日本時間で0100の放送に次いで2200の「しおかぜ」も「君が代」で放送開始である。ジャミングは出ているが八俣からの電波は強く受信状態は良好である。
1月1日1300の「しおかぜ」も昨日と同じ番組である。まず12月12日函館で開催された「その後を考える集い」から特定失踪者家族の声が出ている。
ワシントン連邦地方裁判所が北朝鮮に5億100万ドルの支払いを命じたこと。菅官房長官への要請を行ったこと。その回答が12月10日付であり、その内容の一部が紹介されている。
「しおかぜ」の短波放送については、現行の無線局の免許において、同一時間帯に周波数を3波指定しており、これらのうち2波を同時に使用して放送することは可能です。一方で、「しおかぜ」の設備使用の変更に当たっては、設備の所有者及び設備を共用する放送事業者との調整が必要になるものと承知しています。政府としては、このような要望があることを関係者にお伝えし、必要に応じ、検討を促してまいります。
第三国から送信している北朝鮮向け中波放送の送信が中止している状況については、事実関係の把握に努めるなど適切に対応しているところであり、今後とも関連状況を注視してまいります。なお、NHK中波第二放送は、あくまで国内向けの放送として、国内をカバーするために必要な出力により実施しており、北朝鮮において受信することは困難と考えております。
将来的には現在一波での放送を2波にすることが検討されている。救出への道コーナーは2019年5月には新しい元号に代わること、拉致被害者は平成の元号を経験することなく、北朝鮮で5月に新元号を迎えることになるのか。12月にも東京都内で署名活動を2回行った様子など。今年も救出できなかったことを悔やんでいる。1323:35にふるさとからのメッセージ、これまでの「日本政府からのメッセージ」に代わるものである。2018年2月収録の市川修一さんへのメッセージが出ている。最後のスケジュール紹介は依然として旧時間と周波数がアナウンスされている。
1300の「イルボネパラム」、1330の「ふるさとの風」は3波ともよく聞こえているが、9705kHzのみジャミングが出ている。昨日から新しい番組である。この日本政府の放送で君が代が流されたことは一度もない。
故郷の風ニュースは12月15日の国際シンポジウムにおける飯塚繁雄さんの拉致問題の実態と思いを述べている。
伊豆見元教授によるニュース解説は2019年北朝鮮の展望について、遅くとも5月末までには2回目の米朝首脳会談が行われるのではないか。また9月には習近平の訪朝、金正恩の訪米も憶測を呼んでいるようだ。10月は中国建国70年、金正恩が訪中するようだ。
ふるさとの声は12月14日の北朝鮮をテーマとした国際問題セミナーにおける菅 義偉内閣官房長官・拉致問題担当大臣のあいさつが出ている。
今週の一曲、朝鮮語はクリスタルキングの「大都会」がちょっとだけ。今年6月にも登場している。日本語は12月15日開催の国際シンポジウム第三部で歌われた山口采希「空と海の向こう」が出ている。1357終了、あとはBabcock Musicが出ている。
1430の「ふるさとの風」は台湾からの9560kHzが弱い、パラオの9960kHzがクリアーに聞こえている。この時間3波ともジャミングはない。懐かしい日本の歌は「春の日の花と輝く」である。
拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。当時24歳であった。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ、お姉さん平野フミ子さんからのメッセージ、2016年11月4日、長崎ブリックホール国際会議場において、政府拉致問題対策本部、長崎県、長崎県拉致問題早期解決議員連盟の共催により、「拉致問題を考える国民の集いin長崎」の国民集会での訴えから。続いて2015年8月に日本政府制作のビデオメッセージに収録されている、同じく平野フミ子さんから、そして中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴え、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、いずれも2013年2月の収録である。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、この曲は1978年秋から約一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。この番組は2018年3月17日、26日、4月14日、24日、5月4日、16日、26日、6月5日、15日、27日、7月7日、17日、28日、8月7日、18日、28日、9月8日、18日、28日、10月10日、20日、30日、11月9日、21日、12月1日、11日、22日と同じ内容である。
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