1月11日、金曜日1330の「しおかぜ」は5985kHz、ミャンマー放送のビートはあるがよく聞こえている。10日に続き詩の朗読の後編、脱北者チャン・ジンソン氏の詩「
私の娘を100ウォンで売ります」が一時間にわたって放送されている。2008年に出版もされ韓国ではベストセラーにもなった。この年9月11日のNHKニュースでも取り上げられた。
泣き叫ぶ幼子を脇に「娘を100ウォンで売ります」と書いた紙を首にかけた口の不自由な女性。軍人が100ウォンを手渡すと、女性はどこかに駆け出し、パンを抱えて戻ってくると、別れゆく娘の口に押し込んで号泣した-。1999年、平壌市内の闇市場で目撃した場面という。北朝鮮で100ウォンは当時、卵半個の値段だった。
1990年代後半に300万人が餓死したとされる大飢饉の悲劇を扱った詩は全部で71編。「わたしたちのご飯は分厚い木の皮」など「米飯賛歌」からはじまり、生き残るための暮らしぶりや公開処刑、体制批判まで、生々しい言葉が連なっている。
1400:13と1427:22に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
この放送は2011年5月5日、8月11日、16日、25日、12月27日、2012年1月7日、2013年1月6日などに放送されたものと同じである。
5955kHzは2000まではVOVが出ているが、1932:30に出てきたジャミングにつぶされてしまった。しかしジャミングは1947に消えてしまった、VOVのフランス語がよく聞こえている。2000からの「しおかぜ」は5985kHzよりも受信状態が良い。放送中ジャミングの再開は無かった。ほぼ同時刻、スーパージャミングも止まってしまった。
1430の「ふるさとの風」は9950kHz、ジャミングは無く受信状態は良好である。最近にトピックスが安倍新内閣誕生について。
拉致問題インフォメーションは国連総会で決議された北朝鮮人権に関する決議について。1330と同じで、週一回、この時間に放送される番組である。12月15日に開催された「拉致問題シンポジウム~すべての拉致被害者の救出に向けて~」のダイジェストが放送されている。拉致被害者田口八重子さんのお兄さん飯塚家族会代表挨拶、拉致被害者御家族市川修一さんのお兄さんからの訴え、松木薫さんの弟さんからの訴え、田口八重子さんのお子さん飯塚耕一郎さんからの訴えが出ている。
ニュース解説は1月4日収録で、金正恩第1書記の新年の辞について。
今週の一曲は、ふるさとの風コンサートで歌われた「ふるさと」と「国境の風」の2曲。この曲はこれで4週続くことになる。
1600の9780kHzは弱く実用には程遠い受信状態である。
1月12日、土曜日1330の「しおかぜ」は5985kHz、ジャミングは無い、朝鮮語放送から始まっている。1400からは日本語によるニュースとニュース解説「日本海にかける橋」、安倍新政権についての解説。続いてキムジョンウンの新年辞について、19年ぶりの出来ごとに注目していることなど。
救出への道コーナーは増本るみ子さんの弟照明さんのメッセージ。1422:25に「日本政府からのメッセージ」が出ている。この後緊急放送ISに次いで連絡用電話番号が出ている。
2000からの5955kHzもジャミングは無くよく聞こえている。1330の5985kHzと同じ内容である。
1430の「ふるさとの風」は9950kHz、ジャミングは聞こえない、パラオからの電波は強力である。12日土曜日は懐かしい日本の歌「肩たたき」で始まった。
拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月スペイン留学中に行方不明に、1988年に石岡亨さんから家族あてに手紙が届き、よど号ハイジャック犯に平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮の言う死亡確認書はねつ造されたもの。
ふるさとの声は、松木さんのお姉さん斉藤文代さんからで2011年10月31日の収録メッセージが出ている。ご両親からは2011年11月26日収録、弟信弘さんからのメッセージは2011年10月22日の収録。また高校時代の恩師松村六郎先生からのメッセージは2010年9月の収録で。
今日の一曲は1974年のヒット曲、伊藤咲子の「ひまわり娘」である。
誰のために咲いたの それはあなたのためよ
白い夏の陽ざしをあびて こんなにひらいたの
恋の夢を求めて 回るひまわりの花
そしていつも見つめてくれる
あなた太陽みたい
涙なんか知らない いつでもほほえみを
そんな君が好きだと あなたはささやく
もしもいつかあなたが 顔を見せなくなれば
きっと枯れてしまうのでしょう
そんなひまわりの花
涙なんか知らない いつでもほほえみを
そんな君が好きだと あなたはささやく
誰のために咲いたの それはあなたのためよ
あなただけの花になりたい
それがわたしの願い
あなただけの花になりたい
それがわたしの願い
続いて、12名の認定拉致被害者の氏名、スケジュールの紹介が出ている。この番組は4月26日、5月5日、14日、23日、6月1日、10日、19日、28日、7月25日、8月3日、12日、30日、9月8日、17日、26日、10月14日、23日、11月1日、10日、19日、28日、12月7日、16日、25日と同じ内容である。2013年では最初となる。
1600の9780kHzはいつになく強力である。1430と同じ番組が超強力に聞こえている。
1月13日、日曜日1330の「しおかぜ」は5985kHz、6003kHzからスーパージャミングの影響を受けている。日本語放送で12日1400と同じ番組が出ている。
後半1400からは朝鮮語放送で、12日1330と同じ番組である。
2000の5955kHzはジャミングは分からない、おお向け受信状態は良好と思いきや、2005にジャミングが出てきた、つぶされるほどでは無く聞き取りは十分できる。
2010にジャミングは聞こえなくなった。やはり電力不足で止まってしまうのか。
1330の「ふるさとの風」は9950kHz、強力に入感している、ジャミングは聞こえない。。
懐かしい日本の歌は「春が来た」、同じ番組が一年も続いていることになる。
拉致問題解説は増本るみ子さんについて。1978年8月12日当時23歳で、鹿児島県から市川修一さんと共に拉致された。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したという北朝鮮の捏造死亡診断書。
ふるさとの声は1978年8月12日増本るみ子さんへ。お姉さん平野文子さんから2010年10月収録のメッセージなどが出ている。
工作員に悪用されるかもしれないという理由での戸籍抹消と、父親死亡後に回復したいきさつなども話されている。2007年収録で友人3人からのメッセージ。
弟さんの増本照明さんからは、2011年1月16日の国民大集会と12月11日の政府主催、拉致問題シンポジウムでの訴えなども放送された。
今日の一曲は、2011年12月11日に開催された、政府主催「拉致問題シンポジウム」で収録した昭島市立清泉中学校コーラス部の皆さんによってうたわれた「葡萄の歌」の合唱、この後は政府認定拉致被害者の氏名、周波数アナウンスで番組終了。
この番組は1月28日、2月6日、15日、24日、3月4日、13日、22日、4月18日、27日、5月6日、24日、6月2日、11日、20日、7月8日、17日、26日、8月4日、13日、31日、9月9日、18日、10月6日、15日、24日、11月2日、11日、20日、12月8日、17日、2013年1月4日と同じである。