この3つの周波数で共通するのは、勿論北朝鮮が最強のジャミングを出している周波数。
1月1日から6015kHzでKBS韓民族放送が始まったことから、早くからジャミングが出るようになった。
しかし放送開始の0400前後に出てくるジャミングは弱く、6015kHzのKBSが勝っている。この後本命のジャミングをかけてくることになるのだが、なぜか三つの周波数へ同時に出してくる。
しかも気まぐれで、出てくる時間は日によってバラバラ、実に締りがない。三つの周波数が一台の送信機から出せるとは思えないが、出ているジャミングは全く同じノイズジャミングである。そして同時に開始する。
1月12日は0652に始まった。この時間妨害対象は6015kHzしかないのに、あと2波は無駄な電力消費をしているに他ならない。特に5890kHzに至っては、3時間の妨害のために12時間以上も無駄なことをやっている。
RFAに対してはジャミングをかけてはいるが、ヒョロヒョロ電波で用をなしていない。こんな無駄なことをする、潤沢な電力事情とは思えない。
そう思っていたら、3波とも、0838に止まってしまった。しかし本命の6003kHzにもかけなければならず、10分後には復活している。6100/6070kHzが止まっている事など、深刻な電力不足に陥っている様子が伺える。
3波合同のジャミングが如何に強いかは、受信しただけでも分かるが、バンド中を汚染している実態がウォーターフォール・ウィンドウでスペクトラムと比較して見るとより鮮明だ。