2010年01月12日

5890/6003/6015kHz

この3つの周波数で共通するのは、勿論北朝鮮が最強のジャミングを出している周波数。
1月1日から6015kHzでKBS韓民族放送が始まったことから、早くからジャミングが出るようになった。

しかし放送開始の0400前後に出てくるジャミングは弱く、6015kHzのKBSが勝っている。この後本命のジャミングをかけてくることになるのだが、なぜか三つの周波数へ同時に出してくる。
しかも気まぐれで、出てくる時間は日によってバラバラ、実に締りがない。三つの周波数が一台の送信機から出せるとは思えないが、出ているジャミングは全く同じノイズジャミングである。そして同時に開始する。

1月12日は0652に始まった。この時間妨害対象は6015kHzしかないのに、あと2波は無駄な電力消費をしているに他ならない。特に5890kHzに至っては、3時間の妨害のために12時間以上も無駄なことをやっている。
RFAに対してはジャミングをかけてはいるが、ヒョロヒョロ電波で用をなしていない。こんな無駄なことをする、潤沢な電力事情とは思えない。

そう思っていたら、3波とも、0838に止まってしまった。しかし本命の6003kHzにもかけなければならず、10分後には復活している。6100/6070kHzが止まっている事など、深刻な電力不足に陥っている様子が伺える。

3波合同のジャミングが如何に強いかは、受信しただけでも分かるが、バンド中を汚染している実態がウォーターフォール・ウィンドウでスペクトラムと比較して見るとより鮮明だ。



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2010年01月09日

KCBS on 6100kHz

8日の1300以降は、6100kHzのほか、9665、11680kHzも何とか出ているようだ。
6100kHzも2000台以降も信号は強く、特に日の出以降は、CRIと互角の勝負である。周波数精度も上がりCRIと完全に同期の取れた6100kHzぴったりに出ている。
9665kHzも正確だ、ただ11680kHzは、9日0200の段階では、約130Hz低く出ている。
6100kHzは0835に音声断、その後キャリアーのみとなり、0836'40"に電波は止まった。
このあと6070kHzへ0847'40"にキャリアーON、0900から「朝鮮の声」日本語が始まった。この時点で約80Hzほど低く出ているが次第に信号も弱くなり、0940には了解困難に。1054突然強いキャリアーに変身、1100から劣悪な音質での日本語が聞こえてきた。
周波数は次第に上昇、1200の日本語では、約40Hz上まで散歩している。日本語終了後、6100kHzへ戻ったかどうかは分からない。1300以降CRIのキャリアーしか確認できない。

9日は土曜日ということで、「希望のこだま放送」が、予定通り0254から聞こえている。3985、6003、6348kHz共に開始時はクリアーに聞こえている。
6003kHzは、0335に弱いジャミングが出てきた。

6015kHzの韓民族放送も0350にアリランを流し、定刻に開始、全くジャミングはなくクリアーである。ようやく0704'50"にジャミング出現、しかしこのジャミングは、6015kHzにだけにかけられている。3波合同のスーパージャミングは、0825'30"に出てきた。

1201に5890、6003、6015kHzへのスーパージャミングが止まり、通常のジャミングのみになった。cont.  more
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2010年01月08日

6100kHz KRE

送信機のトラブルか、電気が供給されないのか、どちらにしてもまともな送信機ではないようだ。
8日の6100kHzは、実におかしな動きをしていた。

朝鮮中央放送は0434'10"に出てきた。ほぼ同時刻に9665と11680kHzも聞こえ出した。しかしその後も出たり止まったり、まさに停電で電波が出せない事態だ。6100kHzが聞こえた時間は:
0434'10" - 0515'40"
0725'25" - 0835'17"
このあと、0844'28"に6103.5kHz付近に無変調キャリアーが出てきた。そして0900から「朝鮮の声放送」日本語が始まった。
何を血迷ったか、周波数の間違いに気付いたのだろうか、電波を出しながら、6070kHz付近まで周波数を下げていった。

0902'50"に6101.5kHzへ、0907'に一旦6104kHzまで上がり、
0907'20"からまた6073kHzへ、
0908にまた6103.3kHzまで上昇。
0911'20から、また下がり始め1分ほどかけ、6069.8kHz付近へ落ち着いた。
0915'17"停波、0917'55"再開、これ以降は何とか持ちこたえているみたい。
この時点でまだ7580と9650kHzの日本語は聞こえない。そして3波同時に開始するジャミングもまだない。

1104'40"に5890、6003そして6015kHzに更なる強力なジャミングが同時に出てきた。これに康応して9650も、7580kHzもお出ましとなった。
3波同時のジャミングが出遅れたことなで、8日は、他への供給が必要だったのか、4時間も遅れての出現である。無理せず、いっそのこと出さなきゃいいものを。
やはり3波同時送信のなぞがよく分からない。今日8日の様子を見る限り、6070kHzの送信機が6015kHzへのジャミング転用ということにはならない。

そして1300、3波同時送信のジャミングが止まっている。また停電のようだ。1543にまた再開した。3時間弱の停電が終わったようだ。
6100kHzも復帰している。1650CRIのキャリアーにつぶされた。
  
Posted by Hiroshi at 22:26Comments(0)S.N.Korea

2010年01月07日

KBS韓民族第一放送/KCBS

KBS韓民族第一放送の6015kHzは7日も通常通りの開始、ジャミングは出ていない。
0540から弱いジャミングが聞こえ出した。しかしこれも本来の放送波のほうがはるかに強い。

その後も受信状態はあまり変わらない、そして0654'50"に超強力なジャミングが出現、6015kHzはつぶされた。5890、6003kHzにも同時に同じジャミングが出てきた。

一方6100kHzのKCBSは開始から出ていると思われるが、混信で確認が出来ない。北京放送終了後は出ていることが分かる。きのうも僅かな時間出ていたが、周波数は正確である。
しかし北朝鮮特有のスプリアスの多い過変調気味の電波である。6100kHzは、7日は途中切れることなく0730に停波した。

6070kHzは依然として聞こえない。

  
Posted by Hiroshi at 16:43Comments(0)S.N.Korea

2010年01月06日

6100kHz再開/また停波

年末から止まっていた、朝鮮中央放送の6100kHzが再開している、
JST6日放送開始から出ていると思われる。開始時は信号が弱く、また同波の北京放送のため確認できなかったが、2200UTC過ぎあたりから聞こえ出した。

0200あたりからは信号も強力で、且つ周波数精度も高く、6100kHz丁度に出ている。9665、11680(-170)、2350(+120)、2850、3350(+200)、3920とパラレル。

順調よく出ているかと思ったが、0456'33"に突然停波した。何をやっているのか知らないが、0553'40"また再開、0740停波。
0900からの6070も止まったままである。6100kHzで2~3時間だけ出てきたのはなんだったのか。

6015kHzのKBS韓民族第一放送、いつものようにアリランの演奏で始まった。この時点で、ジャミングは全く感じられない。
  
Posted by Hiroshi at 12:39Comments(0)S.N.Korea

2010年01月05日

ジャミング5890/6003/6015kHz

5日の韓民族放送も、昨日と同じパターンで始まっている。
唯一つ違ったのは、この時点では全くジャミングが出てないことだ。4日は早くから弱いジャミングが出ていたが、5日はそれがない。

その代わりと言う訳でもあるまいが、3波同時に出てくるヘビー級ジャミングが一時間早い、0653に出てきた。
20時間も出る放送だから最初の2~3時間ぐらいかけなくてもいいのか。やはり電力供給の兼ね合いから0400から出せないのかもしれない。

そして3波同時に出るくるというのはどうしたわけか、まさか一台の送信機で、こうした送信が可能なのか。一つのアンテナで複数波送信というのは中波放送でもよく使われているのを承知しているが。

  
Posted by Hiroshi at 21:20Comments(0)S.N.Korea

2010年01月04日

6015kHz KBS韓民族放送

放送開始前0334にKBSのキャリアーが出てきた。そして弱いジャミングが、早くも0340にはお出ましである。

しかしKBSのほうがはるかに強く殆んど気にならない。0350からアリランが出て、国歌、IDと続き放送が始まった。

0600頃でも、受信するアンテナを切り替えると殆んどジャミングも分からない程度。このまま行くのかと思ったのが、やはりそうは行かなかった。
0752に突然強力なジャミングが出てきて、6015kHzは完全につぶされてしまった。毎日そうだが、このジャミング、5890と6003kHzも同時に出てくる。いつも出せる状態にして、電力さえ供給されれば一斉に送信が始まっているようだ。

日没前後はジャミングも若干弱くなるのか、KBSが強くなるのか、韓民族放送も時々は頭を持ち上げてくる。このあたりから972kHzも強力に聞こえてくる。

引き続き、6100kHzはこの時間も聞こえない。0800現在、6055kHzのR.Nikkeiが6060kHzのキューバの混信で聞こえない、それだけ6055Hzが弱く6060kHzが強いということ。6030のCNR1、6075kHzのR.Rossiiと同じ強さである。

5890kHzのジャミングは、1200-1500のRFAさえ妨害すればいいわけだが、延々と15時間も出し続けている。本来、1500からは5860kHz、1900からは5835kHzがジャミング対象のはずだが、小回りが利かないようだ。このため、RFAもVOAもジャミングなしで強力に聞こえている。  
Posted by Hiroshi at 17:44Comments(0)S.N.Korea

2010年01月03日

6070kHz 停波中

「朝鮮の声」日本語放送の6070kHzが止まっている。
最後に確認が取れたのは12月25日である。31日は止まっていた。この間は6070kHzの記録がないので当方では不明である。

ところが、12月25日は0900開始から0911'30"まで、何と6100kHzで日本語放送が聞こえていた。これ以降は6070kHzで出ていた。しかし1300以降、6100kHzに朝鮮中央放送は出てこなかった。
そして、26日以降も6100kHzで朝鮮語が聞こえることはなかった。6100kHzの記録は全て残っている。このことから6070kHzも26日以降出ていなかった可能性がある。

6100と6070kHzは同じ慈江道江界市からの送信とされる。2001年以降、Swiss Radioから中古を購入した4台のBrown Boveri社製SK53型送信機の一つで、出力は最大250kWである。

何故6070/6100kHzが止まっているのかは分からない。6015kHzへ出てきたジャミングとの関係が取りざたされるが、確証は無い。  
Posted by Hiroshi at 22:10Comments(0)S.N.Korea

2010年01月03日

対北公共放送

いまだに朝鮮半島は戦争状態が続いているということはあまり知られていない。
実際に実弾が飛び交うことは無いが、休戦中だからである。その後遺症が今も続いているわけだ。

2010年になり、韓民族放送(公共放送)が短波に復活した。希望のこだま放送(地下放送)も既に週末の放送時間を追加している。いつの時代も目を離せない、いや耳を離せない状態が続いている。

スケジュールの変更が激しい対北放送だが、1月1日現在の様子をまとめた。これらの放送を地下放送とする人もいるが、日本政府の「ふるさとの風」は勿論、「しおかぜ」もれっきとした公共放送に他ならない。

なおWRTHでは、ORNK、FNK、NKRRを地下放送扱いしている。

B09 Broadcast to the North Korea 北朝鮮向け放送一覧 1 January 2010

* Furusato no Kaze ふるさとの風 JCIC http://www.rachi.go.jp/jp/shisei/radio/index.html
1333-1358 9950(Japanese) via TWN
1430-1500 9880(Japanese) via DRW
1600-1630 9780(Japanese) via TWN
* Nippon no Kaze 日本の風 JCIC
1300-1330 9655(Korean) via TWN
1500-1530 9690(Korean) via DRW
1530-1556 9965(Korean) via PLW

* JSR Shiokaze しおかぜ http://senryaku-jouhou.jp/shiotsuu.html
1400-1430 5910(Japanese/Korean/English/Chinese) via YAM
2030-2100 6045(Japanese/Korean/English/Chinese) via YAM

* KBS Hanminjok Bangsong 韓民族放送 http://www.kbs.co.kr/scr/
0400-2400 972, 6015 Korean (1st Network)
1400-0400 1170 Korean (2nd Network)

* Radio Free North Korea 自由北朝鮮放送 http://www.fnkradio.com/
1100-1200 12155 via DB
1300-1500 7490 via DB
1900-2100 7530 via ERV

* Open Radio for North Korea 開かれた北朝鮮放送 http://www.nkradio.com/
1400-1430 7550 via TAC
2100-2200 7510 via ERV

* Radio Free Chosun 自由朝鮮放送 http://www.rfchosun.org/
1200-1300 11560 via ERV
1230-1300 9950 via TAC
2000-2100 7515 via TAC
1230の放送は、1200の放送の前半30分を出している。

* CMI:Voice of Wilderness 広野の声 http://www.cornerstone.or.kr
1300-1400 9850 via ERV
2000-2100 Su. 5915 via WER
2000-2100 Sa. 1566 via HLAZ

* North Korea Reform Radio 北朝鮮改革放送 http://nkreform.net/
1500-1600 7590 via TAC

* VOF Voice of Freedom 自由の声放送 http://www.fnkvof.com/
1600-1700 6240 via TAC

* RFA 自由アジア放送 http://www.rfa.org/korean/
1500-1700 1350, 5860, 7210, 9385 Korean
1700-1900 1350, 5860, 9385 Korean
2100-2200 1350, 7460, 9385, 12075 Korean

* VOA アメリカの声 http://www.voakorea.com/
1200-1330 1350, 5890, 7235, 9555 Korean
1330-1500 1188, 5890, 7235, 9555 Korean  
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2010年01月02日

KBS3愛の声放送HLKC

KBS第3放送は、2日も639kHzが聞こえている。
1134kHzと完全にパラレルで聞こえている。
936、1224kHzも完全にパラである。
576kHzもマヤークと混信しながら聞こえる。
675kHzも時々聞こえてくる。
1008kHzも各局入れ替わり時々浮いてくる。
同局のウェブサイトでは639から1134kHzへの変更が告知されているが、まだ聞こえている。

別に639kHzは他に使う予定もないと思われるから、そのまま出ていてもおかしくはないが・・・。

ということで2日1030までにKBS3の番組は、
576、675、936、1008、1134、1224kHzの5波が確認できた。

一方6015kHzはジャミングに埋もれて・・・。49mbは北朝鮮のジャミングのためにあるのでは無い。2日、0730現在の北のジャミング三つ揃い、じゃ無くて三つ巴。
  
Posted by Hiroshi at 20:04Comments(0)S.N.Korea