9965(Korean) via PLW
1700-1730 9820(Korean) via TWN

JSR Shiokaze しおかぜ
1400-1430 5910(Japanese/Korean/English/Chinese) via YAM
2030-2100 6045(Japanese/Korean/English/Chinese) via YAM

Free North Korea Radio 自由北朝鮮放送
1100-1200 11750 via TWN
1400-1600 7585 via TAC
1900-2100 7530 via ERV

Open Radio for North Korea 開かれた北朝鮮放送
1300-1400 7515 via TAC
2100-2200 9950 via ERV

Radio Free Chosun 自由朝鮮放送
1200-1300 11560 via TWN
1545-1615 9970 via ERV

CMI:Voice of Wilderness 広野の声
1300-1400 11640 via ERV

North Korea Reform Radio 北朝鮮改革放送
1300-1330 9965 via TWN
1330-1400 9365 via DB

VOF Voice of Free Radio 自由の声放送
1600-1630 7530 via TAC
  
Posted by Hiroshi at 00:46Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze