2020年大晦日の「しおかぜ」、いまだ帰ることのできない拉致被害者にとっては大晦日も正月もない。木曜日も日本語放送から。昨日と同じ番組が出ている。6145kHzにはジャミングが確認できるが7345kHzは出ていないようだ。にぢの本位制では八俣の電波は極めて強く受信状態は良好である。これで三日続けて同じ番組である。
1300代の朝鮮語と日本語放送は3波とも聞こえている、5895kHzに出てきたジャミングは今日はない。二日間フライイングをしたようだ。1530のBBCにかけるのが通常のやり方である。
31日は3波とも聞こえている。この時間は毎日同じ番組である。この放送は対策本部のオンデマンド放送でいつでも聞くことができる。まず「ふるさとの風ニュース」から。12月12日に開催された国際シンポジウムから、横田拓也さんと、飯塚耕一郎さんからの発言が出ている。
ニュース解説は2020年の北朝鮮を振り返って。新型コロナウィルス感染症と台風被害に打ちのめされた北朝鮮、2021年の8次党大会に向けて準備ができるのか。
今週の一曲は朝鮮語は無し、日本語放送は1973年のヒット曲、かぐや姫の「神田川」である。1357番組終了。
1405の「しおかぜ」は6045と5095kHzの2波。いうまでもなく6045kHzはあのスーパージャミングの出ている周波数、こんな所へ出てきてまともに聞こえるわけがない。本当に拉致被害者に聞かせる目的で放送しているのかと疑わざるを得ない。6095kHzにもパルスジャミングが出ているが山他の電波と互角の勝負、何とか聞き取りは可能である。
1430の「ふるさとの風」は9560kHzが若干弱いながらもよく聞こえている。7290kHzもCNR1の混信が激しい。5895kHzもクリアーに聞こえている。懐かしい日本の歌は「シャボン玉」である。
拉致問題解説は横田めぐみさんについて。当時新潟県に住んでいた横田さん、1977年11月15日夕方、新潟市内の中学校クラブ活動のバドミントンの下校時北朝鮮に拉致された。当時13才である。20年後に拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。女子中学生が拉致されたということで北朝鮮の残忍さ、拉致事件の象徴として注目を浴びている。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして元夫が2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を1993年3月死亡から1994年4月に改ざんするなど、トップとの関わりをカモフラージュするために、亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
「ふるさとの声」は横田めぐみさんへのメッセージ、2020年6月5日逝去された、お父さん横田滋さんから、2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」での収録から、年令を感じさせる聞き取りにくいメッセージである。続いて2015年2月に収録のメッセージ、この時はまだ元気そのもの、はっきりと聞き取れる。モンゴルで孫と会ったことも述べている。そしてお母さん横田早紀江さんから2020年1月収録のメッセージである。続いて、めぐみさんとは4才年下の弟さん横田拓也さんから、2020年6月の新しい収録である。同じく横田哲也さんからも2020年6月22日収録の国際社会に向けたメッセージが出ている。
「今日の一曲」は2019年12月14日の国際シンポジウム第三部ミニコンサートで参加者全員で歌われた唱歌「ふるさと」が出ている。この番組は2020年8月17日、28日、9月7日、17日、29日、10月9日、29日、11月9日、20日、30日、12月11日、21日と同じ内容である。
more