1300の「にっぽんの風」は15475、9940、9455kHzが良好である。台湾送信は2波とも1328に艇はしている。1330の「ふるさとの風」は15475、9705、9455kHzである。月曜日から新しい内容である。
「ふるさとの風ニュース」は5月27日「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」が開かれた。政府から、岸田文雄総理大臣、松野博一拉致担当大臣兼官房長官らが参加した。家族会から、横田拓也代表等が参加。拉致議連から古屋圭司会長、北村経夫事務局長、笠浩史連事務局長代理等が、知事の会から黒岩祐治会長(神奈川県知事)等が、地方議員の会から松田良昭会長(神奈川県議)等が、特定失踪者家族会から今井英輝会長(今井裕さん兄)、吉見美保副会長(秋田美輪さん姉)等が、救う会から、西岡力会長等が参加した。横田拓也(横田めぐみさん弟、家族会代表)の発言が出ている。
最初に、5月2日?7日に掛けて家族会・救う会・拉致議連の3団体で訪米致しましたことをご報告させて頂きます。拉致議連の山谷先生、北村先生、塚田先生には力強いご支援を頂きまして誠にありがとうございました。また拉致対策本部、外務省並びに在米日本大使館の皆様の多大なるご支援に対しまして心から感謝申し上げます。
前回の国民大集会は10月23日に開催されました。岸田総理から一歩踏み込んだ力強いメッセージが発せられたことを同じ壇上で聞いておりました。「日朝平壌
宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝国交正常化の実現を目指しますが、とりわけ、拉致被害者御家族も御高齢となる中で、拉致問題は時間的制約のある人権問題です。全ての拉致被害者の方の一日も早い御帰国を実現すべく、全力で果断に取り組んでまいります」と話されました。
家族会・救う会はこのご発言を受けて、今年度の新しい運動方針を2月に作成しました。「親の世代の家族が存命のうちに全拉致被害者の一括帰国が実現するなら、わが国が人道支援を行うことに反対しない」という新しい提案です。つまり、人道問題である拉致問題を他の諸懸案、つまり核・ミサイル問題から切り離して優先的に解決するよう求めているのです。
主権国家から無実の少女を「一方的な力による現状変更」で拉致した加害者北朝鮮を許す事は絶対にできません。譲歩する気もありません。制裁を緩めることも考えていません。一方、拉致された私たちの愛する子どもや兄弟を待つ親世代の高齢化は厳しい現実下にあり、再会を果たせず他界されるケースが相次いでいます。残されている時間が無いのです。
どうしても日本の地で再会させたい。大切な我が子や家族と抱き合わせてあげたい。その強い思いから、人道問題である拉致問題の解決を前進させるために、全拉致被害者即時一括帰国が約束されるのであれば日本政府が北朝鮮へ人道支援する事に私たちは反対しないと言う方針を作りました。
この運動方針の考え方、背景にある私たちの心の内の苦しみを今回の訪米活動において政府高官及び上下両院議員、そして有識者の方々に伝えて参りました。
一人の方からもこの私たちの運動方針や考え方に反対や異論の声は上がりませんでした。この点において、訪米活動は実りある成果を得られたと考えています。
金正恩委員長に再度伝えます。拉致被害者が晴れて日本に帰国した際に、私たちは拉致被害者本人が見聞きした内容を聞き出し、日朝国交正常化交渉の妨げを
することはしないことを改めて伝えます。怖がらずに勇気ある英断をして下さい。私たちは拉致された被害者をただ帰してほしいだけなのです。
金正恩委員長、あなたの横に座るあなたの娘さんの映像を私たちが目にする時、あなたも親として愛する子どもが大切であるとの気持ちを持っていることを私たちは感じ取っています。その同じ気持ちを私たち拉致被害者家族の親世代の方々も持っていることを忘れないでほしい。
人権・人道問題である拉致問題を解決、つまり全拉致被害者の即時一括帰国を約束するのであれば、日朝両国に明るい未来があることを理解してほしい。それはあなたの娘さんの未来も明るくする親の責務でもあると思います。今のまま、人々を苦しめ続け、他国から無実の少女を拉致したまま人質外交を続ける先には明るい未来は待っていません。国際社会からも信用されることはありません。あなたの娘さんがそうした行為を続ける一国のリーダーの姿をどのように見ているか、冷静に考えてほしいと思います。
暴力や恐怖からは何一つ生み出されるものはありません。家族の絆を引き裂いたままの現状を変えるべきです。日朝両国が平和に向かって歩み出せるよう、現実を直視して下さい。
最後に、日本政府は一刻も早く北朝鮮による日本人拉致事件を解決させるために、日朝首脳会談を実現させて下さい。北朝鮮から拉致された私たちの大切な家族や兄弟を速やかに取り戻して下さい。岸田首相の強いリーダーシップに私たちは賭けています。
国民の皆様、どうかこの問題が完全解決されるまで私たちのそばで一緒に戦って下さい。この問題が忘れられることが無いよう、特に若年世代の方々に大人の責任として伝え続けて下さい。
続いて横田早紀江さんの発言。
皆様、こんにちは。本当に長い戦いになり、私たちも高齢化し色々と身体に故障がでてきます。私も2か月程前から調子がよくなくて、病院に治療に行っています。
この問題のために国民の心が一つになってほしいと思います。自分たちは、あんなことが起きているのにこれまで何をしてきたのだろうかと思いながら、たくさんの方が支えになって運動が続いてまいりました。
こんなにかかるとは思っていませんでしたが、一人、二人、三人と何人もの人が今日も辛い思いをしているのかなと思うのですが、あちらの国のことは想像がつかないんですね。
日本の平和な日々の中で、力が抜けていくような思いをしました。必ずその国から全部親の元に取り戻してあげたい。それだけを念じて、祈って、今日までまいりました。
多くの皆様のご支援を頂いて、今日また、ふらふらしながら壇上からお話しさせていただく機会をいただいて嬉しく思います。
どうしたらいいのかということは難しいことですが、総理があの方と対面し、目を見て話す日が早くきたらいいなと思います。どうしたらそういう日が来るのかと、いつも願っています。
大変なお仕事だと思いますが、どうか国のためにこのことがなおざりにされてはいけませんので、必ず助け出すよう頑張っていただきたいと思っています。どうか皆様、これからもよろしくお願いします。ありがとうございます
ふるさとの唱歌は「荒城の月」である。これは日本語放送に出ている。今週の一曲、朝鮮語放送は、たまの「さよなら人類」と1980年のヒット曲八神純子の「パープルタウン」の2曲である。日本語放送は1971年のヒット曲j、欧陽菲菲の「雨の御堂筋」、3年ぶりの登場である。1357に番組終了。
1405の「しおかぜ」は5935と7295kHzが強い、S9+50dBに達する強さである。ジャミングは確認できない。6月12日1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。この番組は1705にも放送されている。
1430の「ふるさとの風」は15475、9705、9685kHzが聞こえている。タシケント、台湾送信共に強力である。ジャミングは全くない。懐かしい日本の歌は「雨降り」で始まった。「拉致問題解説」は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、平壌で生活していると伝えてきた。その後よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、ニセ遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
「ふるさとの声」は松木薫さんへのメッセージ、お姉さん斎藤文代さんから、2019年12月に熊本で収録したメッセージ。そして2019年5月、東京の国民大集会での収録から。続いて弟松木信弘さんからは2020年12月に収録したメッセージである。次に2019年12月収録のメッセージが出ている。
「今日の一曲」はミュージックボランティア、うらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。お姉さん斎藤文代さんが、うらた剛さんに依頼し松木薫さんへの思いを込めて作られた曲である。台湾送信9705kHzは1458に停波するため尻切れである。この番組は2023年4月7日、17日、27日、5月8日、19日、29日、6月9日と同じ内容である。