6135と6230kHzで出ている局名不詳の韓国語放送、国防部が関与しているのではないかということで、リストにはMND Radioと表記している。
これは以前にも書いてきたように、ITUの申請にも韓国春川に新送信所としてMND Radioとして登録されていることによる。
6135kHzは弱いジャミングがかけられてはいるが比較的良く聞こえている。1200の6230kHzは完全につぶされている。
この放送に関し、「しおかぜだより」でも取り上げられた。
●8月4日 韓国からの北朝鮮向け放送
これまでも、韓国を拠点とした幾つもの団体が、対北朝鮮向け放送を行っていますが、また新たにその放送が増えたようです。
こちらに入った情報によれば、この局は本年3月初頭から受信され、不定期での放送を行っていたようですが、7月末頃からは毎日放送を開始しているとされ、番組内容は北朝鮮市民に喚起を呼びかける内容であると伝えられています。
発信元は韓国江原道の北部に位置し、軍事境界線に非常に近い春川(チュンチョン)にある新設された送信所からと見られています。春川(チュンチョン)と言えば韓国ドラマ「冬のソナタ」のロケ地として大変有名で、自然溢れる風光明媚な観光地ですが、その春川(チュンチョン)送信所が先日、無線周波数を管理している国際機関ITU(国際通信連合)へ登録申請を行い、その申請者はMND(Ministry of National Defense)韓国国防部と見られています。
これまで韓国国防部のラジオ放送は2004年放送を終了した軍事境界線の非武装地帯で実施した北朝鮮向け拡声器放送「自由の声」が有名ですが、新たに送信所を新設してまで、再度対北放送を開始するのは北朝鮮内部にも大きな変化の予兆があり、韓国政府としてもそれを促す重大な局面にあると判断したからでしょう。
我が国の政府も対北放送は行っていますが、残念な事にすべて拉致被害者を救出する確信を突いた姿勢で放送を行っているとは全く言えません。政府として救出するために何をすべきなのかを考えれば、韓国国防部と同様な日本の防衛省がこのような対北放送に乗り出しても全く不思議ではないはずです。
我々「しおかぜ」は、すべての拉致被害者救出のために、今後も全力で放送を続ける所存です。
8月31日までは40分間の放送、9月1日からは37分になり中身が変更された。開始音楽は올래/オルレ!Olle!/来て!/Come!、約3分間の曲。
終了音楽は사랑을 위하여サランゥル ウィハヨ/愛のために/For Loveで、約4分ちょっとで長め。
国防部の好きそうな曲である。
Korean MND Radio
0500-0540 6230kHz
0700-0740 6135
1000-1040 6135
1200-1240 6230