2013年01月07日

私の娘を100ウォンで売ります

1330の「しおかぜ」は5985kHz、多少ジャミングが聞こえるが聞き取りは可能だ。昨日に続き詩の朗読が出ている。脱北者チャン・ジンソン氏の詩「私の娘を100ウォンで売ります」の後編が一時間にわたって放送されている。2008年に出版もされ韓国ではベストセラーにもなった。この年9月11日のNHKニュースでも取り上げられた。
泣き叫ぶ幼子を脇に「娘を100ウォンで売ります」と書いた紙を首にかけた口の不自由な女性。軍人が100ウォンを手渡すと、女性はどこかに駆け出し、パンを抱えて戻ってくると、別れゆく娘の口に押し込んで号泣した-。1999年、平壌市内の闇市場で目撃した場面という。北朝鮮で100ウォンは当時、卵半個の値段だった。

1990年代後半に300万人が餓死したとされる大飢饉の悲劇を扱った詩は全部で71編。「わたしたちのご飯は分厚い木の皮」など「米飯賛歌」からはじまり、生き残るための暮らしぶりや公開処刑、体制批判まで、生々しい言葉が連なっている。
1400:13と1427:22に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
この放送は2011年5月5日、8月11日、16日、25日、12月27日、2012年1月7日などに放送されたものと同じである。

1430の「ふるさとの風」は9950kHz、ジャミングはかすかに聞こえている、パラオからの信号も強力で受信状態は良好である。懐かしい日本の歌は「春の歌」、ふるさとの声は横田めぐみさんへ、2011年9月14日収録の横田滋さんと横田早紀江さんからのメッセージが出ている。
この後2011年12月、各国大使館員向けに上映されたアニメ「めぐみ」について横田ご夫妻のあいさつが出ている。
1449:30からの今日の一曲は1977年のヒット曲、山口百恵さんの「コスモス」、さだまさしさんの作詞作曲で今なお歌われている名曲だ。
この番組は4月2日、11日、20日、29日、5月8日、17日、26日、6月4日、22日、7月1日、10日、19日、28日、8月6日、15日、22日、24日、9月20日、29日、10月8日、17日、26日、11月4日、13日、22日、12月1日にも放送予定だったが、パラオの停電により電波が出なかった。そして12月19日、28日に放送されている。
1600の「ふるさとの風」9780kHzは弱く実用になっていない、ジャミングも聞こえないが台湾からの信号もかなり弱い。SINPO24432と言ったところ。

2000の「しおかぜ」は5955kHz、スキップしているのかジャミングは聞こえない、八俣からの電波も弱い。1330と同じ番組で詩の朗読が続いている。2026にジャミングが聞こえだした、次第に強くなり後半は全く聞き取れない。
ジャミングの垂れ流しは2300まで続いている。
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