2008年11月16日

ビルマ語放送

日本では国名をミャンマーといっている。しかし多くの国では依然としてビルマを通している。

BBCやVOAのニュースでも全てBurmaである。憲法を無視し、独裁政権にノーを突きつけているのである。しかし日本政府はそんなことはしない。しかも経済援助までしているおめでたい国だ。これにはマスコミも右にならへで政府に反旗を翻すことは無い。

日本のメディアはどこもミャンマーである、中にはビルマ語といわずにミャンマー語なんていっている連中もいるくらいだ。国名はミャンマーだが、国語はビルマ語である。

2年前は連日この国のニュースも聞かれたが今は殆んど無い。しかし事態は何も変わっていない。報道しない何かがあるのだろうか。
いつもスケジュールを紹介しているDVB「ビルマ民主の声」、民主化を求め毎日衛星テレビと短波放送で世界に訴え続けている。RFA「自由アジア放送」のビルマ語も連日ビルマ情勢を伝えている。

BBCのビルマ語も熱心である。英語放送でも最近こんなニュースを伝えていた。政府を批判する人は一般国民でも、弁護士であろうと逮捕してしまう。中国と同じである。

DVBもこの冬スケジュールから放送時間を増やしている。しかもパラオから中継している。「ビルマ民主の声」はノルウェーに本部を置く非営利団体で、在外ビルマ人や宗教団体などが協力している。
B08 Democratic Voice of Burma
2330-0030 5955 Wertachtal
1300-1400 11880 Palau
1430-1530 9415 Yerevan, 17495 Madagascar

  
Posted by Hiroshi at 19:00Comments(0)Asia/Oceania

2008年11月16日

ラジオ放送のデジタル化

EUなどではDRM放送として実用化されている。しかしまだ一般的ではないが、受信機も市販されている。日本でDRM放送が出てくることは絶対にない。

国内ではまったく別の方式でしかもVHF帯のアナログテレビの7chの周波数を使って試験放送を行っている。しかし東京と大阪しか受信できない。今後放送地域が広がる予定も無い。これを聞く受信機も入手しづらい。番組といえばAM放送と同じサイマル放送である。

通常のラジオの感覚で聞けるデジタルラジオ放送は日本ではまだないということである。というよりも今後も出てくる可能性は低い。ヨーロッパのように、両立性という事を日本は考えないからだ。

同じ筐体のラジオで、AMモードにすれば中波放送が、FMにすればFM放送、そしてDABにすれはデジタル放送が受信できるという概念が日本ではやれない、やらない。今の実用化試験放送も、これから先も本放送になることは望み薄い。受信機が無いからである。

これから先もラジオ放送はアナログが主役となることは間違いない。完成された技術と送信所のグローバル化により誰もが放送できるからである。

短波放送に関してはR25にこんなことも載っていたので以下に転載する。この世界も一般には理解しがたいことに映るようで、実際に短波放送から新聞テレビ以上の情報を得ることは少ないかもしれない。しかし世界のメディアの実態を身近なものにしていることは確かだ。
南大西洋セントヘレナ島から年一回の短波放送が行われている。日本のわれわれアマテュアの援助により実現した放送でもある。自分のリクエストした曲が流される、メールが読まれる、地球の裏側からの放送が聞こえる。何とロマンのある楽しみ方ではないか。

ラジオ放送もデジタル化へ、ですが…
君は短波ラジオのディープな世界を知っているか?

テレビ放送は2011年から地上デジタル放送になりますが、ラジオ放送も地デジ化を進めているって知っていました? 音質の向上やデータ放送などよりよいサービスが提供されるようですが、ラジオの場合、地デジ開始後もアナログ放送は続けられるのであまり話題になっていないみたい。

そういえば日本で放送されているラジオ放送の形式は、AM放送、FM放送、短波放送の3つ。AMはスポーツ中継やトーク番組が売り、FMは音楽メイン、あれ? 短波放送ってどんな番組をやってるの? オジサンたちが真剣な表情で聞いてるってイメージはあるんだけど。

「オジサンが聞いているのはおそらく『ラジオNIKKEI(旧・ラジオたんぱ)』でしょうね。株式市況番組と競馬中継番組が人気です。日本の短波番組の代名詞であり、『ラジオNIKKEI』のみを受信する専用のラジオもあるくらいです」

そう答えてくれたのは、『ラジオマニア』(三才ブックス)編集長の梅田庸介さん。ではそもそも『短波』ってどんな特徴があるんだろう?

「短波は、中波(AM放送)や超短波(FM放送)では突き抜けてしまう電離層(地球の大気の上層部)で反射するという特徴を持っています。そのため、短波は地上と電離層の間でピンポン玉のように反射し、非常に遠方まで届きます。そのため自国の文化を伝えるために伝統音楽や国内情報を海外向けに流す番組が多く、今、日本に住む日本人や海外在住の日本人に向けて海外から短波放送を発信している国は、韓国、中国、アメリカ、オーストラリアなど15カ国にのぼります」

なるほど。…でも正直、周りに短波を聞いている人っていないんですけど。

「よりタイムリーに情報を受け取れるインターネットの発展や、高層ビルの影響により電波が拡散し、都市部では短波を受信しにくくなっていることがあいまって、短波ラジオのユーザーは非常に少なくなっているのが現状です。ただ、インターネットとは違い、特別な電話回線などはいらず、電波さえ受信できれば海外の音声を直に聞けるのが短波ラジオの利点です。その点を生かして現在、特定失踪者問題調査会が北朝鮮の日本人拉致被害者に向けて『しおかぜ』という番組から、『家族からの手紙』などのメッセージを送っていますよ」(同)

インターネットや携帯電話で簡単にコミュニケーションが取れる時代。でも、今や聞く人も減った短波ラジオでしか届けられない“声”もあるんですね。
  
Posted by Hiroshi at 08:18Comments(0)日本語放送

2008年11月16日

しおかぜ6045kHz

Radio Saint Helena Dayの15日、2000からはコンディションが悪く何も聞こえない。2030あたりから少し聞こえだしてきた。
MUFが11MHzまで達していません。

31mbは近隣諸国からの電波は結構強く届いている。
6045kHzは2025から時々強力なキャリアーが出てくる。いったんは切れたが、そのまま「しおかぜ」が始まった。ジャミングも早くから出ている。2030からは朝鮮語番組である。

一般メディアでも報道されたことからまた注目を浴び、関心が高まったことはいいことだ。このまま放送が続けられることになった。多くの方の支援がさらに続くことを望みたい。

しかし大物政治家と言われる中にはいまだに帰国した家族を北へ帰して解決を図れなどとうそぶいている。何十年と住んでいれば本人の考え方も変わってしまう。親の思いとは裏腹になっている。

拉致事件の解決をしたくない連中たちは、これが犯罪・テロ活動であるという認識がない。袋詰めにして無理やり連れ去ったことはまぎれもない事実なのだ。拉致されたと分かっていながら捜査を中止させた当時の体質も許せない。

相手が北朝鮮となれば、何もかもがタブー視された時代背景もあった。横田めぐみさんが拉致され31年が過ぎた。  
Posted by Hiroshi at 06:08Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze