海外からのラジオ放送

開始とほぼ同時にノイズジャミングに埋もれてしまう放送、この局も以前から日替わり周波数で出ている。ほぼ一ヶ月ごとにローテンションを変えているようで、必ずしも毎週違った周波数で聞こえるわけではない。RFAやVOA同様毎週同じ周波数に出ている。

5月に入ってからのチェックでは以下のように受信できている。

ESAT Radio (The Ethiopian Satellite Television Service) May 11 2013
1700-1800 Amharic

15380 Sun.
15365 Mon.
15385 Tue.
15370 Wed.
15390 Thu.
15375 Fri.
15360 Sat.

この放送は開始直後から、AIR、BBC、VOA、RTIの英語放送にかけられているジャミングと同じタイプが出ている。
  

引き続きSOHへのジャミングはCNR1がかけられている。バンド外の50波ほどの周波数はほとんどが1500から1700にかけて終了しているようだ。24時間出ているのはほんの2~3波ほどか。

11日日曜日、0600～0700台の周波数をチェック、0600台日曜日は広東語ではなく中国語が出ている。15~20分ごろから大半の周波数にCNR1が出てくる。
19970、18970、18370.5、18250、18180、17900、17450.4、17300、17250、17170、17080、16980、16250、16920、16850、16360、16160、16100、15970、15940、15900、15870、15800、14980、14870、14800、14750、14700、14600、14500、14370、13970、13920、13850、13820、13775、13530、13480、13430、13350、13270、13130、12870、12670、12500、12370、12320、12230、11970、11500、11300、10960、9970

星星広播電台は、0700台などは15388kHzに出ている。  

4月は9774kHzのみが聞こえていた台湾の復興廣播電台Fu Hsing、5月に入り全て聞こえなかったが、昨日11日は9774と9410kHzが出ている。
12日も0400の放送も9774と9410kHzが出ている、依然として15375kHzは出ていない。そのまま短波から消えてしまったのかと思ったが、なぜかまた出てきた。

一日4回の放送時間は変更ない模様。過去にも聞こえない時期があり時々送信機が言うことを聞かないみたい。まずは再開してよかった。

ただこの局、過去には星星広播電台と同じ送信機を使用していることもあったり良く分からないことばかり。5月に入り、星星も昔の15388kHzで聞こえる時間帯もある。

Fu Hsing BS, May 11 2013
0400-0600, 0800-1000, 1100-1300, 2300-0100 all on 9410, 9774 kHz
  

珍しいこともあるようだ、11日の1300からの9950kHz、通常は朝鮮語放送だが、「ふるさとの風」日本語放送が出てきた。1330の番組が誤送出？されているのか。
ジャミングがかなり強いが聞き取りは十分できる。1318には早くもエンディング、認定拉致被害者の氏名が読み上げられている。スケジュールのアナウンスなどがあり、1324に終了、後は延々とテーマ曲が流れている。
そして1327から「イルボネパラム」朝鮮語が始まった。まさかスケジュールを変更したわけではないと思われるので、送出を間違えた？

1330の「しおかぜ」もいつもとは違って日本語放送、昨日と同じく現地調査の総集編といったところ。ジャミングはあまり目立たない、受信状態は良好である。
去る2011年に実施された富山県石川県での第一回現地調査の際収録したメッセージが放送されている。
山田建治さんへ、越中国分駅裏国分浜で、同級生の宮村和雄さんと従兄弟の青木国生さんからのメッセージ。
荒谷敏生さんへ、旧高岡軌道線庄川口駅付近川辺で収録、妹の文恵さんと母のすみ子さんからのメッセージ。
谷ヶ崎清一さんへ、同じく加越能鉄道高岡軌道線東新湊駅前で収録、姉の友栄さんと母、世智美さんからのメッセージ。
屋木しのぶさんへ、新田さんの自宅で収録、叔母の新田弘子さんと弟の屋木秀夫さんからのメッセージ。
水島慎一さんへ、失踪した宮崎海岸で収録、弟の水島嘉導さんと親戚の水島一郎さんのメッセージ。
安達俊之さんへ、石川県白山町交差点、最後に目撃された場所で収録、母の安達道子さんからのメッセージ。
1355:06の「日本政府からのメッセージ」は5月2日の開かれたシンポジウムについて述べている、内容が新しくなっている。

後半1400からも日本語放送で、現地調査第一回の模様から、失踪現場の越前海岸で録音されたメッセージから。
2011年6月12日の収録。林雅俊さんへ、父の林俊雄さんから、山下貢さんへ、母の山下きよ子さん、河合美智愛さんへ、母の河合喜代子さんから。
宮内和也さんへ、世久見漁港カヌー艇庫での収録、母の宮内みちこさんからのメッセージ。

続いて第二回の現地調査から、2011年9月24日秋田県での収録から、
木村かほるさんへ　姉の天内みどりさんから　秋田高等看護学校跡
松橋恵美子さんへ　母、松橋チヤ子さんから　最後に目撃された相川町ガソリンスタンド跡地で収録
薩摩勝博さんへ　　妹、品川貴美子さんから　失踪時に同行女性が居住していた能代市内アパート跡で収録。
9月25日青森県での模様から、
今井　裕さんへ　兄、今井英輝さんから　自宅近く、最後に目撃された場所から、
木本佳紀さんへ　父木本厳さん、母和子さんから　失踪時に居住していた弘前市内アパート跡で収録、
平山政子さんへ　兄平山勳さんから　失踪時に勤務していた店舗跡で収録。

2011年11月4～5日に実施された一万キロ現地調査、兵庫、京都、福井の第三回目の模様から、秋田美輪さんへ、お父さんの秋田正一郎さんからメッセージ、兵庫県竹野町弁天浜での収録。
西安義行さんへ、お父さんの西安逸郎さんとお母さんの久子さん、妹さんの圭子さんからのメッセージ、京都府山陰本線JR綾部駅での収録。
松本重行さんへ、お母さんの松本智重子さんから、自宅近くの京都府舞鶴市小橋の海岸で収録のメッセージ。
1425:07に「日本政府からのメッセージ」が出ている。この番組は2011年6月19日が最初の放送である。以降何度も再放送されている。11月20日、12月28日、2012年1月8日、5月4日、26日、2013年1月2日などと同じ、ただ日本政府からのメッセージは新しいものに差し替えられている。

1430の「ふるさとの風」はパラオ送信の9960kHz、ジャミングが結構うるさいが内容の聞き取りは十分可能である。
懐かしい日本の歌「シャボン玉」で始まった。
ふるさとの声は拉致被害者の田口八重子さんへ、お兄さん飯塚繁雄さんからのメッセーで2011年10月26日収録、続いて八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから、2012年2月19日札幌で開催された「拉致問題を考える道民集会」での収録から。
1987年大韓航空機爆破事件の実行犯に日本語教育を受けさせたのが母親だったこと、戸籍謄本を取った時、養子と記載されていることに驚愕したことなどが語られている。実のお母さんでありながら、田口八重子としか言えないもどかしさ、苦悩がにじみ出ている。

今日の一曲は、1977年のヒット曲で沢田研二の｢勝手にしやがれ｣、この番組は4月1日、10日、19日、28日、5月7日、16日、25日、6月3日、12日、30日、7月9日、18日、27日、8月5日、14日、21日、23日、9月1日、10日、28日、10月7日、16日、25日、11月3日、12日、21日、30日、12月27日、2013年1月5日、14日、23日、2月1日、10日、19日、28日、3月27日、4月5日、14日、23日、5月2日と同じ番組である。

1500の9975kHzは予定通り朝鮮語放送が出てきた。ジャミングもよく聞こえている。しかしパラオからの電波が勝っている。