1300の「しおかぜ」は5920と6165kHzがきわめて強力に入感している。月曜日は日本語放送から、過去に放送された番組が出ている。去る4月4日、5日、11日、12日に放送された番組である。ニュースとニュース解説番組「日本海にかける橋」では、元航空自衛隊員の軍事ジャーナリスト鍛冶俊樹のブログからの引用で、金正恩が死亡したのではないかというニュースが出ている。
昨日、北朝鮮は短距離弾を日本海に撃ち込んだ。2日、9日、21日に続いて今月4回目の暴挙である。ところが今朝の労働新聞は、発射を記事にしながら、そこに金正恩委員長の姿がない。前3回の発射の翌朝には、必ず発射を視察する金正恩の写真が掲載されていたのだ。
マスコミは「北朝鮮が国際社会の批判を回避する狙い」だと分析しているが、今まで国際社会の批判を無視して撃ち続けてきた北朝鮮が、今さら「批判を回避」しようとする訳がない。マスコミの国際情勢についての頓珍漢ぶりは相変わらずだ。
前号「北朝鮮の実権は誰の手に?」で金正恩死亡説に触れたが、今回の異変はこの説を裏付ける形となった。つまり金正恩はとうの昔に死んでおり、年末から北朝鮮メディアに登場する金正恩はすべて替え玉だとする説である。
替え玉は複数いると見られるが、いつまでも替え玉で誤魔化し続けられる筈はなく、後継体制が固まれば、いずれは死を公表しなければなるまい。昨日まで元気な姿を見せていて、今日突然病死したと発表すれば内外に暗殺説が渦巻き、後継体制に疑惑の目が向けられよう。だから、まずは金正恩の肉声が報道されなくなり、次に金正恩の動く姿が報ぜられなくなり、遂に写真がなくなったのであろう。近々、金正恩重病説が流れ、やがて死去が報ぜられると言う順序であろうか?
次いで、新型コロナウィルスについて、北朝鮮だけが「武漢肺炎」いわゆる新型コロナ肺炎がゼロというのは世界中が疑いの目で見ている。北朝鮮でもマスクの全員着装が指示されているが、目の粗いガーゼで、洗濯をし再利用する人が多く役に立っていないという。
続いて、特定失踪者家族会編『「ただいま」も言えない 「おかえり」も言えない』の著書を読んだ人などからの感想などが紹介されている。
「日本政府からご家族の声」は田口八重子さんへ、飯塚耕一郎さんから2019年12月収録のメッセージが出ている。このあとはいつものように緊急放送ISに次いで、日本への脱出に関し注意すべきことが出ている。
1300の「イルボネパラム」、1330の「ふるさとの風」が各波強力である。停波続きの11875kHzも今日はよく聞こえている。月曜日から新しい内容である。
「ふるさとの風ニュース」は5月4日新型コロナウイルス感染症に関する安倍内閣総理大臣記者会見から、その一部が出ている。
緊急事態宣言を発出してから間もなく一ヶ月となります。最低でも7割、極力8割、人との接触を削減する。この目標の下、可能な限り御自宅で過ごしていただくなど、国民の皆様には大変な御協力を頂きました。その結果、一時は一日当たり700名近くまで増加をした全国の感染者数は、足下では200名程度、3分の1まで減少しました。これは、私たちが終息に向けた道を着実に前進していることを意味します。また、一人の感染者がどれぐらいの数の人にうつすかを示す実効再生産数の値も、直近の値も1を下回っています。
その一方で、こうした努力をもうしばらくの間、続けていかなければならないことを皆さんに率直にお伝えしなければなりません。現時点ではまだ感染者の減少が十分なレベルとは言えない。
本日は尾身会長を始め、諮問委員会の専門家の皆さんの賛同を得て、今月いっぱい、今月末まで緊急事態宣言を延長することを決定いたしました。ただし、今から10日後の5月14日を目途に、専門家の皆さんにその時点での状況を改めて評価いただきたいと考えています。その際、地域ごとの感染者数の動向、医療提供体制のひっ迫状況などを詳細に分析いただいて、可能であると判断すれば、期間満了を待つことなく、緊急事態を解除する考えであります。
感染の拡大防止は、私たちの命を守るための大前提です。有効な治療法やワクチンが確立されるまで、感染防止の取組に終わりはありません。その意味で、私たちはある程度の長期戦を覚悟する必要があります。しかし、経済社会活動を厳しく制限する今のような状態を続けていけば、私たちの暮らし、それ自体が立ち行かなくなります。命を守るためにこそ、私たちはコロナの時代の新たな日常を一日も早くつくり上げなければなりません。ウイルスの存在を前提としながらのいつもの仕事、毎日の暮らし、緊急事態のその先にある出口に向かって、皆さんと共に一歩一歩前進していきたいと考えています。その観点から、本日、日常生活において留意すべき基本的なポイントを専門家の皆様からお示しいただきました。密閉、密集、密接、3つの密を生活のあらゆる場面でできる限り避けていく。このウイルスの特徴を踏まえ、正しく恐れながら、日常の生活を取り戻していく。専門家の皆さんが策定した新しい生活様式は、その指針となるものです。
ふるさとの唱歌は「思い出のアルバム」である。
今週の一曲、朝鮮語は1990年のヒット曲、GO-BANG'Sの「あいにきてI・NEED・YOU」とチェッカーズの「夜明けのブレス」の2曲が出ている。4月27日~5月3日と同じ選曲である。日本語放送は1973年のヒット曲、チューリップの「心の旅」が出ている。
「ふるさとの声」は田口八重子さんへ、お兄さん本間勝さんから、2020年1月に収録したメッセージが出ている。「日本政府からご家族の声」は曽我ミヨシさんへ、娘曽我ひとみさんから2019年12月収録のメッセージである。認定拉致被害者氏名、周波数アナウンスがあり1357に終了。
1405の「しおかぜ」は6090と7295kHz、この時間八俣の電波は弱くなってしまった。ほぼジャミングにつぶされている。5月4日1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。
1430の「ふるさとの風」は9450と9560kHzが強力である。11995kHzは弱く、変調も浅く感じられる。懐かしい日本の歌は「シャボン玉」である。
拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、平壌で生活していると伝えてきた。その後よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、ニセ遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
ふるさとの声は松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんから、2019年12月収録のメッセージである、自身も74歳になったと述べている。そして2019年5月、東京の国民大集会での収録から。続いて弟松木信弘さんからも2019年12月収録のメッセージ、そして2019年2月の収録メッセージである。
今週の一曲は、ミュージックボランティア、うらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」で、松木薫さんへの思いを込めて作られた曲である。この番組は2020年4月6日、17日、30日と同じ内容である。
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