13日土曜日の「しおかぜ」は6040kHzがジャミングで聞きづらい、6090kHzはジャミングはあるものの八俣の電波も強く比較的良好である。土曜日はいつものように日本語放送から、今日も昨日と同じ番組が出てきた。これで6月8日以降、6日間同じ番組ということになる。
1997年2月3日に初めて国会の質疑で横田めぐみさんの拉致が明らかにされた。この日から連日本名での報道がされるようになり、救出活動が盛んになり、2002年の5人帰国につながった。
あとはいつものように「救出への道コーナー」と続く。産経新聞の記事が紹介されている。「日本政府からご家族の声」は横田早紀江さんから、2020年1月に収録したメッセージである。そして日本への脱出に際しての注意などが出ている。後半1330は同じ内容の朝鮮語放送である。
1330の「ふるさとの風」は9705と9455kHzが強力である、タシケントの11875kHzは若干弱い。いずれもクリアーに聞こえている。13日、土曜日はこのあと1430の番組も同じ内容である。
「ふるさとの風ニュース」は5月29日第8回経済諮問会議を開催、安倍総理の発言が出ている。
「本日は、まず本年の骨太方針に向けて議論を行いました。
先般、緊急事態宣言を全国で解除いたしました。今後は、感染症克服と経済活性化の両立を図ってまいります。
さらに、新たな日常の構築により、質の高い経済社会の実現を目指してまいります。新たな日常の定着・加速に向けて、既に見られ始めている日本社会の進化を元に戻さないこと、また世界がコロナの時代の新たな日常に向けた取組を模索する中で、我が国がそのフロントランナーとなることが重要であります。
本年の骨太方針において、新型コロナによる国民意識や世界情勢の変化を踏まえた、日本が目指すべき経済社会の姿の基本的な方向性をお示しすることといたします。
また、一昨日、本年度第2次補正予算案を閣議決定いたしました。我が国の経済は100年に1度とも言うべき厳しい状況にありますが、適切な経済財政政策をタイミングよく展開していけば、必ず経済を回復させていくことが出来ると確信しています。この補正予算を国会成立後、速やかに執行してまいります。
次に、社会資本整備について議論を行いました。
有識者の皆様の御指摘にあるように、今後の新たな日常の構築のためには、あらゆる分野でのデジタル化、スマート化の導入が不可欠であり、社会資本整備もその例に漏れません。赤羽国土交通大臣におかれては、次期の社会資本整備重点計画の策定に当たって、このデジタル化、スマート化を今後の社会資本整備を貫く原則と位置付け、検討を進めていただきたいと思います。」
続いてふるさとの唱歌コーナーは「思い出のアルバム」である。この曲はオンデマンド放送でも聞くことができる。
今週の一曲は1974年のヒット曲、三輪車の「水色の街」、昨年7月以来の登場である。これはカットされている。
「ふるさとの声」は昨年12月の作文コンクール高校生部門優秀賞作品が朗読されている。
時代の忘れもの
今年再度、アニメ映画「めぐみ」を見ました。昨年、やはりこの時期に映画「めぐみ」を見た時に私は自分の北朝鮮拉致問題に対する無知を思い知りました。そしてこんなにも被害者の方たちが悲しみ、そして苦しんでいるのにのうのうと生きている自分自身に憤りを感じたことを今でもはっきりと覚えています。しかし、今回私はこの気持ちを抑え、今、本当に私たちと政府が拉致問題を解決するためにすべきことを改めて考え直しました。
昨年、私も映画「めぐみ」を見る前は「拉致被害者の方たちはかわいそうだ。」という表面的で非常に浅い考えに終始していました。同じように、現代の日本の未成年、そして成人世代の拉致問題に対する意識が非常に低いように思えます。私は拉致問題だけではなく、この意識の低さも解決すべき問題だと考えます。そのため私は解決策は国内・国外それぞれに向けたものとして二つの方策がなくてはいけないと思っています。
一つ目に、私たち日本人が意識を改善するためには、学校の授業で拉致問題を取り扱うべきです。一例として、この映画「めぐみ」をクラスで視聴し、拉致が与えた残酷さや苦しみをみんなが認識し、それに対して、自分が素直に感じた思いを文に起こすことです。また、ディスカッションをクラスで行い、互いの意見の交換をするのも良いかと思います。こうすることにより、拉致問題の深い部分を知り、自分を含め互いに学び合うこともできます。また、社会人に向けては政府がツイッターなどのSNSやユーチューブといった動画配信アプリに協力を呼びかけ、広く社会に届けることも良いのではないかと思います。
二つ目に、この問題を少数国間ではなく、多国間のものにするために、日本がリードすることが必要だと思います。今までは、アメリカに協力を要請し協力体制をとって解決の方向に進んでいるようにも思えましたが、私は内心少し決め手に欠けるのではないかと思っていました。そのためアメリカだけでなく、拉致被害にあったタイやフランスなどの12ヶ国全てと協力体制を築くべきだと思います。被害にあった国々が声を上げ国際社会に訴えていくことで、関心がなく無関係だと思っていた国も関心を持ち協力をしてくれると私は思います。
私がこの問題で一番恐れているものは、日本人がこの問題に興味関心を無くし、拉致被害者や御家族の方たちが高齢化して時代の忘れもののようになってしまうことです。元号が平成から令和になった今こそ、私たち日本人がこの問題が風化されてしまうのを防ぎ、多くの国と協力をし、そしてリードすることが、この問題解決の糸口に必ずなると私は信じています。
「日本政府からご家族の声」は市川修一さんへ、市川健一さんから、2019年9月国民大集会での収録メッセージとお姉さん市川龍子さんから2019年2月収録のメッセージである。
1430の放送には番組最後1457にアニメソング「お化けのQ太郎」が追加されている。11995、9560、9450kHzいずれも強力である。