2018年11月05日

11月4日「しおかぜ」

4日、日曜日の「しおかぜ」は7245kHz、相変わらずCNR2の混信が強く受信状態は悪い。これまで日曜日は朝鮮語で始まっていたが、今日は昨日と同じで日本語放送が出ている。もちろん同じ番組である。
10月27日、愛媛県松山市で開催された北朝鮮向けラジオ放送「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録から。愛媛県知事と松山市長のメッセージが出ている。
続いて政府公募で入賞した作文が読まれている。
特定失踪者大政由美さん母・大政悦子さんのメッセージ、救出への道コーナーは10月5日、54歳の誕生日を迎えた、めぐみさんへの思いを綴った横田早紀江さんの手紙が読み上げられている。
「めぐみちゃん、こんにちは。誕生日を迎え、あれほど小さくて、あどけなかったあなたが、54歳になります。一刻の重みを強く感じながら、途方もない思いに襲われます。
お父さんは今日も、写真の中でほほえむめぐみちゃんの姿に元気をもらいながら、一生懸命、リハビリに励んでいます。お母さんも元気な姿であなたを抱きしめるため、日々前を向いて救出を願い続けています。
あなたが北朝鮮に連れ去られ、姿を消してから、すでに41年も誕生日を重ねてしまいました。「おめでとう」と、素直に伝える気持ちにはなれません。これほど長く、助けてあげられなくて、本当にごめんね。
生まれたあなたを初めて抱き上げたときのことを、お母さんははっきりと覚えています。生命力に満ちあふれた「ズシリ」と重たい感触でした。黒い髪の毛が立派な、かわいらしい女の子を授かり、お父さんもうれしくて、うれしくて仕方がありませんでした。
あなたは花や自然が大好きで、元気に走り回っていました。そして芯が強く、頑張り屋でした。家族皆で正月やクリスマスを祝い、いろいろな場所に旅行に行きましたね。家族の輪の中心には、いつも明るいあなたの姿がありました。
「私は自分のことをすべて、お母さんに話しているんだよ」。笑顔で寄り添い、そんな言葉をかけてくれてから間もなくあなたはいなくなりました。
お父さんとお母さん。そして、あなたがかわいがっていた弟の拓也、哲也と一緒に楽しく誕生日を祝う。そんな普通の日常がどれほど尊く、ありがたいものか。身にしみて感じます。
今、あなたはどんな姿になっているのでしょうか。私たちにとって、めぐみは13歳の女の子の姿で止まったままです。だから、どうしても、すてきな大人になっためぐみを思い描くことができないのです。
けれども、家族は皆、明るく、強く、元気だったあなたを知っています。この瞬間も助けを待ちながら、懸命に生き抜いているめぐみちゃんを思い、拉致被害者全員の救出を訴え続けています。日本国のたくさんの国民の方々も、力を尽くしています。
日本は、拉致という非道な国家犯罪を必ず解決し、未来への明るい道筋を切り開けるはずです。めぐみちゃん、あなたを必ず助け出します。長い闘いになりましたが、希望を強く持ってもう少し、待っていてね。」

入院中の滋さんは元気になり毎日過ごしているとのこと。この後の「日本政府からのメッセージ」と周波数アナウンスは10月20日の放送と同じである。今なお30分早い時間をアナウンスしている。
後半1330からは昨日と同じで朝鮮語放送である。土日の放送パターンを同じにしたのかも。
1405の「しおかぜ」は6085kHz、ジャミングはわからない、2kHz上のFSK波がうるさい、これはカットできるが、10kHz下のCNR1ジャミング放送がやたら強い。この時間は先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1300代の朝鮮語と日本語放送、7295kHzがクリアーに聞こえるが、9705と9965kHzは次第に弱くなりほぼ受信不可能である。この放送、一週間同じ内容で、パラオ送信はストリーミング放送も同時に行っており、すべて聞くことができる。
朝鮮語では最後に周波数アナウンスなどが出ているが、日本語はなく1357に番組終了している。台湾送信の9705と7295kHzは番組終了と同時に停波するが、パラオ送信の9965kHzはこの後もWHRの番組が続くため、1400までの3分間、ENCのギター音楽(Babcock Music)が再び出るようになった。

1430の「ふるさとの風」はパラオの9960kHzが聞こえるのみである。台湾送信は弱く音にならない。懐かしい日本の歌「トンボのメガネ」で始まった。拉致問題解説は市川修一さんについて、1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。2002年北朝鮮は拉致を認め1979年9月4日死亡としているが、泳げなかった市川さんが、初冬に川で溺死したことにして、にわか死亡通知書を2002年9月に急きょ作成、客観的事実は何もなく信用できる内容ではない。これも北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
ふるさとの声は、市川修一さんへ、お兄さん市川健一さんから2018年2月収録のメッセージである。続いてお姉さん市川龍子さんからも2018年2月収録のメッセージである。
このあと中学高校生時代の友人花牟礼薫さん、小中学校同級生の高山孝一さんからのメッセージは以前と同じ2007年に収録されたものが出ている。今日の一曲は1993年下期放送NHK連続テレビ小説「かりん」の主題歌、井上陽水で「カナディアンアコーディオン」である。
この番組は2018年3月30日、4月8日、18日、29日、5月10日、20日、30日、6月10日、20日、7月1日、22日、8月1日、11日、23日、9月2日、12日、23日、10月4日、14日、24日と同じ内容である。

  
Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze