1300の「しおかぜ」は5920と6165kHzの2波が良好である。両波とも1240にジャミングをスタートさせたが、5920kHzは止まってしまった。八俣からの電波は強く、昨日以上に受信状態は良好である。
19日、火曜日も日本語放送から、昨日と同じ番組が出ている。まず金正恩の状況について、5月8日のインターネット放送の討論会から、意識不明で脳死状態、重体、感染を避けるため元山へ避難したとか様々な意見が出たという。
続いて、新型コロナ肺炎について、5月10日現在の世界の感染者数、死亡者数などが出ている。北朝鮮は感染者ゼロとしているが、すでに数百人が死亡との情報もある。このあとなぜか、最近話題になっているとして1972年3月失踪の原子力関係の方一人の氏名(竹村達也さん)がアナウンスされている。何かのメッセージなのか。
「救出への道コーナー」は増元照明さんから。1321にジャミングが出てきたが全く影響はない。
1322:45の「日本政府からご家族の声」は横田哲哉さんから、2019年11月新潟での収録である。1324:55に緊急放送ISに次いでいつもの日本への脱出に際しての注意喚起などである。
後半1330は朝鮮語放送である。
1405の6090と7295kHzも強力である。ジャミングを完全に抑えている。開始と終了はしおかぜのアナウンスで番組本体は「ふるさとの風」が出ている。
1300代の朝鮮語と日本語放送も各波良好である。タシケント、台湾送信ともにクリアーに聞こえている。昨日から新しい内容である。
「ふるさとの風ニュース」は5月11日菅官房長官の記者会見から、記者の質問に対する発言が出ている。
「ニュース解説」は5月8日金正恩の中国への口頭による親書について。これに対して同じく口頭による返書があったことなど。
今週の一曲、朝鮮語は1990年のヒット曲、高野寛の「虹の都へ」が出ている。今年3月にも登場している。日本語放送は1977年のヒット曲、沢田研二の「勝手にしやがれ」、これも先月登場している。
「ふるさとの声」は昨年12月の作文コンクールから仙台市立五橋中学校3年生、中学生部門最優秀賞が紹介されている。
1430の「ふるさとの風」も3波とも良好である。タシケント送信の11995kHzはこの時間も信号強度の割には音声が小さい。9560、9450kHzは強力である。懐かしい日本の歌は「月の砂漠」である。
拉致問題開設は石岡亨さんについて。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま消息を絶った。1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1988年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によってヨーロッパから平壌に連れていかれたことが判明している。当然のことながら北朝鮮はよど号ハイジャック犯との関わりを全面否定している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、お兄さん石岡章さんから、2019年2月の手紙が代読されている。2018年は暑い夏と地震など大災害の起きたことを述べている。
今日の一曲は拉致問題の解決を願って歌われている、南こうせつの「国境の風」である。過去何度も登場している曲である。この番組は2020年4月4日、14日、28日、5月9日と同じ内容である。周波数は各時間台湾送信一波のみアナウンスされている。
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