1300代の朝鮮語と日本語放送、パラオ・台湾送信ともに強力である。9705kHzにだけジャミングが確認できる。ふるさとの風ニュースは、菅義偉官房長官は5月10日ニューヨークでの拉致問題シンポジウムに出席、菅官房長官は基調講演。
まさに正念場である、御家族も御高齢となる中、一日も早い解決に向け、あらゆるチャンスを逃すことなく果敢に行動していく旨述べるとともに、今回のシンポジウムを機に、グローバルな課題としての拉致問題の解決に向けた国際連携が深まることを強く期待する旨を発言しました。
また、拉致被害者御家族の横田拓也氏、飯塚耕一郎氏、及び特定失踪者御家族の吉見美保氏も出席され、肉親との再会を願う切実な思いを訴えました。
さらに、米国からは、オットー・ワームビア氏の父親フレッド・ワームビア氏と、デービッド・スネドン氏の兄ジェームズ・スネドン氏、そして、タイからはアノーチャ・パンチョイ氏の甥バンジョン・パンチョイ氏が出席し、それぞれ当時者からの「生の声」を訴えていただきました。
これに続き、日・米・韓の有識者によるパネルディスカッションにおいては、グローバルな課題としての拉致問題の解決に向けた国際連携の在り方について議論しました。
ニュース解説は5月14日、北朝鮮外務省の代弁人談話について。
今週の一曲、朝鮮語は1997年のヒット曲Le Couple (ル・クプル)の「ひだまりの詩」、日本語放送は1973年のヒット曲チューリップの「心の旅」である。どちらも今年3月に登場している。
ふるさとの声は5月10日ニューヨークでの「拉致問題に関するシンポジウム」における菅義偉官房長官の基調講演から。「日本政府からご家族の声」は、横田早紀江さんから、2019年1月に収録したメッセージである。
1300の「しおかぜ」は5980と6040kHz、ジャミングは出ているが弱く全く影響はない。八俣からの電波は極めて強力である。水曜日は朝鮮語放送である。1325:28と1355:33の「日本政府ご家族メッセージ」はそれぞれ平野文子さんと曽我ひとみさんから、いずれも日本語で出ている。
1405の「しおかぜ」は5920と6165kHz、ジャミングの影響はない。日本語放送で、先週放送された「ふるさとの風」が出ている。
1430の「ふるさとの風」も3波とも強力である。ジャミングは出ていない。懐かしい日本の歌「おはなしゆびさん」で放送開始。
拉致問題解説は、田口八重子さんについて、1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事故である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2018年9月東京で開催の国民大集会での収録。続いてお兄さん本田勝さんからは2019年2月収録のメッセージ、子供を置き去りにして行方不明になった当時の模様が詳しく出ている。そしてこの2019年2月9日、「北朝鮮拉致問題の解決を願う都民の集い」で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。
今日の一曲は1968年のヒット曲、水前寺清子の「365歩のマーチ」である。この番組は2019年3月27日、4月18日、28日、5月8日、19日と同じ内容である。
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