2023年06月20日

6月19日ふるさとの風

1300の「にっぽんの風」は15475、9940、9455kHzが良好である。台湾送信は2波とも1328に艇はしている。1330の「ふるさとの風」は15475、9705、9455kHzである。月曜日から新しい内容である。
「ふるさとの風ニュース」は5月27日「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」が開かれた。政府から、岸田文雄総理大臣、松野博一拉致担当大臣兼官房長官らが参加した。家族会から、横田拓也代表等が参加。拉致議連から古屋圭司会長、北村経夫事務局長、笠浩史連事務局長代理等が、知事の会から黒岩祐治会長(神奈川県知事)等が、地方議員の会から松田良昭会長(神奈川県議)等が、特定失踪者家族会から今井英輝会長(今井裕さん兄)、吉見美保副会長(秋田美輪さん姉)等が、救う会から、西岡力会長等が参加した。横田拓也(横田めぐみさん弟、家族会代表)の発言が出ている。
 最初に、5月2日?7日に掛けて家族会・救う会・拉致議連の3団体で訪米致しましたことをご報告させて頂きます。拉致議連の山谷先生、北村先生、塚田先生には力強いご支援を頂きまして誠にありがとうございました。また拉致対策本部、外務省並びに在米日本大使館の皆様の多大なるご支援に対しまして心から感謝申し上げます。
 前回の国民大集会は10月23日に開催されました。岸田総理から一歩踏み込んだ力強いメッセージが発せられたことを同じ壇上で聞いておりました。「日朝平壌
宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝国交正常化の実現を目指しますが、とりわけ、拉致被害者御家族も御高齢となる中で、拉致問題は時間的制約のある人権問題です。全ての拉致被害者の方の一日も早い御帰国を実現すべく、全力で果断に取り組んでまいります」と話されました。
 家族会・救う会はこのご発言を受けて、今年度の新しい運動方針を2月に作成しました。「親の世代の家族が存命のうちに全拉致被害者の一括帰国が実現するなら、わが国が人道支援を行うことに反対しない」という新しい提案です。つまり、人道問題である拉致問題を他の諸懸案、つまり核・ミサイル問題から切り離して優先的に解決するよう求めているのです。
 主権国家から無実の少女を「一方的な力による現状変更」で拉致した加害者北朝鮮を許す事は絶対にできません。譲歩する気もありません。制裁を緩めることも考えていません。一方、拉致された私たちの愛する子どもや兄弟を待つ親世代の高齢化は厳しい現実下にあり、再会を果たせず他界されるケースが相次いでいます。残されている時間が無いのです。
 どうしても日本の地で再会させたい。大切な我が子や家族と抱き合わせてあげたい。その強い思いから、人道問題である拉致問題の解決を前進させるために、全拉致被害者即時一括帰国が約束されるのであれば日本政府が北朝鮮へ人道支援する事に私たちは反対しないと言う方針を作りました。
 この運動方針の考え方、背景にある私たちの心の内の苦しみを今回の訪米活動において政府高官及び上下両院議員、そして有識者の方々に伝えて参りました。
一人の方からもこの私たちの運動方針や考え方に反対や異論の声は上がりませんでした。この点において、訪米活動は実りある成果を得られたと考えています。
 金正恩委員長に再度伝えます。拉致被害者が晴れて日本に帰国した際に、私たちは拉致被害者本人が見聞きした内容を聞き出し、日朝国交正常化交渉の妨げを
することはしないことを改めて伝えます。怖がらずに勇気ある英断をして下さい。私たちは拉致された被害者をただ帰してほしいだけなのです。
 金正恩委員長、あなたの横に座るあなたの娘さんの映像を私たちが目にする時、あなたも親として愛する子どもが大切であるとの気持ちを持っていることを私たちは感じ取っています。その同じ気持ちを私たち拉致被害者家族の親世代の方々も持っていることを忘れないでほしい。
 人権・人道問題である拉致問題を解決、つまり全拉致被害者の即時一括帰国を約束するのであれば、日朝両国に明るい未来があることを理解してほしい。それはあなたの娘さんの未来も明るくする親の責務でもあると思います。今のまま、人々を苦しめ続け、他国から無実の少女を拉致したまま人質外交を続ける先には明るい未来は待っていません。国際社会からも信用されることはありません。あなたの娘さんがそうした行為を続ける一国のリーダーの姿をどのように見ているか、冷静に考えてほしいと思います。
 暴力や恐怖からは何一つ生み出されるものはありません。家族の絆を引き裂いたままの現状を変えるべきです。日朝両国が平和に向かって歩み出せるよう、現実を直視して下さい。
 最後に、日本政府は一刻も早く北朝鮮による日本人拉致事件を解決させるために、日朝首脳会談を実現させて下さい。北朝鮮から拉致された私たちの大切な家族や兄弟を速やかに取り戻して下さい。岸田首相の強いリーダーシップに私たちは賭けています。
 国民の皆様、どうかこの問題が完全解決されるまで私たちのそばで一緒に戦って下さい。この問題が忘れられることが無いよう、特に若年世代の方々に大人の責任として伝え続けて下さい。

続いて横田早紀江さんの発言。
 皆様、こんにちは。本当に長い戦いになり、私たちも高齢化し色々と身体に故障がでてきます。私も2か月程前から調子がよくなくて、病院に治療に行っています。
 この問題のために国民の心が一つになってほしいと思います。自分たちは、あんなことが起きているのにこれまで何をしてきたのだろうかと思いながら、たくさんの方が支えになって運動が続いてまいりました。
 こんなにかかるとは思っていませんでしたが、一人、二人、三人と何人もの人が今日も辛い思いをしているのかなと思うのですが、あちらの国のことは想像がつかないんですね。
 日本の平和な日々の中で、力が抜けていくような思いをしました。必ずその国から全部親の元に取り戻してあげたい。それだけを念じて、祈って、今日までまいりました。
 多くの皆様のご支援を頂いて、今日また、ふらふらしながら壇上からお話しさせていただく機会をいただいて嬉しく思います。
 どうしたらいいのかということは難しいことですが、総理があの方と対面し、目を見て話す日が早くきたらいいなと思います。どうしたらそういう日が来るのかと、いつも願っています。
 大変なお仕事だと思いますが、どうか国のためにこのことがなおざりにされてはいけませんので、必ず助け出すよう頑張っていただきたいと思っています。どうか皆様、これからもよろしくお願いします。ありがとうございます

ふるさとの唱歌は「荒城の月」である。これは日本語放送に出ている。今週の一曲、朝鮮語放送は、たまの「さよなら人類」と1980年のヒット曲八神純子の「パープルタウン」の2曲である。日本語放送は1971年のヒット曲j、欧陽菲菲の「雨の御堂筋」、3年ぶりの登場である。1357に番組終了。

1405の「しおかぜ」は5935と7295kHzが強い、S9+50dBに達する強さである。ジャミングは確認できない。6月12日1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。この番組は1705にも放送されている。

1430の「ふるさとの風」は15475、9705、9685kHzが聞こえている。タシケント、台湾送信共に強力である。ジャミングは全くない。懐かしい日本の歌は「雨降り」で始まった。「拉致問題解説」は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、平壌で生活していると伝えてきた。その後よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、ニセ遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
「ふるさとの声」は松木薫さんへのメッセージ、お姉さん斎藤文代さんから、2019年12月に熊本で収録したメッセージ。そして2019年5月、東京の国民大集会での収録から。続いて弟松木信弘さんからは2020年12月に収録したメッセージである。次に2019年12月収録のメッセージが出ている。
「今日の一曲」はミュージックボランティア、うらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。お姉さん斎藤文代さんが、うらた剛さんに依頼し松木薫さんへの思いを込めて作られた曲である。台湾送信9705kHzは1458に停波するため尻切れである。この番組は2023年4月7日、17日、27日、5月8日、19日、29日、6月9日と同じ内容である。

  
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2023年06月19日

6月18日「しおかぜ」

今日から再開すると予告していたKTWR、1217にISが流れいきなり終了アナウンスで本当に終了してしまった。キャリアーのみが流れ1244に停波している。日本語のソースがなかったようだ。この後の中国語は予定通り放送された。

18日、日曜日1300の「しおかぜ」は5965と6165kHzが強力である。1600の放送にはジャミングが確認できるが、この時間は出ていないと思われる。日曜日は拉致被害者、失踪者家族らから寄せられた肉声による呼びかけである。
1965年失踪の坂本とし子さんへ、お姉さん亀山葉子さんからのメッセージ、
1968年失踪の斉藤裕さんへ、お姉さんの斉藤由美子さん、お兄さんの斉藤和美、お友達の稲井英好さんからのメッセージ。
1973年失踪の古川了子さんへ、お姉さん竹下珠路さんからのメッセージ、「ふるさと」の歌が披露されている。
1974年失踪の山下春夫さんへ、お兄さん山下寛久さんからのメッセージ。
1977年拉致された横田めぐみさんへ、お母さんの早紀江からのメッセージ。
1982年失踪の藤山恭郎さんへ、お父さんの穣さん、お母さんの次女さんからのメッセージ。
1967年失踪の城崎暎子さんへ、お姉さんの百合子さんからのメッセージ。
1967年失踪の紙谷慶五郎、圭剛、礼人、速水さんへ、三女北越優子さんからのメッセージ。
1995年失踪の曽我畠隆文、お父さんの隆文さんとお母さんからのメッセージ。

1324:47に「日本政府からのメッセージ」が出ている。後半1330からも拉致被害者らへの家族からの肉声による呼びかけが出ている。
1972年拉致された田口八重子さんへ、お兄さんの飯塚繁雄さん、本間勝さんからのメッセージ。
1978年拉致された増元るみ子さんへ、お姉さんの平野フミ子さん、弟さんの増元照明さんから。
1980年拉致された松木薫さんへ、お姉さんの斉藤文代さんから。
1982年失踪の堺弘美さんへ、お母さんのシズさんから。
1983年拉致された有本恵子さんへ、お母さんの嘉代子さん、お父さんの明弘さんから。
1991年失踪の森本規容子さんへ、お母さんの幸子さんからのメッセージ。

上記メッセージは2011年に収録されたものである。この後1354:50にも「日本政府からのメッセージ」が出ている、これは「ふるさとの風」の紹介で、朝鮮語と日本語放送を各4回9000kHz帯で放送していることなどがアナウンスされている。依然として内容は古いままである。メッセージ内容は以下の通り。
「日本政府からのメッセージです。1970年代から1980年代にかけ、多くに日本人が不自然な形で行方不明となりました。北朝鮮は2002年9月の第一回日朝首脳会談において、初めて拉致を認め謝罪し、再発防止を約束しました。同年10月には5人の拉致被害者が24年ぶりに日本に帰国しました。しかし残された被害者の方々は、今なお全ての自由を奪われ、長きにわたり北朝鮮に囚われたままの状態で現在も救出を待っています。
北朝鮮による日本人拉致問題は日本政府にとって最重要課題であり、最優先で解決すべき問題です。すべての拉致被害者の方々が、一日も早く帰国を果たし、再開を待ちわびるご家族と再び抱き合うことができるよう、日本政府はあらゆる施策を駆使し、全力で取り組んでいきます。
日本政府は日本語番組ふるさとの風、韓国語番組イルボネパラムを毎晩9000kHz帯で放送しています。日本語番組ふるさとの風は夜十時半から、韓国語番組イルボネパラムは夜十時からそれぞれ30分間の番組を4回放送しています。ぜひお聞きください。」

この番組は2018年8月21日、9月11日、10月2日、23日、11月13日、12月4日、25日、2019年1月22日、2月12日、3月5日、26日、4月16日、5月7日、28日、6月18日、7月9日、30日、8月20日、9月10日、10月1日、22日、11月12日、12月3日、24日、2020年1月21日、2月11日、3月3日、5月5日、6月16日、7月28日、9月1日、22日、10月13日、11月3日、24日、12月15日、2021年1月12日、2月2日、3月1日、4月5日、5月10日,、6月13日、7月18日、8月22日、9月26日、10月31日、12月5日、2022年1月16日、2月20日、3月27日、5月1日、6月5日、7月10日、8月14日、9月18日、10月16日、31日、11月27日、12月25日、2023年1月29日、2月26日、3月26日、4月23日、5月21日と同じ内容である。

1300代の朝鮮語と日本語放送はタシケント送信の15475kHzが若干弱い。台湾送信は各波強力である。月曜日から今日まで毎日同じ番組である。後半1330の「ふるさとの風」は15475kHzも強くなってきた。

1430の「ふるさとの風」は15475、9705、9685kHzが強力である。懐かしい日本の歌は「めだかの学校」である。
拉致問題解説は曽我ミヨシさんについて。1978年8月12日夜、近所に買い物に出掛けたままひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、2002年10月ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった。その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、実行犯女性工作員キムミョンスクを2006年11月に逮捕状を得て国際手配、犯人の引き渡しを求めているというが何の解決にも至っていない。紙に書いただけで何も行動を起こしてはいない。
「ふるさとの声」は、曽我ひとみさんから2021年10月の川崎市民の集いでの収録メッセージ。2020年12月「忘れるな拉致新潟県民集会」で収録したメッセージである。続いて2019年9月東京で開催された国民大集会において収録したメッセージである。
9705kHzは1458に停波、9685kHzへキャリアーを出してくる。1500まで出ている9685kHzと混信してる。この番組は2023年4月6日、16日、26日、5月7日、18日、28日、6月7日と同じ内容である。

  
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2023年06月18日

6月17日「しおかぜ」

昨日今日と快晴の下、汗を流してのウォーキング。特に今日は真夏の気温、風も弱く炎天下を歩いた。昨日、金曜日は平日しか開放していないところがあり思い切って出かけた。「登録有形文化財」に指定されているが、今も現役で使われている会社である。今回は近鉄沿線数か所を巡った。2日間全線乗り放題の超お得な切符でまわることができた。通常一万円以上はかかるがわずか3千円である。四日市、桜、伊勢市、中之郷、五十鈴川、久居各駅で途中下車、各所を見てきた。この中で3駅が無人、急行停車駅も無人である。2日間で24000歩である。

1300の「しおかぜ」はいつものように八俣送信がきわめて強力である。5965、6165kHzともに中国局が出ているが全く影響はない。昨日と同じ番組である。
1405の5935と7295kHzも強力である。開始と終了に「しおかぜ」のアナウンスが出ている。1705の前半の放送にこの番組が出ている。

1430のふるさとの風」は9685と9705kHzが強い。台湾送信は31mb内でも最強である。15475kHzはちょっと弱いようだが聞き取りは十分可能である。懐かしい日本の歌は「荒城の月」である。拉致問題開設は石岡亨さんの事案について。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま消息を絶った。1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1988年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によってヨーロッパから平壌に連れていかれたことが判明している。当然のことながら北朝鮮はよど号ハイジャック犯との関わりを全面否定している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、お兄さん石岡章さんから、2020年6月に寄せられた手紙が代読されている。新型コロナウィルス感染症についてなど時代の移り変わりを述べている。
今日の一曲は、拉致問題の解決を願って歌われている南こうせつさんの「国境の風」である。この番組は2023年4月5日、15日、25日、5月5日、17日、27日、6月6日と同じ内容である。

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2023年06月17日

6月16日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は5965と6165kHzが混信もなくきわめて良好である。金曜日は日本語放送から。今年10月21日に行われる国民大集会について。「『おかえり』と言うために~拉致被害者・特定失踪者家族の集い~」が、13年前と同じ新宿の東京都庁前広場での開催が決定した。
「東京へ来られるのは、これが最後かも知れない…」
 ここ数年お会いするご家族からは、このような言葉を聞く機会が明らかに増えています。
 調査会では平成22 年 (2010)10月23日、「これ一度だけ」とお願いし、全国のご家族に集まって頂き東京都庁前「都民広場」でご家族が訴える集会を開催しました。あれから13年、何も変わらぬ状況の中、「何とか動かしたい」という強い思いでもう一度あの集会を行うことを決断しました。テーマは「『おかえり』と言うために~拉致被害者・特定失踪者家族の集い~」。まだ会場が決まっていませんが、10月21日(土)に都内で実施します。
 当日はプレイベントで街頭アピールを実施。さらに会場へ向けアピールウオークを行う予定です。会場では署名ブースを始め、北朝鮮拉致、関連人権団体等の出展テントを設置し、子どもたちへ向けたアピールテントも用意することも考えています。
 ステージでは午前から「しおかぜ」公開収録やトーク、音楽イベントを開催。午後のメイン集会では、全国から集まったご家族が肉声での訴えを中心に進行。一人でも多くの国民の皆様に幅広くアピールし、解決へ向け理解を深めて頂くよう努力して参ります。ぜひ一人でも多くの皆様に参加・ご協力賜りますようお願い申し上げます。

北朝鮮「田植え戦闘中に死者続出」というニュース。
国民総動員体制で「田植え戦闘」が繰り広げられている北朝鮮で最近、平壌の江東(カンドン)教化所(刑務所)の収監者2人が、作業中に死亡する出来事があった。
デイリーNK内部情報筋によると、先月中旬に死亡した2人は、もともと「虚弱(栄養失調)班」に分類されていた収監者だった。
教化所側は、職員や収監者の食糧を賄うために割り当てられた耕作地である「副業地」の作業ペースが遅れているとの判断から、「どんな理由があっても、田植えに参加しなかった収監者は処罰する」との指示を先月初めに下していたという。
さらに「総動員期間に参加しなければ理由を問わず、独房3日から最高7日までの処罰を下し、意図的であれば保安課で別途取り扱い、2倍の罰を与えることもあり得る」とし、公然と「死ぬにしても田畑で働きながら死ね」と言っていたという。
そもそも、北朝鮮では刑事事件で有罪となり、教化所に収監されると、満期まで公民としてのすべての権利を停止され、人間扱いされなくなるのだ。
また、暑さの酷い近年の「田植え戦闘」では熱中症などによる死者が続出。昨年は短期間に50人を超える犠牲者が出た。そんな作業に栄養失調の収監者を従事させれば、どのような結果につながるかは自ずと明らかだ。
件の収監者らは、夜明けから夜8時まで働き、帰ってきてからさらに1時間ほど室内作業をさせられていたという。
彼らが現場で倒れ、死亡した後も、教化所側は何ら改善措置を講じず、「改心して農作業に取り組まない者には、恩赦も刑期短縮もないだろう」としながら、むしろいっそうの恐怖を煽っているとのことだ。
また、「罪を犯したわけでもない人々が夜明けから夜遅くまで働いているのだから、罪人はもっと働いて贖罪しなければならない」と強調しているという。
収監者に対するこうした圧迫は、今後ますます強まるものと思われる。北朝鮮の食糧危機は深刻な状況なのに、すでに栄養失調に陥ってしまった多くの国民が、どんなに号令をかけられても働きに出られなくなっているからだ。
だが、刑務所の収監者はこれまでも、「田植え戦闘」に動員されてきた。つまりはもともと計算に加えられていた労働力であり、いくら尻を叩いても、大幅な生産力アップにはつながらない。
田植えがうまく行かなければ、秋以降の食糧事情がさらに悪化しかねない。収監者を死に追いやるようなやり方は、金正恩体制がいよいよ追い詰められつつある「異常事態」の一場面なのかもしれない。

北朝鮮の弾道ミサイルに関するニュースについて。収録が悪く音声が途切れている。
救出への道コーナーは増元輝明さんから、6月3日産経新聞から「めぐみへの手紙」が読み上げられている。
遺影に語る「どうしたら…」引き継ぎは異常
めぐみちゃん、こんにちは。日本は、木々の緑がみずみずしい命の息吹を発し、初夏の気配も感じるようになりました。新型コロナウイルス感染症という『未曽有の災厄』を乗り越え、人々の暮らしにも活気が戻りつつあります。
お父さんが天に召されてから、5日で3年となります。「拉致事件は前に進んでいないよ。どうしたら、いいんだろうね…」。柔らかい笑顔をたたえたお父さんの遺影に、いつもそう声をかけています。
どれだけ疲れ切っても心を奮い立たせ、全国を駆け回っていたお父さんの姿が蘇り、「まだ、頑張っていくからね」と意気込みを伝えます。
お父さんは、「解決のカギは国民の理解と世論の後押し」との信念で、非道な北朝鮮による拉致を一人でも多くの方々に伝えようと、懸命に闘いました。全国各地で重ねた1400回もの講演を思い返し、「夫ながら、よくぞ頑張った」という思いです。
多くの家族が身命を賭して奪還を訴えながら、お父さんと同じように、肉親と再会を果たせず天に召されていきました。最近も、有本恵子さんの母、嘉代子さん、田口八重子さんの兄、飯塚繁雄さんが逝去しました。長年、救出運動の最前線に立った家族は老い、病んでいます。
改めて、被害者帰国を阻む「壁」を最後に打ち破るのは、外交をつかさどる日本国の政治家、官僚の方々の責務です。日本の主権を侵害し、罪のない若者たちを工作船に押し込み、北朝鮮の深い闇の中に閉じ込める。この卑劣極まりない拉致を防げず、40年もの間、被害者を救い出せないのは「国家の恥」です。
事実を知らない世代が増え、事件が風化しても、拉致を招いた本質的な原因が一掃されなければ、再び同じ惨禍を招きかねません。
家族会は今、めぐみちゃんの弟の拓也と哲也や、田口さんの長男、耕一郎さんたちが中心となりました。若い世代の家族が辛く、厳しい運動を親世代から引き継がなければならないのは「異常事態」です。岸田文雄首相には改めて、この危機的状況をみつめ、解決の道筋をすぐに結実させることを、心から願います。
今年5月、めぐみちゃんの弟の拓也たちが、4年ぶりに米国へ渡りました。
《親世代の家族が存命のうちに全拉致被害者の即時一括帰国が実現するなら、日本が北朝鮮に人道支援を行うことに反対しない》
この新しい運動方針を米国要人の方々に伝え、理解を得たそうです。感謝の念に堪えませんが、これまでの歩みを振り返ると途方もない思いにかられます。とにかく時間がかかり過ぎているのです。親世代の家族も、各国要人に協力を求めて回りました。最初の渡航は、平成13(2001)年。お父さんを団長に渡米しました。
翌14年、北朝鮮は日朝首脳会談で拉致を認めて謝罪し、5人が帰国しました。一方、北朝鮮は、めぐみちゃんたち他の被害者を「死亡」などと主張しました。
その後、説明にはなんら根拠がなく、めぐみちゃんたちの「遺骨」として提出された骨も偽物だったことが分かります。
お母さんは18年、再び米国に渡り、議会などでこうした〝事実〟を訴えました。当時のブッシュ米大統領にもお会いし、「めぐみは必ず生きています」と訴えました。
「指導者が拉致を奨励するのは、心がない」。拉致解決に共感し、こう応じたブッシュ大統領の言葉は広く発信され、機運の高まりを感じたものです。しかし以降も事態の膠着は続き、その感を深めています。
お母さんは一生懸命、日々を過ごしています。
今年3月には、強い動悸に襲われ、視界が真っ白になりました。もうダメだと絶望に襲われつつ、神様に祈り、問いかけました。
「お父さんの分まで、今しばらく闘う時間をください」「めぐみと抱き合うため、頑張る力をください」
しばらくすると、視界が開け、体調が少し戻りました。そのまま病院に向かい、過労性狭心症と診断されました。お医者さまからは「もう87歳です。身体を大事にしてください」と強く忠告を頂きました。
何とか命をつなげたのは、神様の〝答え〟だと思います。
かつて、めぐみちゃんと暮らした広島で先月、G7サミットが開かれました。
世界が紛争や混乱に直面するなか、各国首脳が平和記念資料館を訪れ、核の惨禍を共有しました。「大切なものをすべて、一瞬で奪う」という意味で、核兵器は拉致と通底する残酷さがあります。核やミサイルの開発にひた走る北朝鮮の最高指導者も、この本質を理解してほしいと願います。
岸田文雄首相は日朝首脳会談の実現へ、繰り返しメッセージを送っているといいます。サミットでのリーダーシップを、拉致解決にも発揮していただきたい。心からの叫びで、北朝鮮に拉致解決を呼びかけていただきたい。切に願います。
国会では、拉致問題はあまり議論されていないようです。「なぜ解決できないのか」「どのような手段があるのか」。具体的戦略を論じ合うことはできないものでしょうか。北朝鮮は政治家、官僚のありさまをつぶさに見ているはずです。
めぐみちゃん。お母さんの再会への決意は揺るぎません。お父さんも、きっと天国から見守ってくれています。抱き合える日まで、もう少しだけ待っていてください。

「日本政府からご家族の声」は増元るみ子さんへ。お姉さん平野文子さんからのメッセージ、2020年6月電話収録したメッセージである。あとはいつものように日本への脱出に際しての注意喚起が出ている。後半1330は朝鮮語放送である。

1330と1430の「ふるさとの風」は同じ番組が出ている。8日ごとのローテーションで日本語放送5回がすべて同じ番組となる。「ふるさとの風ニュース」は5月27日国民大集会が開催された。岸田総理と、松野博一拉致問題担当大臣の発言が出ている。
今週の一曲は1978年のヒット曲、堀内孝雄の「君の瞳は一万ボルト」である。

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2023年06月16日

6月15日ふるさとの風

1300の「しおかぜ」は5965と6165kHzが良好である。同波には中国局が出ているが弱くほとんど影響はない。木曜日は前半・後半とも朝鮮語法である。
1405の5935と7295kHzも良好である。この時間は毎日同じ番組が出ている。

1300代の朝鮮語と日本語放送も各波良好である。月曜日から日曜日まで同じ番組である。「ふるさとの風ニュース」は5月27日国民大集会が開催された。岸田総理と、松野博一拉致問題担当大臣の発言が出ている。
今週の一曲は日本語放送のみに出ている。1978年のヒット曲、堀内孝雄の「君の瞳は一万ボルト」である。

1430の「ふるさとの風」は台湾送信の9685と9705kHz、タシケント送信の15475kHzも強力である。懐かしい日本の歌は「ずいずいずっころばし」である。
拉致問題解説は松本京子さんについて。2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま拉致され行方不明に、2002年の日朝首脳会議や2006年の日朝実務者協議で北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。地元での救出活動や29歳で拉致された経緯などが紹介されている。
「ふるさとの声」は松本京子さんへ、2020年6月電話収録されたお兄さん松本肇さんからのメッセージが出ている。続いて2020年1月島根県で開催されたふるさとの風・しおかぜ共同公開収録したメッセージ。そして2019年5月東京で開催の国民大集会での収録から。
今日の一曲は1995年のヒット曲、岡本真夜の「TOMORROW」である。1300と同じ曲である。
この番組は2023年4月3日、14日、24日、5月4日、16日、26日、6月5日と同じ内容である。

  
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2023年06月15日

6月14日ふるさとの風

1300の「しおかぜ」は今日も強い。八俣送信の5965と6165kHzは混信もなく、受信状態は極めて良好である。水曜日は前半・後半とも英語放送である。

1300代の朝鮮語と日本語放送は15475kHzのタシケント送信と9940、9705、9455kHzの台湾送信が強力である。この時間はジャミングが出ていない。月曜日から毎日同じ番組である。

1405の5935と7295kHzも強力である。この時間の八俣送信は日本語放送、開始と終了に「しおかぜ」のアナウンスがあり、番組は先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の15475kHzは早くからキャリアーを出し、ENC Musicを出している。台湾送信の9705と9685kHzはきわめて強力である。懐かしい日本の歌は「ないしょばなし」である。拉致問題解説は市川修一さんについて。1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。2002年北朝鮮は拉致を認め1979年7月24日に結婚し、9月4日死亡としているが、泳げなかった市川さんが、初冬に川で溺死したことにして、にわか死亡通知書を2002年9月に急きょ作成、客観的事実は何もなく信用できる内容ではない。これも北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
「ふるさとの声」は、市川修一さんへ、お兄さん市川健一さんから2020年6月電話収録したメッセージである。続いて2019年2月に収録したメッセージ。そしてお姉さん市川龍子さんからも2020年6月収録のメッセージが出ている。
今日の一曲は1968年のヒット曲、ザ・タイガースの「花の首飾り」である。この番組は2023年4月13日、23日、5月3日、13日、25日、6月4日と同じ内容である。

  
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2023年06月14日

6月13日ふるさとの風

1300の「しおかぜ」は5965と6165kHzが強力である。ジャミングは出ていない。13日の火曜日は前半・後半とも朝鮮語放送である。
1405の5935と7295kHzも強力である。先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。この番組は1705にも放送されている。

1300代の朝鮮語と日本語放送は15475、9940、9705、9455kHzがいずれも強力である。この時間、ジャミングは出ていない。昨日から新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」は5月27日国民大集会が開催された。岸田総理と、松野博一拉致問題担当大臣の発言が出ている。
今週の一曲は日本語放送のみに出ている。1978年のヒット曲、堀内孝雄の「君の瞳は一万ボルト」である。

1430の「ふるさとの風」は15475kHzのタシケント送信は通常のパターンで、懐かしい日本の歌「荒城の月」で始まっている。拉致問題解説は有本恵子さんについて。1983年7月頃コペンハーゲンから手紙が届いたのを最後に行方不明になった。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、松木薫さんら3人は平壌におり、よど号ハイジャック犯らの手によって北朝鮮に拉致されたことが判明している。そして1988年11月4日に生活していた招待所で家族全員石炭ガス中毒で死亡と北朝鮮は2002年9月に虚偽報告している。しかし客観的事実は何一つ示されていない。よど号ハイジャック犯の妻らによって拉致されたことが判明している。北朝鮮側はこれを一切認めていない。北朝鮮側の主張には、北朝鮮が匿っているテロリストが関与した犯罪行為を隠蔽しようとする意図があったと受け止められる。
「ふるさとの声」は有本恵子さんへ、お父さん有本明弘さんから、2021年12月18日神戸で開催された「拉致問題を考える国民のつどいin兵庫・神戸」で収録されたメッセージである。次に2020年10月に収録したメッセージが出ている。そして2020年2月3日に94歳で亡くなったお母さん有本嘉代子さんから、2019年1月収録のメッセージが出ている。今日の一曲はなし。この番組は2023年4月22日、5月2日、12日、24日、6月3日日と同じ内容である。
ところが台湾送信の9455と9705kHzは1330と同じ番組が出てきた。これまでのパターンでは16日の金曜日に放送されるはずだ。1457に終了、この後のアニメソングもなし、これは誤送出になる。

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2023年06月13日

6月12日ふるさととの風

1300代の朝鮮語と日本語放送は各波良好である。12日月曜日からまた新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」は5月27日国民大集会が開催された。岸田総理の発言から。
「みなさん、こんにちは。内閣総理大臣の岸田文雄です。本日、国民大集会の開催に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
 今年3月、家族会・救う会の新たな運動方針を直接受け取らせていただきました。2002年以来、一人の拉致被害者の方の帰国も実現していないということは、痛恨の極みであり、政府として改めて重く受け止めております。
 北朝鮮については、日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝国交正常化の実現を目指しますが、とりわけ、拉致被害者御家族も御高齢となる中で、時間的制約のある拉致問題は、ひとときもゆるがせにできない人権問題です。
 全ての拉致被害者の一日も早い御帰国を実現すべく、全力で果断に取り組んでまいります。
 今月開催されたG7広島サミットでは、私から、拉致問題の即時解決に向けた引き続きましての御理解と、そして御協力を求め、各首脳から、改めて全面的な支持を得ました。
 また、首脳コミュニケにおいて北朝鮮に対し、拉致問題を即時に解決するよう求めることが、改めて確認されました。
 こうした国際社会への働き掛けと同時に、我が国が主体的に行動することが重要です。
 日朝間の実りある関係を樹立することは、日朝双方の利益に合致するとともに、地域の平和と安定に大きく寄与いたします。しかしながら、現在の状況が長引けば長引くほど、日朝が新しい関係を築こうとしても、その実現は困難なものになってしまいかねません。一瞬たりとも無駄にせず、今こそ大胆に現状を変えていかなければなりません。
 そのためには、私自身、我が国自身が主体的に動き、トップ同士の関係を構築していくことが極めて重要であると考えております。
 私自身、条件を付けずにいつでも金正恩委員長と直接向き合う決意であると申し上げているゆえんでありますし、全力で行動してまいります。
 日朝間の懸案を解決し、両者が共に新しい時代を切り開いていくという観点からの私の決意を、あらゆる機会を逃さず金正恩委員長に伝え続けるとともに、首脳会談を早期に実現すべく、私直轄のハイレベルで協議を行っていきたいと考えております。
 私は、大局観に基づき、あらゆる障害を乗り越え、地域や国際社会の平和と安定、日朝双方のため、自ら決断してまいります。
 本日、この集会を通じて、日本国民の一致団結した強い思いが示されることは、拉致問題の解決に向けた力強い後押しとなります。その声こそが、国際社会を動かし、北朝鮮を動かすことに繋(つな)がっていくと信じております。
 こうした多くの皆様方の力強い後押しに心から感謝を申し上げ、皆様と心を一つに、総理大臣として自らが先頭に立ち、政府を挙げて、全力で取り組んでまいります。このことを、本日の国民大集会に当たって、今一度お誓い申し上げ、私の御挨拶とさせていただきます。」

続いて、松野博一拉致問題担当大臣の発言から。
 今年3月に、家族会及び救う会の皆様と総理が面会された際、私も同席させていただきました。ご家族から長年に渡る苦しみや悲しみを改めて直接お伺いする
と共に、運動方針に込められた切実な思いをしっかりと受け止めさせて頂きました。
 拉致問題の解決は、もはや一国の猶予もないという切迫感をひしひしと感じております。
 今年初めには4年振りに、家族会・救う会・拉致議連による米国訪問が実現し、米国連邦議会議員、政府高官、有識者等々と面会して、ご家族の切実な思いを聞
いて頂くと共に、拉致被害者の早期帰国の実現に向けたより一層の連携、協力を働き掛けて頂けたと伺っています。
 拉致問題を解決する上で、米国との連携は極めて重要であります。政府としても、今回の訪米の成果を拉致問題の解決のためにしっかりと活かしてまいります。
 拉致問題の解決には国際社会との連携が重要です。先般のG7広島サミットでは、首脳コミュニケにおいて、北朝鮮に対し拉致問題を即時に解決するよう求めるこ
とが改めて確認されました。
 来月29日には、日本、米国、韓国、豪州政府及びEUの共催で、グローバルな課題としての拉致問題の解決に向けた国際連携をテーマに、オンライン国連シンポ
ジウムを開催いたします。同シンポジウムの模様は国連WEBテレビ及びユーチューブ政府拉致問題対策本部公式動画チャンネルで配信しますので、是非ご視聴をい
ただければ幸いです。
 またこの夏には、これまで拉致問題に触れる機会の少なかった若い世代への啓発活動として、「拉致問題について学び拉致問題を周囲の人に自分事として考え
てもらうためにはどうしたらよいか」について議論を行う、中学生サミットの実施を予定しています。
 日朝間に存在する不信感を打ち破り、双方にとり明るい未来を描くためには、先ほど総理も述べられた通り、わが国が主体的に動き、トップ同士で関係を構築
していくことが極めて重要であります。総理直轄のハイレベルで協議を行い、早期の首脳会談実現に向けた環境が整備されるよう、総理の指示の下政府一丸となっ
て努力してまいります。すべての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向けて、ご家族の皆様に寄り添いながら、全力で取組んでまいります。

「ニュース解説」は5月30日北朝鮮の衛星発射が失敗に終わったことなど。
今週の一曲は日本語放送のみに出ている。1978年のヒット曲、堀内孝雄の「君の瞳は一万ボルト」である。

1300の「しおかぜ」は5965と6165kHzが強力である。月曜日は先週金土と同じ番組である。前半日本語放送、後半1330は朝鮮語放送である。
1405の「しおかぜ」は5935と7295kHzがこれまた強力である。番組は6月5日1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は15475、9705、9685kHzが強力である。15475kHzは10分ほど前からキャリアーを出している。ジャミングは全くない。懐かしい日本の歌は「シャボン玉」である。拉致問題解説は横田めぐみさんについて。当時新潟県に住んでいた横田さん、1977年11月15日夕方、新潟市内の中学校クラブ活動のバドミントンの下校時北朝鮮に拉致された。当時13才である。20年後に拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。女子中学生が拉致されたということで北朝鮮の残忍さ、拉致事件の象徴として注目を浴びている。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして元夫が2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を1993年3月死亡から1994年4月に改ざんするなど、信ぴょう性は全くない。トップとの関わりをカモフラージュするために、亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
「ふるさとの声」は横田めぐみさんへのメッセージで2020年6月5日逝去された、お父さん横田滋さんから、2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」での収録から、年令を感じさせる聞き取りにくいメッセージである。続いて2015年2月に収録のメッセージ、この時はまだ元気そのもの、はっきりと聞き取れる。モンゴルで孫と会ったことも述べている。そしてお母さん横田早紀江さんから2021年11月新潟県民集会での収録メッセージが出ている。続いて、めぐみさんとは4才年下の弟さん横田拓也さんから、2022年12月に開催された日本政府主催国際シンポジウムでの収録から、家族会代表になったことも述べている。同じく横田哲也さんから2021年11月新潟県民集会で収録メッセージが出ている。
「今日の一曲」は2019年12月14日、政府主催国際シンポジウム第三部ミニコンサートから参加者全員で歌われた唱歌「ふるさと」である。この番組は2023年4月10日、21日、5月1日、11日、22日、6月2日と同じ内容である。

  
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2023年06月12日

6月11日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は5965と6165kHzが良好である。特に5965kHzがS9+50dBときわめて強力である。日曜日は失踪者家族などから寄せられた手紙の一部が読み上げられている。この番組はほぼ一ヶ月ごとに繰り返し放送されている。
1996年4月14日名古屋市で失踪の安西正博さんへ、お父さんの茂雄さんから、
2002年3月3日東京都荒川区で失踪の宮本直樹さんへ、お父さんの正栄さんから、
1983年12月28日大阪府堺市で失踪の山内和弘さんへ、お父さんの治男さんからのお手紙、
1975年3月23日大阪市で失踪の竹内久美子さんへ、叔母さんの竹内春代さんから、
1987年12月末、埼玉県大宮市で失踪の佐々木正和さんへ、お姉さんの美智子さんから、
1998年5月12日福井県越前町で失踪の林雅俊さんへ、お父さんの俊雄さんから、
1956年1月14日徳島県美馬町で失踪の戸島金芳さんへ、妹さんの関谷美智子さんから、
1976年8月10日福島県原町市で失踪の坂上良則さんへ、お姉さんの舟山キヨ子さんから、
1985年10月1日青森県弘前市で失踪の木本佳紀さんへ、お母さんの和子さんからのお手紙、
1960年6月19日東京都江戸川区で失踪の山下平さんへ、妹さんの鴇崎幸江さんと林田美津枝さんから、
1975年8月北海道札幌市で失踪の山田妙子さんへ、妹の阿部順子さんから手紙、
1954年4月22日石川県で失踪の小西能幸さんへ、お姉さんの黒川敏枝さんからの便り、毎日放送している短波放送を聞いてほしいと訴えている。
非公開のOさんへ、妹さんからの手紙

1324:50に「日本政府からのメッセージ」が出ている。後半1330からも日本語で失踪者家族からの手紙が読まれている。
1967年1月28日北海道釧路市で失踪の吉田雪江さんへ、姉の及川静江さんからの手紙、
1952年10月27日京都市で失踪の渡邊晃佐さんへ、弟の訓秀さんから、
1991年3月28日韓国で失踪の大政由美さんへ、お母さんの悦子さんから、
1994年2月3日フィリピン東方海域で失踪の仲桝忠吉さんへ、妹さんの與那原一子さんから、
1963年6月川崎市で失踪の高橋太一さんへ、お姉さんの大湖弥代江さんから、
1966年7月失踪の小林榮さんへ、弟さんの七郎さんから、
1977年9月16日下関で失踪の安村(尹)文夫さんへ、お姉さんの中島政子さんから、
1969年11月4日東京都渋谷区で失踪の上田英司さんへ、お母さんの貞子さんから、
1988年失踪の林田幸男さんへ、奥さんの雪代さんから、
2001年失踪の賀上大助さんへ、お母さんの文代さんからのお手紙、
1998年失踪の中村三奈子さんへ、お母さんのクニさんから、
1953年失踪の徳永陽一郎さんへ、お姉さんの森川洋子さんから、
1976年失踪の国広富子さんへ、妹さんの辻口文子さんから、
1996年失踪のMさんへ、お父さんのKさんからの手紙

以上の方々の手紙が読まれた。1354:50にも「日本政府からのメッセージ」が出ている。番組本体は2011年から同じだが、日本政府からのメッセージも2018年のままである。
日本政府からのメッセージ内容は以下の通り。
「日本政府からのメッセージです。1970年代から1980年代にかけ、多くの日本人が不自然な形で行方不明となりました。北朝鮮は2002年9月の第一回日朝首脳会談において、初めて拉致を認め謝罪し、再発防止を約束しました。同年10月には5人の拉致被害者が24年ぶりに日本に帰国しました。しかし残された被害者の方々は、今なお全ての自由を奪われ、長きにわたり北朝鮮にとらわれたままの状態で現在も救出を待っています。
北朝鮮による日本人拉致問題は日本政府にとって最重要課題であり、最優先で解決すべき問題です。すべての拉致被害者の方々が、一日も早く帰国を果たし、再開を待ちわびるご家族と再び抱き合うことができるよう、日本政府はあらゆる施策を駆使し、全力で取り組んでいきます。
日本政府は日本語番組ふるさとの風、韓国語番組イルボネパラムを毎晩9000kHz帯で放送しています。日本語番組「ふるさとの風」は夜十時半から、韓国語番組「イルボネパラム」は夜十時からそれぞれ30分間の番組を4回放送しています。ぜひお聞きください。」

この番組は2018年11月20日、12月11日、2019年1月8日、29日、2月19日、3月12日、4月2日、23日、5月14日、6月4日、25日、7月16日、8月6日、8月27日、9月17日、10月29日、11月19日、12月10日、2020年1月7日、28日、2月18日、3月10日、5月26日、6月23日、7月14日、8月4日、9月8日、29日、10月20日、11月10日、12月1日、22日、2021年1月19日、2月15日、3月22日、4月26日,5月31日、7月4日、8月8日、9月13日、10月17日、11月21日、12月26日、2022年2月6日、3月13日、4月17日、5月22日、6月26日、7月31日、9月4日、10月23日、11月20日、12月18日、2023年1月22日、2月19日、3月19日、4月16日、5月14日と同じ内容である。

1300代の拉致対策本部の朝鮮語と日本語放送は15475、9940、9705、9455kHzで行われている。いずれも信号は強く受信状態は良好である。この時間の放送にはジャミングが出ていない。

1430の「ふるさとの風」は15475と9705kHzが聞こえている。台湾送信の9685kHzが出ていない。6分遅れで出パが出てきた。いずれも強力である。
懐かしい日本の歌は「どんぐりコロコロ」である。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ、東京高田馬場のベビーホテルに2歳と1歳の子供を預けたまま行方不明に。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは2002年に帰国した別の拉致被害者に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない。
「ふるさとの声」は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2021年12月18日に逝去された。これは2021年11月に開催された国民大集会で収録されたメッセージである。続いてお兄さん本間勝さんからは2020年10月24日収録したメッセージ。そして長男、飯塚耕一郎さんからは2021年12月の国際シンポジウムにて収録したメッセージが出ている。
「今日の一曲」は1972年のヒット曲、山本リンダの「どうにも止まらない」である。この番組は2023年4月9日、19日、30日、5月10日、21日、6月1日と同じ内容である。

  
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2023年06月11日

6月10日「しおかぜ」

午前中は時折薄日もあるお天気、午後は厚い雲に覆われてしまった。そんな中JR恵那駅から恵那峡までウォーキング。いつもは外観だけを見る「大井宿本陣」は特別に内部も公開しておりそのたたずまいを見ることができた。歩いた距離約10㎞、16000歩である。

1300の「しおかぜ」は5965と6165kHzが聞こえている。ジャミングはない。昨日と同じ日本語番組である。後半1330は同じく朝鮮語番組「富士山は知っている」である。

1300代の拉致対策本部の朝鮮語と日本語放送は各波強力である。この時間ジャミングは出ていない。日曜日まで同じ番組である。

1430の「ふるさとの風」は15475、9685、9705kHzが良好である。この時間3波ともS9+20~30dBほどで入感している。懐かしい日本の歌は「江戸子守唄」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。当時24歳であった。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日心臓マヒで死亡したとされる。しかし結婚した事実もなく、何の前触れもなく死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年9月に北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。死亡を確認する客観的事実は何もない。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。弟さん増元照明さんから、2020年6月電話収録のメッセージである。拉致され42年、つらい思いを語っている。お姉さん平野文子さんからも2020年6月の電話収録から。同じく2019年12月熊本県での国民の集いで収録したメッセージである。
今日の一曲は1976年のヒット曲沢田研二の「コバルトの季節の中で」、この曲は1978年秋から約一年間、拉致被害者の蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。この番組は2023年4月8日、18日、29日、5月9日、20日、30日と同じ内容である。

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