既報の通り「しおかぜ」は昨日10月30日からとんでもない周波数に出てきたが、調査会ニュースにもその周波数選定のいい加減さが見て取れる。
以下調査会ニュースから。
短波放送「JSRしおかぜ」周波数改編 【調査会NEWS2324】(28.10.31)
特定失踪者問題調査会専務理事 村尾建兒
10月30日は世界的短波周波数の改編期にあたり、短波放送「JSRしおかぜ」も新たな周波数割当を総務省から頂き送信を開始しました。
11月ともなれば、短波の伝播状況は厳しくなる季節の始まりであり、これから3月末までは短波にとって苦しい時期に入ります。その状況を踏まえ、また、国際競争による周波数確保も熾烈な中、総務省は出来る限りの努力を行い、限られた中でも北朝鮮へ向けて送信するのに、最適と思われる周波数確保をして頂きした。
北朝鮮は毎年のようにこの時期に入ると、電力不足が原因と思われる妨害電波発射不能状態を何度も繰り返します。我々にとっては大きな情報注入の大きなチャンスとなる訳です。新たな周波数を駆使して、しっかり監視を続けながら、出来るだけ北朝鮮に囚われた同胞が聴きやすくなるよう、努力して参ります。
また、9月25日から放送を開始した中波放送「しおかぜ」には未だに妨害電波は確認出来ていません。中波は短波と違い妨害電波を発射するのには技術的、設備的な負担が大きいという点が考えられます。北朝鮮にその能力が無いのかも知れません。
短波、中波の体制は、必ず北朝鮮に大きな効果を与える事が期待で来ます。引き続き、一刻も早い拉致被害者救出のため取組んで参ります。
短波放送「JSRしおかぜ」周波数(日本時間)10月30日〜
22:00〜23:00
7410kHz 6145kHz 5935kHzのいずれか
23:05〜23:35
7325kHz 5935kHz 5910kHz(100kW)のいずれか
1:00〜2:00
6180kHz 6110kHz 6085kHzのいずれか
中波放送「しおかぜ」周波数(日本時間)
23:30〜0:00
1431kHz