再び始めるBCLなる本が発売されている。
既に各諸氏がいろいろ書かれているように、つい突っ込みを入れたくなってしまう。まず値段が高い。その割に中身がない。役に立たない周波数リストは要らない。2年前のあるデータを基にしているらしく古いだけでなく間違いが多い。
今までに短波放送を聴いたことのある人に対して失礼である。
再びではなく、初めてのBCLでもよかった。名古屋駅の大手書店を3店見てきた。どこもまだ山済みで10冊はある。殆ど売れてないと見える。あるいはもっとたくさんあったのが、ここまで売れたのかもしれない。
RF2900LBS(DR29)という長波とプリセレの付いたラジオは、国内でも二桁の数を販売した記憶がある。ボディーカラーは黒色だが、その中で2台だけグレー色があった。
その中の何台かは、すでに破棄されていることが分かっている。ポリバリコンが使われており、それの絶縁不良からガリガリ雑音が出るのを修理したこともあった。
もちろん今は補修パーツもなく部品の交換を伴う修理は不可能だ。DR29本体の写真はよく見かけるが、普段見かけない化粧箱とその説明書、サービスマニアルの写真を一寸だけ。