2018年12月28日

12月27日ふるさとの風

1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は3波ともよく聞こえている。ジャミングは9705kHzに出ているが、大きな影響はない。ふるさとの声は12月15日の国際シンポジウムから、菅義偉拉致問題担当大臣のあいさつと作文コンクール最優秀受賞者自身による朗読が出ている。
今週の一曲、朝鮮語はチェッカーズの「夜明けのブレス」、今年7月、11月にも登場している。日本語放送は無し。この放送は拉致対策本部のオンデマンドで聞くことができるが、今週の放送は27日現在まだアップされていない。スケジュールは正しく記載されているが、一部テレビ局しか使わない25時などという存在しない時間表示である。また出力はkwではなくkWが正しい表示である。せめて日本政府のサイトぐらいは正しい表記をしてほしい。

1300の「しおかぜ」は6085kHz、ジャミングは全くない、英語放送がよく聞こえている。この10kHzした6075kHzではいつも0700台ごろからCNR1などを出している局がある。1400前には同波の台湾に対するジャミング放送CNR1につぶされてしまう。
1405の「しおかぜ」は7245kHzが聞こえている。いつも強いCNR2が若干弱く互角の勝負、日本語放送が出ている。この時間の番組は先週1330に放送された「ふるさとの風」である。

1430の「ふるさとの風」は台湾、パラオ送信ともに強力である。9560kHzが一番早く、次いで7295、パラオの9960kHzが一番遅く聞こえている。その差それぞれ約0.6秒ほどである。懐かしい日本の歌は「ドレミの歌」で開始。
拉致問題解説は松本京子さんについて。2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま拉致され行方不明に、北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。29歳で拉致された経緯などが紹介されている。
ふるさとの声は拉致被害者松本京子さんへ、2018年2月に収録のお兄さん松本肇さんからのメッセージ、そして2015年8月に日本政府が制作した、同じく松本肇さんのビデオメッセージ。
京子さんが当時縫製会社に勤めていた同僚だった友人福本成子さんとウメさん二人から2007年の収録メッセージ、同級生矢倉修さんからも2007年収録で過去放送されたメッセージと同じ内容ある。これだけは10年以上同じソースが使われている。
今日の一曲は2000年のヒット曲GO!GO!7188で「こいのうた」である。
この番組は2018年3月22日、31日、4月9日、19日、30日、5月11日、21日、6月1日、11日、21日、7月2日、13日、23日、8月2日、14日、24日、9月3日、24日、10月5日、15日、26日、11月5日、15日、26日、12月7日、17日と同じ内容である。

1600の「ふるさとの風」は9690kHzが最強である。ほかの2波もよく聞こえている。ふるさとの声は菅義偉拉致問題担当大臣のあいさつ。
「ご紹介にあずかりました拉致問題担当大臣、内閣官房長官の菅義偉であります。本日は北朝鮮人権侵害問題啓発週間、政府主催の国際シンポジウムに、師走、そして週末にも関わらず、このように多くの関係者の皆様方のご来場をいただき、また講演者パネリストとして全国や韓国から遠路お越しいただいた方もいらっしゃいます。皆さんのご協力に主催者として改めて厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。
また本日のテーマである北朝鮮の人権状況については国連の調査委員会で、その関連報告の中で、北朝鮮における人権侵害の多くは人道に対する犯罪に相当し、侵害の重大性、規模・本質は世界でも類を見ないものである、このように指摘をされています。今北朝鮮における人権侵害は国際社会共通の課題と広く認識をされております。その上で同報告書は北朝鮮による拉致を深刻な人権侵害の一つとして位置づけ、その被害が韓国や日本のみならずアジアや欧州の様々な国々にも拡大している疑いを提起いたしております。
日本の拉致問題の被害規模は、政府が公式に認定しているだけでも17名、それ以外にも北朝鮮による拉致の可能性が排除されない事例が800件以上あると考えられます。政府としては2002年に5名の拉致被害者の方々が帰国されて以来、一人も帰国されていないことは痛恨の極みであります。被害者の方々はもちろん、その御帰国を切なる思いで待ち続けているご家族の皆様、長い年月にわたるその苦しみと悲しみを思いますことに申し上げる言葉もなく、政府として大変申し訳なく思う次第であります。
拉致問題は我国の主権、及び国民の生命と安全に関わる重大な問題であり、国の責任において解決すべき問題であります。また同時に基本的人権の侵害という国際社会全体の普遍的問題でもあります。政府としてはあらゆる機会をとらえ、各国に対し拉致問題を提起をし協力を要請をいたしております。
本日ご来場をいただいた皆様には拉致問題をはじめとする北朝鮮の人権侵害の実態とご家族の皆様方の苦悩について実際に生の声に触れる機会を設けさせていただきました。拉致被害者のご家族を代表して家族会代表の飯塚繁雄さんと事務局長の横田卓也さん、また特定失踪者家族会会長の大澤昭一さんにお越しいただいております。また米国からは北朝鮮に17ヶ月間にわたり拘束をされ昏睡状態で解放された後、ほどなく亡くなったオットー・ワームビアさんのお父様、また中国で北朝鮮に拉致された疑いのあるデビッド・スネドンさんの二人のお兄様にもお越しをいただいております。なお先月末にはスネドンさんに関する決議案が米国の上院本会議で全会一致で可決成立をされました。米国の拉致問題に対する問題意識を示すものとして歓迎をいたします。またこれらの方々の生の声を伺う機会に加え、本日は米国韓国そして日本の北朝鮮問題に関する第一人者をお招きし、拉致問題を含む北朝鮮人権状況の改善に向けた国際連携についてご議論をいただくことななっております。これらの企画が一日も早い拉致問題の解決に資する有意義なものになることを期待をいたします。
本年6月、米朝首脳会談において安倍総理からの要請も踏まえトランプ大統領から金正恩委員長に対し拉致問題を直接提起していただいたことは極めて大きな成果であり、その後の新たな流れを生んだものと認識をいたしております。北朝鮮には豊富な資源と勤勉な労働力があります。北朝鮮がそれらを効果的に活用し正しい道を歩むのであれば、明るい未来を描くことができます。相互不信の殻を打ち破り、核ミサイルの問題、そして何よりも重要な拉致問題を解決し、不幸な過去を清算し北朝鮮との国交正常化を目指す決意であります。まさに正念場を迎えていると思います。本日のシンポジウムを通じて皆様の声が一層大きくなることは拉致問題の解決に向けた力強い後押しとなります。引き続き皆様のご支援とご協力を賜りながら、認定の有無にかかわらずすべての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向けて、あらゆるチャンスを逃がさない決意で取り組んでいきますことをお誓い申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。」

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