2013年01月07日

R.Tatarstan/VOK

一日3回同じ番組が繰り返されているTatarstan Wave、この送信所はSamaraからとされているが、1月1日からは閉鎖されたはずだ。
しかし実際には放送は休むこと無く聞こえている。現在どこから送信されているのか。

今までと同じ時間周波数で聞こえている。
Tatarstan Wave in Tatar/Russian:
0410-0500 11895
0610-0700 9410
0810-0900 11610

0610からの9410kHzもこの時期BBCと混信しながらよく聞こえている。
この時間帯9440kHzではRadio Dardasha、BBC Hausa語も強力に入感している。地中海放送は相変わらず9579.1kHz付近でこれまた強力である、しかし0700以降は北朝鮮の汚染電波でビートがうるさい。

その9650kHzも7日は、珍しく0708に停波した。そればかりではない、海外向け放送の全てが止まっている。
0700からの日本語放送は3250kHzが聞こえるのみだ。ほぼ同時刻にあのスーパージャミング、3912、3985、4557、6003、6015、6060、6348、6360、6480、6518、6600kHz全てが止まっている。
このためいつもはジャミングにつぶされている「希望のこだま放送」「韓民族放送」「人民の声放送」がクリアーに聞こえている。
この時間、朝鮮中央と平壌放送は聞こえている。
これもつかの間、0745に6MHz帯のジャミングは一斉に出てきた。0751には海外向けも一斉に再開した。0700台、15245、7580、7220kHzは引き続き止まっている。

この日平壌にはグーグル会長が到着、こちらへの電気の供給が優先され送信所への供給が遅れた、まさか。その後も海外向けは全波が、停波を繰り返している。
0948に9650kHzは再開したが、他は0950に全て停波、これは周波数切り替えのために止めたとも思えるが、いつもより早い。
1000は9850、9650、6185、6170、6070kHzが出ている。9345、9335、7580、7220kHzは停波中。9335kHzはすぐに再開した。
  
Posted by Hiroshi at 17:01Comments(0)S.N.Korea

2013年01月07日

私の娘を100ウォンで売ります

1330の「しおかぜ」は5985kHz、多少ジャミングが聞こえるが聞き取りは可能だ。昨日に続き詩の朗読が出ている。脱北者チャン・ジンソン氏の詩「私の娘を100ウォンで売ります」の後編が一時間にわたって放送されている。2008年に出版もされ韓国ではベストセラーにもなった。この年9月11日のNHKニュースでも取り上げられた。
泣き叫ぶ幼子を脇に「娘を100ウォンで売ります」と書いた紙を首にかけた口の不自由な女性。軍人が100ウォンを手渡すと、女性はどこかに駆け出し、パンを抱えて戻ってくると、別れゆく娘の口に押し込んで号泣した-。1999年、平壌市内の闇市場で目撃した場面という。北朝鮮で100ウォンは当時、卵半個の値段だった。

1990年代後半に300万人が餓死したとされる大飢饉の悲劇を扱った詩は全部で71編。「わたしたちのご飯は分厚い木の皮」など「米飯賛歌」からはじまり、生き残るための暮らしぶりや公開処刑、体制批判まで、生々しい言葉が連なっている。
1400:13と1427:22に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
この放送は2011年5月5日、8月11日、16日、25日、12月27日、2012年1月7日などに放送されたものと同じである。

1430の「ふるさとの風」は9950kHz、ジャミングはかすかに聞こえている、パラオからの信号も強力で受信状態は良好である。懐かしい日本の歌は「春の歌」、ふるさとの声は横田めぐみさんへ、2011年9月14日収録の横田滋さんと横田早紀江さんからのメッセージが出ている。
この後2011年12月、各国大使館員向けに上映されたアニメ「めぐみ」について横田ご夫妻のあいさつが出ている。
1449:30からの今日の一曲は1977年のヒット曲、山口百恵さんの「コスモス」、さだまさしさんの作詞作曲で今なお歌われている名曲だ。
この番組は4月2日、11日、20日、29日、5月8日、17日、26日、6月4日、22日、7月1日、10日、19日、28日、8月6日、15日、22日、24日、9月20日、29日、10月8日、17日、26日、11月4日、13日、22日、12月1日にも放送予定だったが、パラオの停電により電波が出なかった。そして12月19日、28日に放送されている。
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Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze