2018年12月30日

12月29日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は6085kHz、受信状態はおおむね良好である。まず12月15日に開催された共同公開収録から、その第三部で行われたジングルの収録模様が放送された。
北朝鮮にワシントン連邦地方裁判所が5億100万ドルの支払いを命じたこと。
菅官房長官への要請を行ったこと。その回答が12月10日付であり、その内容の一部が紹介されている。
「しおかぜ」の短波放送については、現行の無線局の免許において、同一時間帯に周波数を3波指定しており、これらのうち2波を同時に使用して放送することは可能です。一方で、「しおかぜ」の設備使用の変更に当たっては、設備の所有者及び設備を共用する放送事業者との調整が必要になるものと承知しています。政府としては、このような要望があることを関係者にお伝えし、必要に応じ、検討を促してまいります。
第三国から送信している北朝鮮向け中波放送の送信が中止している状況については、事実関係の把握に努めるなど適切に対応しているところであり、今後とも関連状況を注視してまいります。なお、NHK中波第二放送は、あくまで国内向けの放送として、国内をカバーするために必要な出力により実施しており、北朝鮮において受信することは困難と考えております。
救出への道コーナーは2019年5月には新しい元号に代わること、12月にも東京都内で署名活動を2回行った様子など。今年も救出できなかったことを悔やんでいる。1323:35にふるさとからのメッセージ、2018年2月収録の市川修一さんへのメッセージが出ている。最後のスケジュール紹介は依然として旧時間と周波数がアナウンスされている。

1330の「ふるさとの風」は9965kHzが強力である。台湾送信の9705、7295kHzもクリアーに聞こえている。
29日土曜日はこのあと1430も同じ番組である。9960、9560、7295kHzいずれも若干フェージングが強いがよく聞こえている。
ふるさとの風ニュースは北朝鮮人権侵害問題啓発週間中の12月15日に国際シンポジウムなどを三部構成で開催したこと、その詳細が報告された。ニュース解説は2018年の朝鮮半島情勢を振り返って、ICBMなどの完成を見送ったこと、このことで米国が軍事攻撃をする材料がなくなったとされる。南北の首脳会談が3回行われた、初の米朝首脳会談も実現した。中朝関係も3回首脳会談が開かれ、通常の関係に戻ったとされる。
ふるさとの声は12月15日の国際シンポジウムから、菅義偉拉致問題担当大臣のあいさである。
「ご紹介にあずかりました拉致問題担当大臣、内閣官房長官の菅義偉であります。本日は北朝鮮人権侵害問題啓発週間、政府主催の国際シンポジウムに、師走、そして週末にも関わらず、このように多くの関係者の皆様方のご来場をいただき、また講演者パネリストとして全国や韓国から遠路お越しいただいた方もいらっしゃいます。皆さんのご協力に主催者として改めて厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。
また本日のテーマである北朝鮮の人権状況については国連の調査委員会で、その関連報告の中で、北朝鮮における人権侵害の多くは人道に対する犯罪に相当し、侵害の重大性、規模・本質は世界でも類を見ないものである、このように指摘をされています。今北朝鮮における人権侵害は国際社会共通の課題と広く認識をされております。その上で同報告書は北朝鮮による拉致を深刻な人権侵害の一つとして位置づけ、その被害が韓国や日本のみならずアジアや欧州の様々な国々にも拡大している疑いを提起いたしております。
日本の拉致問題の被害規模は、政府が公式に認定しているだけでも17名、それ以外にも北朝鮮による拉致の可能性が排除されない事例が800件以上あると考えられます。政府としては2002年に5名の拉致被害者の方々が帰国されて以来、一人も帰国されていないことは痛恨の極みであります。被害者の方々はもちろん、その御帰国を切なる思いで待ち続けているご家族の皆様、長い年月にわたるその苦しみと悲しみを思いますことに申し上げる言葉もなく、政府として大変申し訳なく思う次第であります。
拉致問題は我国の主権、及び国民の生命と安全に関わる重大な問題であり、国の責任において解決すべき問題であります。また同時に基本的人権の侵害という国際社会全体の普遍的問題でもあります。政府としてはあらゆる機会をとらえ、各国に対し拉致問題を提起をし協力を要請をいたしております。
本日ご来場をいただいた皆様には拉致問題をはじめとする北朝鮮の人権侵害の実態とご家族の皆様方の苦悩について実際に生の声に触れる機会を設けさせていただきました。拉致被害者のご家族を代表して家族会代表の飯塚繁雄さんと事務局長の横田卓也さん、また特定失踪者家族会会長の大澤昭一さんにお越しいただいております。また米国からは北朝鮮に17ヶ月間にわたり拘束をされ昏睡状態で解放された後、ほどなく亡くなったオットー・ワームビアさんのお父様、また中国で北朝鮮に拉致された疑いのあるデビッド・スネドンさんの二人のお兄様にもお越しをいただいております。なお先月末にはスネドンさんに関する決議案が米国の上院本会議で全会一致で可決成立をされました。米国の拉致問題に対する問題意識を示すものとして歓迎をいたします。またこれらの方々の生の声を伺う機会に加え、本日は米国韓国そして日本の北朝鮮問題に関する第一人者をお招きし、拉致問題を含む北朝鮮人権状況の改善に向けた国際連携についてご議論をいただくことななっております。これらの企画が一日も早い拉致問題の解決に資する有意義なものになることを期待をいたします。
本年6月、米朝首脳会談において安倍総理からの要請も踏まえトランプ大統領から金正恩委員長に対し拉致問題を直接提起していただいたことは極めて大きな成果であり、その後の新たな流れを生んだものと認識をいたしております。北朝鮮には豊富な資源と勤勉な労働力があります。北朝鮮がそれらを効果的に活用し正しい道を歩むのであれば、明るい未来を描くことができます。相互不信の殻を打ち破り、核ミサイルの問題、そして何よりも重要な拉致問題を解決し、不幸な過去を清算し北朝鮮との国交正常化を目指す決意であります。まさに正念場を迎えていると思います。
 本日のシンポジウムを通じて皆様の声が一層大きくなることは拉致問題の解決に向けた力強い後押しとなります。引き続き皆様のご支援とご協力を賜りながら、認定の有無にかかわらずすべての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向けて、あらゆるチャンスを逃がさない決意で取り組んでいきますことをお誓い申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。」

続いて、作文コンクール最優秀受賞者中学生の朗読が出ている。
 『今一三歳の僕は、充実した中学校生活を送っている。今日も部活動を終えて門を出る。学校の右手には青く美しい日本海が開ける。しかし、門に立つと必ず目に入るもう一つの景色がある。40年前、横田めぐみさんが北朝鮮に拉致された住宅街に入る曲がり角だ。付近には今も情報提供を求める看板が立つ。僕の学校の目の前で帰宅途中に拉致され、学校近くの海から船で北朝鮮に連れて行かれためぐみさんは、僕と同じ13才の秋、学校生活や家族との時間など、幸せな毎日を一瞬にして奪われた。今、どんな生活をしているのだろう。極限状態の中で生きてきた恐怖や悲しみは、想像を絶するものだ。めぐみさんを思い、毎日僕の胸はキュッと締めつけられる。
 ある日、アニメ「めぐみ」を観た僕は、拉致問題と戦い続ける家族の様子に改めて衝撃を受けた。家族にとっては未だ辛い現実。僕に何ができるだろう。いてもたってもいられず、母である横田早紀江さんの著書を買って読んだ。そこには、めぐみさんの失踪原因がわからず懸命に行方を捜した最初の20年間の家族の苦悩、拉致とわかった後は全てを犠牲にして解決に向け尽力する、家族の壮絶な人生が描かれていた。家族会の必死の呼びかけで、世間の関心は高まっていく。現在内閣総理大臣である安倍晋三氏も当初から理解を示し拉致問題対策本部を設置。少しずつ解決に向けた進展は見られた。2002年、北朝鮮は日本人拉致を認め謝罪し再発防止を約束。五人の拉致被害者が日本に帰国した。しかし、未だ全員の帰国は実現していない。高齢となった家族の焦りも限界に近いのだろう。その中で、僕は伝えることの重要性を感じた。拉致事件報道後、ビラを配る、署名運動を行うなど有志の活動も増えていったからだ。必死の思いは周囲の人の心を打つ。行動を起こす人が増えれば、転機も生まれる。それを逃さず捉え、活動を拡大することが力を強くする。
 僕は今後、「拉致」という言葉に敏感になり生活する。シンポジウムなどには積極的に参加し、「解決」という明確な目的をもって周囲に話題を提供する。友達は勿論、幅広い年代に拉致問題を浸透させ、認知度をさらに上げる。僕の話を聞き、少しでも関心をもち、行動に移す人が増えることを目指すためだ。個性の違う人が多く集まれば、解決に向けた行動も多種多様になる。一人では解決できないことも、仲間を増やすことで大きな力を発揮できる。集団の力は偉大だ。協力者を集め、市民の力をもって国を動かす力と変えたい。
 被害者と家族の失われた時間は二度と戻ることはない。しかし、再会が果たせたら、今までの努力も少しは報われるのだろう。「頑張って良かった」と笑顔で再会できる瞬間を僕も目指す。周囲に伝え続けることで、仲間や解決に向けたきっかけを作る存在になる。』

1430の放送は終了1457からアニメソング「あかねちゃん」が出ている。


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Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze