1300の「しおかぜ」は6145kHzがかろうじて聞こえている。土曜日は日本語放送から、いつものように周波数アナウンスが出ている。まず12月14日午後行われた政府主催国際シンポジウムに先立って菅義偉官房長官兼拉致問題担当大臣が特定失踪者家族らと面会した。この席上今井英輝・特定失踪者家族会会長から大臣に要請文書を手交し後日の回答をお願いした。特定失踪者問題調査会からは杉野正治事務局次長らが同席した。
菅大臣の発言。
17年前に5人の拉致被害者が帰国してから、誰一人被害者を取り戻すことができず、非常に申し訳なく思う。政府として認定のあるなしにかかわらず取り組んでまいりたい。今日の会は1日も早く拉致被害者を取り戻すための会だ。本日は特定失踪者のご家族から一人ひとりからお話を伺いたいと思う。
北朝鮮人権映画祭について
救出への道コーナーと続く。北朝鮮人権問題啓発週間について述べている。後半1330は朝鮮語放送である。
1300代の朝鮮語と日本語放送、台湾送信の9705、9530、7295kHzが聞こえている。信号は弱い、時々ノイズの中に沈んでしまうこともしばしば、総じて受信状態は悪い。
1405の「しおかぜ」は6095と6070kHzの2波が強力に入感している。特に6095kHzはローカル局並みの強さである。この時間は先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。
1430の「ふるさとの風」は7290kHzが激しい混信の中聞こえている。CNR1と互角の勝負である。9705と9560kHzは弱く音にならない。懐かしい日本の歌は「月の砂漠」である。
拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま行方不明に、1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1984年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によってヨーロッパから平壌に連れていかれたことが判明している。当然のことながら北朝鮮はよど号ハイジャック犯との関わりを全面否定している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、お兄さん石岡章さんから、2019年2月の手紙が代読されている。2018年は暑い夏と大災害の起きたことを述べている。
今日の一曲は拉致問題の解決を願って歌われている、南こうせつの「国境の風」である。今年11月にも登場している。
この番組は2019年12月10日と同じ番組である。
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