2024年06月11日

6月10日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は5920と5965kHzが強力に入感している。今日の八俣からの電波は特に強い。S9+50dBに迫る強さである。月曜日は日本語放送「日本海にかける橋」である。
5月28日総理官邸にて林官房長官兼拉致問題担当大臣の呼びかけ収録を実施した。林拉致問題担当大臣のメッセージが出ている。続いて5月25日北朝鮮向けラジオ放送「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録が行われた。
そして松本京子さんの兄の松本孟さんからのメッセージ。
救出への道コーナーは2022年作文コンクールから、中学生部門優秀賞「自分事として捉えて」京都府南丹市立園部中学校3年川勝梨世さんの作品が読まれている。この作品すでに今年4月10日以降にも放送されている。入賞者のコメントとして、「この問題の早期解決のためには、 「知る」だけではなく一人一人が”考える”ことが大切です。今後も自分入にできることを実行していこうと思います。」
「日本政府からご家族の声」は田口八重子さんへ、飯塚耕一郎さんから2022年12月に収録したメッセージである。
後半1330は同じく朝鮮語放送である。この番組は先週金土と同じ内容である。

1300の「にっぽんの風」は9455と9940kHzがジャミングでかなり聞きづらい。1330の「ふるさとの風」は9455と9705kHzが強力に入感している。月曜日から新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」は5月11日全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会が開催された。家族会を代表して横田拓也さんのあいさつが出ている。
 皆様こんにちは。家族会代表の横田拓也です。
 必ず北朝鮮による日本人拉致問題を解決させると言う強い覚悟と意思をもって会場にお集まり頂いた皆様、心から感謝申し上げます。
 また、岸田首相並びに林官房長官におかれましては、大変お忙しいなか国民大集会にご出席頂きまして誠に有難うございます。
 家族会・救う会・拉致議連の三団体は4月29日~5月3日にかけて訪米して参りました。ご同行頂いた古屋先生、山谷先生、塚田先生、北村先生、そして空港で熱い気持ちでお見送り頂いた松原先生、誠に有難うございました。議連秘書会の皆様方、拉致問題対策本部・外務省・在米日本大使館の皆様方にもお礼申し上げます。
 今回の訪米の目的は一点に絞られます。今年2月に作成した家族会・救う会の運動方針を米国側にご理解頂くためです。
 新しい運動方針である「親の世代の家族が存命のうちに全拉致被害者の一括帰国が実現するなら、我が国が人道支援を行うことと、わが国がかけている独自制裁を解除することに反対しない」という中の、「独自制裁を解除する事に反対しない」と言う部分について、その文言の背景を丁寧に説明しご理解頂くためです。
 私個人の北朝鮮への感情は“怒り”、“憎しみ”、“敵対心”、“恨み”しかありません。拉致されなければ自由で明るい人生を送れたはずの時間や家族との絆を、“一方的な暴力による現状変更”で大切な人生を奪われた事を考えれば当然です。絶対に許す事は出来ません。
 それでも親世代の家族が健在の内に、拉致された家族や兄弟との再会を実現させる事を優先するために、苦渋の判断で対話路線に軸足を移した事を伝えてきました。
 また、国際社会が課している制裁の枠組みを逸脱しない日本独自の制裁解除に反対しないと言う主旨、更に北朝鮮が拉致問題解決つまり全拉致被害者の即時一括帰国を約束しない限り制裁を緩めてはならない事を訴えて来ました。
 面会させて頂いた全ての方から私達の方針と考え方にご理解を頂き、異論や反対の声は一切ありませんでした。実りある成果を得る事が出来たと思います。
 家族会は1997年に設立し、現在親世代で健在な方は有本恵子さんのお父様明弘さん95歳、そして13歳で拉致された横田めぐみの母であり私の母でもある横田早紀江88歳の二人だけです。本日も無理を押して国民大集会に参加し、拉致問題の解決を願って戦っています。時間的制約のある人権問題・人道問題である事を改めて認識する必要があります。
 日本と北朝鮮との間で水面下交渉が行われている事は金与正副部長の談話を見ても明らかな事実です。
 北朝鮮は「拉致は解決済みだ」と繰り返し発言していますが、私達はこれを一切受け入れる事は出来ません。どれだけ汚い言葉で私達を揺さぶろうとも、どれだけ攻撃的表現で人権侵害の事実を無かったものにしようと試みようが私達が動じる事はありません。
 “暴力と恐怖の支配の力”以上に私達の“家族愛の力”が強いからです。拉致事件の解決の定義は加害者側が決めるものではなく、被害者側が決めるものです。
 金正恩委員長に伝えます。
 今私達は歴史の転換点に立っています。あなたの代ではなく過去の代で実行された人権問題・人道問題である拉致事件を解決し、両国が明るい未来を描くための鍵をあなたが持っています。過去の邪悪な負の遺産をあなたに押し付けようとしている連中の言葉に惑わされないで下さい。
 日朝が良好な関係を生み出すには人道問題である拉致事件を解決させる必要があります。過去の代と同じ轍を踏めば、この先何十年も苦難の道を歩み続け、「白いご飯と肉の入ったスープ」を口にする夢は到底叶いません。国際社会から人権侵害を名指しで非難されたまま、後継者にその汚名を引き継ぐことは賢明ではありません。
 これまで幾度も伝えている通り、拉致被害者が帰国した後に秘密を聞き出し暴露する事はしません。また全拉致被害者の即時一括帰国が果たされれば日朝国交正常化に反対する事はしません。この点をどうか信じて下さい。私達は単純に拉致された自分達の家族や兄弟を帰して欲しいだけなのです。
 金正恩委員長の勇気ある英断に掛かっています。過去の代で行われた負の歴史と決別して欲しいと願っています。
 最後に、姉横田めぐみは今年の10月で60歳を迎えます。私達家族には13歳の中学生の頃の顔しか記憶がありません。母早紀江と姉めぐみがこの日本の地で再会し、抱き合える事が出来るよう力を貸して下さい。青い空に浮かぶ白い雲を見ながら「やっと自由になれたね」とめぐみに伝える事が母早紀江の夢です。
 どのご家族もこうした小さな夢と希望を持って再会を待っています。絶対に負ける訳にはいきません。諦める事の出来ない戦いです。引き続きのご理解とご支援を頂けますようどうぞ宜しくお願い致します。

ニュース解説は5が27日日中韓首脳会談について、4年半ぶりの開催となった。
今週の一曲は日本語放送のみである。1968年のヒット曲「365歩のマーチ」である。

1430の「ふるさとの風」は15475kHzがやや弱いがクリアーに聞こえている。9705と9685kHzはいずれも強力である。日本語放送にジャミングは出ていない。懐かしい日本の歌は「めだかの学校」である。続いて拉致問題解説は松本京子さんについて。2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま拉致され行方不明に、2002年の日朝首脳会議や2006年の日朝実務者協議で北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。地元での支援活動や29歳で拉致された経緯などが紹介されている。
「ふるさとの声」は松本京子さんへ、2023年12月に収録されたお兄さん松本肇さんからのメッセージが出ている。続いて、2020年6月に電話収録されたメッセージが出ている。そして2020年1月島根県で開催されたふるさとの風・しおかぜ共同公開収録でのメッセージ。最後に2019年5月に東京で開催された国民大集会での収録メッセージから。今日の一曲は1973年のヒット曲、小柳ルミ子の「春の訪れ」である。この番組は2024年3月27日、4月2日、8日、19日、29日、5月9日、21日、31日と同じ内容である。

  
Posted by Hiroshi at 00:01Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze