2011年10月17日

10月17日SOH他

15日あたりから4450kHzへ北朝鮮からのジャミングが出ている。本来この周波数は北朝鮮の反帝民族民主戦線(AINDF)放送が出ており、韓国からの「人民の声」がジャミングとして出ている。
このため4450kHzにはAINDFが出ていない。3481kHzもクリアーで、3480kHzの「人民の声」が聞えるのみだ。

17日現在もAINDFは4557kHzが聞えるのみである。開始終了のアナウンス以外は全て平壌放送を垂れ流しているだけなのでやめてしまったのか。

4450kHzはジャミングとして出した放送が、今は逆に北からのジャミングにつぶされているという変な現象が起きている。早い話、ジャミングにジャミングをかけたということ。ただ当初からジャミングとして出した「人民の声」の周波数も含め、全てアナウンスされている。

10月17日、月曜日の日替り周波数をメモ。
日替り周波数に火竜ジャミングはたまに出てくるが、これとは別に全ての周波数にノイズジャミングがかけられている。日替り周波数にもかかわらずこのジャミングだけは放送開始後1分ほどで出てくる。
1300の15745kHzはまだORNKが出ている。

1400の15780kHz、1430:12放送終了と同時に火竜ジャミングのキャリアーがスーと出現、1431:25から例の牛の鳴き声からジャミング開始。

Daily special
October 17, SOH
1130-1200 12180
1200-1230 11590
1230-1300 11525, 15760
1300-1330 15745 (ORNK)
1330-1400 7595
1400-1430 15780 (1430-1500 firedrake)
1430-1500 15790
1500-1530 12160 (1525:40-1600 firedrake)
1530-1600 12195
1600-1630 12160 (1610-1700 firedrake)

7460kHzの怪電波、1605:30キャリアーON、音声の出ることはなく1607:16に停波した。
1600の12160kHz、垂れ流しジャミングが終了したらまたSOHが、しかしそれもつかの間、10分後にジャミングにつぶされてしまった。

2200-2230 7580
2230-2300 7605
2300-2330 7565 (-2357 firedrake)
2330-2400 7585
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Posted by Hiroshi at 21:32Comments(0)Taiwan/China

2011年10月17日

Korean MND Radio

6135と6230kHzで出ている局名不詳の韓国語放送、国防部が関与しているのではないかということで、リストにはMND Radioと表記している。
これは以前にも書いてきたように、ITUの申請にも韓国春川に新送信所としてMND Radioとして登録されていることによる。
6135kHzは弱いジャミングがかけられてはいるが比較的良く聞こえている。1200の6230kHzは完全につぶされている。

この放送に関し、「しおかぜだより」でも取り上げられた。
●8月4日 韓国からの北朝鮮向け放送

 これまでも、韓国を拠点とした幾つもの団体が、対北朝鮮向け放送を行っていますが、また新たにその放送が増えたようです。

 こちらに入った情報によれば、この局は本年3月初頭から受信され、不定期での放送を行っていたようですが、7月末頃からは毎日放送を開始しているとされ、番組内容は北朝鮮市民に喚起を呼びかける内容であると伝えられています。

 発信元は韓国江原道の北部に位置し、軍事境界線に非常に近い春川(チュンチョン)にある新設された送信所からと見られています。春川(チュンチョン)と言えば韓国ドラマ「冬のソナタ」のロケ地として大変有名で、自然溢れる風光明媚な観光地ですが、その春川(チュンチョン)送信所が先日、無線周波数を管理している国際機関ITU(国際通信連合)へ登録申請を行い、その申請者はMND(Ministry of National Defense)韓国国防部と見られています。

 これまで韓国国防部のラジオ放送は2004年放送を終了した軍事境界線の非武装地帯で実施した北朝鮮向け拡声器放送「自由の声」が有名ですが、新たに送信所を新設してまで、再度対北放送を開始するのは北朝鮮内部にも大きな変化の予兆があり、韓国政府としてもそれを促す重大な局面にあると判断したからでしょう。

 我が国の政府も対北放送は行っていますが、残念な事にすべて拉致被害者を救出する確信を突いた姿勢で放送を行っているとは全く言えません。政府として救出するために何をすべきなのかを考えれば、韓国国防部と同様な日本の防衛省がこのような対北放送に乗り出しても全く不思議ではないはずです。

 我々「しおかぜ」は、すべての拉致被害者救出のために、今後も全力で放送を続ける所存です。


8月31日までは40分間の放送、9月1日からは37分になり中身が変更された。開始音楽は올래/オルレ!Olle!/来て!/Come!、約3分間の曲。
終了音楽は사랑을 위하여サランゥル ウィハヨ/愛のために/For Loveで、約4分ちょっとで長め。
国防部の好きそうな曲である。

Korean MND Radio
0500-0540 6230kHz
0700-0740 6135
1000-1040 6135
1200-1240 6230
  
Posted by Hiroshi at 02:00Comments(0)S.N.Korea

2011年10月17日

10月16日しおかぜ

16日、日曜日1330からの「しおかぜ」は5985kHzで聞えている。ジャミングはあるが受信状態は良いほうだろう。
先週と同じ番組で、去る9月24日~25日で実施した1000キロ現地調査第2回、秋田、青森に同行し参加されたご家族によるメッセージが一部放送されている。
日曜日は秋田で収録された声が放送された。
木村かほるさんへ 姉、天内みどりさんから 秋田高等看護学校跡
松橋恵美子さんへ 母、松橋チヤ子さんから 最後に目撃されたガソリンスタンド跡
薩摩勝博さんへ  妹、品川貴美子さんから 失踪時に同行女性が居住していたアパート跡


1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ここもこのところジャミングもなくクリアーに聞えている。日本の懐かしい歌「さくら貝の歌」から始まった。
1 美わしきさくら貝ひとつ
  去りゆけるきみに捧げん
  この貝は去年(こぞ)の浜辺に
  われひとりひろいし貝よ

2 ほのぼのとうす紅染むるは
  わが燃ゆるさみし血潮よ
  はろばろと通う香りは
  きみ恋うる胸のさざなみ
  ああ なれど わが思いははかなく
  うつし世の渚に果てぬ

続いて拉致問題解説は市川修一さんについて。
ふるさとの声は同じく市川修一さんへ、2010年9月に収録した、お兄さんと、ご両親からのメッセージが出ている。
今日の一曲は1974年のヒット曲、かぐや姫の「妹よ」
妹よ ふすま一枚 へだてて 今
小さな寝息をたててる 妹よ
お前は夜が 夜が明けると 雪のような
花嫁衣装を着るのか

妹よ お前は器量が悪いのだから
俺はずいぶん心配していたんだ
あいつは俺の友達だから
たまには三人で酒でも飲もうや

妹よ 父が死に 母が死にお前ひとり
お前ひとりだけが 心のきがかり
明朝 お前が出ていく前に
あの味噌汁の 作り方を書いてゆけ

妹よ あいつは とってもいい奴だから
どんなことがあっても 我慢しなさい
そして どうしても どうしても
どうしてもだめだったら 帰っておいで 妹よ

この放送は、6月30日、7月9日、7月18日、27日、8月5日、14日、23日、9月10日、19日、28日、10月7日と同じ番組である。

1600の「ふるさとの風」は9780kHz、ローカル局並みに超強力に聞こえている。ただ周波数が約130Hzほど低く出ている。1430と同じ番組である。日本の懐かしい歌「さくら貝の歌」、そして今日の一曲は1974年のヒット曲、かぐや姫の「妹よ」
  
Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze