10月22日、木曜日の台湾送信はきわめて強力である。1300の朝鮮語、1330の日本語放送ともにクリアーに聞こえている。タシケントの11875kHzも特に後半は強力である。
この時間帯は毎日同じ番組が出ている。
1300の「しおかぜ」は6040kHzはほぼスーパージャミングに埋もれている。6090kHzはパルスジャミングの中から英語放送が聞こえている。受信状態は極めて悪い。
1405の5920と7325kHzはジャミングは弱く、日本語放送が聞こえている。開始と終了はしおかぜのアナウンスで、番組本体は「ふるさとの風」が出ている。開始アナウンスは、
「こちらはJSRしおかぜです。東京から北朝鮮におられる拉致被害者のみなさん、様々な事情で北朝鮮に渡って戻れなくなった皆さんへ、放送を通じて呼びかけを行っています。しおかぜでは拉致被害者救出、北朝鮮包囲網形成のため、これまでも日本政府とあらゆる形で連携を図ってきました。この時間は日本政府制作による日本語番組「ふるさとの風」をお送りします。最後までお聞きください。」
そして終了アナウンスは、
「こちらはJSRしおかぜです。東京から北朝鮮におられる拉致被害者のみなさん、様々な事情で北朝鮮に渡って戻れなくなった皆さんへ、放送を通じて呼びかけを行っています。この時間は日本政府制作による日本語番組「ふるさとの風」をお送りしました。拉致被害者の皆さんにはこれまで放置してきたことをお詫び申し上げます。必ず助け出します。それ以外の方々も自由に日本に戻れるように努力しています。もう少しの間頑張ってください。もしこの放送が受信できなくなった場合には、この近辺を探してみてください。
しおかぜは北朝鮮当局による妨害電波対策のため複数の周波数で放送しています。またほかの北朝鮮向け放送と連携していますので、そちらの時間で夜10時30分から深夜2時30分ごろまでは必ずどこかで放送しています。私たちは皆さんを必ず救出するため様々な努力をしています。番組からの情報を注意して聞いていてください。北朝鮮情勢など当局の体制に変化が起きた場合には緊急避難放送もお伝えします。
こちらはJSRしおかぜです。東京から北朝鮮におられる拉致被害者のみなさん、様々な事情で北朝鮮に渡って戻れなくなった皆さんへ、放送を通じて呼びかけを行っています。また明日この時間にお会いしましょう、お体をお大事に、こちらはJSRしおかぜです。」
1430の「ふるさとの風」は3波とも強力である。9560と9450kHzが特に強い。22日はこの時間も1330と同じ番組が出てきた。ローテーションが変わったのかこのところ変則的である。
「ふるさとの風ニュース」は9月19日山形市で行われた北朝鮮向けラジオ放送「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録での吉村美栄子山形県知事のメッセージから。続いて特定失踪者Oさんの妹板野良子さんからの呼びかけ、最後に特定失踪者荒谷敏生さんの妹さん矢島文江さんからのメッセージである。
ニュース解説は10月10日北朝鮮労働党創建75周年に於ける金正恩の演説などについて。過去に例を見ない異例の内容であった。
今週の一曲は1977年のヒット曲沢田研二の「勝手にしやがれ」が出ている。最後に周波数アナウンスなどがあり1457に終了、相変わらず日本語放送の周波数アナウンスだけは間違ったままである。この後アニメソング「あかねちゃん」が追加されている。
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