2011年12月12日

12月11日しおかぜ

1330の「しおかぜ」は6135kHz、ジャミングもスキップ気味だ。11日日曜日は本語放送からかいし、去る11月12~13日に1万キロ現地調査第4回鹿児島、宮崎編が実施され、このとき収録された被害者家族らの声が出ている。
昨日10日、1400から放送された番組と同じ内容である。

市川修一さんへ 兄の市川健一さんとその妻の龍子さんから最後に写真を撮った現場(薩摩湖での収録)
増元るみ子さんへ 弟の照明さんから最後に写真を撮った現場(同じく薩摩湖)、続いて宮崎編として11月13日収録の、
園田一さん俊子さんへ 娘の前山利恵子さんとそのご主人の光秋さんからのメッセージ、大崎町園田家跡で収録。
田中正道さんへ 妹の村岡育世さんから、大崎町園田家跡にて収録。そのほかの「救出への道」。1354:27に「日本政府からのメッセージ」は、12月10日から16日までの北朝鮮人権問題啓発週間について。

1430の「ふるさとの風」は9950kHz、ジャミングもなく受信状態は良好である。番組は懐かしい日本の歌「雪の降る街を」と「船頭小唄」の2曲で始まった。このシリーズ2回目の放送となる。
ラジオといえばNHKしかなかった時代、ラジオから流れる「雪の降る街を」はよく耳にした。その後「みんなの歌」でも放送されるようになり大ヒットした曲だ。

雪の降る街を 雪の降る街を
想い出だけが 通りすぎてゆく
雪の降る街を
遠い国から 落ちてくる
この想い出を この想い出を
いつの日かつつまん
温かき幸せのほほえみ

雪の降る街を 雪の降る街を
足音だけが 追いかけてゆく
雪の降る街を
ひとり心に 充ちてくる
この哀(かな)しみを この哀しみを
いつの日かほぐさん
緑なす春の日のそよ風

雪の降る街を 雪の降る街を
息吹とともに こみあげてくる
雪の降る街を
誰もわからぬ わが心
このむなしさを このむなしさを
いつの日か祈らん
新しき光降る鐘の音


続いて拉致問題解説は石岡亨さんについて。ふるさとの声は、2011年10月18日のお兄さんからの手紙が代読されている。
今日の一曲は1975年のヒット曲、布施晃「シクラメンの香り」、この後政府認定者12名の氏名、周波数アナウンスで番組終了。11月23日、12月2日と同じ内容である。

1600の9780kHz「ふるさとの風」もいつになく超強力に入感している。ジャミング、混信全くない。この時期日によってかなり入感状況にむらがある。
1430と同じ番組が出ている。
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2011年12月11日

Korean 6435kHz

局名不詳の放送は11日も予定通り聞こえている。やはり今回始まった0600からの放送が一番受信状態がよいかもしれない。

この時間はパラに出ている6550kHzもほとんど同じ状態で聞こえている。北朝鮮のジャミングはまだこの2波には出ていない。

この後6135kHzはジャミングが出ていることからちょっと聞きづらい。

11日は6230kHzなどのスーパージャミングが0350から出てきた。出てきたのは5855、6003、6015、6230、6348kHzの5波、日曜日だけ早くから出しているのかも。先回もこうしたことがあった。このため0500の6230kHzの放送はまったく聞こえない。しかし分かっているのか、0537:40に5波すべて停波した。
ところが2分後にまた、5855、6003、6015kHzは同時にジャミングを出してきた。6230と6348kHzは0640に再開、6518と6600kHzは通常通り0650にジャミングを出している。
放送のない周波数へジャミングを出す北朝鮮、何ともだらしのないというか締まりのないことをやっている。80分しか放送がないのに、17時間も垂れ流す神経が分からん。

12月11日、6435kHzは0657:20キャリアーON、6550kHzは0557:55にキャリアーを出している。0559:36に音楽スタート。
1100からの状況を見ると、6435kHzは一段と強く入感しているが、6550kHzはスキップ状態、昨日に比べると格段に弱い。
指向性が同じとすれば、この2波かなり違うロケーションから出ているようにも見える。1104から6550kHzも若干あがってきた、しかし聞く場所が違うとやはり6550kHzは依然として弱い。オット1105過ぎに信号があがってきた。送信パワーが上がってなかったのかな。

Korean MND Radio
0500-0540 6230 via Chuncheon
0600-0635 6550, 6435 New from Dec.8
0700-0740 6135 via Chuncheon
1000-1040 6135 via Chuncheon
1100-1135 6550, 6435 New from Dec.8
1200-1240 6230 via Chuncheon
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Posted by Hiroshi at 17:00Comments(0)S.N.Korea

2011年12月11日

12月11日SOHが一杯

11日、日曜日、すでに0000台も多くの周波数が聞こえている。まだこの時間は火竜ジャミングが少ない。なんとこれまでの最高記録かもしれない。
ジャミングの出ている周波数も0100に全て止まり、以下の30波でSOHが確認できた。全て10kHz単位の周波数である。ただいずれの周波数も若干精度は低く、10から120Hzほど低いほうへずれている。

18180、17250、17100、16980、16700、16120、16100、15970、15900、15870、15070、14950、14900、14700、13970、13920、13850、13800、13270、13130、13080、12980、12600、12500、12300、12230、11980、11500、9200、9040

12月11日のCNRなどはWTO・世界貿易機関に加盟してから10年を祝い、フォーラムの模様を生中継している。ライブは0200から始まっている。短波ではCNR1、CNR5で生中継されている。
これ以外の海外向けはインターネット放送で中継されている。
China has witnessed its fastest-ever economic growth during the ten-year period since its entry into the World Trade Organization in 2001. CRI brings you a live broadcast on the 10th anniversary of China's entry into the WTO at 10 am, December 11.

中国のWTO加盟で思い出すのが、この時NHKは、北京特派員からのニュースとして、中国がジャミングを止めたというのがあった。もちろんこれはガセネタ、ニュースのあった日を含めいまだにジャミングのとまった事はない。
NHKの意図はよくわからないが、マスコミお得意の書き方をすれば、ジャミングを止めたという情報操作でWTO加盟に好印象を諸外国に与えたかったようだ。
当時このニュースはラジオで流されただけで、訂正されることもなかった。一般には今も、中国が情報封鎖をしていることさえ知らない人が多い。

引き続き0400台をチェックした。0433に一部の周波数が無音になってしまった。おおむね想定内の周波数だ、11980kHzはRFAが出ているため確認ができない。
18200、17250、17170、17100、16980、16700、16120、16100、15970、15900、15870、15070、14970、14900、13970、13920、13850、13800、13270、13130、13080、12980、12670、12600、12300、12230、11500、9200、9040

続いて0800台の周波数。0433に無音となった18200kHz、そのままキャリアーだけが出ている。ほとんどの周波数に0813ごろから火竜ジャミングが出てきた。
17450、17250、17170、16980、16700、16100、15970、15900、15870、15070、14950、14700、13970、13920、13850、13800、13270、13130、12980、12670、12600、12500、12300、12230、11980、11500、9200、9040

0800から、7688kHzで「星星広播電台」が出ている。両側波帯の電波である。0900は7553kHzに出ているがデジタル電波の混信で聞き取れない。
1200からは7580kHzが良好だ、このところ日本語がスキップ状態で、星星のほうが強い。

1230の9870kHz、日曜日のみ出てくる周波数だが、11日も日本語ではなく11560kHzと同じ「自由朝鮮放送」が聞こえている。

12月11日の日替わり周波数をメモ。
1230の15750kHzもまだ聞こえている、「西蔵之声」も1240現在15503kHzが健在である。
Daily special
December 11, SOH
1130-1200 12145
1200-1230 11610
1230-1300 11545, 15750
1300-1330 15775
1330-1400 7585
1400-1430 15755
1430-1500 15780
1500-1530 12195
1530-1600 12165
1600-1630 121

7460kHzは1603:53に強力なキャリアーが出現、1604:57にチベット語、1605:09に停波した。このところ音声の出現頻度が高い。

2200-2230 7515 (2216:55-2230:02 firedrake)
2230-2300 7590
2300-2330 7565
2330-2400 7600
  
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2011年12月11日

12月10日ふるさとの風

1300台の台湾送信、9950kHzは弱い、ジャミングこそないが、受信状態は悪い。

1330の「しおかぜ」は6135kHz、ジャミングも山俣の電波もスキップ気味だ。10日土曜日は朝鮮語から始まっている。後半1400からは日本語放送、去る11月12~13日に1万キロ現地調査第4回鹿児島、宮崎編が実施され、このとき収録された被害者家族らの声が出ている。

市川修一さんへ 兄の市川健一さんとその妻の龍子さんから最後に写真を撮った現場(薩摩湖での収録)
増元るみ子さんへ 弟の照明さんから最後に写真を撮った現場(同じく薩摩湖)、続いて宮崎編として11月13日収録の、
園田一さん俊子さんへ 娘の前山利恵子さんとそのご主人の光秋さんからのメッセージ、大崎町園田家跡で収録。
田中正道さんへ 妹の村岡育世さんから、大崎町園田家跡にて収録。
1424:28に「日本政府からのメッセージ」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は9950kHzのパラオ送信。信号はやや弱いがジャミングは全くない。クリアーに聞えている。
懐かしい日本の歌「夢路より」で始まった。拉致問題解説は松本京子さんについて。17人目の政府認定拉致被害者である。北朝鮮は入国した記録はないとしらを切っている。
ふるさとの声は10月19日に収録したお兄さんからメッセージ、このほか同僚などからのメッセージは2007年の収録。
今日の一曲は1981年のヒット曲、寺尾聡の「ルビーの指輪」。この番組は12月1日と同じである。

1500の朝鮮語放送、9975kHzもクリアーに聞こえている。ジャミングはまったく聞こえない。
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Posted by Hiroshi at 00:13Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze

2011年12月10日

12月10日SOH

12月10日、寒い日だ、朝のうち改正だったが、午後から厚い雲に覆われ、月食は見られない。

1230の11570kHzはまたしても台湾と混信状態、15760kHzもMashaal R.へ自爆しているようだ。
「西蔵之声」チベット語は15503kHzでまだ聞こえている。

Daily special
December 10, SOH
1130-1200 12155 (1139:12-1200:00 firedrake)
1200-1230 11525
1230-1300 11570, 15760
1300-1330 15750
1330-1400 7550
1400-1430 15780
1430-1500 15795
1500-1530 12180
1530-1600 121??
1600-1630 121??

7460kHzの怪しい電波は1603:35にスーッと現れた。この時間41mbでも最強である。1605:01にチベット語が出てきた。1605:31に停波した。
この時間VOAのチベット語は7560,7570kHzなどで聞こえるが、引き続き放送のない7530kHzにCNR1が垂れ流し、7570kHzは時々VOKの混信はあるが、クリアーに聞こえている。いまだに中国からのジャミングは出てこない。

2200-2230 7585
2230-2300 7605
2300-2330 7595 (2328:45-0000:05 firedrake)
2330-2400 7585
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Posted by Hiroshi at 23:40Comments(0)Taiwan/China

2011年12月10日

Korean 6435kHz/6550kHz

8日から聞えている6550kHzの朝鮮語放送、一応24時間チェックしたが、この新バージョンの放送は0600と1100の2回しか出ていない。
ところが、もう一波パラで出ていることが判明した。8日の記録から精査したところ、同時刻に6435kHzでも同じ番組が出ている。
受信状態は6550も6435kHzも同じ強さである。同時に2波出てきたということは、ひょっとしたらこの6435kHzが新しい送信所から出ているのか?、キャリアーの出ている時間は微妙に異なっている。

ということで現行のスケジュールは、

Korean MND Radio
0500-0540 6230 via Chuncheon
0600-0635 6550, 6435 New from Dec.8
0700-0740 6135 via Chuncheon
1000-1040 6135 via Chuncheon
1100-1135 6550, 6435 New from Dec.8
1200-1240 6230 via Chuncheon

これまでの放送の丁度隙間に入り込む形で、0500から3回、1000から3回、合わせて一日6回放送されていることになる。これまでの約38分番組と同様、2回同じ番組が繰り返されている。

日照時間の一番短い時期のため0600の放送が一番強く聞えている。特に6435kHzのほうが強いときもある。この時間はまだ6518や6600kHzのスーパージャミングが出ておらず、スプリアスもなく良好だ。
しかし1100からの放送はこの2波にはさまれて開始当初はノイズレベルが異常に高い。昨日同様1115過ぎにはスプリアスが収まり聞きやすくなっている。

ちなみに10日の様子は、6550kHzは0654:10にキャリアーON、0634:43キャリアーOFF。再び1054:32にキャリアーON、1134:30にOFF、これは同時ではない。

一方、6435kHzは0654:10とキャリアーONはまったく同時に出てきたが、キャリアーOFFの時間はやや遅く0635:48である。そしてこの後の放送は1053:55と早く出てきた。停波時間も1135:27とチョッピリ遅くまで出ていた。

そして新しく始まった時間の開始音楽は、Inoさんの情報で、口笛(フィパラム)휘파람と判明した。終了に出ている曲は私達の願い(ウリエソルン)である。
  
Posted by Hiroshi at 22:00Comments(0)S.N.Korea

2011年12月10日

12月9日ふるさとの風

1300の朝鮮語放送「日本の風」は9950kHzの台湾送信、9日は信号も強く良好に聞えている。1330は「ふるさとの風」これも良好である。この時間の放送は一週間同じ番組である。

1330の「しおかぜ」は6135kHz、北朝鮮のジャミングはスキップして聞えない。9日、金曜日は英語放送である。

1430の「ふるさとの風」は9950kHz、ジャミングは全くない、受信状態は極めて良好である。懐かしい日本の歌は「ないしょばなし」で始まった。今日で2回目の登場となる。
続いて拉致問題解説は市川修一さんについて、この番組はこれまでも幾度か放送されている。ふるさとの声は市川修一さんへ、お兄さんご夫妻からのメッセージ、2011年10月20日の収録である。

今日の一曲は1968年のヒット曲、タイガースの「花の首飾り」、そうかもう40年以上も昔の曲か、グループサウンズ全盛時代だったな。
この放送は11月22日と同じ内容である。
  
Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze

2011年12月09日

12月9日日替りSOH

12月9日の日替り周波数をメモ。
ハイバンドのコンディションも昨日よりは良好だ、明日皆既月食となる満月に近い月が輝いているせいかもしれない。(そんなわけないよナァ)

1130の周波数は12165kHzで始まった。すぐにノイズジャミングが出てきたが、SOHのほうが強く殆んど気にならない。
1200の11580kHzはKTWRの終了後聞こえ出した。ちょっと弱いかな。ジャミングは分からない。1230も引き続き使われている。
さすがに15MHz対は落ち込んでしまったが、「西蔵之声」も1230の西蔵語が15492kHzで聞こえだした。1238に早くも15503kHzへ飛んでいる。

1200台、バンド外もにぎやかである。台湾方面はコンディションがいいようで、18180kHzが強力に入感している。
18180、17450、17250、16980、16700、16100、15900、15870、15070、14970、14700、13970、13920、13850、13270、13130、12670、12600、12500、12230、11500、9200、9040

1300から7580kHzで「星星広播電台」が強力に聞えていた。1331に終了している。
1400の15770kHzはまたしてもR.Poloniaと混信状態。

7200kHzのRadio Afghanistan、1528:35から英語となった。まだ周波数アナウンスは6100kHzである。

Daily special
December 9, SOH
1130-1200 12165
1200-1230 11580
1230-1300 11580, 15740
1300-1330 157??
1330-1400 7600
1400-1430 15770
1430-1500 157??
1500-1530 12160
1530-1600 121??
1600-1630 121??

7460kHzの怪電波、9日はやや遅く1635:55にキャリアーON、1637:01に一瞬ピー音を出して1637:09に停波した。

2200-2230 7600
2230-2300 7580
2300-2330 7530
2330-2400 7600
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2011年12月09日

Korean 6550kHz

12月8日から6550kHzで朝鮮語が聞こえ出した。これまでに確認できたのは0600と1100からで女声アナウンスの放送が出ている。いずれも35分ほどで終了している。

今まで6135と6230kHzに出ている番組とは若干違うようだ。開始、終了音楽も異なっている。放送はこれまでない時間帯に入り込む形で出てきた。

これに先立ち、12月6日は、6135kHzの放送終了後、6550kHzへ0744:30にキャリアーが出てきた。0745:40頃から音楽が出てきたが変調が浅い、次第に音量が上がり、0749:30に停波している。
その後、0758:55から0759:30まで無変調キャリアーが出ていた。

韓国国防部の関与する放送がまた増えたことになろう。6日の状況から察して、送信所は6230kHzと同じ春川からと思われる。

Korean MND Radio via Chuncheon
0500-0540 6230
0600-0635 6550 New from Dec.8
0700-0740 6135
1000-1040 6135
1100-1135 6550 New from Dec.8
1200-1240 6230

12月9日6550kHz、1114-1135の録音
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2011年12月09日

BVBN Japanese

毎週日曜日、1230から二つの日本語番組が出ていたが、このB11スケジュールに入ってからは、一度も放送されたことが無い。
同局のウェブサイトには、オンデマンド放送は毎週更新されていることから番組自体はちゃんと作られていることになる。

代わりに聞えるのはこの時間11560kHzで出ている北向け放送「自由朝鮮放送」である。誤送出はどんな放送にもよくあること、しかし放送中に気づいたりして正常になるのが普通だが、こればかりは既に5週続けての朝鮮語放送である。

こうなると単なる誤送出では、話が合わない、そこで1230からの放送「希望の灯」のウェブサイトを見たら、10月2日付で、中波の茨城放送でのこの番組が放送中止になった経緯が載っている。このことと、短波放送が出ないこととの関連は分からない。
同サイトから以下引用する。

茨城放送「希望の灯」が今年10月2日をもって中止になる理由について
今まで、あまりマスコミも教会も恐れて大胆に語ろうとしなかった問題、すなわち、パチンコに代表されるギャンブル、堕胎、同性愛、偶像礼拝という日本における4つの罪について御言葉の光を当ててシリーズで書いてきました。そして、これらの内容を「希望の灯」の番組で放送しようとしたのですが、私が予想していた通り、茨城放送局や「希望の灯」の番組を制作してきたPBA(太平洋放送協会)からも、多くのクレームが来て「このような内容の番組は多くの聴取者からの反感を買う恐れがあるので、放送を取りやめてほしい」という連絡が先週ありました。

私は世の罪だけを語ったのではなく、キリストによる愛と救いをも語ったのですが、放送局側では一部の聴取者からの反感を恐れて、それらの番組を取りやめるようにとの圧力をかけてきたわけです。どうやら、私は闇の世の主権者(エペソ6:12)であるサタンを怒らせてしまったようです。闇の世の主権者を恐れて、今は多くの教会やキリスト教団体が、こうした罪については一切口を閉じています。むしろ、妥協して、ギャンブルや堕胎をゆるしたり、同性愛行為を黙認したり、偶像礼拝を認め行ったりするようになってきています。そして、地の塩、世の光としての使命を全く放棄しています。

しかし、聖書的なバプテスト教会は、しっかりと真理のことばである聖書の教えに、妥協せずに立ち続けなくてはなりません。そして、世の光、地の塩としての使命を果たしてゆかなければなりません。バプテスト教会ほどその歴史の中で、聖書の真理のために迫害され、殉教者の血を流してきた教会は存在しません。中世ローマ帝国時代には、幼児洗礼やカトリックのマリヤ崇拝、偶像礼拝、教会の世俗化に反対したために、1,600万人のアナ・バプテストたちが迫害され、殉教の血を流しました。戦後の日本では、信教の自由、言論の自由が許されていて、血を流さなければならない程の迫害は起こっていませんが、しかし今回のように、徐々に言論の自由や信教の自由が奪われてきています。

私は「日本の闇に光を照らす」という「希望の灯」放送のシリーズ番組を、世と妥協して取りやめて、もう少し耳障りのよい、水で薄められた福音を語るか、それとも、茨城放送での「希望の灯」の放送を中止するか、その二つに一つの選択が迫られました。私は説教者として悩みましたが、祈りの結果、民間放送局である茨城放送からの「希望の灯」の放送を取り止めることに致しました。また、太平洋放送協会(PBA)での「希望の灯」番組作りも中止することにしました。31年間も続けられてきた茨城放送からの「希望の灯」を今年10月2日をもって中止せざるを得ないということは、非常に残念なことです。
私としては、未信者の放送局やキリスト教放送番組の制作会社であるPBA(太平洋放送協会)からの圧力に屈して、世の罪について語らず、耳障りのよい、この世受けするような、水で薄められた福音を語るよりも、聖書の真理から妥協せずに、闇の世に光を照らし、「罪からの救いの福音」をまっすぐに語ることの方が、主の御心にかなっていることを強く確信いたしました。

私は、31年間の希望の灯の放送番組の中で、今までもしばしば、日本におけるギャンブルの罪、堕胎の罪、同性愛行為の罪、不品行の罪、偶像礼拝の罪についても語ってきました。しかし、今回のようなクレームが来て放送番組を中止させられるような事態は一度もありませんでした。それだけ、今は終わりの時代になって、闇の世の主権者であるサタンの攻撃が激しくなってきているのです。そして、サタンは御言葉の真理に逆らうマスメディアや民間放送局だけでなく、キリスト教放送団体や教会にまで強い影響力を及ぼし始めているのです。しかし。私としては次の様な使徒パウロの言葉を厳粛に受け止めていきたいと思います。

「神のみまえと、生きている者と死んだ者とをさばくべきキリスト・イエスのみまえで、キリストの出現とその御国とを思い、おごそかに命じる。御言を宣べ伝えなさい。時が良くても悪くても、それを励み、あくまでも寛容な心でよく教えて、責め、戒め、勧めなさい。人々が健全な教に耐えられなくなり、耳ざわりのよい話をしてもらおうとして、自分勝手な好みにまかせて教師たちを寄せ集め、そして、真理からは耳をそむけて、作り話の方にそれていく時が来るであろう。しかし、あなたは、何事にも慎み、苦難を忍び、伝道者のわざをなし、自分の務を全うしなさい。」(Ⅱテモテ4:1-5)
今の時代は、聖書から罪についての説教を嫌います。しかし、主イエス・キリストも、バプテスマのヨハネも、その時代の人々の罪や偽善を指摘して、はっきりと悔い改めを説教しました。そのため迫害され、殺されたのでした。
なぜ罪の悔い改めの説教が必要なのでしょう。その理由は、罪の自覚が生じなければ、キリストの十字架の死の意味を正しく理解することができないからです。キリストの十字架の死と復活が理解できなければ、人は信仰をもって救われることができません。罪についての説教は、自分の心が刺されて良心が痛み、苦痛に感じます。だから、人は罪について聞きたくないのです。しかし、その罪が正しく自覚されるとき、人は謙遜にされ、キリストの十字架の贖いの愛の存在に気づくのです。

キリストがこの世に来られたのは、世の罪をさばくためではなく、罪から私たちを救うためにこの世に来られたのです。しかし、罪の自覚が生じなければ、罪からの救いをキリストに求めることもできないのです。罪の自覚と痛みを通して、キリストの十字架の愛と赦しを発見し、悔い改めに導かれるのです。

今後の「希望の灯」の放送伝道ですが、続けて、短波放送BVBとインターネット放送、さらにYouTubeを用いて行っていく予定です。30年間分の「希望の灯」の放送番組が録音テープやCDで残っていますので、これをもう一度再放送することも考えられます。いずれにしても、闇の世の主権者の圧力に屈して、聖書的な福音放送を中止したくありません。

新しい時代の新しい放送媒体を用いて、これからも御言葉の真理をこの日本に広めていきたいと思います。どうぞ、兄弟姉妹の祈りと協力を続けてお願い致します。

我孫子バプテスト教会牧師
天利 信司


1245からの「聖書と福音」も当然聞えないが、ラジオ関西での放送は毎週行われている。

B11から聞えなくなった日本語放送
1230-1245 Su. 9870 希望の灯
1245-1300 Su. 9870 聖書と福音
  
Posted by Hiroshi at 02:00Comments(0)日本語放送