2020年06月22日

6月21日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は5040と6090kHz、いずれもジャミングが強くうるさい。八俣の電波も強く聞き取りは十分可能である。昨日と同じ番組で、日本語放送から、後半1330は朝鮮語である。

1405の「しおかぜ」も良好である。ジャミングはほとんど影響は無い。開始と終了に「しおかぜ」のアナウンスがあり、番組本体は先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1300代の朝鮮語と日本語放送、ジャミングはなくクリアーに聞こえている。1330は「ふるさとの風」でこのあと1430も同じ番組が出てきた。
ふるさとの風ニュースは、6月5日、安倍総理は、都内で横田滋氏の逝去についての会見から。
「本当に、残念です。横田滋さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。そして、早紀江さん始め、御遺族の皆様に、心からお悔やみを申し上げたいと思います。
 滋さんとは本当に長い間、めぐみさん始め、拉致被害者の方々の帰国を実現するために、共に戦ってまいりました。
 2002年の10月の15日、5人の拉致被害者の方々が、帰国を果たされた。羽田空港に、当時私は官房副長官として、お出迎えに伺ったわけでありますが、横田滋さんも早紀江さんと共に、家族会の代表として来ておられました。
 そして、代表としての責任感から、その場を記録にとどめるために、カメラのシャッターを切っておられました。帰国された拉致被害者の方々は、御家族の皆さんと抱き合って喜びをかみしめておられた。その場を、写真に撮っておられた、滋さんの目から本当に涙が流れていたことを、今でも思い出します。あの場に、めぐみさんがおられないということ、どんなにか残念で悔しい思いだったかと、その時、本当にそう思いました。
 滋さんが早紀江さんと共に、その手でめぐみさんを抱きしめることができる日が来るようにという思いで、今日まで全力を尽くしてまいりましたが、そのことを総理大臣としても、未だに実現できなかったこと、断腸の思いでありますし、本当に申し訳ない思いで一杯であります。何とか、めぐみさん始め、拉致被害者の方々の、故郷への帰還、帰国を実現するために、あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動していかなければならないという思いを新たにいたしております。
 改めまして、滋さんの御冥福を心からお祈り申し上げます。
25年以上、滋さん始め、家族会の皆さんと、何とか拉致被害者の方々が帰国できるように、まだ世の中が十分に認識をしていなかった時代から、滋さん、本当に暑い日も寒い日も署名活動に頑張っておられました。その姿をずっと拝見してきただけに、痛恨の極みであります。
 様々な困難があるわけでありますが、何としても、被害者の方々が実現する、そのために政府として、日本国として、様々な動き、見逃すことなく、チャンスを捕らえて果断に行動して、実現していきたいと思っています。」

「ふるさとの声」は6月9日、横田早紀江さん、拓也さん、哲也さんの会見の模様が出ている。
哲也さんの発言から
「父は2年2ヶ月ほど前に地元の日本鋼管病院で入院をいたしましたが、長期間に及び入院していました。そこでは主治医の先生、看護師さん、様々な医療関係者が献身的にに治療・介護をしていただけましたことをこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。また、父が亡くなって以降、中野島教会にご遺体を運ばせていただきまして、月曜日に葬儀を実施したわけですけど、牧師の國分先生には大変お世話になったことをこの場でお礼申し上げたいと思います。
本当にここに来るまでに、ここにいる我々もそうですけど、様々な方にお世話になっていることが、結果として拉致問題が解決しないまま父が他界することになったのは、父であり、私たち家族であり、そして日本国民が非常に憤りを感じて無念を抱いていることだと思います。父が果たせなかったその想いを、意思を受け継いで、結果を出すことこそが、そして墓前で「帰ってきたよ」と報告することが、残された者の使命だと思っております。
北朝鮮の金正日が亡くなったのが2011年で、そのあとに2012年に金正恩がリーダーとしてついたわけでありますけども、そのときに金正恩が前の政権の悪行を否定して生まれ変わっていれば国際社会に復帰ができ、資金や物資がどんどん流入して国民も豊になり、そして拉致問題も解決していれば被害者家族も幸せになれた。
すべてがwin-winの関係になれたのに彼らはそれをやらなかった。本当に愚かなリーダーだと思います。また、一番悪いのは北朝鮮であることは間違いないことでありますが、この拉致問題が解決しないことに対して、あるジャーナリストやメディアの方が「安倍総理は何をやっているんだ」とおっしゃる方もいます。
北朝鮮問題を一丁目一番地に掲げていたのに何も動いていないじゃないかというような発言をここ2~3日のメディアを見て耳にしていますけど、安倍総理・安倍政権が問題なのではなくて、40年以上も何もしてこなかった政治家や、北朝鮮なんて拉致するはずないでしょうと言ってきたメディアがあったから、ここまで安倍政権が苦しんでいるんです。
安倍総理・安倍政権は動いてくださっています。なので、何もしていない方が政権批判をするのは卑怯だと思います。拉致問題に協力して、様々な角度で協力して動いてきた方がおっしゃるならわかりますが、ちょっと的を射ていない発言をするのはこれからやめてほしいと思います。
拉致被害者家族も、うちの母であり、有本のお父さんだったり高齢者がいるのは事実ですし、飯塚代表もかなりのお年で健康もかんばしくないわけでありますが、本当にこれ以上同じようなことがおこらないうちに、国会・政権におきましては具体的な成果を出していたきたいと思いますし、国内に敵も味方もないはずです。日本対北朝鮮、加害者対被害者の構図しかないので、これかもご協力をいただきながら解決していきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。」

ニュース解説はシンガポールでの米朝首脳会談から2年、北朝鮮外務省は談話を発表した。過去2年間朝鮮半島情勢は悪化したと評価している。
1457にアニメソング「お化けのQ太郎」が追加されている。

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2020年06月21日

6月20日「しおかぜ」

20日土曜日の6040と6090kHzは強力である。ジャミングも強いが、八俣か他の電波はそれを上回る強さである。6090kHzが幾分ジャミングが弱い。日本語放送で、まず一年前の周波数アナウンスから、続いて横田滋さん逝去のニュースが出ている。
この番組は6月8日から14日まで連続して放送された番組と同じ内容である。

1300代の朝鮮語と日本語放送は3波とも強力である。ふるさとの風ニュースは、6月5日、安倍総理は、都内で横田滋氏の逝去についての会見から。
「ふるさとの声」は6月9日、横田早紀江さん、拓也さん、哲也さんの会見の模様が出ている。ニュース解説はシンガポールでの米朝首脳会談から2年、北朝鮮外務省は談話を発表した。過去2年間朝鮮半島情勢は悪化したと評価している。
今週の一曲、朝鮮語放送は、井上陽水・奥田民生の「ありがとう」が出ている。この曲は今年1月にも登場している。日本語放送はなし。

1430の「ふるさとの風」は11995、9560、9450kHzの3波が強力である。タシケント送信の11995kHzは相変わらずハム音もあり変調が浅い。懐かしい日本の歌は「スキーの歌」が出ている。
拉致問題解説は曽我ミヨシさんについて。1978年8月12日夜、近所に買い物に出掛けたままひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、2002年10月ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった。その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、実行犯女性工作員キムミョンスクを2006年11月に逮捕状を取り国際手配、犯人の引き渡しを求めているというが何の解決にも至っていない。
「ふるさとの声」は、曽我ひとみさんから2019年12月に収録したメッセージである。そして2019年9月、東京で開催された国民大集会で収録したメッセージである。続いて2019年3月収録の日本語と朝鮮語のメッセージが出ている。
今日の一曲は1972年のヒット曲、吉田拓郎の「旅の宿」が出てきた。この番組は2020年4月5日、15日、29日、5月10日,21日、31日と同じ内容である。

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2020年06月20日

6月19日ふるさとの風

19日、金曜日、1300代の拉致対策本部の放送は概ね良好である。若干台湾送信が弱い、特に9940kHzは変調が浅く聞き取れないほどだ。この時間は毎日同じ番組である。前半朝鮮語放送、後半1330は日本語放送である。

1300の「ふるさとの風」は6040と6090kHzがジャミングに中かろうじて聞こえている。八俣からの電波は弱くほぼジャミングにつぶされている。金曜日は朝鮮語放送が出ている。
1405の「しおかぜ」は5920と7325kHzが聞こえている。この時間のジャミングはいつも弱く大きな影響は無いようだ。日本語放送が出ている。

1430の「ふるさとの風」も3波とも良好である。タシケント送信の11995kHzが一番強い。台湾送信の9560、9450kHzは若干弱い。懐かしい日本の歌は「月の砂漠」である。
拉致問題開設は石岡亨さんについて。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま消息を絶った。1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1988年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によってヨーロッパから平壌に連れていかれたことが判明している。当然のことながら北朝鮮はよど号ハイジャック犯との関わりを全面否定している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、お兄さん石岡章さんから、2020年2月に寄せられた手紙が代読されている。2019年は暑い夏と地震など大災害の起きたことを述べている。
今日の一曲は拉致問題の解決を願って歌われている、南こうせつの「国境の風」である。過去何度も登場している曲である。この番組は2020年4月4日、14日、28日、5月9日、19日、30日と同じ内容である。周波数は各時間台湾送信一波のみアナウンスされている。

  
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2020年06月19日

6月18日ふるさとの風

1330の「ふるさとの風」は11875、9705、9455kHzが良好である。ジャミングなどの混信は全くない。「ふるさとの風ニュース」は横田滋さん逝去に関し、6月5日安倍総理会見の模様から。
「ふるさとの声」は6月9日、横田早紀江さん、拓也さん、哲也さんの会見の模様が出ている。ニュース解説はシンガポールでの米朝首脳会談から2年、北朝鮮外務省は談話を発表した。過去2年間朝鮮半島情勢は悪化したと評価している。
今週の一曲はなし。

13000の「しおかぜ」はジャミングが強く聞きづらい。6090kHzがが比較的良好である。6040kHzはジャミングが優勢、受信状態は悪い。18日木曜日は英語放送が出ている。
1405の7325と5920kHzはきわめて強力で、ジャミングの影響は全くない。日本語放送で、先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」はタシケント送信の11995kHzが強力に入感している。9450と9560kHzの台湾送信はいつになく弱い、かろうじて音になるレベルである。ジャミングなど混信は全くない。懐かしい日本の歌は「ずいずいずっころばし」である。
拉致問題解説は松本京子さんについて、2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま拉致され行方不明に、2002年の日朝実務者協議で北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。地元での救出活動や29歳で拉致された経緯などが紹介されている。
「ふるさとの声」は2020年1月の島根県での共同公開収録における、お兄さん松本肇さんからのメッセージが出ている。続いて2019年5月の国民大集会で収録されたメッセージ。そして2019年2月のメッセージ。最後に2018年11月に「拉致問題の早期解決を願う国民のつどいin米子」での収録メッセージが出ている。
今日の一曲は1978年のヒット曲、堀内孝雄の「君の瞳は一万ボルト」が出てきた。この番組は2020年4月3日、13日、27日、5月8日、18日、29日と同じ内容である。

  
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2020年06月18日

6月17日ふるさとの風

1300代の朝鮮語と日本語放送は各波強力に入感している。この時間拉致対策本部の放送は毎日同じ番組が出ている。今週は横田滋さん逝去に伴い、安倍総理、横田早紀江さん、拓也さん、哲也さんの会見の模様が出ている。解決を見ることなく無念の思いが語られている。メディアが拉致事件解決に非協力的であることもにべている。
この放送は拉致対策本部のオンデマンド放送でいつでも聞くことができる。

1300の「しおかぜ」は6040と6090kHzが強力である。ジャミングを完全にブロック、水曜日の朝鮮語放送がクリアーに聞こえている。後半1330も同じ朝鮮語放送である。
1405の5920と7325kHzも強力である。この時間のジャミングはなぜかいつも弱い、日本語放送で、先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は11995、9560、9450kHzが出ている。いずれもクリアーに聞こえている。懐かしい日本の歌は「どんぐりころころ」である。
拉致問題解説は市川修一さんについて。1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。2002年北朝鮮は拉致を認め1979年7月24日に結婚し、9月4日死亡としているが、泳げなかった市川さんが、初冬に川で溺死したことにして、にわか死亡通知書を2002年9月に急きょ作成、客観的事実は何もなく信用できる内容ではない。これも北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
「ふるさとの声」は、市川修一さんへ、お兄さん市川健一さんから2019年5月東京での国民大集会で収録したメッセージ。続いて2019年2月に収録したメッセージ。そして2018年4月国民大集会で収録のメッセージである。16年間誰一人帰ることなく、両親は亡くなってしまった。お姉さん市川龍子さんからも2019年2月収録のメッセージが出ている。
今日の一曲は1972年のヒット曲、山本リンダの「どうにも止まらない」。この番組は2020年4月2日、12日、26日、5月7日、17日、28日、6月7日と同じ内容である。

  
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2020年06月17日

北朝鮮ジャミング再開

ジャミング再開といっても特別なことではない。5月25日以降止まっていた意味不明の垂れ流しスーパージャミングが6月16日にまた始まった。
6月15日に恒例の北向け地下放送のスケジュール変更が行われたが、これに伴って16日にジャミングの周波数も変更された。しかし6003と6135kHzがまた出てきた。荒唐無稽な北朝鮮らしいいつもの事象である。

6月16日以降出ているスーパージャミングの周波数。
3915、3930、3990、4450、4455、6000、6003、6015、6135、6250、6355、6520、6600

June 15~21, 2020
Echo of Hope
0500-0100 3990, 6000, 6355
0900-0500 4885, 6255, 9100

Voice of the People
0500-0100 3485, 3915, 6520
0900-0500 3930, 4450, 6600

  
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2020年06月17日

6月16日「しおかぜ」

16日の「しおかぜ」はきわめて強力である。八俣からの電波はローカル局並みの強さである。S9+60dBに迫る勢いである。強烈なジャミングが出ているがそれをものともせずクリアーに入感している。1320にジャミングが停波、一層聞きやすくなった。
火曜日は日本語放送で失踪者・拉致被害者家族から寄せられた肉声による呼びかけが出ている。
1965年失踪の坂本とし子さんへ、お姉さん亀山葉子さんからのメッセージ、
1968年失踪の斉藤裕さんへ、お姉さんの斉藤由美子さん、お兄さんの斉藤和美、ご友人の稲井英好さんからのメッセージ。
1973年失踪の古川了子さんへ、お姉さん竹下珠路さんからのメッセージ、「ふるさと」の歌が披露されている。
1974年失踪の山下春夫さんへ、お兄さん山下寛久さんからのメッセージ。
1977年拉致された横田めぐみさんへ、お母さんの早紀江からのメッセージ。
1982年失踪の藤山恭郎さんへ、お父さんの穣さん、お母さんの次女さんからのメッセージ。
1967年失踪の城崎暎子さんへ、お姉さんの百合子さんからのメッセージ。
1967年失踪の紙谷慶五郎、圭剛、礼人、速水さんへ、三女北越優子さんからのメッセージ。
1995年失踪の曽我畠隆文、お父さんの隆文さんとお母さんからのメッセージ。

1324:47に「日本政府からのメッセージ」が出ている。 後半1330からも拉致被害者らへの家族からの肉声による呼びかけが出ている。1347にジャミングが出てきた。
1972年拉致された田口八重子さんへ、お兄さんの飯塚繁雄さん、本間勝さんからのメッセージ。
1978年拉致された増元るみ子さんへ、お姉さんの平野フミ子さん、弟さんの増元照明さんから。
1980年拉致された松木薫さんへ、お姉さんの斉藤文代さんから。
1982年失踪の堺弘美さんへ、お母さんのシズさんから。
1983年拉致された有本恵子さんへ、お母さんの嘉代子さん、お父さんの明弘さんから。
1991年失踪の森本規容子さんへ、お母さんの幸子さんからのメッセージ。

この後1354:50にも「日本政府からのメッセージ」が出ている、これは「ふるさとの風」の紹介で、朝鮮語と日本語放送を各4回9000kHz帯で放送していることなどがアナウンスされている。メッセージ内容は以下の通り。
「日本政府からのメッセージです。1970年代から1980年代にかけ、多くに日本人が不自然な形で行方不明となりました。北朝鮮は2002年9月の第一回日朝首脳会談において、初めて拉致を認め謝罪し、再発防止を約束しました。同年10月には5人の拉致被害者が24年ぶりに日本に帰国しました。しかし残された被害者の方々は、今なお全ての自由を奪われ、長きにわたり北朝鮮に囚われたままの状態で現在も救出を待っています。
北朝鮮による日本人拉致問題は日本政府にとって最重要課題であり、最優先で解決すべき問題です。すべての拉致被害者の方々が、一日も早く帰国を果たし、再開を待ちわびるご家族と再び抱き合うことができるよう、日本政府はあらゆる施策を駆使し、全力で取り組んでいきます。
日本政府は日本語番組ふるさとの風、韓国語番組イルボネパラムを毎晩9000kHz帯で放送しています。日本語番組ふるさとの風は夜十時半から、韓国語番組「イルボネパラムは夜十時からそれぞれ30分間の番組を4回放送しています。ぜひお聞きください。」

この番組は2018年8月21日、9月11日、10月2日、23日、11月13日、12月4日、25日、2019年1月22日、2月12日、3月5日、26日、4月16日、5月7日、28日、6月18日、7月9日、30日、8月20日、9月10日、10月1日、22日、11月12日、12月3日、24日、2020年1月21日、2月11日、3月3日、5月5日と同じ内容である。

1300代の朝鮮語と日本語放送は各波良好である。この時間は毎日同じ番組が出ている。1330の「ふるさとの風」では、横田滋さん逝去について安倍総理の会見から、横田早紀江さん、拓也さん、哲也さんのそれぞれ発言が出ている。会見内容は昨日書いたとおりである。

1405の「しおかぜ」は2波とも強力である。ジャミングの影響はほとんどない。日本語放送でこの時間は毎日同じ番組である。先週放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は9450、9560、11995kHzの3波が強力である。タシケント送信は0.6秒遅れている。懐かしい日本の歌は「めだかの学校」である。拉致問題解説は有本恵子さんについて。1983年7月頃コペンハーゲンから手紙が届いたのを最後に行方不明に。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、松木薫さんら3人は平壌におり、よど号ハイジャック犯らの手によって北朝鮮に拉致されたことが判明している。そして1988年11月4日に生活していた招待所で家族全員石炭ガス中毒で死亡と北朝鮮は2002年9月に虚偽報告している。しかし客観的事実は何一つ示されていない。よど号ハイジャック犯の妻らによって拉致されたことが判明している。北朝鮮側はこれを一切認めていない。北朝鮮側の主張には、北朝鮮が匿っているテロリストが関与した犯罪行為を隠蔽しようとする意図があったと受け止められる。
「ふるさとの声」は有本恵子さんへ、父有本明弘さんから、2020年1月の収録である。次に2019年1月に収録したメッセージが出ている。続いて2020年2月に94歳で亡くなったお母さん有本嘉代子さんから、2019年1月収録のメッセージが出ている。
今日の一曲は1979年のヒット曲、クリスタルキングの「大都会」である。最後に日本政府認定拉致被害者の氏名、連絡先の告知、日本語と朝鮮語のスケジュールアナウンスなどがあり1500番組終了。この組は2020年4月1日、11日、24日、5月6日、16日、26日、6月6日と同じ内容である。

  
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2020年06月16日

6月15日ふるさとの風

1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」はタシケント、台湾送信いずれも良好である。タシケント送信が1.2秒ほど遅れて聞こえる。
月曜日からまた新しい内容である。ふるさとの風ニュースは、6月5日、安倍総理は、都内で横田滋氏の逝去についての会見から。
「本当に、残念です。横田滋さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。そして、早紀江さん始め、御遺族の皆様に、心からお悔やみを申し上げたいと思います。
 滋さんとは本当に長い間、めぐみさん始め、拉致被害者の方々の帰国を実現するために、共に戦ってまいりました。
 2002年の10月の15日、5人の拉致被害者の方々が、帰国を果たされた。羽田空港に、当時私は官房副長官として、お出迎えに伺ったわけでありますが、横田滋さんも早紀江さんと共に、家族会の代表として来ておられました。
 そして、代表としての責任感から、その場を記録にとどめるために、カメラのシャッターを切っておられました。帰国された拉致被害者の方々は、御家族の皆さんと抱き合って喜びをかみしめておられた。その場を、写真に撮っておられた、滋さんの目から本当に涙が流れていたことを、今でも思い出します。あの場に、めぐみさんがおられないということ、どんなにか残念で悔しい思いだったかと、その時、本当にそう思いました。
 滋さんが早紀江さんと共に、その手でめぐみさんを抱きしめることができる日が来るようにという思いで、今日まで全力を尽くしてまいりましたが、そのことを総理大臣としても、未だに実現できなかったこと、断腸の思いでありますし、本当に申し訳ない思いで一杯であります。何とか、めぐみさん始め、拉致被害者の方々の、故郷(ふるさと)への帰還、帰国を実現するために、あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動していかなければならないという思いを新たにいたしております。
 改めまして、滋さんの御冥福を心からお祈り申し上げます。
25年以上、滋さん始め、家族会の皆さんと、何とか拉致被害者の方々が帰国できるように、まだ世の中が十分に認識をしていなかった時代から、滋さん、本当に暑い日も寒い日も署名活動に頑張っておられました。その姿をずっと拝見してきただけに、痛恨の極みであります。
 様々な困難があるわけでありますが、何としても、被害者の方々が実現する、そのために政府として、日本国として、様々な動き、見逃すことなく、チャンスを捕らえて果断に行動して、実現していきたいと思っています。」

「ふるさとの声」は6月9日、横田早紀江さん、拓也さん、哲也さんの会見の模様が出ている。
早紀江さん
このたび、主人の滋がだんだん衰弱いたしまして、5日に逝去いたしました。長い闘病生活でしたけれど、いつも穏やかで、苦しいとか痛いとか、そういうことを何も言わないで、いつも笑顔をもって、元気に意識もあったんですけど、だんだん衰弱して5日に突然静かに息を引き取りました。
今も拉致をされている人のことをいつも思って、私たち二人三脚で一生懸命に頑張って来ましたけども、互いに年をとって、身体のいろんなところのに不具合が出てきております。私もそうですけども、たくさんの親御さんたちがとっくにいらっしゃらなくなったり、まだこれからも衰弱していかれるんじゃないかといつも心配しております。どうしてもなかなか解決には向かいませんけれども、国柄が国柄なので、本当に難しい問題だなとつくづく思わされております。
めぐみたちを助けるために献身的に私たち全員のことを、被害者のことを、家族のことをいつも報道し続けてくださった長い年月に対して、本当に心から感謝いたしております。
滋もみなさまと仲良くさせていただいて、いつも穏やかに暮らすことができたこと、たくさんの先生方や救う会の指導力も素晴らしく、何にも思い残すことがないほど全身全霊打ち込んで、主人は頑張ったと思っています。安らかないい顔で天国に引き上げられましたことを、本当によかったなと思っております。これまでの長いご支援をいただけましたこと感謝いたします。ありがとうございました。

拓也さん
私の姉はご承知の通り1977年に拉致をされて、両親はその当時何の手がかりもない中で、25年間姉のめぐみを探し続けました。しかしながら何の安否も得ることなく、本当に苦しい中を走り続けてきた25年間でした。そして2002年の日朝首脳会談があってから、初めて姉の行方が北朝鮮にいるということがわかり、犯罪を北朝鮮が犯したということを我々国際社会、日本の国民世論が知ることになり、私たち横田家は北朝鮮という具体名が出てきたことによって、早期にこの問題が解決するのではないかと淡い期待を持ったのも事実です。そして両親は、その淡い期待を現実のものにするために18年間戦い続けてきたのですが、残念ながら父、滋は6月5日の午後に他界してしまいました。
父はめぐみの写真を撮ることがとても大好きでしたから、よく報道でもその過去の写真を使っていただくことも多いわけですが、本当によく言われるように、目の中に入れても痛くないそれほどかわいがっていた姉とどれだけ会いたかっただろうと思うと、本当に悔しくて悔しくて仕方ありません。
そして2002年の日朝首脳会談後に、父が泣いていた姿を見て、そして今回父が他界したことを受けて、私個人は本当に北朝鮮が憎くてなりません。許すことができない。どうしてこれほどひどい人権侵害を平気で行い続けることができるのかということが不思議でなりません。国際社会がもっと北朝鮮に強い制裁を下して、この問題を解決をはかることを期待したいと思います。
そして、私たち横田家のずっとそばにいて、本当に長い間支えてくれた安倍総理。本当に無念だとおっしゃっていただいております。私たちはこれからも安倍総理とともにこの問題の解決を図っていきたいと思っております。そして、国会においては与党・野党の壁なく、この問題解決のためにもっと時間を割いて具体的かつ迅速に解決のために行動してほしいと思いますし、マスコミの皆様方もイデオロギーに関係なく、この問題を我が事としてもっと取り上げてほしいと思っています。自分の子供なら、どうしなきゃいけないかということを問い続けてほしいと思っています。
そして今回、父が他界したことがとても悔やまれてなりませんが、全国1400回におよぶ講演会や集会に行って、現地で温かく見守ってくださった方々、1340万筆以上の署名をしてくださった皆様方、そして議連の先生方・救う会の先生方、そしてとりわけ同じマンションの支援してくださった「あさがおの会」皆様、病院の皆様方、協会の皆様方、本当に改めて心からお礼申し上げます。ありがとうございます。

哲也さん
父は2年2ヶ月ほど前に地元の日本鋼管病院で入院をいたしましたが、長期間に及び入院していました。そこでは主治医の先生、看護師さん、様々な医療関係者が献身的にに治療・介護をしていただけましたことをこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。また、父が亡くなって以降、中野島教会にご遺体を運ばせていただきまして、月曜日に葬儀を実施したわけですけど、牧師の國分先生には大変お世話になったことをこの場でお礼申し上げたいと思います。
本当にここに来るまでに、ここにいる我々もそうですけど、様々な方にお世話になっていることが、結果として拉致問題が解決しないまま父が他界することになったのは、父であり、私たち家族であり、そして日本国民が非常に憤りを感じて無念を抱いていることだと思います。父が果たせなかったその想いを、意思を受け継いで、結果を出すことこそが、そして墓前で「帰ってきたよ」と報告することが、残された者の使命だと思っております。
北朝鮮の金正日が亡くなったのが2011年で、そのあとに2012年に金正恩がリーダーとしてついたわけでありますけども、そのときに金正恩が前の政権の悪行を否定して生まれ変わっていれば国際社会に復帰ができ、資金や物資がどんどん流入して国民も豊になり、そして拉致問題も解決していれば被害者家族も幸せになれた。
すべてがwin-winの関係になれたのに彼らはそれをやらなかった。本当に愚かなリーダーだと思います。また、一番悪いのは北朝鮮であることは間違いないことでありますが、この拉致問題が解決しないことに対して、あるジャーナリストやメディアの方が「安倍総理は何をやっているんだ」とおっしゃる方もいます。
北朝鮮問題を一丁目一番地に掲げていたのに何も動いていないじゃないかというような発言をここ2~3日のメディアを見て耳にしていますけど、安倍総理・安倍政権が問題なのではなくて、40年以上も何もしてこなかった政治家や、北朝鮮なんて拉致するはずないでしょうと言ってきたメディアがあったから、ここまで安倍政権が苦しんでいるんです。
安倍総理・安倍政権は動いてくださっています。なので、何もしていない方が政権批判をするのは卑怯だと思います。拉致問題に協力して、様々な角度で協力して動いてきた方がおっしゃるならわかりますが、ちょっと的を射ていない発言をするのはこれからやめてほしいと思います。
拉致被害者家族も、うちの母であり、有本のお父さんだったり高齢者がいるのは事実ですし、飯塚代表もかなりのお年で健康もかんばしくないわけでありますが、本当にこれ以上同じようなことがおこらないうちに、国会・政権におきましては具体的な成果を出していたきたいと思いますし、国内に敵も味方もないはずです。日本対北朝鮮、加害者対被害者の構図しかないので、これかもご協力をいただきながら解決していきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

ニュース解説はシンガポールでの米朝首脳会談から2年、北朝鮮外務省は談話を発表した。過去2年間朝鮮半島情勢は悪化したと評価している。
今週の一曲、朝鮮語放送は、井上陽水・奥田民生の「ありがとう」が出ている。この曲は今年1月にも登場している。日本語放送はなし。

1300の「しおかぜ」は6040と6090kHzがジャミングの中、かろうじて聞き取れる。いつもより八俣からの電波は弱いようだ。15日月曜日は通常番組に戻ったようで、これまでと同じ日本語放送で失踪者の氏名生年月日、失踪年月年令などの読み上げが出ている。
後半1330も氏名読み上げである。

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2020年06月15日

6月14日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は今日も同じ番組で、一週間続いた。「しおかぜ」が一週間同じ番組というのはおそらく過去にはなかったことかもしれない。八俣からの電波は強力で、ほぼジャミングを抑え込んでクリアーに聞こえている。
前半日本語放送、後半1330は朝鮮語放送である。

1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は3波とも強力である。ジャミングなどの混信も全くなく、受信状態は良好である。この時間の放送は一週間同じ番組が出ている。日曜日はその最後の放送となる。
これらの放送は拉致対策本部のオンデマンド放送でいつでも聞くことができるが、「今日の一曲」はカットされている。日本の唱歌こーなおの「思い出のアルバム」はすべてアップされており聞くことができる。

1430の「ふるさとの風」もタシケント、台湾送信いずれも強力である。受信状態は極めて良好である。懐かしい日本の歌は「雨降り」である。6月3日と同じ曲である。
拉致問題解説は田口八重子さんについて、1978年6月ごろ、東京高田馬場のベビーホテルに2歳と1歳の子供を預けたまま行方不明に。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない。
「ふるさとの声」は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2020年1月収録のメッセージである。続いてお兄さん本田勝さんからも2020年1月収録のメッセージ。そして飯塚耕一郎さんから2019年12月東京での国際シンポジウムから、その時の収録メッセージが出ている。
「今日の一曲」は1976年のヒット曲、岡田奈々で「青春の坂道」である。この番組の更新はなく、2020年4月9日、19日、5月2日、14日、24日、6月3日と同じである。

  
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2020年06月14日

6月13日「しおかぜ」

13日土曜日の「しおかぜ」は6040kHzがジャミングで聞きづらい、6090kHzはジャミングはあるものの八俣の電波も強く比較的良好である。土曜日はいつものように日本語放送から、今日も昨日と同じ番組が出てきた。これで6月8日以降、6日間同じ番組ということになる。
1997年2月3日に初めて国会の質疑で横田めぐみさんの拉致が明らかにされた。この日から連日本名での報道がされるようになり、救出活動が盛んになり、2002年の5人帰国につながった。
あとはいつものように「救出への道コーナー」と続く。産経新聞の記事が紹介されている。「日本政府からご家族の声」は横田早紀江さんから、2020年1月に収録したメッセージである。そして日本への脱出に際しての注意などが出ている。後半1330は同じ内容の朝鮮語放送である。

1330の「ふるさとの風」は9705と9455kHzが強力である、タシケントの11875kHzは若干弱い。いずれもクリアーに聞こえている。13日、土曜日はこのあと1430の番組も同じ内容である。
「ふるさとの風ニュース」は5月29日第8回経済諮問会議を開催、安倍総理の発言が出ている。
「本日は、まず本年の骨太方針に向けて議論を行いました。
 先般、緊急事態宣言を全国で解除いたしました。今後は、感染症克服と経済活性化の両立を図ってまいります。
 さらに、新たな日常の構築により、質の高い経済社会の実現を目指してまいります。新たな日常の定着・加速に向けて、既に見られ始めている日本社会の進化を元に戻さないこと、また世界がコロナの時代の新たな日常に向けた取組を模索する中で、我が国がそのフロントランナーとなることが重要であります。
 本年の骨太方針において、新型コロナによる国民意識や世界情勢の変化を踏まえた、日本が目指すべき経済社会の姿の基本的な方向性をお示しすることといたします。
 また、一昨日、本年度第2次補正予算案を閣議決定いたしました。我が国の経済は100年に1度とも言うべき厳しい状況にありますが、適切な経済財政政策をタイミングよく展開していけば、必ず経済を回復させていくことが出来ると確信しています。この補正予算を国会成立後、速やかに執行してまいります。
 次に、社会資本整備について議論を行いました。
 有識者の皆様の御指摘にあるように、今後の新たな日常の構築のためには、あらゆる分野でのデジタル化、スマート化の導入が不可欠であり、社会資本整備もその例に漏れません。赤羽国土交通大臣におかれては、次期の社会資本整備重点計画の策定に当たって、このデジタル化、スマート化を今後の社会資本整備を貫く原則と位置付け、検討を進めていただきたいと思います。」

続いてふるさとの唱歌コーナーは「思い出のアルバム」である。この曲はオンデマンド放送でも聞くことができる。
今週の一曲は1974年のヒット曲、三輪車の「水色の街」、昨年7月以来の登場である。これはカットされている。
「ふるさとの声」は昨年12月の作文コンクール高校生部門優秀賞作品が朗読されている。
時代の忘れもの
 今年再度、アニメ映画「めぐみ」を見ました。昨年、やはりこの時期に映画「めぐみ」を見た時に私は自分の北朝鮮拉致問題に対する無知を思い知りました。そしてこんなにも被害者の方たちが悲しみ、そして苦しんでいるのにのうのうと生きている自分自身に憤りを感じたことを今でもはっきりと覚えています。しかし、今回私はこの気持ちを抑え、今、本当に私たちと政府が拉致問題を解決するためにすべきことを改めて考え直しました。
 昨年、私も映画「めぐみ」を見る前は「拉致被害者の方たちはかわいそうだ。」という表面的で非常に浅い考えに終始していました。同じように、現代の日本の未成年、そして成人世代の拉致問題に対する意識が非常に低いように思えます。私は拉致問題だけではなく、この意識の低さも解決すべき問題だと考えます。そのため私は解決策は国内・国外それぞれに向けたものとして二つの方策がなくてはいけないと思っています。
 一つ目に、私たち日本人が意識を改善するためには、学校の授業で拉致問題を取り扱うべきです。一例として、この映画「めぐみ」をクラスで視聴し、拉致が与えた残酷さや苦しみをみんなが認識し、それに対して、自分が素直に感じた思いを文に起こすことです。また、ディスカッションをクラスで行い、互いの意見の交換をするのも良いかと思います。こうすることにより、拉致問題の深い部分を知り、自分を含め互いに学び合うこともできます。また、社会人に向けては政府がツイッターなどのSNSやユーチューブといった動画配信アプリに協力を呼びかけ、広く社会に届けることも良いのではないかと思います。
 二つ目に、この問題を少数国間ではなく、多国間のものにするために、日本がリードすることが必要だと思います。今までは、アメリカに協力を要請し協力体制をとって解決の方向に進んでいるようにも思えましたが、私は内心少し決め手に欠けるのではないかと思っていました。そのためアメリカだけでなく、拉致被害にあったタイやフランスなどの12ヶ国全てと協力体制を築くべきだと思います。被害にあった国々が声を上げ国際社会に訴えていくことで、関心がなく無関係だと思っていた国も関心を持ち協力をしてくれると私は思います。
 私がこの問題で一番恐れているものは、日本人がこの問題に興味関心を無くし、拉致被害者や御家族の方たちが高齢化して時代の忘れもののようになってしまうことです。元号が平成から令和になった今こそ、私たち日本人がこの問題が風化されてしまうのを防ぎ、多くの国と協力をし、そしてリードすることが、この問題解決の糸口に必ずなると私は信じています。

「日本政府からご家族の声」は市川修一さんへ、市川健一さんから、2019年9月国民大集会での収録メッセージとお姉さん市川龍子さんから2019年2月収録のメッセージである。
1430の放送には番組最後1457にアニメソング「お化けのQ太郎」が追加されている。11995、9560、9450kHzいずれも強力である。



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