毎年この時期は特別番組も多くあり短波放送も楽しみが多い。KTWRはDRMでの特番が続いている。ドイツの民放各局もクリスマス特番目白押しである。
いまだ日本へ帰る見込みのない拉致被害者に向けての短波放送も休むことなく淡々と続けられている。1300の「しおかぜ」は6085kHzでジャミングもほとんど影響なく今日もクリアーに聞こえている。昨日と同じ番組である。菅義偉拉致問題担当大臣のメッセージが出ている。「ふるさとの風」との共同収録で同じ内容である。
北朝鮮の地で、日本からのラジオ放送「ふるさとの風」と「しおかぜ」をお聞きのみなさんこんばんは。内閣官房長官、拉致問題担当大臣の菅義偉です。本日はラジオ番組「ふるさとの風」「しおかぜ」にのせて、北朝鮮に拉致され、長きにわたりつらい日々を過ごされている被害者の皆様にメッセージをお伝えします。
北朝鮮による日本人拉致問題は我が国の主権及び国民の生命と安全にかかわる重大な問題です。そして家族との時間を失い、それぞれの未来を奪い、人権人道上許されない問題でもあります。安倍総理の強いリーダーシップのもと政府の責任において全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現する、政府による拉致認定の有無にかかわらずすべての被害者を救出するために必要なあらゆる取り組みを強力に推進していく、それが私の拉致問題担当大臣としての揺るがぬ決意であります。
10月に大臣に就任した直後、拉致被害者のご家族の皆様とお会いをしました。皆様がそれぞれに抱いておられます愛する肉親を奪われた怒りや、肉親の帰還を願う思いを直接聞かせていただきました。いまだ帰国を果たせない被害者皆様の思いはもちろん、皆様の帰国を待ち続けるご家族の方々長年にわたる苦しみと悲しみにも思いを致すとき申し上げる言葉が見つかりません。政府として、大変申し訳なく思っております。そして拉致被害者の皆様とご家族の皆様が再会できる日を一日も早く実現しなければならない、拉致問題の解決には一刻の猶予もならない、その思いを新たにした次第であります。
安倍総理も私もそのような思いを胸に刻み、問題解決に向けたあらゆるチャンスを逃さない、その決意で臨んでおります。
本年6月に行われた歴史的な米朝首脳会談は新たな流れを生み出しました。今後とも問題の早期解決に向け米国をはじめとする国際社会と緊密に連携をしていく考えです。そのうえで一番大切なのは日本政府自身が主体的に取り組んでいくことです。総理も次は自分が金委員長と向き合う決意であると再三強調されています。
北朝鮮には豊富な資源と勤勉な労働力があります。北朝鮮が正しい道を歩むのであれば明るい未来を担うことができます。相互不信の殻を破り、拉致、核、ミサイルの問題を解決し、不幸な過去を清算して北朝鮮との国交正常化を目指します。
日本政府は皆様の一日も早い帰国に向けあらゆる努力を行ってまいります。皆様におかれても、再び祖国の土を踏み、一日も早い帰国を待ちわびるご家族と抱きしめ合う日が必ず来るとの思いを強く持ち続けてください。政府もその日を迎えるまで全力を尽くす決意であります。
続いて、文在寅大統領の北朝鮮における評判について、アジアプレスの報道から。
救出への道コーナーは増元照明さんの話から。日本政府の動きが生ぬるいことも、来年になれば少しは変わると信じどこまでも生き抜いてほしいと訴えている。
日本政府からのふるさとメッセージは2018年9月収録、1325:40に緊急放送ISの後、スケジュールの紹介、北朝鮮時間午後9時30分からといまだにアナウンスしている野は何かのメッセージなのか。
1300台の日本政府の放送はパラオ送信の9965kHzが良好である。台湾送信は弱く実用にならない。一週間続いた最後の放送である。
最初に12月15日の行事は生中継されたこと、ふるさとの風ニュースはG20サミットで12月1日安倍総理とトランプ大統領との首脳会談を行ったこと。ニュース解説は12月10日北京で会合「中国専門家の見方」について。
今週の一曲、朝鮮語は1993年のヒット曲ORIGINAL LOVEの「接吻」、一年ぶりの登場である。日本語放送は1977年のヒット曲アリスの「冬の稲妻」、これは2年ぶりの登場である。
ふるさとの声は、11月17日、新潟で開催の「忘れるな拉致 県民集会」から、花角英世新潟県知事、 中原八一新潟市長のメッセージである。
1430の「ふるさとの風」もパラオの9960kHzが聞こえるのみ、7295kHzはジャミングにつぶされている。9560kHzへのジャミングはわからない、出ていない。
懐かしい日本の歌「ずいずいずっころばし」で始まった。拉致問題解説は、田口八重子さんについて、1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事故である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。続いて2017年1月15日に開催された、「拉致問題を考える国民のつどいin広島」での収録から。そしてお兄さん本田勝さんからは2018年2月に収録された新しいメッセージである。最後に2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。
今日の一曲は2014年下半期放送のNHKテレビドラマ「マッサン」の主題歌、中島みゆきで「麦の唄」が出ている。この番組は2018年4月5日、15日、25日、5月5日、17日、27日、6月6日、17日、28日、7月8日、18日、29日、8月8日、19日、30日、9月9日、19日、29日、10月11日、21日、31日、11月11日、22日、12月2日、12日と同じ内容である。
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