2018年12月31日

西蔵之声中国語中止

毎日日替わりで周波数を変えて放送している「諾威西蔵之声」は中国のジャミングを避けるため半端な周波数で放送している。
ジャミングは5kHzステップでしか出さないため、ほとんど影響がない。2018年11月中旬までは11.6MHz帯で聞こえていた中国語が以降聞こえなくなった。ウェブサイトのスケジュールも載らなくなり、短波放送は中止された。

チベット語放送は今まで通りの時間に放送されている。数分で周波数変更をすることがほとんどなくなり、30分同じ周波数で出ていることが多い。送信サイトはタジキスタンである。

Voice of Tibet in Tibetan, December 31 2018
1230-1235 11601
1235-1300 11605
1300-1310 9896
1310-1330 9899
1330-1400 9899, 9913
2300-2330 7496
2330-2400 7484
  
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2018年12月31日

12月30日「しおかぜ」

2018年も拉致事件が解決することはなかった。この先も解決の見込みは全くないといっても過言ではないようだ。それでも放送だけは解決するまでとの意気込みで毎日続けられている。お互いの信頼関係がなければ被害者の帰国などありえないのだが、メディアの非協力的な態度が足を引っ張っている。

30日の1300台、朝鮮語と日本語放送は7295kHzが聞こえるのみだ。9965、9705kHzは音になるレベルではない。一週間続いた最後の放送である。1357に終了している。
しかしこのあと1400の9965kHzはいたって強力である。毎週日曜日は15分間朝鮮語番組が出ている。

1300の「しおかぜ」は6085kHz、ジャミングは全くない、昨日と同じ番組が出ている。前半日本語、後半は朝鮮語放送である。

1430の「ふるさとの風」はパラオからの9960kHzが強力だ、9930kHzの音声が混線している。台湾送信の9560と7295kHzも弱いながらも聞こえている。懐かしい日本の歌「ペチカ」で番組開始。
拉致問題解説は曽我ミヨシさんについて。1978年8月12日夜、近所に買い物に出掛けたままひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、2002年10月ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった。その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、実行犯女性工作員キムミョンスクを2004年11月に国際手配、犯人の引き渡しを求めているというが何の解決にも至っていない。関係者はいまも日本国内で通名を使い普通に生活している特別永住者の一人である。今も日本国内で多くの工作員が活動していることはよく知られている。
ふるさとの声は曽我ミヨシさんへ、ひとみさんからのメッセージで2018年2月に収録したもの。2017年12月に夫が急死したことも述べている。日本語と朝鮮語のメッセージである。続いて2017年9月東京で開かれた国民大集会におけるひとみさんの訴えが出ている。
今日の一曲は、平成28年度上半期放送、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主題歌を宇多田ヒカルで「花束を君に」が出ている。この番組は2018年3月15日、24日、4月2日、11日、22日、5月2日、13日、24日、6月3日、13日、23日、7月5日、15日、25日、8月5日、16日、26日、9月5日、26日、10月7日、18日、28日、11月7日、17日、29日、12月9日、19日と同じ内容である。

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2018年12月30日

12月29日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は6085kHz、受信状態はおおむね良好である。まず12月15日に開催された共同公開収録から、その第三部で行われたジングルの収録模様が放送された。
北朝鮮にワシントン連邦地方裁判所が5億100万ドルの支払いを命じたこと。
菅官房長官への要請を行ったこと。その回答が12月10日付であり、その内容の一部が紹介されている。
「しおかぜ」の短波放送については、現行の無線局の免許において、同一時間帯に周波数を3波指定しており、これらのうち2波を同時に使用して放送することは可能です。一方で、「しおかぜ」の設備使用の変更に当たっては、設備の所有者及び設備を共用する放送事業者との調整が必要になるものと承知しています。政府としては、このような要望があることを関係者にお伝えし、必要に応じ、検討を促してまいります。
第三国から送信している北朝鮮向け中波放送の送信が中止している状況については、事実関係の把握に努めるなど適切に対応しているところであり、今後とも関連状況を注視してまいります。なお、NHK中波第二放送は、あくまで国内向けの放送として、国内をカバーするために必要な出力により実施しており、北朝鮮において受信することは困難と考えております。
救出への道コーナーは2019年5月には新しい元号に代わること、12月にも東京都内で署名活動を2回行った様子など。今年も救出できなかったことを悔やんでいる。1323:35にふるさとからのメッセージ、2018年2月収録の市川修一さんへのメッセージが出ている。最後のスケジュール紹介は依然として旧時間と周波数がアナウンスされている。

1330の「ふるさとの風」は9965kHzが強力である。台湾送信の9705、7295kHzもクリアーに聞こえている。
29日土曜日はこのあと1430も同じ番組である。9960、9560、7295kHzいずれも若干フェージングが強いがよく聞こえている。
ふるさとの風ニュースは北朝鮮人権侵害問題啓発週間中の12月15日に国際シンポジウムなどを三部構成で開催したこと、その詳細が報告された。ニュース解説は2018年の朝鮮半島情勢を振り返って、ICBMなどの完成を見送ったこと、このことで米国が軍事攻撃をする材料がなくなったとされる。南北の首脳会談が3回行われた、初の米朝首脳会談も実現した。中朝関係も3回首脳会談が開かれ、通常の関係に戻ったとされる。
ふるさとの声は12月15日の国際シンポジウムから、菅義偉拉致問題担当大臣のあいさである。
「ご紹介にあずかりました拉致問題担当大臣、内閣官房長官の菅義偉であります。本日は北朝鮮人権侵害問題啓発週間、政府主催の国際シンポジウムに、師走、そして週末にも関わらず、このように多くの関係者の皆様方のご来場をいただき、また講演者パネリストとして全国や韓国から遠路お越しいただいた方もいらっしゃいます。皆さんのご協力に主催者として改めて厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。
また本日のテーマである北朝鮮の人権状況については国連の調査委員会で、その関連報告の中で、北朝鮮における人権侵害の多くは人道に対する犯罪に相当し、侵害の重大性、規模・本質は世界でも類を見ないものである、このように指摘をされています。今北朝鮮における人権侵害は国際社会共通の課題と広く認識をされております。その上で同報告書は北朝鮮による拉致を深刻な人権侵害の一つとして位置づけ、その被害が韓国や日本のみならずアジアや欧州の様々な国々にも拡大している疑いを提起いたしております。
日本の拉致問題の被害規模は、政府が公式に認定しているだけでも17名、それ以外にも北朝鮮による拉致の可能性が排除されない事例が800件以上あると考えられます。政府としては2002年に5名の拉致被害者の方々が帰国されて以来、一人も帰国されていないことは痛恨の極みであります。被害者の方々はもちろん、その御帰国を切なる思いで待ち続けているご家族の皆様、長い年月にわたるその苦しみと悲しみを思いますことに申し上げる言葉もなく、政府として大変申し訳なく思う次第であります。
拉致問題は我国の主権、及び国民の生命と安全に関わる重大な問題であり、国の責任において解決すべき問題であります。また同時に基本的人権の侵害という国際社会全体の普遍的問題でもあります。政府としてはあらゆる機会をとらえ、各国に対し拉致問題を提起をし協力を要請をいたしております。
本日ご来場をいただいた皆様には拉致問題をはじめとする北朝鮮の人権侵害の実態とご家族の皆様方の苦悩について実際に生の声に触れる機会を設けさせていただきました。拉致被害者のご家族を代表して家族会代表の飯塚繁雄さんと事務局長の横田卓也さん、また特定失踪者家族会会長の大澤昭一さんにお越しいただいております。また米国からは北朝鮮に17ヶ月間にわたり拘束をされ昏睡状態で解放された後、ほどなく亡くなったオットー・ワームビアさんのお父様、また中国で北朝鮮に拉致された疑いのあるデビッド・スネドンさんの二人のお兄様にもお越しをいただいております。なお先月末にはスネドンさんに関する決議案が米国の上院本会議で全会一致で可決成立をされました。米国の拉致問題に対する問題意識を示すものとして歓迎をいたします。またこれらの方々の生の声を伺う機会に加え、本日は米国韓国そして日本の北朝鮮問題に関する第一人者をお招きし、拉致問題を含む北朝鮮人権状況の改善に向けた国際連携についてご議論をいただくことななっております。これらの企画が一日も早い拉致問題の解決に資する有意義なものになることを期待をいたします。
本年6月、米朝首脳会談において安倍総理からの要請も踏まえトランプ大統領から金正恩委員長に対し拉致問題を直接提起していただいたことは極めて大きな成果であり、その後の新たな流れを生んだものと認識をいたしております。北朝鮮には豊富な資源と勤勉な労働力があります。北朝鮮がそれらを効果的に活用し正しい道を歩むのであれば、明るい未来を描くことができます。相互不信の殻を打ち破り、核ミサイルの問題、そして何よりも重要な拉致問題を解決し、不幸な過去を清算し北朝鮮との国交正常化を目指す決意であります。まさに正念場を迎えていると思います。
 本日のシンポジウムを通じて皆様の声が一層大きくなることは拉致問題の解決に向けた力強い後押しとなります。引き続き皆様のご支援とご協力を賜りながら、認定の有無にかかわらずすべての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向けて、あらゆるチャンスを逃がさない決意で取り組んでいきますことをお誓い申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。」

続いて、作文コンクール最優秀受賞者中学生の朗読が出ている。
 『今一三歳の僕は、充実した中学校生活を送っている。今日も部活動を終えて門を出る。学校の右手には青く美しい日本海が開ける。しかし、門に立つと必ず目に入るもう一つの景色がある。40年前、横田めぐみさんが北朝鮮に拉致された住宅街に入る曲がり角だ。付近には今も情報提供を求める看板が立つ。僕の学校の目の前で帰宅途中に拉致され、学校近くの海から船で北朝鮮に連れて行かれためぐみさんは、僕と同じ13才の秋、学校生活や家族との時間など、幸せな毎日を一瞬にして奪われた。今、どんな生活をしているのだろう。極限状態の中で生きてきた恐怖や悲しみは、想像を絶するものだ。めぐみさんを思い、毎日僕の胸はキュッと締めつけられる。
 ある日、アニメ「めぐみ」を観た僕は、拉致問題と戦い続ける家族の様子に改めて衝撃を受けた。家族にとっては未だ辛い現実。僕に何ができるだろう。いてもたってもいられず、母である横田早紀江さんの著書を買って読んだ。そこには、めぐみさんの失踪原因がわからず懸命に行方を捜した最初の20年間の家族の苦悩、拉致とわかった後は全てを犠牲にして解決に向け尽力する、家族の壮絶な人生が描かれていた。家族会の必死の呼びかけで、世間の関心は高まっていく。現在内閣総理大臣である安倍晋三氏も当初から理解を示し拉致問題対策本部を設置。少しずつ解決に向けた進展は見られた。2002年、北朝鮮は日本人拉致を認め謝罪し再発防止を約束。五人の拉致被害者が日本に帰国した。しかし、未だ全員の帰国は実現していない。高齢となった家族の焦りも限界に近いのだろう。その中で、僕は伝えることの重要性を感じた。拉致事件報道後、ビラを配る、署名運動を行うなど有志の活動も増えていったからだ。必死の思いは周囲の人の心を打つ。行動を起こす人が増えれば、転機も生まれる。それを逃さず捉え、活動を拡大することが力を強くする。
 僕は今後、「拉致」という言葉に敏感になり生活する。シンポジウムなどには積極的に参加し、「解決」という明確な目的をもって周囲に話題を提供する。友達は勿論、幅広い年代に拉致問題を浸透させ、認知度をさらに上げる。僕の話を聞き、少しでも関心をもち、行動に移す人が増えることを目指すためだ。個性の違う人が多く集まれば、解決に向けた行動も多種多様になる。一人では解決できないことも、仲間を増やすことで大きな力を発揮できる。集団の力は偉大だ。協力者を集め、市民の力をもって国を動かす力と変えたい。
 被害者と家族の失われた時間は二度と戻ることはない。しかし、再会が果たせたら、今までの努力も少しは報われるのだろう。「頑張って良かった」と笑顔で再会できる瞬間を僕も目指す。周囲に伝え続けることで、仲間や解決に向けたきっかけを作る存在になる。』

1430の放送は終了1457からアニメソング「あかねちゃん」が出ている。


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2018年12月29日

12月28日ふるさとの風

1330の「ふるさとの風」は7295kHzが強い、9705kHzは若干弱いがクリアーに聞こえている。パラオの9965kHz波とも強力である。弱く聞こえない。
ふるさとの風ニュース、ニュース解説、ふるさとの声と続く。菅義偉拉致問題担当大臣のあいさつと作文コンクール最優秀受賞者の中学生による朗読が出ている。
今週の一曲、朝鮮語はチェッカーズの「夜明けのブレス」、今年7月、11月にも登場している。日本語放送は無し。

1300の「しおかぜ」は6085kHz、ジャミングが強く聞きづらい。金曜日は朝鮮語放送である。1405の「しおかぜ」7245kHzはCNR2が強く聞こえない。

1430の「ふるさとの風」は7295kHzがベスト、9560kHzもクリアーである。パラオの9960kHzは弱く全く音にならない。なつかしい日本の歌「さくらさくら」で始まった。拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま行方不明に、1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1984年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によってヨーロッパから平壌に連れていかれたことが判明している。当然のことながら北朝鮮はハイジャック犯との関わりを全面否定している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、、お兄さん石岡章さんから、2018年2月の手紙が代読されている。残された一眼レフカメラの話題なども話している。
今日の一曲は2015年度下半期放送、NHK連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌から、AKB48の「365日の紙飛行機」が出ている。
この番組は2018年3月23日、4月1日、10日、21日、5月1日、12日、22日、6月2日、12日、22日、7月4日、14日、24日、8月3日、15日、25日、9月4日、25日、10月6日、16日、27日、11月6日、16日、28日、12月8日、18日と同じである。

  
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2018年12月28日

12月27日ふるさとの風

1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は3波ともよく聞こえている。ジャミングは9705kHzに出ているが、大きな影響はない。ふるさとの声は12月15日の国際シンポジウムから、菅義偉拉致問題担当大臣のあいさつと作文コンクール最優秀受賞者自身による朗読が出ている。
今週の一曲、朝鮮語はチェッカーズの「夜明けのブレス」、今年7月、11月にも登場している。日本語放送は無し。この放送は拉致対策本部のオンデマンドで聞くことができるが、今週の放送は27日現在まだアップされていない。スケジュールは正しく記載されているが、一部テレビ局しか使わない25時などという存在しない時間表示である。また出力はkwではなくkWが正しい表示である。せめて日本政府のサイトぐらいは正しい表記をしてほしい。

1300の「しおかぜ」は6085kHz、ジャミングは全くない、英語放送がよく聞こえている。この10kHzした6075kHzではいつも0700台ごろからCNR1などを出している局がある。1400前には同波の台湾に対するジャミング放送CNR1につぶされてしまう。
1405の「しおかぜ」は7245kHzが聞こえている。いつも強いCNR2が若干弱く互角の勝負、日本語放送が出ている。この時間の番組は先週1330に放送された「ふるさとの風」である。

1430の「ふるさとの風」は台湾、パラオ送信ともに強力である。9560kHzが一番早く、次いで7295、パラオの9960kHzが一番遅く聞こえている。その差それぞれ約0.6秒ほどである。懐かしい日本の歌は「ドレミの歌」で開始。
拉致問題解説は松本京子さんについて。2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま拉致され行方不明に、北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。29歳で拉致された経緯などが紹介されている。
ふるさとの声は拉致被害者松本京子さんへ、2018年2月に収録のお兄さん松本肇さんからのメッセージ、そして2015年8月に日本政府が制作した、同じく松本肇さんのビデオメッセージ。
京子さんが当時縫製会社に勤めていた同僚だった友人福本成子さんとウメさん二人から2007年の収録メッセージ、同級生矢倉修さんからも2007年収録で過去放送されたメッセージと同じ内容ある。これだけは10年以上同じソースが使われている。
今日の一曲は2000年のヒット曲GO!GO!7188で「こいのうた」である。
この番組は2018年3月22日、31日、4月9日、19日、30日、5月11日、21日、6月1日、11日、21日、7月2日、13日、23日、8月2日、14日、24日、9月3日、24日、10月5日、15日、26日、11月5日、15日、26日、12月7日、17日と同じ内容である。

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2018年12月27日

12月26日ふるさとの風

1300代の朝鮮語と日本語放送、パラオ送信が弱い、台湾送信は何とか音になるレベル。ふるさとの風ニュースは北朝鮮人権侵害問題啓発週間中の12月15日に国際シンポジウムなどを三部構成で開催したこと、その詳細が報告された。ニュース解説は2018年の朝鮮半島情勢を振り返って、ICBMなどの完成を見送ったこと、このことで米国が軍事攻撃をする材料がなくなったとされる。南北の首脳会談が3回行われた、初の米朝首脳会談も実現した。中朝関係も3回首脳会談が開かれ、通常の関係に戻ったとされる。
ふるさとの声は12月15日の国際シンポジウムから、菅義偉拉致問題担当大臣のあいさつ、作文コンクール最優秀受賞者の朗読が出ている。
『 今一三歳の僕は、充実した中学校生活を送っている。今日も部活動を終えて門を出る。学校の右手には青く美しい日本海が開ける。しかし、門に立つと必ず目に入るもう一つの景色がある。四〇年前、横田めぐみさんが北朝鮮に拉致された住宅街に入る曲がり角だ。付近には今も情報提供を求める看板が立つ。僕の学校の目の前で帰宅途中に拉致され、学校近くの海から船で北朝鮮に連れて行かれためぐみさんは、僕と同じ一三歳の秋、学校生活や家族との時間など、幸せな毎日を一瞬にして奪われた。今、どんな生活をしているのだろう。極限状態の中で生きてきた恐怖や悲しみは、想像を絶するものだ。めぐみさんを思い、毎日僕の胸はキュッと締めつけられる。
 ある日、アニメ「めぐみ」を観た僕は、拉致問題と戦い続ける家族の様子に改めて衝撃を受けた。家族にとっては未だ辛い現実。僕に何ができるだろう。いてもたってもいられず、母である横田早紀江さんの著書を買って読んだ。そこには、めぐみさんの失踪原因がわからず懸命に行方を捜した最初の二〇年間の家族の苦悩、拉致とわかった後は全てを犠牲にして解決に向け尽力する、家族の壮絶な人生が描かれていた。家族会の必死の呼びかけで、世間の関心は高まっていく。現在内閣総理大臣である安倍晋三氏も当初から理解を示し拉致問題対策本部を設置。少しずつ解決に向けた進展は見られた。2002年、北朝鮮は日本人拉致を認め謝罪し再発防止を約束。五人の拉致被害者が日本に帰国した。しかし、未だ全員の帰国は実現していない。高齢となった家族の焦りも限界に近いのだろう。その中で、僕は伝えることの重要性を感じた。拉致事件報道後、ビラを配る、署名運動を行うなど有志の活動も増えていったからだ。必死の思いは周囲の人の心を打つ。行動を起こす人が増えれば、転機も生まれる。それを逃さず捉え、活動を拡大することが力を強くする。
 僕は今後、「拉致」という言葉に敏感になり生活する。シンポジウムなどには積極的に参加し、「解決」という明確な目的をもって周囲に話題を提供する。友達は勿論、幅広い年代に拉致問題を浸透させ、認知度をさらに上げる。僕の話を聞き、少しでも関心をもち、行動に移す人が増えることを目指すためだ。個性の違う人が多く集まれば、解決に向けた行動も多種多様になる。一人では解決できないことも、仲間を増やすことで大きな力を発揮できる。集団の力は偉大だ。協力者を集め、市民の力をもって国を動かす力と変えたい。
 被害者と家族の失われた時間は二度と戻ることはない。しかし、再会が果たせたら、今までの努力も少しは報われるのだろう。「頑張って良かった」と笑顔で再会できる瞬間を僕も目指す。周囲に伝え続けることで、仲間や解決に向けたきっかけを作る存在になる。』

この番組では氏名のアナウンスはないが、15日の表彰式では、新潟県新潟大学教育学部附属新潟中学校2年古泉修行さんと発表されている。
今週の一曲、朝鮮語はチェッカーズの「夜明けのブレス」、今年7月、11月にも登場している。日本語放送は無し。

1300の「しおかぜ」は6085kHz、昨日に次いで八俣からの電波は強力である。水曜日は朝鮮語放送である。1405の7245kHzは同波のCNR2とけんかをしている。先週放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」はパラオ送信が弱くほとんど音にならない。台湾送信の9560と7295kHzはクリアーに聞こえている。
懐かしい日本の歌「トンボのメガネ」で始まった。拉致問題解説は市川修一さんについて、1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。2002年北朝鮮は拉致を認め1979年9月4日死亡としているが、泳げなかった市川さんが、初冬に川で溺死したことにして、にわか死亡通知書を2002年9月に急きょ作成、客観的事実は何もなく信用できる内容ではない。これも北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
ふるさとの声は、市川修一さんへ、お兄さん市川健一さんから2018年2月収録のメッセージである。続いてお姉さん市川龍子さんからも2018年2月収録のメッセージである。
このあと中学高校生時代の友人花牟礼薫さん、小中学校同級生の高山孝一さんからのメッセージは以前と同じ2007年に収録されたものが出ている。今日の一曲は1993年下期放送NHK連続テレビ小説「かりん」の主題歌、井上陽水で「カナディアンアコーディオン」である。
この番組は2018年3月30日、4月8日、18日、29日、5月10日、20日、30日、6月10日、20日、7月1日、22日、8月1日、11日、23日、9月2日、12日、23日、10月4日、14日、24日、11月4日、14日、25日、12月6日、16日と同じ内容である。

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2018年12月26日

PERSEUS 10年

SDR受信機の先駆けとして発売されたPerseus受信機、当初、使いこなすにはパソコンのスペック云々が言われた時代でもあった。あれから10年も経過した。その間のデバイスなどの高性能化は素晴らしく、今ではWindows10のパソコンであれば、スペックを問わず100%使いこなすことが可能になった。

SATA接続は不要となり、内蔵ディスクの大容量、USB3、USB3.1接続で簡単に広帯域録音も可能となった。
この10年間で録りためたHDDは50個を優に超えてしまった。不要になったファイルを整理、すべて1~2TB以上のHDDに集約、1TB未満のHDDを整理処分することに。

1TB未満のHDDがこんなにも出てきた。


  
Posted by Hiroshi at 17:00Comments(0)受信機

2018年12月26日

12月25日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は6085kHz、ジャミングはない、八俣からの電波は強く受信状態は極めて良好である。火曜日は拉致及び拉致の可能性のある 家族からの肉声による呼びかけが出ている。
1965年失踪の坂本とし子さんへ、お姉さん亀山葉子さんからのメッセージ、
1968年失踪の斉藤裕さんへ、お姉さんの斉藤由美子さん、お兄さんの斉藤和美、ご友人の稲井英好さんからのメッセージ。
1973年失踪の古川了子さんへ、お姉さん竹下珠路さんからのメッセージ、「ふるさと」の歌も披露されている。
1974年失踪の山下春夫さんへ、お兄さん山下寛久さんからのメッセージ。
1977年拉致された横田めぐみさんへ、お母さんの早紀江からのメッセージ。
1982年失踪の藤山恭郎さんへ、お父さんの穣さん、お母さんの次女さんからのメッセージ。
1967年失踪の城崎暎子さんへ、お姉さんの百合子さんからのメッセージ。
1967年失踪の紙谷慶五郎、圭剛、礼人、速水さんへ、三女北越優子さんからのメッセージ。
1995年失踪の曽我畠隆文、お父さんの隆文さん、お母さんからのメッセージ。

1324:50に「日本政府からのメッセージ」が出ている。 後半1330からも拉致被害者らへの家族からの肉声による呼びかけが出ている。
1972年拉致された田口八重子さんへ、お兄さんの飯塚繁雄さん、本間勝さんからのメッセージ。
1978年拉致された増元るみ子さんへ、お姉さんの平野フミ子さん、弟さんの増元照明さんから。
1980年拉致された松木薫さんへ、お姉さんの斉藤文代さんから。
1982年失踪の堺弘美さんへ、お母さんのシズさんから。
1983年拉致された有本恵子さんへ、お母さんの嘉代子さん、お父さんの明弘さんから。
1991年失踪の森本規容子さんへ、お母さんの幸子さんからのメッセージ。

この後1354:50にも「日本政府からのメッセージ」が出ている、これは「ふるさとの風」の紹介で、毎日朝鮮語と日本語放送を各4回9000kHz帯で放送していることなどがアナウンスされている。番組本体は4年前と同じだが、日本政府からのメッセージ内容が更新されている。
「日本政府からのメッセージです。1970年代から1980年代にかけ、多くに日本人が不自然な形で行方不明となりました。北朝鮮は2002年9月の第一回日朝首脳会談において、初めて拉致を認め謝罪し、再発防止を約束しました。同年10月には5人の拉致被害者が24年ぶりに日本に帰国しました。しかし残された被害者の方々は、今なお全ての自由を奪われ、長きにわたり北朝鮮にとらわれたままの状態で現在も救出を待っています。
北朝鮮による日本人拉致問題は日本政府にとって最重要課題であり、最優先で解決すべき問題です。すべての拉致被害者の方々が、一日も早く帰国を果たし、再開を待ちわびるご家族と再び抱き合うことができるよう、日本政府はあらゆる施策を駆使し、全力で取り組んでいきます。
日本政府は日本語番組ふるさとの風、韓国語番組イルボネパラムを毎晩9000kHz帯で放送しています。日本語番組ふるさとの風は夜十時半から、韓国語番組「イルボネパラムは夜十時からそれぞれ30分間の番組を4回放送しています。ぜひお聞きください。」

この番組は2018年8月21日、9月11日、10月2日、23日、11月13日、12月4日と同じ内容である。

1300の「ふるさとの風」はほとんど聞こえない、パラオの9965kHzがかろうじて実用レベル。昨日から新しい内容である。この時間帯の放送はWHR Angei 5のストリーミングで聞くことができる。また拉致対策本部のオンデマンド放送でも可能である。毎週水曜日以降にアップされることが多い。

1430の「ふるさとの風」は9960kHzが聞こえている。9560、7295kHzの台湾送信は弱い、ほとんど音にならないレベルである。
懐かしい日本の歌「どんぐりころころ」で開始。拉致問題解説は有本恵子さんについて。1983年7月頃コペンハーゲンから手紙が届いたのを最後に行方不明に。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、松木薫さんら3人は平壌におり、よど号ハイジャック犯らの手によって北朝鮮に拉致されたことが判明している。そして1988年11月4日に生活していた招待所で家族全員石炭ガス中毒で死亡と北朝鮮は2002年9月に虚偽報告している。しかし客観的事実は何一つ示されていない。よど号ハイジャック犯の妻らによって拉致されたことが判明している。北朝鮮側はこれを一切認めていない。北朝鮮側の主張には、北朝鮮が匿っているテロリストが関与した犯罪行為を隠蔽しようとする意図があったとも受け止められる。
ふるさとの声は有本明弘さんから、2018年2月に収録したメッセージである。同じくお母さん有本加代子さんのメッセージが出ている。今週の一曲はなし。この番組は2018年3月11日、20日、29日、4月7日、17日、27日、5月9日、19日、29日、6月9日、19日、30日、7月21日、31日、8月10日、22日、9月1日、11日、21日、10月3日、13日、23日、11月3日、13日、24日、12月4日、15日と同じ内容である。

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Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze

2018年12月25日

WRMI 4980kHz

引き続きWRMIからはSupreme Master TVの音声放送が行われている。頻繁に日本語のアナウンスも出ている。番組の合間に出るアナウンスは顕著で9455kHzから4980kHzへの変更もすでに告知されている。
4980kHzは24日付でHFCCに登録されている。



HFCC登録数
December 24 4099
December 21 4164
December 20 4166
December 19 4172

  
Posted by Hiroshi at 14:18Comments(0)Americas

2018年12月25日

Vatican Radio 7410kHz

通常は2200開始のVatican Radio中国語放送、24日は一時間以上も早く2025から始まっている。6185と7410kHzの2波がクリアーに聞こえている。
教皇フランシスコによるバチカン聖ペトロ大聖堂から、2018年度降誕祭の深夜ミサの生中継である。VaticanNewsとYouTubeとの同時中継である。短波生中継は2220に終了した。
これに先立ち、1600からもミサ中継が中国語同時訳付きで放送しているのが7400kHzで聞こえていた。

2025の放送は7435kHzでアラビア語が、9700kHzでポルトガル語も聞こえている。9580kHzフィリピン送信の中国語は通常番組で2200開始である。

25日は、1100から聖ペトロ大聖堂の中央バルコニーで、教皇によるクリスマス・メッセージと、ローマと世界に向けての祝福「ウルビ・エト・オルビ」が放送される。


  
Posted by Hiroshi at 07:33Comments(0)Europe