2019年09月30日

9月29日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は5980と6070kHz、両波ともパルスジャミングが出ているが、6070kHzは若干弱く聞き取り可能である。5980kHzは完全につぶされている。
先週と同じ番組が出ている。前半日本語、後半は朝鮮語放送である。9月16日、特定失踪者家族懇談会について、参加者の氏名が紹介されている。続いて同じく9月16日に開催された国民大集会について、年2回行われている集会、その詳細が出ている。
「日本政府からご家族の声」は横田早紀江さんから、2019年5月に収録したメッセージが出ている。1324:50に緊急放送ISの後、日本への脱出の際の方法を告知。注意喚起している。
1405の5920と5980kHzはどちらもジャミングでほとんど聞き取り不可能である。

1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は良好である。昨日とは打って変わり、パラオ、台湾送信ともに強力に聞こえている。ジャミングは全くない、出ていない。パラオ送信は台湾送信より約2秒ほど遅れて聞こえている。
「ふるさとの風ニュース」は9月16日、国民大集会で安倍総理と拉致被害者の面会挨拶と集会での挨拶が出ている。「ニュース解説」は9月16日、北朝鮮の米国担当者の談話から、局長によれば、近いうちに実務者会談を始める用意があるとされる。
「ふるさとの声」は9月16日国民大集会における菅義偉内閣官房長官、拉致問題担当大臣の挨拶から。1357番組終了。

1430の「ふるさとの風」はパラオの9960kHz、台湾の9560、9450kHzいずれも良好である。昨日とは違い強力に届いている。懐かしい日本の歌「ドレミの歌」で番組開始。
拉致問題解説は曽我ミヨシさんについて。拉致問題解説は曽我ミヨシさんについて。1978年8月12日夜、近所に買い物に出掛けたままひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、2002年10月ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった。その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、実行犯女性工作員キムミョンスクを2006年11月に国際手配、犯人の引き渡しを求めているというが何の解決にも至っていない。
ふるさとの声は、曽我ひとみさんから2019年3月に収録したメッセージが日本語と朝鮮語(番組では韓国語とアナウンスしている)で出ている。続いて2018年9月、東京で開催された国民大集会で収録した日本語メッセージである。
今日の一曲は1983年のヒット曲、アルフィーの「メリーアン」が出てきた。2011年6月以来8年ぶりの登場である。この番組は2019年8月8日、18日、28日、9月7日、19日と同じ内容である。

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2019年09月29日

9月28日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は5980と6070kHz、両波ともジャミングで聞き取れない。6070kHzはそれにプラスして無変調のキャリアーも出ており拍車をかけている。前半日本語、後半は朝鮮語である。

1300代の朝鮮語と日本語放送、台湾送信は音にならない、パラオ送信が聞こえている。この時間帯は毎日同じ番組が出ている。

1430の「ふるさとの風」はパラオ送信が聞こえるのみ、この時間帯も台湾送信は不調である。懐かしい日本の歌は「思い出のアルバム」、この曲は1981年NHKテレビで紹介され、広く歌われるようになった。今週1330ふるさとの唱歌にも登場している。
拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま行方不明に、1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1984年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によってヨーロッパから平壌に連れていかれたことが判明している。当然のことながら北朝鮮はよど号ハイジャック犯との関わりを全面否定している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、お兄さん石岡章さんから、2019年2月の手紙が代読されている。2018年は暑い夏と大災害の起きたことを述べている。
今日の一曲は拉致問題の解決を願って歌われている、南こうせつの「国境の風」である。今年4月にも登場している。この番組は2019年8月6日、17日、27日、9月6日、18日と同じである。

  
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2019年09月28日

9月27日「しおかぜ」

1300代の朝鮮語と日本語放送はパラオ送信の9965kHzが聞こえるのみ、台湾送信は完全にスキップ、全く聞こえない。キャリアーに存在もわからない。

1300の「しおかぜ」は5980と6070kHzの2波が聞こえている。両波ともジャミングはわからない、出ていないようだ。金曜日は朝鮮語放送である。
1405の「しおかぜ」は5920と5980kHzが聞こえている。5980kHzにはジャミングが出ているが聞き取りは十分可能である。

1430の「ふるさとの風」は9960、9560、9450kHzの3波が出ているはずだが。台湾送信は全く聞こえない、キャリアーも確認できない。懐かしい日本の歌「肩たたき」から。
拉致問題解説は松本京子さんについて。2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま拉致され行方不明に、北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。29歳で拉致された経緯などが紹介されている。
ふるさとの声は2019年5月、国民大集会で収録されたお兄さん松本肇さんからのメッセージが出ている。続いて2019年2月に収録したメッセージ。そして2018年11月に「拉致問題の早期解決を願う国民のつどいin米子」で収録のメッセージが出ている。2018年5月の国民大集会で収録したメッセージ。最後に2018年2月に収録したメッセージ。
今日の一曲は1977年のヒット曲尾崎亜美の「マイ・ピュア・レディ」である。昨年4月にも登場している。この番組は2019年8月5日、16日、26日、9月5日、17日と同じ内容である。

  
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2019年09月27日

9月26日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は5980kHzがクリアーに聞こえている。6070kHzは若干ジャミングの影響を受けているが聞き取りは可能である。
木曜日は英語放送が出ている。総じて受信状態は悪い。

1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」はパラオ送信の9965kHzが聞こえるのみ、台湾送信は完全にスキップ状態である。キャリアーは確認できるが音になるレベルではない。
「ふるさとの風ニュース」は9月16日、国民大集会で安倍総理の冒頭挨拶と集会での挨拶が出ている。「ニュース解説」は9月16日、米国の北朝鮮担当者の談話から、近いうちに実務者会談を始める用意があるとされる。
「ふるさとの声」は9月16日国民大集会における菅義偉内閣官房長官、拉致問題担当大臣の発言から。「今週の一曲」、朝鮮語は1997年のヒット曲Le Couple (ル・クプル)の「ひだまりの詩」、先週にも登場している。日本語はなし。

1430の「ふるさとの風」はパラオの9960kHzが聞こえている。台湾送信は全く音にならない。懐かしい日本の歌は「冬の星座」である。
拉致問題解説は市川修一さんについて。1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。2002年北朝鮮は拉致を認め1979年9月4日死亡としているが、泳げなかった市川さんが、初冬に川で溺死したことにして、にわか死亡通知書を2002年9月に急きょ作成、客観的事実は何もなく信用できる内容ではない。これも北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
ふるさとの声は、市川修一さんへ、お兄さん市川健一さんから2019年5月東京での国民大集会にて収録メッセージ。続いて2019年2月に収録したメッセージ。そして2018年4月国民大集会で収録のメッセージである。お姉さん市川龍子さんからも2019年2月収録のメッセージが出ている。
今日の一曲は1968年のヒット曲、ザ・タイガースの「花の首飾り」である。昨年12月に今週の一曲でも登場している。
この番組は2019年8月4日、14日、25日、9月4日、15日と同じ内容である。

  
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2019年09月26日

伊勢湾台風60年

60年前の9月26日、土曜日の夕方から風雨が激しくなり停電。すでに名鉄・国鉄も運休、唯一市営バスが動いていたのを記憶している。バスを降り、懐中電灯の明かりを頼りに、一時間以上歩いて帰宅したのを覚えている。
名古屋港の貯木場から高潮で流れ出した巨大な丸太で破壊された家屋が多く、犠牲者が多く出た。台風災害で5000人以上の死者を出したのはこの台風15号だけかも。
避難所も救援物資もない時代、ボランティアという言葉すらなかった。それでもお互い助け合い生き延びてきた。救援活動をしたために職場を追われた人が出た時代、今では考えられないことだった。

停電など日常茶飯事のこと、復旧が遅いと言って文句を言う今とは大違いである。近鉄名古屋線は大阪線と同じ標準軌道に(新幹線と同じ幅)して大阪までの直通運転が可能となった。

今のように事前に台風情報などある時代ではなかった。ラジオで「気象通報」という番組があったのを記憶している。「鬱陵島、南南西の風、風量3、晴れ、気圧1013ミリバール、・・・」と言うものである。

これを機に2年後、気象観測の重要性から、富士山頂に気象レーダーが設置され、その後の台風観測に威力を発揮することになった。それも、今や気象衛星にとって代わり、驚くほどの精度で天気予報が出されている。

1999年まで35年間富士山頂で活躍したドームは道の駅富士吉田に「富士山レーダードーム館」として見ることができる。



  
Posted by Hiroshi at 18:00Comments(0)番外編

2019年09月26日

9月25日ふるさとの風

昨日は1300のパラオ送信はついに出てこなかったが、25日は放送されている。とはいっても短波は全く聞こえない、キャリアーの存在もわからない。ストリーミング放送は正常に出ている。台湾送信は若干弱いもののよく聞こえている。
1330の9705kHz、ジャミングこそ出ていないが、9710kHzのCNR1が強くうるさい。

1300の「しおかぜ」は5980kHzがジャミングにつぶされている、6070kHzはクリアーに聞こえている。水曜日は朝鮮語放送である。
1325:30「日本政府ご家族の声」は本間勝さんから2019年5月国民大集会での収録メッセージが朝鮮語訳で出ている。

1430の「ふるさとの風」はパラオ送信が聞こえない、台湾送信は9560と9450kHzが弱いながらも聞こえている。水曜日はこの時間も1330と同じ番組が出ている。
「ふるさとの風ニュース」は9月16日、国民大集会で安倍総理の冒頭挨拶と集会での挨拶が出ている。

「ニュース解説」は9月16日、北朝鮮の米国担当者の談話から、局長によれば、近いうちに実務者会談を始める用意があるとされる。
「ふるさとの声」は9月16日国民大集会における菅義偉内閣官房長官、拉致問題担当大臣の挨拶から。

1457この時間の放送にもアニメソング「リボンの騎士」が出ている。

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2019年09月25日

9月24日ふるさとの風

1300の「イルボネパラム」朝鮮語放送は3波とも強力である、しかしパラオ送信は朝鮮語ではない、WHRの番組が流されている。切り替えを忘れているのか、完全に誤送出である。1330にWHRのアナウンスが出たがそれ以降9965kHzはキャリアーのみで無音である。当然ストリーミング放送も音声は出ていない。1346にまたWHRの音楽番組が出てきた。ついに日本政府の放送は出てこなかった。
1330の台湾送信は比較的良好である。日本語放送で正常に送信されている。昨日から新しい内容である。

1300の「しおかぜ」は5980kHzがジャミングにつぶされている、6070kHzはジャミングは出ていない。火曜日は日本語放送で、失踪者家族から寄せられた手紙の一部が読まれている。
2000年失踪の浜崎真嗣さんへ、お母さんの久美子さんからの手紙、
1968年失踪の屋木しのぶさんへ、妹さんの板谷春美さんから
1969年失踪の大屋敷正行さんへ、お姉さんの山口幸子さんから
1985年失踪の伊藤 克さんへ、奥さんのしづ子さんから
1960年失踪の木村かほるさんへ、お姉さんの天内みどりさんから
1993年失踪の田中正道さんへ、妹さんの村岡育世さんから
1948年失踪の平本和丸さん、1950年失踪の平本敏昭さんへ、お姉さんの末永直子さんから、寒い「北鮮」でどんな生活をしているか案じている。
1985年失踪の下地才喜さんへ、お母さんの元枝さんからの手紙、父は平成13年8月に亡くなった。
1963年失踪の森 洋子さんへ、お姉さんの林澄子さんから
1977年失踪の布施範行さんへ、お母さんのマサ子さんから
1989年失踪の松岡伸矢さんへ、お父さんの正伸さん、お母さんの圭子さんから
1986年失踪のMさんへ、奥さんのキミさんから
1974年失踪の大澤孝司さんへ、お兄さんの昭一さんからの手紙
1324:52に「日本政府からのメッセージ」が出ている。後半1330からも失踪者家族からの手紙が読まれている。1977年5月失踪の仲里次弘さんへ、お姉さんの神山磯枝さんから
1965年失踪の藤田 進さんへ、お母さんのフミさんから
1987年失踪の西安義行さんへ、妹さんの西安圭子さんから
2002年失踪の稲田裕次郎さんへ、お母さんの智子さんから
1987年失踪のNさんへ、お母さんきよ子さんから
1961年失踪の岩佐寅雄さんへ、姪の竹川朋子さんから
1981年失踪の横山辰夫さんへ。お姉さんの浦本カツヨさんから
1988年失踪の種子雅也さんへ、お父さんの一郎さんとお母さんの資子さんから
1972年失踪の平山政子さんへ、お兄さんの勲さんからの手紙
1989年失踪の日高満男さんへ、お姉さんの田中恵美子さんから
1968年失踪の早坂勝男さんへ、お兄さんの勇治さんからの手紙
1990年失踪の清水桂子さんへ、お母さんの弘美さんから
1968年失踪の水島慎一さんへ、弟さんの嘉導さんから
以上の方からの手紙が読み上げられた。1354:38にも「日本政府からのメッセージ」が出ている。日本語、朝鮮語放送を毎日各4回放送していると告知している。この番組は2018年3月7日、8月14日、9月4日、25日、10月16日、11月6日、27日、12月18日、2019年1月15日、3月19日、4月9日、30日、5月21日、6月11日、7月2日、23日、8月13日、9月3日に放送されている。この番組は通常3週毎に再放送されている。
日本政府からのメッセージ内容は以下の通り。
「日本政府からのメッセージです。1970年代から1980年代にかけ、多くの日本人が不自然な形で行方不明となりました。北朝鮮は2002年9月の第一回日朝首脳会談において、初めて拉致を認め謝罪し、再発防止を約束しました。同年10月には5人の拉致被害者が24年ぶりに日本に帰国しました。しかし残された被害者の方々は、今なお全ての自由を奪われ、長きにわたり北朝鮮にとらわれたままの状態で現在も救出を待っています。
北朝鮮による日本人拉致問題は日本政府にとって最重要課題であり、最優先で解決すべき問題です。すべての拉致被害者の方々が、一日も早く帰国を果たし、再開を待ちわびるご家族と再び抱き合うことができるよう、日本政府はあらゆる施策を駆使し、全力で取り組んでいきます。
日本政府は日本語番組ふるさとの風、韓国語番組イルボネパラムを毎晩9000kHz帯で放送しています。日本語番組「ふるさとの風」は夜十時半から、韓国語番組「イルボネパラム」は夜十時からそれぞれ30分間の番組を4回放送しています。ぜひお聞きください。」
1405の「しおかぜ」は5920と5980kHzの2波が強力である。ジャミングでほとんど聞き取れない、西日本以西では比較的よく聞こえている。先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」はパラオの9960kHz、台湾の9560と9450kHzの3波である。いずれもジャミングは全くない。受信状態は概ね良好である。台湾送信も回復してきた。パラオからも正常に送出されている。懐かしい日本の歌「夕焼け小焼け」で始まった。
拉致問題解説は有本恵子さんについて。1983年7月頃コペンハーゲンから手紙が届いたのを最後に行方不明に。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、松木薫さんら3人は平壌におり、よど号ハイジャック犯らの手によって北朝鮮に拉致されたことが判明している。そして1988年11月4日に生活していた招待所で家族全員石炭ガス中毒で死亡と北朝鮮は2002年9月に虚偽報告している。しかし客観的事実は何一つ示されていない。よど号ハイジャック犯の妻らによって拉致されたことが判明している。北朝鮮側はこれを一切認めていない。北朝鮮側の主張には、北朝鮮が匿っているテロリストが関与した犯罪行為を隠蔽しようとする意図があったと受け止められる。
ふるさとの声は有本明弘さんから、2019年5月に国民大集会で、2019年1月にそれぞれ収録したメッセージが出ている。続いてお母さん有本加代子さんから2019年1月収録のメッセージが出ている。お母さんは今年96才である。
今日の一曲は1980年のヒット曲、松山千春の「恋」である。最後に日本語と朝鮮語のスケジュールアナウンスなどで番組終了。この番組は2019年8月3日、13日、24日、9月3日、14日と同じ内容である。

  
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2019年09月24日

9月23日ふるさとの風

1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は各波良好である。ジャミングは全くわからない、出ていない。月曜日から新しい内容の更新されている。
「ふるさとの風ニュース」は9月16日、国民大集会で安倍総理の冒頭挨拶と集会で次のように述べた。
 2002年9月17日に平壌で首脳会談が行われ、当時の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が公式に拉致を認めてから明日で17年目になります。当時私も当時の小泉総理と共に訪朝しました。先方から5名が生存、そして8名が死亡と言い渡されたわけですが、あの時の衝撃は今も胸に刻まれています。
 その後彼らが出してきた資料は真実でないことが明らかになり、我々はそれ以来全員の奪還を目指して今日に至っているわけですが、拉致被害者のご家族の皆様はもちろん、ご本人も歳を重ねてこられました。一刻の猶予も許されない。その思いを強くしています。
 残念ながら未だに、5人の皆様とご家族の帰国後は、一人の拉致被害者の奪還もなしえていない。痛恨の極みです。
 そんな中、本年5月末には、ご家族の皆様は来日されたトランプ大統領と再び面会をしていただきました。拉致被害者との面会は2回目になりますが、今回も一人ひとりから事情を聴いていただきました。その際早紀江さんにもお話をいただきましたし、有本さんからもお話をいただきました。
 有本さんのお話は、大変情熱を込めて話をされましたので、ちょっと長めになったんですかね。事務局の方が、「有本さんそろそろ」、とこう促されたんですが、トランプ大統領は、「今、正に有本さんにとって大変大切なことを話しているんですから、有本さんにはどうか最後まで話させてください」と、トランプ大統領が促されました。
 有本さんはその後、「全部ここで話はできないので、私の思いは手紙に書いてそれをホワイトハウスのスタッフの方に渡したので、是非後で読んでもらいたい」と、こうおっしゃいました。それに対しトランプ大統領は、「誰に渡したんだい、スタッフに渡したって永久に私の手には来ないよ」と。「誰か受け取った人は手を上げてくれ」と言ったら、ホワイトハウスの人がその手紙を、こう高く手に掲げました。
 トランプ大統領は、「じゃあその手紙、俺のところへ持って来い」と言ってその手紙を受け取って、それをボルトン補佐官に渡しました。「私のデスクの一番上に置いておいてもらいたい、必ず読むからね」とこう彼は言ってくれました。その後、その手紙を読んだ後の返信の手紙が、有本さんのところに来ました。そこには、有本さんに対して、「私と安倍さんは必ず勝利する」ということを自筆で書いていただきました。正に日本とアメリカ、この問題を解決していく上において、完全に立場を同じくしているわけです。
 しかしもちろん、この問題を解決していく上においては、大統領とともに国際社会の理解が必要であります。先般のビアリッツ・サミットにおきましても、G7のメンバー、少し入れ替わりがありましたので、改めて拉致問題の重要性についてお話をさせていただきました。
 北朝鮮との問題は、もちろん核の問題、ミサイルの問題は大切ですし、朝鮮半島を非核化していくという米朝プロセスを支援していく。そのためには、一致をしなければいけないということでは、正に参加国全員が賛成したのですが、同時に東アジアの情勢の平和と安定を確保する上においては、拉致問題を解決しなければいけない。拉致問題を解決しなければ、日朝の国交正常化はないわけですから、「日朝国交が正常化しない限り、この朝鮮半島の、あるいは北東アジアの平和と安定にはつながらない」というお話し、説明もさせていただきました。拉致問題を解決していくということについて、日本の立場に対する支持を、全ての参加国から、支持と理解を得たところです。
 しかしもちろん、この問題を解決していく上においては、日本が主体的にこの問題に取り組んでいかなければなりません。私自身、条件を付けずに金正恩委員長と直接向き合っていく。冷静な分析の上に、あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動していく考えです。
 北朝鮮には、勤勉な労働力とそして豊富な資源があります。しかし、それをいかしていく上においては、北朝鮮に大きな決断をしてもらう必要があります。それによって初めて北朝鮮には明るい未来が開かれてきます。相互不信の殻を破り、そして何より重要な拉致問題を解決し、不幸な過去を清算して、北朝鮮との国交正常化を目指していく決意に変わりはありません。
 拉致問題は、安倍政権の最重要課題であります。本日、この集会に先立ち、拉致被害者のご家族の皆様と懇談する機会をいただきました。改めて皆様の痛切な思いをお伺いさせていただきました。ご家族の皆様が、この日本の地でご家族を抱きしめる日がやってくるまで私の使命は終わらないとの決意で、この問題に取り組んでいきます。
 拉致問題の解決のためには、正に日本国民が一致団結して、全ての拉致被害者の一日も早い帰国への実現に強い意志を示していくことが大切であろうと思います。17年前の明日9月17日、あの17年前5名の方々が帰国することができたのも、それに向けて国民の皆様が声を大きくして、一つにして、被害者を日本に返せ、こう声を上げていただいた結果だろうと思っています。
 その声こそが国際社会を動かし、そして北朝鮮を動かしていくことにつながっていきます。私もまた、皆様と心を一つにしながら、過去の経験をいかし、拉致問題解決に向けて全力を尽くしていくことをお誓い申し上げまして、本日のご挨拶とさせていただきたいと思います。皆様一緒に頑張っていきましょう。よろしくお願いします。ありがとうございました。

「ニュース解説」は9月16日、米国の北朝鮮担当者の談話から、近いうちに実務者会談を始める用意があるとされる。
「ふるさとの声」は9月16日国民大集会における菅義偉内閣官房長官、拉致問題担当大臣の発言から。
 今回の内閣改造で引き続き拉致問題を担当させていただきます。国民大集会の皆さんの前で、一言ご挨拶させていただきます。
 昨年10月に拉致問題担当大臣に就任してからまもなく1年になります。被害者ご本人、そしてご家族の皆様は年々、歳を重ねられています。未だに問題の解決に至っていないことは痛恨の極みであります。
 本日この集会に先立ち、安倍総理と一緒に、ご家族の皆さんと懇談した際にも、「必ず被害者の帰国を実現してほしい」との痛切な思いを直接伺いました。拉致された方々、またそのご家族の長年に渡る苦しみと悲しみに思いを致す時、胸が張り裂ける思いです。担当大臣として大変申し訳なく思っています。
 政府としては、米国を初めとし国際社会と緊密に連携していく考えです。同時に、日本政府自身が主体的な取組みを進めることも極めて重要です。安倍総理は、「条件を付けずに金委員長と直接向き合う」との決意を今も表明されましたが、政府としては拉致問題の解決に向けて、いかなるチャンスも逃すことなく全力を尽くしていく考えです。
 このような政府の取組みをご理解いただいた上で、国民の皆様お一人おひとりが拉致問題を決して許さないという強い思いと、すべての拉致被害者の方々の一日も早い帰国の実現への強い意志を示していただければ、問題解決に向けての力強い後押しになります。
 こうした観点から政府としては拉致問題の啓発活動にも力を入れて取り組んできました。特にこれまで、拉致問題に触れる機会が限られていた若い世代の啓発が重要と認識しています。全国の自治体と連携をして、「映画めぐみ-引き裂かれた家族の30年」の上映会を共催してきましたが、今年からは教育現場でも活用を推進してきた「アニメめぐみ」の上映会も共催していきたいと思っています。
 さらに全国各地で集会や舞台芸術等を行うと共に、作文コンクールも実施しています。引き続き様々な広報、啓発活動に力を入れて、取組んでいきます。
 また特定失踪者問題調査会とも連携して取り組んできました。北朝鮮に向けたラジオ放送についてもさらなる充実、強化に努めてきました。
 正念場が続きます。今後とも政府が先頭に立って拉致問題解決への機運を高めながら、認定の有無に関わらずすべての拉致被害者一括の帰国実現につながるよう全力を尽くしていきます。
 皆様の変わらぬご協力とご支援を心からお願いして、拉致問題担当大臣としてのご挨拶に代えさせていただきます。どうぞ宜しくお願いいたします

「今週の一曲」、朝鮮語は1997年のヒット曲Le Couple (ル・クプル)の「ひだまりの詩」、先週にも登場している。日本語はなし。1357番組終了、パラオ送信はBabcock Musicが流れている。

1300の「しおかぜ」は5980kHzが早くから、50分ほど前から強烈なパルスジャミングを出している。23日も西へ行くほど受信状態がよくなっている。月曜日は日本語放送で公開されている失踪者、拉致被害者の氏名生年月日、失踪年月、当時の年齢などが読み上げられている。

1430の「ふるさとの風」は3波ともジャミングはない。パラオ送信は強力である。、台湾送信は9560kHzが強い。パラオ送信が約30秒ほど遅れて聞こえる。懐かしい日本の歌「砂山」である。
拉致問題解説は横田めぐみさんについて。1977年11月15日夕方、新潟市内の中学校クラブ活動のバドミントンの下校時北朝鮮に拉致された。当時13才である。20年後に拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。女子中学生が拉致されたということで北朝鮮の残忍さ、拉致事件の象徴として注目を浴びている。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を1993年3月死亡から1994年4月に改ざんするなど、トップとの関わりをカモフラージュするなど、亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
ふるさとの声は横田めぐみさんへのメッセージ、お父さん横田滋さんから、2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」での収録から、年令を感じさせる聞き取りにくいメッセージである。続いて2015年2月に収録のメッセージ、この時はまだ元気そのもの、はっきりと聞き取れる。モンゴルで孫と会ったことも述べている。
そしてお母さん横田早紀江さんから、2019年5月国民大集会での収録メッセージが出ている。次いで2019年5月ニューヨークにおけるシンポジウムでの横田拓哉さんと、2019年5月東京で開催の国民大集会における弟さん横田哲也さんの訴えが出ている。
今日の一曲は1995年のヒット曲、岡本真夜の「TOMORROW」である。この番組は2019年8月2日、12日、22日、9月2日、13日と同じ内容である。

1430の「ふるさとの風」はパラオの9960kHz、台湾の9560と9450kHzの3波である。いずれもジャミングは全くない。受信状態は概ね良好である。台湾送信も回復してきた。懐かしい日本の歌「夕焼け小焼け」で始まった。
拉致問題解説は有本恵子さんについて。1983年7月頃コペンハーゲンから手紙が届いたのを最後に行方不明に。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、松木薫さんら3人は平壌におり、よど号ハイジャック犯らの手によって北朝鮮に拉致されたことが判明している。そして1988年11月4日に生活していた招待所で家族全員石炭ガス中毒で死亡と北朝鮮は2002年9月に虚偽報告している。しかし客観的事実は何一つ示されていない。よど号ハイジャック犯の妻らによって拉致されたことが判明している。北朝鮮側はこれを一切認めていない。北朝鮮側の主張には、北朝鮮が匿っているテロリストが関与した犯罪行為を隠蔽しようとする意図があったと受け止められる。
ふるさとの声は有本明弘さんから、2019年5月に国民大集会で、2019年1月にそれぞれ収録したメッセージが出ている。続いてお母さん有本加代子さんから2019年1月収録のメッセージが出ている。お母さんは今年96才である。
今日の一曲は1980年のヒット曲、松山千春の「恋」である。最後に日本語と朝鮮語のスケジュールアナウンスなどで番組終了。この番組は2019年8月3日、13日、24日、9月3日、14日と同じ内容である。

  
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2019年09月23日

R.Nikkei 65周年特番

9月23日1300JSTから6055kHzで開局65周年記念特別番組が放送されている。



  
Posted by Hiroshi at 13:15Comments(0)日本語放送

2019年09月23日

9月22日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は5980kHzがジャミングでつぶされている。6070kHzはジャミングはない。昨日と同じ番組で、前半日本語放送、後半朝鮮語放送が出ている。
9月16日、特定失踪者家族懇談会について、参加者の氏名が紹介されている。続いて同じく9月16日に開催された国民大集会について、年2回行われている集会、その詳細が出ている。
「日本政府からご家族の声」は横田早紀江さんから、2019年5月に収録したメッセージが出ている。1324:50に緊急放送ISの後、日本への脱出の際の方法を告知している。
1405の「しおかぜ」は5980kHzのジャミングも弱く大きな影響はない、5920kHzとともにまあそれなりに聞こえている。

1300代の朝鮮語と日本語放送は今日も対話送信がスキップ、ほとんど聞こえない。パラオ送信はクリアーに聞こえている。一週間続いた番組、その最後の放送である。
「ふるさとの風ニュース」は9月5日東方経済フォーラムについて、ウラジオストクを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は、ハルトマー・バトトルガ・モンゴル国大統領と首脳会談を行ったこと。
「ふるさとの唱歌」は思い出のアルバムと夕焼け小焼けの2曲が出ている。「今週の一曲」、朝鮮語は槇原敬之の「どんなときも」。この5月にも登場している。そしてGO-BANG'Sの「あいにきてI・NEED・YOU」の2曲が出ている。先週にも登場している。日本語は1977年のヒット曲ダウンタウンブギウギバンドの「サクセス」である。2年ぶりの登場となる。
「ふるさとの声」は8月に開催された「子供霞が関見学デー」において収録した子どもたちのメッセージ。
「日本政府からご家族の声」は田口八重子さんへ、お兄さん本間勝さんからのメッセージである。2019年5月国民大集会での収録。認定拉致被害者の氏名、スケジュールのアナウンスがあり1357に終了している。

1430の「ふるさとの風」はパラオ送信の9960kHzが何とか聞こえている。台湾送信は9560kHzが強力である。9450kHzは若干弱い。懐かしい日本の歌「海」で始まった。
拉致問題開設は田口八重子さんについて、1978年6月ごろ、東京高田馬場のベビーホテルに2歳と1歳の子供を預けたまま行方不明に。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2018年9月東京で開催の国民大集会での収録。続いてお兄さん本田勝さんからは2019年5月の国民大集会で収録のメッセージ、そしてこの2019年5月ニューヨークでのシンポジウムで収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。続いて2019年5月東京での国民大集会における同じく飯塚耕一郎さんのメッセージである。
今日の一曲は1978年のヒット曲、堀内孝雄の「君の瞳は一万ボルト」である。この時間の番組2019年8月1日、11日、21日、9月1日、12日と同じ内容である。

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