2023年06月13日

6月12日ふるさととの風

1300代の朝鮮語と日本語放送は各波良好である。12日月曜日からまた新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」は5月27日国民大集会が開催された。岸田総理の発言から。
「みなさん、こんにちは。内閣総理大臣の岸田文雄です。本日、国民大集会の開催に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
 今年3月、家族会・救う会の新たな運動方針を直接受け取らせていただきました。2002年以来、一人の拉致被害者の方の帰国も実現していないということは、痛恨の極みであり、政府として改めて重く受け止めております。
 北朝鮮については、日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝国交正常化の実現を目指しますが、とりわけ、拉致被害者御家族も御高齢となる中で、時間的制約のある拉致問題は、ひとときもゆるがせにできない人権問題です。
 全ての拉致被害者の一日も早い御帰国を実現すべく、全力で果断に取り組んでまいります。
 今月開催されたG7広島サミットでは、私から、拉致問題の即時解決に向けた引き続きましての御理解と、そして御協力を求め、各首脳から、改めて全面的な支持を得ました。
 また、首脳コミュニケにおいて北朝鮮に対し、拉致問題を即時に解決するよう求めることが、改めて確認されました。
 こうした国際社会への働き掛けと同時に、我が国が主体的に行動することが重要です。
 日朝間の実りある関係を樹立することは、日朝双方の利益に合致するとともに、地域の平和と安定に大きく寄与いたします。しかしながら、現在の状況が長引けば長引くほど、日朝が新しい関係を築こうとしても、その実現は困難なものになってしまいかねません。一瞬たりとも無駄にせず、今こそ大胆に現状を変えていかなければなりません。
 そのためには、私自身、我が国自身が主体的に動き、トップ同士の関係を構築していくことが極めて重要であると考えております。
 私自身、条件を付けずにいつでも金正恩委員長と直接向き合う決意であると申し上げているゆえんでありますし、全力で行動してまいります。
 日朝間の懸案を解決し、両者が共に新しい時代を切り開いていくという観点からの私の決意を、あらゆる機会を逃さず金正恩委員長に伝え続けるとともに、首脳会談を早期に実現すべく、私直轄のハイレベルで協議を行っていきたいと考えております。
 私は、大局観に基づき、あらゆる障害を乗り越え、地域や国際社会の平和と安定、日朝双方のため、自ら決断してまいります。
 本日、この集会を通じて、日本国民の一致団結した強い思いが示されることは、拉致問題の解決に向けた力強い後押しとなります。その声こそが、国際社会を動かし、北朝鮮を動かすことに繋(つな)がっていくと信じております。
 こうした多くの皆様方の力強い後押しに心から感謝を申し上げ、皆様と心を一つに、総理大臣として自らが先頭に立ち、政府を挙げて、全力で取り組んでまいります。このことを、本日の国民大集会に当たって、今一度お誓い申し上げ、私の御挨拶とさせていただきます。」

続いて、松野博一拉致問題担当大臣の発言から。
 今年3月に、家族会及び救う会の皆様と総理が面会された際、私も同席させていただきました。ご家族から長年に渡る苦しみや悲しみを改めて直接お伺いする
と共に、運動方針に込められた切実な思いをしっかりと受け止めさせて頂きました。
 拉致問題の解決は、もはや一国の猶予もないという切迫感をひしひしと感じております。
 今年初めには4年振りに、家族会・救う会・拉致議連による米国訪問が実現し、米国連邦議会議員、政府高官、有識者等々と面会して、ご家族の切実な思いを聞
いて頂くと共に、拉致被害者の早期帰国の実現に向けたより一層の連携、協力を働き掛けて頂けたと伺っています。
 拉致問題を解決する上で、米国との連携は極めて重要であります。政府としても、今回の訪米の成果を拉致問題の解決のためにしっかりと活かしてまいります。
 拉致問題の解決には国際社会との連携が重要です。先般のG7広島サミットでは、首脳コミュニケにおいて、北朝鮮に対し拉致問題を即時に解決するよう求めるこ
とが改めて確認されました。
 来月29日には、日本、米国、韓国、豪州政府及びEUの共催で、グローバルな課題としての拉致問題の解決に向けた国際連携をテーマに、オンライン国連シンポ
ジウムを開催いたします。同シンポジウムの模様は国連WEBテレビ及びユーチューブ政府拉致問題対策本部公式動画チャンネルで配信しますので、是非ご視聴をい
ただければ幸いです。
 またこの夏には、これまで拉致問題に触れる機会の少なかった若い世代への啓発活動として、「拉致問題について学び拉致問題を周囲の人に自分事として考え
てもらうためにはどうしたらよいか」について議論を行う、中学生サミットの実施を予定しています。
 日朝間に存在する不信感を打ち破り、双方にとり明るい未来を描くためには、先ほど総理も述べられた通り、わが国が主体的に動き、トップ同士で関係を構築
していくことが極めて重要であります。総理直轄のハイレベルで協議を行い、早期の首脳会談実現に向けた環境が整備されるよう、総理の指示の下政府一丸となっ
て努力してまいります。すべての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向けて、ご家族の皆様に寄り添いながら、全力で取組んでまいります。

「ニュース解説」は5月30日北朝鮮の衛星発射が失敗に終わったことなど。
今週の一曲は日本語放送のみに出ている。1978年のヒット曲、堀内孝雄の「君の瞳は一万ボルト」である。

1300の「しおかぜ」は5965と6165kHzが強力である。月曜日は先週金土と同じ番組である。前半日本語放送、後半1330は朝鮮語放送である。
1405の「しおかぜ」は5935と7295kHzがこれまた強力である。番組は6月5日1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は15475、9705、9685kHzが強力である。15475kHzは10分ほど前からキャリアーを出している。ジャミングは全くない。懐かしい日本の歌は「シャボン玉」である。拉致問題解説は横田めぐみさんについて。当時新潟県に住んでいた横田さん、1977年11月15日夕方、新潟市内の中学校クラブ活動のバドミントンの下校時北朝鮮に拉致された。当時13才である。20年後に拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。女子中学生が拉致されたということで北朝鮮の残忍さ、拉致事件の象徴として注目を浴びている。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして元夫が2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を1993年3月死亡から1994年4月に改ざんするなど、信ぴょう性は全くない。トップとの関わりをカモフラージュするために、亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
「ふるさとの声」は横田めぐみさんへのメッセージで2020年6月5日逝去された、お父さん横田滋さんから、2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」での収録から、年令を感じさせる聞き取りにくいメッセージである。続いて2015年2月に収録のメッセージ、この時はまだ元気そのもの、はっきりと聞き取れる。モンゴルで孫と会ったことも述べている。そしてお母さん横田早紀江さんから2021年11月新潟県民集会での収録メッセージが出ている。続いて、めぐみさんとは4才年下の弟さん横田拓也さんから、2022年12月に開催された日本政府主催国際シンポジウムでの収録から、家族会代表になったことも述べている。同じく横田哲也さんから2021年11月新潟県民集会で収録メッセージが出ている。
「今日の一曲」は2019年12月14日、政府主催国際シンポジウム第三部ミニコンサートから参加者全員で歌われた唱歌「ふるさと」である。この番組は2023年4月10日、21日、5月1日、11日、22日、6月2日と同じ内容である。

上の画像に書かれている文字を入力して下さい