2020年01月04日

私の娘を100ウォンで売ります

1月4日の「しおかぜ」日本語放送は今年も詩の朗読で始まった。昨年と同じ番組である。7245kHzは混信が激しい、6145kHzも混信の中から聞こえている。
特番として8年前から放送されている番組、「私の娘を100ウォンで売ります」が一時間にわたって出ている。
これまでの放送を調べたところ、この番組は2011年5月4日と5日が最初の放送で、以降2011年8月10日、15日、24日、12月26日、2012年1月6日、2013年1月5日、10日、12月27日、2014年1月9日、12月27日、2017年1月4日、1月7日、1月13日、2019年1がと3~6日などに放送されている。(2018年は放送なし)
この詩集は、脱北者、張真晟(チャン・ジンソン)氏により2008年4月に出版された。30歳代半ばで金日成総合大学を卒業、朝鮮作家同盟中央委員会のメンバーとして金正日体制の宣伝・扇動を担当。2004年に脱北した。1995年~1998年の4年間に300万人が餓死したとされる大飢饉の悲劇を扱った詩は全部で71編。
泣き叫ぶ幼子を脇に「娘を100ウォンで売ります」と書いた紙を首にかけた口の不自由な女性。軍人が100ウォンを手渡すと、女性はどこかに駆け出し、パンを抱えて戻ってくると、別れゆく娘の口に押し込んで号泣した-。1999年、平壌市内の闇市場で目撃した場面という。北朝鮮で100ウォンは当時、卵半個の値段だった。
詩自体を綴る事さえ許されない体制下で、「わたしたちのご飯は分厚い木の皮」など「米飯賛歌」からはじまり、生き残るための暮らしぶりや公開処刑、体制批判まで、生々しい言葉が連なっている。
1334と1357に「日本政府からのメッセージ」が出ているが、番組内容を含めすべて3年前と同じ内容である。
昨年1月3日に受信した「しおかぜ」から。


1300代の朝鮮語と日本語放送は3波ともよく聞こえている。9530kHzが若干弱いようだ。この時間は毎日同じ番組である。

  
Posted by Hiroshi at 23:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze

2020年01月04日

RTI 11840kHz

1月1日から11840kHzでCNR1が聞こえている。当然正規の放送ではなく、ジャミング用の放送である。この周波数HFCCにはIRDS用として登録されているがこれとは全く関係はない。
ただたんにRTIが出てきただけで、それに対するジャミングである。いままで11640kHzに出ていたが1日から11840kHzへQSYしている。さらに0730-0900の大陸向け放送が追加され、90分ジャミングが増えた。

追加されたのは中国語だけではない。1月6日からは0800-0900に日本語放送も出る予定である。

Radio Taiwan International
0400-0600 11840 Chinese (ex.11640)
0730-0900 11840 Chinese (additional)
1100-1200 11640 Chinese (ex.11640)

0800-0900 9705 Japanese (additional Jan.6-)
1100-1158 9740 Japanese (ex.9735 Jan6-)

なお、WRTH2020のRTI、ベトナム語に15445と9650kHzの記載があるが、これはそれぞれAWRとRFIが中継されている。RTIのベトナム語ではない。

北京放送のアルバニア中継は引き続き聞こえない。一部の時間帯の放送は烏魯木斉送信で代替送信されている。0900のルーマニア語が15260kHz、1100のアルバニア語と1200のセルビア語が15180kHzで確認できている。


  
Posted by Hiroshi at 18:08Comments(0)Taiwan/China

2020年01月04日

1月3日「しおかぜ」

3日、金曜日1300の「しおかぜ」は通常の番組に戻っている。6145kHzが混信の中かろうじて聞き取りができる。前半後半とも朝鮮語放送である。

1300代の朝鮮語と日本語放送は7295kHzが良好である。9705と9530kHzは影も形もない。
1430は7290kHzが弱いながらも何とか聞こえている。懐かしい日本の歌は「汽車」である。
拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、平壌で生活していると伝えてきた。その後よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、偽遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
ふるさとの声は松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんから、2019年5月、東京の国民大集会での収録から。そして2019年2月に収録したメッセージである。続いて弟松木信弘さんからも2019年5月国民大集会と2019年2月の収録メッセージである。
今週の一曲は、ミュージックボランティア、うらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」で、松木薫さんへの思いを込めて作られた曲である。この番組は2019年12月12日、23日の放送と同じ内容である。

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Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze