19日、金曜日、1300代の拉致対策本部の放送は概ね良好である。若干台湾送信が弱い、特に9940kHzは変調が浅く聞き取れないほどだ。この時間は毎日同じ番組である。前半朝鮮語放送、後半1330は日本語放送である。
1300の「ふるさとの風」は6040と6090kHzがジャミングに中かろうじて聞こえている。八俣からの電波は弱くほぼジャミングにつぶされている。金曜日は朝鮮語放送が出ている。
1405の「しおかぜ」は5920と7325kHzが聞こえている。この時間のジャミングはいつも弱く大きな影響は無いようだ。日本語放送が出ている。
1430の「ふるさとの風」も3波とも良好である。タシケント送信の11995kHzが一番強い。台湾送信の9560、9450kHzは若干弱い。懐かしい日本の歌は「月の砂漠」である。
拉致問題開設は石岡亨さんについて。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま消息を絶った。1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1988年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によってヨーロッパから平壌に連れていかれたことが判明している。当然のことながら北朝鮮はよど号ハイジャック犯との関わりを全面否定している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、お兄さん石岡章さんから、2020年2月に寄せられた手紙が代読されている。2019年は暑い夏と地震など大災害の起きたことを述べている。
今日の一曲は拉致問題の解決を願って歌われている、南こうせつの「国境の風」である。過去何度も登場している曲である。この番組は2020年4月4日、14日、28日、5月9日、19日、30日と同じ内容である。周波数は各時間台湾送信一波のみアナウンスされている。