2016年01月28日

調査会ニュースから

28日付の産経新聞1面に「特定失踪者自衛隊施設周辺121人不明」という記事が出ていた。
http://www.sankei.com/world/news/160128/wor1601280005-n1.html

情報要衝地 【調査会NEWS2100】(28.1.28)
 「情報要衝地とは情報組織を打ち込んで情報活動を積極的に行わなければならない戦略的に重要な地帯を言う。
 敵の心臓部に情報組織を打ち込むことに力を集中させつつ、情報事業に重要な意義を持つ情報要衝地にも情報組織を打ち込まなければならない。
 それはまず、情報要衝地に情報組織を打ち込めば、重要な情報資料を比較的表意に収集することができるという事情と関連している。
 敵の上層人物が頻繁に往来する地域や軍事戦略的に重要な地帯に情報組織を整備して積極的に活動すれば、重要な情報資料を多く収集することができる」
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 おそらくはこの方針に基づいて、自衛隊や在日米軍の施設周辺に組織が配置されているものと思われます。考えれば当たり前の話で、例えばラーメン屋を開こうと思えば人通り、あるいは車の通りの多いところを選ぶわけで、わざわざお客の来なさそうな場所を選んだりはしません。工作機関も直接何をするということを決めていなくても、まず組織の配置はそういう条件を前提にしたということでしょう。

  
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2016年01月27日

11775kHz NHK World

NHKでも海外向けは時々周波数変更をやるようで、1515-1600のUrdu語が13870から11775kHzに変更されている。ちゃんと混信のない周波数を選んで出てきた。これはおそらく今日26日から変更されたと思われる。八俣からではなくUAE送信である。

「しおかぜ」の周波数はどうでもいいようで混信があろうがお構いなし。変えりゃいいんだろうという態度が見え見え。UAE送信だからどこへでも変更はできるが、八俣からはそうはいかない、NHKのやりそうなことである。

そういえば1月17日付の新聞に「拉致被害者向けの短波ラジオ番組、放送枠拡大へ」という記事があった。現在各時間一波の周波数を2波にして放送を行うらしい。おそらくA16から実施されるのだろうが、これとて混信のない聞きやすい周波数選定でなければ意味がない。
特に放送時間が増えるわけではないようだ。どんな周波数に出るのか注目したい。

 政府は4月から、北朝鮮にいる日本人拉致被害者に向けた短波ラジオ放送番組「ふるさとの風」の放送枠を拡大する。

 北朝鮮の妨害工作に対抗し、日本政府として拉致問題解決を目指す強い姿勢を示す狙いがある。

 「ふるさとの風」は1970~80年代の日本の歌謡曲、家族や友人のメッセージなどで構成。北朝鮮国民向けに日本の文化などを韓国語で伝える「日本の風」と共に、毎日深夜から未明に3回ずつ放送されている。

 2007年の放送開始以来、北朝鮮は意図的に同じ周波数帯に電波を流し、聞こえにくくする妨害を続けている。日本政府は対抗措置として、両番組を同時に複数の周波数帯で放送するための経費2600万円を16年度予算案に計上する。


  
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2016年01月20日

調査会ニュースから

【調査会NEWS2094】(28.1.20)
 前に韓国映画「延坪海戦」のことを書きました(2070号)。平成14年(2002)6月29日、日韓W杯の最中起きた映画の主題、いわゆる「第2延坪海戦」で韓国側は北朝鮮の艦船が境界線を越えても絶対に先制攻撃できないことになっていました。対北宥和路線をとる当時の金大中政権の方針で、映画の中でも攻撃する北朝鮮海軍の艦長に上官が「心配するな。今南朝鮮の海軍はわれわれに何もすることができないんだ」と言うシーンがあります。それでいきなり攻撃され6人が戦死したということです。

 このシーンはやがて尖閣あたりで日本にとっても現実になるかも知れません。現在海保は日本の船が尖閣に行くことは厳しく取り締まっても、中国の船には極めてソフトな対応しかしていません。海保は警察と同じ「警察比例の原則」で対応するのでなおさらですが、中国軍の艦艇が来て海自の護衛艦が出ていっても同じことでしょう。おそらく何隻か沈められ、何百人か戦死してから「これではまずいのではないか」という議論が始まるのが関の山です。対処するころには尖閣に中国軍の基地くらいできているかも知れません。

 北朝鮮の場合、拉致というのは想定ではなくすでに起きている被害です。どんなに少なくみても100人以上の日本人が拉致をされている。拉致ではなくても北朝鮮の工作活動の中で殺害された人もいるでしょう。既に被害が出ている分尖閣よりさらに深刻だと思います。しかし我が国は、今も北朝鮮の拉致に対してそれを止める手段は何もしていません。嘘だという方は、5人が帰国した平成14年(2002)以降、何が変わったのか教えていただきたい。もしあるとすれば、そのときの「平壌宣言」に「日朝が不正常な関係にある中で生じたこのような遺憾な問題が、今後再び生じることがないように適切な措置をとることを確認した」とあること位です。

 ひょっとしたら博物館行きのような兵器ばかりの北朝鮮にとって(他の国もそうですが)、最も有効な兵器は日本の「『平和』憲法」や「専守防衛」なのかも知れません。


安保法案反対、憲法改正反対、外国人にも参政権をと叫ぶ人たちは、拉致事件は墓場まで持っていかなければならないのでしょう。
  
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2016年01月05日

R.Japanテスト電波

1月5日もRadio Japanの試験電波が出ている。11910kHzは定時放送終了後、しばらくして音楽を流し始め「こちらはNHKワールドラジオ日本、東京からお伝えしています」のアナウンスが出ている。0045に終了、この後しばらくして15195kHzに出てきた。
近隣のCRIはやたら強くS9+40dB以上、NHKはS8~9ほどで入感している。15195kHzは0125に終了。
このあと0155から定時放送が始まった。

0100-0300のRFAチベット語のうち、モンゴル送信の17750kHzが5日は17730kHzと以前の周波数に戻っている。4日は未チェックのため不明、CNR1ジャミング放送は17750kHzのままである。RFAのチベット語がクリアーに受信できるのは極めて珍しい現象である。
RFA Tibetan, January 5
0100-0300 17730 (ex.17750)

4885kHzの「希望のこだま放送」その後もジャミングは無くクリアーに聞こえるといいたいところだが、1月2日からOTH波と思われるのが終夜出るようになった。その影響を受け時間帯によってはノイジーな受信状態である。
1月4日は1149:40開始、1759:40に停波した。

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2015年12月24日

NHK World 15195kHz

特段珍しい周波数でもないが、通常は放送のない時間帯にテスト電波が出ている。24日0600に気付いたが、音楽を挟んで「こちらはNHKワールドです。東京からお送りしています。」を繰り返しアナウンスしている。

23日はアジア大陸向けの9750kHzが出ていなかったという情報もあった。
日本語放送のうちアジア大陸向けは、
2100-2400 11910
0200-0500 15195
0700-0800 11790
0800-1700 9750

テスト電波は0645に停波した。そして0655にいつものように11790kHzで「数え歌」が始まった。11790kHzは9750kHzへの帰路替えのため0758に終了する。


  
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2015年12月12日

国際シンポジウム開催

予告されていた周波数ではなく、昨年と同じ15740kHzで生中継が始まった。ということはこれは台湾送信ということになるのだろう。受信状態は極めて良好である。

まず加藤勝信拉致問題担当大臣の基調講演から。続いてのパネルディスカッションは、まず国連北朝鮮人権状況特別報告者マルズキ・ダルスマン氏のメッセージ、これはビデオによる出演となった。
続いてのパネリストはシーナ・ポールセン国連人権高等弁務官事務所OHCHRソウル事務所長のメッセージ。(英語)
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表飯塚繁雄さんからのメッセージ。
イスティチョアイア・ブドゥラ 駐日欧州連合大使のメッセージ。(英語)
韓国代表部大使のメッセージ。(英語)
モンゴル駐日大使からのメッセージ。(日本語)
アメリカ大使館ラプソン公使のメッセージ。(英語)
外務省東アジア局駐タイ日本担当課長のメッセージ。(英語)
最後に、救う会全国協議会会長西岡力氏のメッセージ。

司会者から各パネリストへの質疑応答が続いている。
会場から質問は一人だけ。
0655に加藤大臣から総括の発言でパネルディスカッションの締め。
0700に第一部の終了、10分間の休憩。

第二部は「ふるさとの風」ミニコンサート、0710から始まった。あなたを忘れないを歌う会による合唱。
「旅愁」
「あなたを忘れない」
「ふるさと」
以上で第二部の終了、拉致問題解決に向けた国際連携は終了した。この後の共同公開収録の案内も出ている。
0728:26から再び「四季」が流れエンディングのアナウンス、2時間30分にわたった生中継は終了した。

  
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2015年12月10日

V-Lowマルチメディア放送

地上アナログテレビの跡地がすでに、ワイドFM放送として利用されている。これは90~95MHzの間である。さらにこの上の99~108MHzの周波数帯を使う「V-Low マルチメディア放送」が2016年3月に東京、大阪、福岡で開始する予定。

スマホやカーナビなど移動しながらの情報伝達が主な手段となる。対応スマホが今月発売される。
95MHzまでのFM放送は、従来のアナログテレビ音声が入るラジオなどでも受信できるが、このV-Lowマルチメディア放
送はそうはいかない。また現行スマホでも受信できず、専用チューナーが必要。

名古屋、静岡は来年夏以降に始まる予定。現行受信機で受信できない放送が成功したことは過去にない。この放送も一般に広まるには困難が予想される。
ただ今後発売されるスマホ、カーナビがすべて対応するようになれば状況は大きく変わるかも。もっとも現在でもカーナビに携帯電話のフリーハンズ機能がありながら使ってない人が多いと聞く。データを放送するのにIP技術を利用する放送が一般にどこまで受け入れられるか。

V-Low マルチメディア放送の愛称はi-dio(アイディオ)である。なお95~99MHzはガードバンドで使用されない。


  
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2015年12月09日

International Symposium

The Government of Japan is to host an “International Symposium - International Cooperation towards Resolution of the Abduction Issue -”
North Korean Human Rights Abuses Awareness Week is held every year from December 10 to 16 to increase interest and awareness of human rights abuses by North Korea, including the abduction issue.
 With the swelling momentum in the international community to call on North Korea to improve its human rights situation and resolve the issue, the Government of Japan is to host an “International Symposium - International Cooperation towards Resolution of the Abduction Issue -” which invites experts such as the UN staff and senior officials of related governments, and discuss how we can resolve the abduction issue through cooperation with the international community. We look forward to your participation.
 The information on the symposium is as follows:

Date: Saturday, December 12 2015
Time: 14:00 ~ 16:00 (Doors open at 13:00)
Hosts: Headquarters for the Abductions Issue, Ministry of Justice
Supporter: Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology
Venue: Iino Hall (4F, Iino Building, 2-1-1 Uchisaiwai-Cho, Chiyoda-Ku, Tokyo)
Admission fee: Free   *Application is required (seating is first-come first-served)
Program:
 14:00 Start
 Part 1 International Symposium
   (1) Keynote speaker : Mr. Katsunobu Kato, Minister in charge of the Abduction Issue
   (2) Panel Discussion
       Panelists:
        Mr. Shigeo Iizuka, Chairman of the Association of Families of Victims Kidnapped by North Korea
         Mr. Marzuki Darusman, UN Special Rapporteur on the Situation of Human Rights in the DPRK (video message)
         Etc. (senior officials from the UN and related governments, and other experts are scheduled to participate)
 Part 2 Furusato no kaze mini concert
 16:00 Close
Language: English, Japanese and Korean simultaneous interpretation is provided.

This symposium will be aired live to North Korea on 15740kHz
. (0500-0700 UTC on 15740kHz)

Live Show : Joint recording of radio programs to North Korea by "Furusato no Kaze" and "Shiokaze"
Date: Saturday, December 12, 2015
Time: 19:00 ~ 21:00
Venue: Iino Hall (4F, Iino Building, 2-1-1 Uchisaiwai-Cho, Chiyoda-Ku, Tokyo)
Hosts: Secretariat of the Headquarters for the Abduction Issue,
    Investigation Commision on Missing Japanese Probably Related to North Korea
Contents: Concerts by music college studenta and volunteers,
      Talks by producers of the radio programs to North Korea, etc.
This program will be aired live to North Korea on 9960kHz. (1000-1200 UTC on 9960kHz)
  
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2015年11月28日

北朝鮮向け特別放送実施

今年の北朝鮮人権侵害問題啓発週間のイベント行事の一環としてとして、北朝鮮向け短波ラジオ放送を行う拉致問題対策本部事務局(放送名「ふるさとの風」)と特定失踪者問題調査会(放送名「しおかぜ」)が共催で、『北朝鮮向け短波ラジオ放送「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録 ~希望の光、届け海を越えて!~』が以下の通り開催される。
この模様は当日短波放送で生中継される。

北朝鮮向け短波ラジオ放送「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録
~希望の光、届け海を越えて!~

開催日 平成27年12月12日(土)19:00~21:00(開場18:30)
周波数 9960kHz 1900開始予定。(1000-1200 UTC)
主 催 内閣官房拉致問題対策本部事務局、特定失踪者問題調査会
場 所 イイノホール(東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング4F)
入場料 無料(事前登録は不要)
内 容 各ラジオ放送担当者が番組制作にかける思いや本音を熱く語ります!
  ○拉致問題対策本部「ふるさとの風」
    加藤勝信拉致問題担当大臣ビデオメッセージ
    音大生によるコンサートほか

  ○特定失踪者問題調査会「しおかぜ」
    「しおかぜコンサート」出演アーティストによるライブコンサート
    「あなたを忘れない」あなたを忘れないを歌う会
    「八重波」     フミヱイツ
    「愛しき子よ」   サネヨシ
    「空と海の向こう」 山口采希
    「蛍の光」他    saya
しおかぜ収録部分は葛城奈海アナ&村尾建兒が担当する。


  
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2015年09月29日

NHKTVネット同時配信

すでに9月11日にも書いたが、10月から始める「ネット同時配信実験」の参加者の募集を9月25日から始めている。
実験概要は以下のとおりである。
1. 実施時期
平成27年10月19日(月)~11月15日(日)の4週間
2. 提供内容
◦総合テレビジョン(東京・神奈川・埼玉・千葉で放送している内容)
◦午前7時から午後11時までの1日16時間以内
◦契約等の関係でインターネット配信がむずかしい番組は、提供しません

3. 試験参加者
◦受信契約者(その世帯構成員を含む)からNHKネットクラブ等を通じて募集した総数1万人以内

4. 検証内容
◦権利処理に関する権利者等の反応と配信不可となった番組の措置の実態把握
◦配信基盤と関連システムとの連携負荷や各種端末への対応状況把握
◦視聴ニーズに関する基礎的な検証

今回はNHKの受信契約者の限られ、NHKネットクラブのプレミアム会員に限られる。

  
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