2019年10月13日

人民の声放送3480kHz

2日間聞こえなかった3480kHzが復活したようだ。相変わらず「人民の声放送」だけは開始、終了がバラバラである。希望のこだま放送」は毎日正確に開始・終了している。

キャリアーを出しすぐに音声が出てこないときもあり未だメンテナンス中ということなのか。13日も3935kHzは0854:30に、6525kHzは0821:55に、6600kHzは0855:06にキャリアーを出している。
ジャミングは従来と変わらず、放送時間とは関係なく出し続けている。

Voice of the People ; October 13, 2019
3480  0855 ~
3910  0854:55 ~
3935  0856:13 ~
4450  0822:55 ~
6525  0832:40 ~
6600  0856:05 ~

10月13日、上記6波すべて2336に停波した。
  
Posted by Hiroshi at 18:56Comments(0)S.N.Korea

2019年10月13日

10月12日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は5935と6040kHz、今日も八俣からの電波は強力である。6040kHzはバックでジャミングがかすかに聞こえている。
土曜日は日本語放送から。先週と同じ番組で、始めにメッセージから、1968年に平壌で生まれた姜哲煥(カンチョルファン)氏のメッセージが出ている。1977年から10年間、家族とともにヨドク政治犯収容所に収監され1992年に韓国亡命を果たした。現在韓国NGO団体北朝鮮戦略センター代表で、来日したのを機に収録したもので朝鮮語のまま出ている。「韓国の左派には大きく分けて2つ、社会主義的な考え方を持っている人と、金日成を崇拝する主思派思想がいる。現政権は、後者の主思派思想で固められている。過去にも金大中ら左派政権はあったが、GSOMIA問題など、米国との関係さえ破棄しようと画策している姿勢を見ると、明らかに性質が違う」と韓国の社会主義化に懸念を示した。
救出への道コーナーでは、64歳になる増元照明さんからのあまりにも長い拉致被害者救出にため息も。増元るみ子さんはもう66歳である。被害者救出には戦うことも覚悟しながら北朝鮮と対峙しなければならない。
1322:45の「日本政府からご家族の声」は横田拓也さんから、2019年5月ニューヨークでのシンポジウムから。緊急放送ISに次いで、日本への脱出についての注意喚起が出ている。今も工作員が関与したのではないかと思われる事件が相次いでいる。事件が起きないと何もできない現状、なんとかならないものか。
「この放送を船の上で聞いている皆さん、日本へ船でやってくる場合、皆さんは当然危険を冒して日本を目指されるものと思います。無事願いが叶うようお祈りしています。皆さんが無事日本で保護されるために日本の近くに来たら次のことを守ってください。まず武器麻薬などを持っていれば犯罪者として扱われます。皆さんの近辺が危険になります。北朝鮮を脱出するとき必要であったとしても、日本へ着く前にすべて海に捨ててください。皆さんから攻撃されない限り、日本の警察も海上保安庁も軍も、皆さんを攻撃することはありません。
警察官、海上保安官など上陸した場所にいる人の指示に必ず従ってください。日本では犯罪を犯さない限り皆さんは保護されます。また拉致被害者など日本に関係のある人が乗っている場合、それを伝えてください。拉致被害者についての情報をお持ちの方はそれを伝えてください。これは一度だけではなく、警察にも海上保安庁にも、あるいは近くに一般の人達がいれば、それらの方々にも繰り返し伝えてください。
拉致被害者が乗っていれば、あるいは拉致被害者に関する情報があれば日本政府は皆さんに対して、それにふさわしい待遇をします。しおかぜでは船で日本を目指す方々のためにも、逐次情報を提供します。ぜひ今後も、しおかぜをお聞きください。」

後半1330は朝鮮語放送である。
1405の「しおかぜ」は6070と6165kHz、ジャミングは無い、しかし八俣の電波もスキップ気味、受信状態は悪い。この時間は先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1300代の朝鮮語と日本語放送はパラオの9965kHzが良好である。台湾送信は若干弱いが聞き取りは十分できるレベルである。この時間帯は毎日同じ番組が出ている。9705kHzはジャミングにつぶされている。

1430の「ふるさとの風」はパラオ送信が良く聞こえている、台湾送信は弱く音にならない。懐かしい日本の歌「ペチカ」で番組開始。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。当時24歳であった。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。結婚した事実もなく、何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年9月に北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。死亡を確認する客観的事実は何もない。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ、お姉さん平野フミ子さんからのメッセージは2018年12月8日に熊本市で開催された北朝鮮拉致問題解決に向けた講演会からの収録。続いて2016年11月4日、長崎ブリックホール国際会議場において、政府拉致問題対策本部、長崎県、長崎県拉致問題早期解決議員連盟の共催により、「拉致問題を考える国民の集いin長崎」の国民集会での訴えから。最後に2015年日本政府制作のご家族ビデオメッセージから。
今日の一曲は1976年のヒット曲沢田研二の「コバルトの季節の中で」、この曲は1978年秋から約一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。
この番組は2019年7月31日の放送から最初の曲が変更されたのみで、8月10日、20日、30日、9月11日、21日、10月1日と同じ内容である。

  
Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze